【今回はゴンドラで…入笠山】 山バス情報195
【山行日】 2023年08月11日(祝)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
中央線某駅 - 06:50 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 07:06 - 08:38 甲府 (中央線各駅停車)
甲府 08:51 - 09:51 富士見 (中央線各駅停車)
「バス」
富士見駅 10:00 - 10:10 ゴンドラ山麓駅 (シャトルバス:無料!)
「ゴンドラ」
ゴンドラ山麓駅 10:25 - 10:35 ゴンドラ山頂駅 (往復券:割引クーポンで1800円)
「歩行」
ゴンドラ山頂駅 10:50 - 11:45 入笠山山頂
入笠山山頂 12:15 - 13:00 入笠湿原
湿原散策
入笠湿原 13:45 - 13:55 ゴンドラ山頂駅
「ゴンドラ」
ゴンドラ山頂駅 14:05 - 14:15 ゴンドラ山麓駅
「バス」
ゴンドラ山麓駅 14:41 - 14:51 富士見駅 (シャトルバス:無料)
「鉄道」
富士見 15:29 - 16:17 甲府 (中央線各駅停車)
甲府 16:53 - 中央線某駅 (中央線各駅停車立川行き)
前回は、ゴンドラもバスも使わず、青柳駅から登って富士見駅まで歩くというとんでもない愚挙をやった入笠山。次回はゴンドラでと考えていたところ、滅多に購入しない山岳雑誌にクーポン券が付いていたこともあり、信州方面の天気は好さそうな山の日に行ってみることにしました。
18きっぷを使ってゴンドラに乗るには朝一本しかない10時のバスに合わせて、高尾発07:06の甲府行きに乗って、甲府で乗り換える必要があります。その高尾発07:06は高尾着07:00でも乗り継げますが、連休初日で好天予報ですから、一本前の06:50着に乗って、乗り継ぐことにします。
乗り換えはホームを渡るのかと思っていたのですが、降りたホームの向かい側にすぐに入線してきました。予想通り、この時点で車内は満席。次の07:00着で乗り継いだ人たちは皆さん長時間立たされていたようでした。
甲府からは3両編成ですが、これも立ち客が出る始末。小淵沢を過ぎても立っている人もいて、連休初日は6両とか無理なのかなぁ…と考えながら、富士見には定刻に到着。バスは既に待機していて、かなりの大型。30人は乗れるサイズの大きい車両です。これが無料というのは本当にありがたい。ほぼ満席で出発。
(バス代無料というのがうれしいですね♪)
ゴンドラの往復券を割引で購入すると、『入笠に咲く花』という冊子や300円のクーポンなどが貰え、チケットをよく見ると、「次回ご来場特典」として、大人300円割引が一年間有効とのこと。なかなか商売上手ですね。
(これ、なかなかイイですヨ♪)
富士見パノラマリゾートという大きな建物(モンベルショップもあります)をくぐって、思ったよりも離れたところにゴンドラ乗り場があります。15分待ちという表示もありましたが、ほとんど待つことなく、単独の私は一人で使わせていただき、早くも雲のかかり始めた八ヶ岳を見ながら、10分ほどで山頂駅。電車が混雑していたため、食べるのを躊躇していた残りのサンドイッチは山頂駅に着いてからおなかに入れ、ほっと一息ついてから、まぶしい陽差しのなか出発です。この時点で1780mですから、陽差しは強いものの、気温も湿度も下がっているのがよくわかります。
「入笠山→」の標識に従って歩き始めると、早速たくさんのお花が出迎えてくれます。ヤマユリ、コオニユリ、シモツケ、ヤマハハコ、ヤナギラン、そして、まだ蕾のレンゲショウマ。前回訪れなかったこのゴンドラ山頂駅付近にも、こんなにたくさんの花が楽しめる場所があるとは知りませんでした。
しばらく歩くと、鹿柵の扉の向こうは見覚えのある入笠湿原。入笠山50分の表示に従って、せっかくの青空ですから、再びあの山頂に立つことにします。
再びゲートを通って、お花畑経由で登っていきます。クサレダマ、ハクサンフウロ、コバギボウシ、ヤナギラン、そしてもうマツムシソウが咲いています。ノコンギク、キバナノヤマオダマキ、そういえばもう八月も中旬入り。秋の気配が少しずつやってきた感じでしょうか。。
思ったよりも結構きつい入笠山への最後の登り。岩場コースでお花もなく、汗を滴らせながら一歩一歩…。入笠山山頂は前回来たとき同様、青空の下、強い陽差しの中たくさんの登山者が憩っています。
