【黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳 2】 山バス情報215
(八合目の上で…見事な雲海)
【山行日】 2025年07月19日(土)
2025年07月20日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
八王子 07:30 - 08:57 小淵沢 (JR特急あずさ1号 少々遅延)
「乗合タクシー」
小淵沢駅 09:00 - 09:22 尾白川渓谷駐車場 (MOUNTAIN TAXI 1800円)
「歩行」
☆一日目☆
尾白川渓谷駐車場 09:35 - 10:30 1090m付近丸太
1090m付近 10:40 - 11:30 笹ノ平分岐
笹ノ平分岐 11:40 - 12:00 二合目
二合目 12:10 - 12:45 1810m付近丸太
1810m付近 12:50 - 13:50 2130m付近
2130m付近 14:00 - 15:30 七丈小屋
☆二日目☆
七丈小屋 06:00 - 06:50 八合目御来迎場
八合目 07:05 - 08:05 甲斐駒ヶ岳山頂
山頂 09:00 - 10:10 駒津峰
駒津峰 10:20 - 10:55 双児山
双児山 11:00 - 12:15 北沢峠
「バス」
北沢峠 12:30 - 13:20 戸台パーク (南アルプス林道バス 1370円)
「温泉」
仙流荘 13:25 - 16:40 (日帰り入浴800円 山菜うどん800円)
「バス」
戸台パーク 17:00 - 18:20 茅野駅 (ジオライナー JRバス関東 1800円)
「鉄道」
茅野 19:32 - 21:29 大月 (JR中央線各駅停車 遅延)
大月 21:31 - 中央線某駅 (JR中央線 中央特快東京行き 鹿と衝突で大幅遅延)
【地形図】 「甲斐駒ヶ岳」 「長坂上条」 「仙丈ヶ岳」
(甲斐駒ヶ岳山頂より北岳・間ノ岳を望む)
聞こえていた鼾は離れた方でしたので、これぐらいなら、と思っていたのですが、消灯(七丈小屋は20:00)前から始まった凄いやつ(笑)は、私のすぐ隣。しかし、この人の鼾は時々不意に途絶えてしばらく無音。何度目かの無音をうまく捉えて(?)入眠できました。
しかししかし、ほとんどの宿泊者はご来光なるものを見に行くらしく、2時半頃からバタバタとざわつき始めて、出発時間の3時半頃まで、ドタドタとやってくれるので、この間は全く眠れませんでした。
ま、八合目でご来光を拝むというのは「お約束」みたいなものなのでしょう。この時期ですと4時半には八合目に行っていないといけない=3時半には出発→2時半起床という逆算で、仕方ないのかと諦めました。私はご来光には全く興味ないし、そのために山頂まで行くならともかく、八合目というのは全く行く気がありませんでしたので、もう少しゆっくり寝かせてほしかったというのが正直なところでした。
結局5時過ぎに起き出して、コンタクトレンズを装着したら、出発です。3日ほど前に、小屋番さんからお電話いただいて、朝食を朝弁当に切り替えてもらっていたので、ベンチで食べて出発しようかと思っていたのですが、ベンチがふさがっていたため、いただいたアミノバイタルだけ口にしてハシゴを登ってとりあえず上へ登っていくことにします。
(ひとつ上のテント場からは北アルプスの展望も…)
小屋より上にあるテント場はいいテントサイト↑ですね。小屋と違って展望もあり、雲海やその先にある北アルプスなども見えてきます。富士山も見えますから、ご来光はこのあたりでもいいんじゃないかな、と思いました。
結構急な登りでフラフラして来る感じがあり、それが腹が減っているせいなのか、睡眠が足りないせいなのか、よくわからなかったのですが、座れるスペースを見つけたので、朝弁当のおいなりさんをとりあえずひとつだけお腹に入れると、体に力が入る感じになったので、再び急斜面を進んでいきます。
小屋から30分ほど登るとかなり展望が開けてきて雲海の向こうに中央アルプス、北アルプスなど見えてきて久々に清々しい朝の高山気分を満喫。 さらに展望を楽しみながら高度を上げいけば、50分ほどで八合目(標識は御来光場)に到着。ここで2つ目のおいなりさんをお腹に入れました。
森林限界となり直射日光を浴びることになってきたので、日焼け止めを塗り直し、サングラスをして出発。北アルプスが屏風のように見え、ところどころ白く見えたのはまだ残雪があるのでしょうか…。甲斐駒ヶ岳は白く見えても花崗岩ですが、それにしても山頂はまだかなり遠い感じ。。。見上げる先に壁のように聳えていて、またクサリやハシゴが連続するのだろうと覚悟します。
(山頂は見上げるような角度でそびえ立つ)
九合目(烏帽子岩2800mの標識)までは厳しい登り。しかし、呼吸を整える口実に撮った花々は、帰ってから調べてみるとやはり高山植物のようでした。
オトギリソウのこれはイワオトギリ(?)
