【三泊四日 小太郎山経由 白峰三山縦走 四日目】 山バス情報223
(大門沢小屋より望む富士山)
【山行日】2026年07月23日(木)
【四日目】
「歩行」
大門沢小屋 05:40 - 06:25 丸太ベンチ
丸太ベンチ 06:35 - 07:30 1150m付近
1150m付近 07:40 - 08:00 登山者休憩所(テントとベンチ)
登山者休憩所 08:10 - 09:15 女帝の湯 (一日券 1000円)
女帝の湯 13:35 - 13:40 奈良田温泉バス停
「バス」
奈良田温泉 13:50 - 15:00 下部温泉駅(早川町乗合バス 800円 + 手荷物代200円)
「鉄道」
下部温泉 15:27 - 16:20 甲府 (JR東海 ふじかわ7号 遅延)
甲府 16:32 - 17:31 八王子 (JR東日本 あずさ42号)
(早川町乗合バス 初めての乗車♪)
三つの山小屋のうち一番標高が低いとはいえ、前夜は結構冷えて、消灯後に一度トイレに行き、そのあとは掛布団と毛布で就寝。朝は四時半ごろまでぐずぐずして、さて、お弁当はどうしようか…と思案。食堂に行って食べてもいいのですが、食べるのがすっかり遅くなってしまった私は、足の筋肉痛もあってベンチの椅子に腰かけて外で食べることを選択(食堂は床にじかに座り、椅子ではありません)。
ところが、外のベンチで粉末アクエリアスで作った飲料水でお弁当を食べている私に気づいた小屋の若きスタッフが、「お味噌汁どうぞ」とわざわざ食堂から運んできてくれて、大感激。こんな身勝手な登山者にも気配りをしてくれるなんてと、申し訳ない気分でしたが。おいしくいただき、帰るときには「お気をつけて」との温かい言葉までいただきました。
そのベンチのすぐ近くから、トイレとテント場がある方向を望むと、富士山がきれいに見えています。昨日ほんのいっとき富士山が稜線から見えたという話を聞いた時、まぁ、前回のあのガスガスの北岳の時もなぜか厭味のように見えていた苦い記憶もあったし(苦笑)、富士山は自分の家のベランダからも見えるし、と思って、それほど残念な気持ちにもならなかったのですが、こうやって最終日にこんなにすっきりきれいな富士山を目にすると、やっぱりうれしい気分になります。
いい山小屋でした。トイレに備え付けの紙がないことや、水洗でないことに不満を漏らしていた登山者もいましたけれど、山小屋って本来そういうところなんじゃないでしょうか。生ビールどころか、ビールがあっても冷蔵庫なんてものもなくて、あまり冷えていないというのも昔はたくさんあって、トイレットペーパーの持参なんて普通のことなのではないかなと思います。
下山は沢沿いを行きますので、沢からの風が涼しい分助かります。丸太橋で左岸に移り、またすぐに右岸へと渡り返します。傾斜は昨日に比べ緩やかですが、広葉樹の森となって登山道自体も水が流れているところがあったりして、ぐちゃぐちゃの径が続いたりします。
(登山道が小さな沢のようになっているところもある:笑)
45分ほどで丸太が横たわったベンチ(?)が見つかったので、水分補給と足休め。
休憩後、沢から離れてやけに高巻くなぁ…、ここも崩落して付け替えたのかなと思いながら歩いていくと小尾根を乗っ越して、今までとは逆の方向に進む感じで緩やかに下っていきます。ちょうどエアリア(山と高原地図)で「峠」と記された地点、地形図「夜叉神峠」で1515と記されたあたりだと思います。
ここら辺はほぼ平坦な台地を進む感じで、非常に歩きやすいのですが、そのあとに残忍とも言える急下降があることが地形図からもわかります。多分ここがその淵のあたりというところ(大きな岩がごろごろしています↓)で、水分補給がてら足休めをして一息入れます。
予想通りの急降下は、そこから五分ほど歩いたところから始まり、途中で一回踏ん張りがきかずに尻餅をついたほかは、ストックを使って慎重に下ることを心掛け、橋の手前5分ほどのところまで無事に下りられました。
休憩に御あつらえ向きの岩があったので、座って足休めとまたまた水分補給。
下を轟轟と勢いよく流れる沢に架けられた高度感のある揺れるつり橋↑を、「こわいよう」と言いながら渡りきり、 「砂防堰堤整備のための工事用道路」の工事現場の脇を抜けると、前方に登山者休憩所と記されたテントのあるベンチに行き当たり、ここで粉末を溶いたアクエリアスをすべて飲み干し、一息。
この炎天下、日陰を作ってくれているだけでもありがたいのですが、なんとWI-FIまで用意してくれています。私はギガよりバッテリーの減りの方が気になっていたので、利用しませんでしたが、昨今のハイカーはみなスマホ依存度が高いので、ありがたい設備(?)かと思います。
日焼けのひどい肌にさらなるダメージを与えたくなかったので、日焼け止めを塗り直してから歩き始めます。