青空の下、展望を楽しみながらの昼食と行きたいところですが、その展望の対象である山塊は雲がかかっているところが多く、なかでもいちばん分厚い雲に覆われていたのが、八ヶ岳の南部。北八ヶ岳のロープウェイという選択肢も考えていたのですが、北部はそれほど雲がかかっていなかったものの、この上空の青空と晴れ渡り様を見ると、今日はこちらで正解だったのかな…という感じで、おにぎりタイム。
食事の後、しばらくぼんやり。さてこのあとはどうしようか…。前回は大阿原湿原に行ってから沢入に降りてしまったわけだけれど、今回は一本しかない帰りの無料シャトルバスに乗り遅れないようにしないといけません。
エアリアも引っ張り出してコースタイムなど参考にしばらくにらめっこ。大阿原湿原には行く時間もなさそうだし、行ってもおそらく前回同様失望してしまう可能性大。首切り清水の水は飲用不可だし、舗装道路は歩きたくない。迂回路経由で戻ってゴンドラ山頂駅近くで時間をつぶすことに。
帰りもお花畑をゆっくり下り、そろそろ、鹿柵という手前で、あれ?レンゲショウマが咲いてる!登りでは気づかなかったけれど、いくつかある蕾の中のひとつふたつが花開いていました。
遊歩道を戻ってゆっくりと奥の方まで入笠湿原を見て回り、エゾノコリンゴがもう実をつけているのを見て、夏なんてあっという間に終わるんだよな~と感じながら、時計を見ると13:10。
結構時間余っちゃうかな~と、もう咲いてはいないことは承知でスズラン自生地への木段を登っていきます。前回はこちらも歩いていなかったので、ゴンドラ山頂駅へはこちらからアプローチすることに…。
(画面中央から左上へと木段があり、その先がスズラン群生地です)
山頂駅に着くと、予想通り時間が余ってしまったので、来るときに見た付近のお花畑を奥の方まで散策。道標のない踏み跡を上の方へたどっていくと、結構いろいろな花が咲いていて、行き止まりにはベンチもあって、そこから展望が好いということで、遠くを見やると、山頂では目にしなかった富士山がちょこんと山の肩に姿を見せているのに気づきました。
(画面左上…わかるでしょうか? クリック拡大可)
これで時間が少しつぶせて、山頂駅近くに戻ったのは14時。駅前のテラス式の売店でアサヒスーパードライ(370円)を買って、一層分厚い雲に覆われた八ヶ岳を眺めながらゴクゴク。
好い気分になったところで、ゴンドラに乗り込みます。帰りはおしぼりが渡されるなど、ホントきめ細かいサービス。山麓駅に着き、バス乗り場に行ってみると、14時半前なのに、もうバスが来ていて、まもなく人数がそろったところで、14:40頃発車となりました。もちろん、もう一台用意されていて、、そちらは定刻通り15時に発車したようでした。
(ゴンドラから見る八ヶ岳は分厚い雲に覆われていました)
富士見駅では15:29まで上り列車は来ないので、前回来たときに見つけた駅前のお土産屋さんでヱビスと真澄を購入。500円と言われ財布をまさぐっていると、このクーポンお持ちじゃないですか?と言われて目にしたのは、ゴンドラチケットを買ったときに「よかったらご利用ください」と渡された300円のクーポン券♪
そうです、このお土産屋さんでも使えるのです。慌てて探し出して、渡すと、「200円です」。まさかここで使えるとは思ってもいなかったので、びっくりするやらうれしいやら。随分トクした気分になって、あのゴンドラで、また来夏も来ちゃおうかな!と思ったのでした。
15:29の鈍行は塩山行き。すぐにぴんときて、18きっぷを見せて入場するとき駅員に確かめてみると、やはり甲府で乗り換えた方が好いとの返事。塩山で乗り換えても待ち時間は余り変わりませんが、同じ電車に乗るのなら始発の甲府で乗り換えれば席も確保できますし、時間つぶしも容易です。
なお、この日、富士見駅にはあずさの臨時が16:04にありましたので、18きっぷ利用でない方には、全く面倒くさい不要な情報ですが、18きっぷ依存症(笑)の人は覚えていた方が好いと思います。
甲府でいつも購入する「甲州ワイン」をちびりちびりとやっているといつの間にか寝入ってしまったらしく、塩山から先の記憶がほとんどないまま、気がつくと相模湖駅(笑)。そこから先は寝過ごすことはなく予定駅で降車して好い気分で家路についたのでした。
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