そしてこれは、ツマトリソウ(キヌガサソウかとも思いましたがちがうとのご指摘)
で、こちらはゴゼンタチバナではないかと思いますが、
もし間違いにお気づきの方いらっしゃいましたら、お知らせください。
九合目はやはり、岩の上の二本の鉄剣に目が行きますね。少し進んだところから振り返り見れば早川尾根と鳳凰三山の向こうに富士山が顔をのぞかせて、ここは誰もが写真に収めたくなる景色でしょう(一日目の記事のトップ写真)。
足の置き場に困るような鎖場もあり、ここは家族連れでは無理だよな…と感じつつ、それでもこんな天気の好い日にこちらを登路にとれてよかったと何度も思ったり、「この齢でオレもようやるな…」と自分でも呆れながら一歩々々確かめるように登っていくと、やっとのことで、山頂の祠がほぼ目の高さに見える地点へ上がりきり、最後は緩やかになった稜線を歩いて登山者で賑わう山頂到着です。
北岳・間ノ岳がその巨体を露わにし、仙丈ヶ岳は本当に美しい稜線とカールをこちらに向け、遠くの北アルプスの峰々よりも、近くの、自分が登った南アルプスの雄大な姿にすっかり目を奪われてしまいました。
(クイーン)
七丈小屋から二時間少々。時刻は8時過ぎ。山頂に長居することはあまりないのですが、お湯を沸かしてお茶を煎れ、朝弁当の最後の3つ目のおいなりさんをゆっくり食しながら、素晴らしい天候のもと甲斐駒ヶ岳の頂きでしばし憩うことにしました。
山頂に次々に上がってくる登山者、中でもエアリア(山と高原地図)赤破線の直登ルートを上がってくる登山者は一様にその険しさ、ルートのわかりづらさを口にしながら上がってきていたので、下山はやはり予定通り摩利支天方面と決めましたが、そんな中の一人が「バリエーションにもほどがあるよ」と口にしたのを聞いて思い出したのが、同じ山梨百名山でありながら最難関と言われる鋸岳へのルート。。山頂をぐるりと回ってみれば、入口は簡単に見つかり、北杜市の標識で「ザイル・ハーネス・ヘルメットを持っていない人は入山禁止」の旨の注意書きがありました。
古い指導標も立っていて「鋸岳(要注意)5時間40分)→」とありますが、そこから見た鋸岳への稜線はたしかに細くアップダウンが激しいとわかるものの、それほど剣呑な表情とは感じられませんでした。おそらく快晴の日に遠くから見ただけの印象であって、実際に歩いて行った先には恐怖を感じる悪場がたくさんあるのでしょう。
(鋸岳)
ゆっくり休んだら、さて下山です。摩利支天へは寄らずに、最短で降りていきましたが、ザレてはいるものの、よく踏まれているので、スリップもほとんどなし。ただ、ところどころ妙な踏み跡(ミストレース?)があるので、そちらに引き込まれないよう、赤い標識を目標に下っていくように心がけるのがポイント。
(これを目印に下っていきます)
六万石の鞍部から駒津峰は見た目は結構な登り返しで、心が下りモードだとちょっとつらいかも知れませんが、ゆっくり上がっていけば見た目ほどでもなく、甲斐駒ヶ岳からちょうど一時間ぐらいですので、逆に好い水分補給の休憩場所になりました。ただ森林限界の上なので陽射しは厳しいです。
ハイマツの中の登山道を進んでいくと前方に大きく下った先の双児山が想像していたよりも鋭く立ち上がっていて、あんなに下ってあんなに登り返すのか、とちょっとびっくりしますが、これが最後の登り返しですし、実際一旦樹林帯まで下がっての登り返しは結構面白いアクセントと割り切り進めば、思ったほど大変ではありませんでした。
