【明ヶ萱(ミョウガノカヤ)経由で武川岳】 山バス情報220
(標高900m付近 アカヤシオは終盤)
【山行日】 2026年4月18日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
八高線某駅 - 07:40 東飯能 (JR八高線)
東飯能 07:56 - 08:33 芦ケ久保 (西武秩父線)
「バス」
芦ヶ久保駅 08:57 - 09:12 松枝 (西武バス 242円)
「歩行」
松枝バス停 09:30 - 10:10 720m圏峰
720m 10:20 - 11:57 武川岳
武川岳 12:20 - 13:10 天狗岩
天狗岩 13:20 - 14:25 名郷バス停
「バス」
名郷 14:51 - 15:40 東飯能駅 (国際興業バス 890円)
「鉄道」
東飯能 16:06 - 八高線某駅 (JR八高線)
【地形図】 「正丸峠」
(トウゴクミツバツツジは満開♪)
歳をとると、年月が経つのが本当に早いものです。十年前、武川岳からの下山途中に偶然見つけたアカヤシオの咲く小尾根、ここを松枝から登りにとってたどり、歩いてみたい、そう十年前に思いつき、二年前には下見がてら松枝から山伏峠経由で伊豆ヶ岳へと登って、その年の四月には歩く予定だったのですが、いろいろ言い訳ばかりして山行きをサボり続け(笑)やっと今回実現しました。
エアリア(山と高原地図)には昔は記載されていなかった、明ヶ萱という山名(?)が十年前に買い直したエアリアではこの尾根上に書いてあって、どうやら「みょうがのかや」と読むらしいことや、kzさんが訪れたらしいことはネットで検索してわかったものの、ここをおとずれたという記録はほとんどないため、どんなところなのか、自分の目で確かめたいとの思いがありました。
本当は前週に行きたかったのですが、二週間前にひいた風邪が治りきらず、この週末にズレ込みました。近年の高温傾向で、アカヤシオは終わっているかもしれないけれど、また前回山行からひと月空いてしまって、ここで歩いておかないと、またGWで動きが取れない体になってしまう悪循環には陥りたくなくて、なんとか起き出して八高線に乗り込みます。
八高線はかなりの混雑。登山者も多くて、立たされました(笑)。しかし、拝島で登山者の半数以上は青梅線のホリデー快速に乗り換えてくれたため、東飯能までは着席。 ところが、こんなハイシーズンの好天だと、東飯能から先の西武秩父線は大混雑で、芦ケ久保まで再び立たされて、芦ケ久保駅前のバス停では二台も大型の西武バスが素通りした挙句、予定時刻を大きく過ぎた九時過ぎまで松枝行きのバスがやってこないので、少々ハラハラドキドキ(笑)。
(バスは小型になっていた…)
乗客は私の他にもいたのですが、終点の松枝で降りたのは私一人だけ。小型バスになっていましたが、このバスも、昨今の流れの中では消えゆく運命にあるのかも…との思いを胸にバス停の写真を撮ったら、ストレッチをして準備を整え、目的の尾根に向かいます。
目指す尾根は地形図で見てもわかるように、現在の飯能市と横瀬町の境になっていて、その位置はGPSを使わなくとも↓写真のような標識があるので簡単にわかります。
前回この車道を歩いたとき、境の手前よりも少し進んで飯能市側のほうが取り付きやすいと下見しておいたので、少し進んだところから戻り気味に登っていきます。山仕事の踏み跡らしきものやマーキングも見られ、実際尾根に乗ったところから振り返ってみた感じでも、手前(横瀬町側)から登るのはずいぶん厳しい感じを受けました。
急登は641m地点で一旦収まりますが、地形図で見ると、その先の720m圏峰までの方が厳しい登りで、登り切るとさすがに疲れを覚えたので、720m地点で(歩き始めてから40分ほどでしたが)一息入れることにしました。
720m圏峰↑から尾根は向きをほぼ直角に南西方向へ変え、2つ目のコブの750m地点あたりか、その先の810mあたりが明ヶ萱とされる地点かと思いますが、かなり注意深く見たつもりでしたが、標識などは見つかりませんでした。マーキングも目立つものは750m地点で下りにとったときに直進しないように促す通せんぼの木と赤のビニール製のテープぐらい。
ただひとつ、810mあたりに立木にピンクのビニールテープが巻かれていて「お〜い!」という謎のマジック書きが見つかりました。810m付近は明るく雰囲気もいいです。トウゴクミツバツツジが咲いていてその向こうには山桜が咲いている、なかなか素敵な場所で、少しの間ですが休息を取りました。山桜はさすがに散り際の美という感じでしたが、トウゴクは満開でまさに今が見頃という印象です。
(810m付近:トウゴクミツバツツジの向こうに山桜花)
810から先は、進路をほぼ南に変えて、目の前にある急傾斜を登りきれば、エアリア赤破線とはいえ、一般登山道に合流とわかっていましたので、ゆっくりと怪我をしないように岩がちの尾根を登っていくと、見えてきました。アカヤシオ。。。あまり花つきは良くなく、すでに落花しているものもありますが、それは想定内。再びトウゴクミツバツツジが咲き誇る所を登りきれば、909m地点。