ここからは車道歩きと思っていたのですが、「もりやまばし」に架かる立派な吊り橋を渡って再度短いながら登山道に入り、それが終わると車道歩きです。8時台とまだ日が頭の上ではなかったためか、車道歩きも日陰を拾って歩ける個所もあって助かりましたし、途中道路整備の方たちも親切に声をかけてくださったおかげでつらい苦しいという思いはほぼゼロ。
(ほぼどんぴしゃで広河原行のバスがやってくるが…)
第一発電所の停留所があって、時刻表を見ると08:46(あと三分)に広河原行のバスがやってくるとわかりましたが、もちろん素通り。これに乗って広河原でシャワーという手があるのも知っていましたが、奈良田の温泉にのんびり浸かってみたかったですし、広河原に戻るのではせっかくの縦走が周回になってしまうのと同じです。
交通整理の旗振りの方たちにお声がけいただきながら車道を歩き、立派な奈良田橋を渡ると、まもなくで「奈良田の里温泉」の看板。舗装道を上がっていくと、お目当ての「女帝の湯」が現れます。
(女帝の湯)
時刻は09:15。九時開店に間に合うように降りて、09:50のバスで帰った方もいらっしゃったようですが、私はのんびり温泉で汗を流して、お昼ごはんもここで食べようと思っていたので、13:50までここで時間つぶしというか、ゆったりとした時の流れを存分に楽しんで、それから帰途に就くことにします。
女帝の湯は入ったところに自動券売機があって、そこで入浴券や食券を購入するようになっています。門構えからするると、ちょっと意外な感じでしたが、ほとんど公営の入浴施設のような感じ。
私は、4時間余り時間つぶしさせてもらうことがわかっていたので、一日何度でも入浴できる一日入浴券(1000円)を購入しましたが、短時間で汗だけ流す方でしたら、一回入浴券が700円で購入可能です。
私にしては珍しく一時間以上かけて入浴を楽しみ、ゆっくりと昼食をいただきながら、休憩所で休ませていただきました。お湯はぬるめの湯舟とやや熱めの湯舟があって、交互に入浴を繰り返しました。お湯は私好みで無色でほぼ無臭に近いながらも適度なぬるつきがあって、とても気に入りました。ここで「髭を剃って汗を流すだけ」なんて絶対もったいない!というぐらい、肌に優しい感じの長く浸かっていたいと感じるいいお湯でした。
ほうとうを食べて、生ビールのおかわりをしてもなかなか時間が過ぎず、友人に無事下山した旨のメールなど打ちながら、山里の温泉らしい風景をぼんやり眺めてゆったりとした時間の流れを楽しみます。
女帝の湯から奈良田温泉のバス停は近道がわかると五分もかからずに着いてしまいます。戻って遠回りでも10分程度。14時前ですとやっぱり850mの標高でも陽射しがきつく暑いです。やがて運転手さんがやってきて、バスに乗り込み発車。
バスのアナウンスには観光案内なども含まれ、気になっていた伝付峠入口バス停、七面山登山口など通過した後、よく整備された道路をゆっくり走行。下部温泉駅までは一時間余り。運賃は下部温泉駅までは800円。身延駅までは1000円。ただし登山者は手荷物代200円プラスになります。現金払いのみです。
到着した下部温泉駅は記憶通り無人駅で切符の自動販売機もシャッターが下りていて切符も特急券も駅では買えません。いつも18きっぷでこの駅から乗っていた私は、どうすればいいのか勝手がわからず、少々不安な面持ち。ここはJR東海なので、SUICAはもちろん、「えきねっと」で特急券だけというのもできません。
(下部温泉駅:無人駅で自動券売機もシャッターが降りています)
アナウンスが流れて、身延線はなんとこの酷暑で、レール温度上昇による遅延が発生して到着が遅れるとのこと。
焼け焦げそうな暑さの中、52分発の普通列車甲府行きを待たずに、8分遅れでやってきた特急ふじかわ号に乗ってしまうことに。。。初めて乗る身延線の特急車両(笑)…。快適な座り心地の自由席に座ると、一番後ろの三両目だったせいか、すぐに車掌がやってきて、特急券と八王子までの乗車券(自動改札は通れないペラペラの紙です:計3050円)を購入。
「あずさも座席未指定券なら発行できますが…」という車掌の案内でしたが、連絡の良いかいじ号は接続できるか微妙(結局接続できなかった)でしたし、座れないなら特急ではなく鈍行に乗って帰ればいいだけの話です(それに「えきねっとアプリ」なら特急券が少しだけ割引になります)。
甲府駅では次の中央線の上り普通列車は塩山行。すぐにああ、例のこの時間に引っかかるあの厄介な電車(笑)だと気づき、駅ネットで調べてみるとまもなくやってくる「あずさ」は八王子までノンストップで指定席も余裕で取れるとわかり、即購入。1時間とかからずに八王子に到着して、餃子の王将で〆にしてから帰途に就いたのでした。
初日(一日目)に戻る
完










































最近のコメント