(双児山)
黒戸尾根の傾斜に比べれば、遥かにゆるい登りなので、身体と頭が黒戸尾根で鍛えられていたおかげなのかも(笑)知れません。
双児山で一息入れたら、今度は下り一辺倒の路ですから、樹林帯で直射日光を浴びることはなく淡々と下っていきます。登りにとってもおそらく面白くない径でしょうが、下りでも面白みに欠けました。ただ、傾斜角度がとても歩きやすくつけられているので、歩き疲れることもなく、安全という面では満点です。
北沢峠に無事到着して下山届を出そうとしたのですが、圏外でした。バスのきっぷを買って待合所で待っていると、次々に臨時便がやってきて登山者を捌いていきます。満員になり次第発車し、次々にやってくる臨時便で戸台パークに運んでいくので、時間つぶしの必要はありませんでした。連休だからでしょうが、これは助かりました。
(通常の運行時刻はこの程度)
戸台パークという停留所の目の前が仙流荘。最近リニューアルされたのでしょう。かなり新しい建物で、時間もたっぷりあるので、ひとまずお風呂で汗を流してゆっくり湯船に浸かって、疲れを取ります。
入浴後はランチは二時半までということで、みんなが頼んでいるカツ丼でもと思ってフロントに行くと、ご飯ものは売り切れとの無情な表示(笑)。仕方なく山菜うどんを頼み、自動販売機のビールでもと思っていたのですが、自販機が故障していて、なかなか直らず、ゲットするまで10分ほど(苦笑)。
戸台パークからの帰りのバスですが、アルペン号の復路のみというのがあって、16:00発と、JRバスの茅野駅行きより一時間早く出るので、これを予約してもよかったのですが、途中の日野とか八王子では下車できず、新宿は21時半頃到着予定、料金も6000円でキャンセル料も一週間前からかかってしまうので、結局予約できない17:00発のJRバス(ジオライナー)にするしかありませんでした。
で、16:00発のアルペン号の様子を見に行こうと外に出てみると、一時間前ですでにJRバスのバス停にはたくさんの登山者のザックがご覧のとおり置かれていて、私も慌てて自分のザックを置きました(笑)。
ザックを数えてみれば自分のところは20番目。20人乗り以上のバスなら座れる計算なので、まぁ、まず大丈夫と、涼しい館内に戻って時間つぶし。
やってきたバスは50人乗りの超大型バス。大型トランクを床下に備えたリムジンタイプでしたが、席は全部埋まって、補助席も出してかろうじて全員着席できたという顛末。茅野駅到着後も五十数人のほぼ最後で降車。降りるまで時間がかかって、次の上り普通列車は乗り継ぎできない小淵沢止まり。
結局、約一時間後に以前何度も乗った三両編成の普通列車大月行に揺られて、大月で中央特快東京行きに乗り継げたものの、これが発車数十秒後に急停車。。。下り線の猿橋大月で鹿との衝突事故があり、数十分の停車と遅延。ようよう中央線の某最寄り駅に着くと、終バスも終わっていて、駅からトボトボとと自宅まで歩いて帰宅。シャワーを浴びて床についたのは、日付が変わったあとでした。









































































































































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