909m付近は十年前に見たときほどではないにしろ、アカヤシオが咲いています。樹によっては結構咲いているものもあり、花つきの悪い樹もありまちまちですが、この花の色を見るとやはりこのコースを登ってきた甲斐があったと、そしてこの花のこの色は本当に素敵だと思います。
一旦見晴台まで行って戻る形でこの付近のアカヤシオを楽しみました。時期としてはこの標高ではもう終盤という印象。落花している花も多く、蕾の状態でスタンバイしているものはひとつもありませんでした。次の週末にはおそらくほとんど落花していると思います。
十分に楽しんだら、武川岳へ向かいます。と何やら、チェーンソーの音がしてかなりうるさいです。なんなんだこれは?と思っていたら、この稜線の南側の植林ではなく、北側の自然林を容赦なく伐採しているところでした。
この冬、多発した山火事を防ぐために防火帯を作っているのでしょうか。。。それにしても派手に切り倒してくれていて、伐採して展望をよくするのではなくて、北側にも植林するのでは…と勘ぐってしまうほど。。。
豊かさを経済的な指標を通してしか感じられなくなった現代では、自然を犠牲にしてでも利益を出すほうにどうしても傾きがちですが、奥武蔵が植林王国のようになってしまわないことを願うばかりです。
トウゴクミツバツツジが満開の樹をあえて残して伐採していて↑、これも花が散ったら伐ってしまうのかなと、寂しい気持ちで写真に収めました。山頂近くまで右手にはビニールひもが結わえられた樹が続いていて、これがみなこのあと伐られてしまうのかと物悲しい気持ちで山頂へ。。。
武川岳山頂着は12時少し前。ちょうどお昼ごはんにいい時間。いつものようにおにぎりとテルモスのお茶です。トレランの人たちが去って行って、静かになったと思ったら、食べ終えるころには私とあと一人。武川岳、いい山なんだけれど、やっぱり奥武蔵は人気がいまひとつなのかも。。。
でも、帰りのバスの大混雑の心配も杞憂になりそうでいいか、そんなことを考えながら天狗岩方面へ下山開始です。
こちらも、トウゴクミツバツツジと山桜、そしてアセビは同じですが、アカヤシオは見られません。ただ、天狗岩の先の採石場のあたりのカタクリが昨今はどうなっているのか確かめたい、そんな理由でこちらの下山路を選択しました。
(前武川へ…)
こちらを下りに取るのはおそらく初めて。前武川への登り返しは見た目ほどではなく、いつもここのベンチで休んでいきたいと思いつつ、見送ってしまいます(笑)。山伏峠との分岐は、下りに取ると、直進が山伏峠、右折して天狗岩という風に感じました。登りの時はそんな風には感じなかった気がします。。。
以前よりアセビが増えた感じの径を下っていくと小一時間ほどで天狗岩。ボンタンアメと水で足休めします。
下りに取ると、男坂の入り口が分かりにくいですね。天狗岩上部には指導標もなく、そのまま女坂のほうを下ってしまいました。
見覚えのあるかつてのカタクリ鑑賞地は予想通りというか一輪の花も見出せませんでした。見つかるのは一枚葉ばかりで、結実株も見当たりません。時期的にももう遅かったのでしょうが、ここまで何度も見たタヌキの溜め糞から、タヌキやシカに食べられたのかもしれませんが、この様子では今後カタクリ目当てに武川岳に登ることはなくなってしまうだろうな、と寂しい気持ちで降りていきます。
見つけたのはヒトリシズカが二輪↓だけだったけれど、これも想定内でしたし、今日の目当てはアカヤシオだったので、よしとしましょう。
さらに下っていくと前回登りに取ったときに付け替えられていた登山道は、更に付け替えられていて、まったく見覚えのない林道にいきなり飛び出して車道を長々と歩かされる羽目に。。。幸いというか、里の花、シャガや八重桜がちょうど咲き誇っていたのが救いでした。
(八重桜?)
(シャガ)
最終的にはおなじみの「西山荘 笑美亭」と書かれた標識に出会い、喫茶店(?)「Coffe 紗蔵」を見て少し進めば、昔からある酒屋さんが今日も店を開けていてくれたので、ビールをゲット。ごくごく飲みながら名郷バス停。
酒屋さんの前では、山頂にいたトレランさんたちもいて、バスは混むのかなと思っていたのですが、バス停付近にいたバイク乗りの人たちが去ってしまうと、バス待ちは私を含めても四人ほど。。。これじゃぁ山バスもどんどん廃線になっちゃうわけだよなぁ…とつぶやきながら、下山届を出したり、歩いてきたルートを「山旅ロガー」アプリで確かめたりしながら時間を潰しました。
最初は四人だった乗客もさわらびの湯ではほぼ席がうまるほど増えて、うつらうつらしているうちに立ち客も出てくるほどとなって、さすがにこの路線バスの廃線は杞憂になりそうだとホッと胸をなでおろしました。
名郷14:51発のバスは東飯能でもそれほど接続は悪くなく、多数の乗客がホームに居たにも関わらず、八高線では席は余裕で確保できて、この日の山行を振り返りながら帰途についたのでした。





























































































































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