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2025.09.28

【お彼岸にエンマ御殿で山遊び…】 山バス情報216

 

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(天庭沢にかかる橋)

 

【山行日】 2025年09月23日 (祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 07:01 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 07:05 - 08:14 塩山 (中央線各駅停車)

「バス」
塩山駅南口 08:30 - 09:20 柳沢峠 (甲州市民バス 900円)

「歩行」
柳沢峠   09:30 - 10:15 六本木峠
六本木峠  10:25 - 11:55 松浦本B点
B点     12:10 - 12:40 エンマ御殿
エンマ御殿 12:50 - 13:20 1637m
1637 m   13:25 - 14:00 牛首谷源頭(松浦本D点)
牛首谷   14:05 - 15:55 裂石(大菩薩峠登山口バス停)

「バス」
裂石 16:05 - 16:30 塩山駅南口 (甲州市民バス 300円)

「鉄道」
塩山 17:20 - 中央線某駅 (中央線各駅停車立川行き)


【地形図】 「柳沢峠」

【参考図書】『バリエーション ハイキング』 (松浦隆康 著)

 

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(泉水十文字)


 8月は北ア縦走計画をふたつも持っていたのですが、二つともなぜか前線が舞い降りてきて見送り。9月も結局縦走計画をひとつ取りやめて、気が付けば前回の甲斐駒から丸二か月も山行なしのひどい状態。。。そんなわけで、猛暑も収まったところで、日帰りバリハイ計画をひとつ引っ張り出してきて、秋分の日に決行してみました。

 場所はエンマ御殿と泉水十文字。それってどこよ?という方のために少し説明しますと、丸川峠のすぐ北に、たぶん普通の登山地図『大菩薩嶺』でも「泉水十文字」の文字は見つかると思います。そのさらに北にある1574m峰がエンマ御殿です。

 エアリア(山と高原地図)では99年版(当時は『大菩薩「連」嶺』)に、エンマ御殿の表示がありましたが、以降、現在に至るまで「エンマ御殿」の文字は消えて、泉水十文字の文字だけが残っています。

 松浦本に詳しいガイドがあるので、地形図と松浦本のコピーを持参しての挑戦です。


 タイトな乗り継ぎだったにもかかわらず、電車・バスともに乗客は少なく、余裕で席を確保。塩山駅南口のバス乗り場は、西沢渓谷行きの乗り場には30人ほど並んでいましたが、落合行きは地元の方も含め乗客は5人だけ。前回の混雑が嘘のようです。

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 柳沢峠にはトイレがあり、用を足した後、柔軟体操をしてから、出発します。ナラ坂・梅の木尾根分岐方面は一般登山道で、傾斜もゆったりしていて、樹々につけられた名札を見ながらのんびり歩きます。ここは何度訪れてもいいところ。でもほとんどの樹は名札無しだと私には同定できない(笑)のは相変わらずです。

 六本木峠で一息入れた後、これも何度か歩いたことのある一般登山道を進みます。苔むした山深いところにこんなに簡単に来られるようになるとは…、自分が山歩きを始めたころは、柳沢峠までバスが上がってきてくれるようになるとは夢にも思っていませんでした。落合行バスのありがたみを感じます。

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 松浦本とは逆のアプローチで、下降開始地点を探しますので、左側に注意しながら歩いていくと、それまで、マーキングのついた樹は全て鳥の巣箱の設置された樹だったのが、右手に大きな山塊(1706)を巻き切る直前に巣箱のない木にマーキングがあるのが見つかり(右手にもマーキングがある)、左下に降りていく薄い踏み跡が見つかります。

 コンパスと地形図&松浦本のコピーを携えて降りていくと、倒木などあってわかりにくいところもありますが、再度マーキングが現れて、薄いながらも幅のある踏み跡をジグザグに降りていけば、天庭沢の水流が現れます。。。やがて踏み跡はかなりわかりにくくなるうえ、濃い踏み跡が上方につけられていたりして、少々戸惑いますが、林道に出るまでは下り一辺倒ですから、松浦本にあるように、何度も現れる木橋に向かって進むことが肝要です。

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 木橋は苔がびっしりついていて、滑りやすいので、足をフラットに置いて踏みしめるようにして渡ります。

 わかりにくかった踏み跡が明瞭になってくれば、前方左に堰堤が見えてきて、ここまでルートを最短で取れたことがわかり、ひとまず安心。林道に出てそのまま下っていきますが、ゲートがなかなか現れず、橋もなかなか見えてこないので、不安になってきた頃、前方に橋が見え、「牛首谷橋」の表示を見て一安心。しかしゲートは見当たりませんでしたし、木柱も見つかりませんでした。

 丸川峠への道(松浦本A点)には東京都水道局の標識がありますが、指導標のようなものはないようでした。で、松浦本のB点ですが、「林道が東に向きを変えるところで、堰堤のある沢と小沢との間に」山道というより踏み跡が見つかりますが、注意していないと見過ごしてしまうかもしれません。この日は新し目の赤いテープが立木にぐるぐる巻につけられていて↓、そこにはよく見ると「エンマゴテン山入口」と書かれているのが見つかりました。

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 時計を見ると、時刻はもうお昼前。おなかも空いていたので、最下降地点ですが、まさに左手に木橋が見える分岐=松浦本B点でお昼ご飯にしました。

 食事をしながら、このあとのコース取りを思案。今日は秋分の日で、日没は17時半頃。予定では松浦本①のコースを行き、時間があれば泉水十文字からエンマ御殿を往復した後、丸川峠へ出て一般登山道で下山でしたが、時間も押してきたので、このあとエンマ御殿の北側を巻く道を行ったら、すぐにエンマ御殿北西尾根(ゴン太勝手に命名)をたどってエンマ御殿へ登り、松浦本のエンマ御殿尾根(99年版エアリアでは「高丸戸尾根」と記載されている)を南下して1637mへ登り返し、泉水十文字から丸川峠へ出て下山と変更。

 地形図を見ると清右衛門尾根より、北西尾根の方が傾斜もゆるく登りやすそうですし、おそらく時間もかなり短縮できるはず。。。それに、ピストン無しで一筆書きで歩けるのが美しい?(笑)です。。。

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 ということで、左の沢を木橋↑で渡って登っていくと、明瞭な水平道が現れて右折、さらにまた木橋を渡って進んでいけば、マーキングは一切ないものの、ひと目でこれとわかる北西尾根の取り付き点です。コンパスで尾根の方角を確かめ、少し登ったところで、念のため「山旅ロガー」を起動して現在地を確認すると、目的の尾根を登っていることが確認され、大きなコブ付のブナが現れ、途中少しヤブっぽいところもありましたが、アセビも現れてエンマ御殿に到着です。今では絵入りの標識が立木に設置されています。

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 時刻は12:40。ミスしなければ、暗くなる前に裂石のバス停に到着できそうです。水分補給をして、ボンタンアメも食べて小休止しました。

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 エンマ御殿尾根(高丸戸尾根)は地形図で見る限り平坦で、登り返しもそれほどきついわけではなさそうです。想像通り、幅の広い平坦な尾根をたどっていくと、B点からの径との合流点と思われるマーキングが右手に見つかり、そのまま尾根を南下して1637へ登り返してみると、そこはなんの標識もありませんが大岩がでんと控える小ピーク。

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(1637m地点)

 

 ピークからは踏み跡を素直に下っていけば、泉水十文字↓です。今では木柱の文字も判読が難しく、最近マイナーコースで見かける木札がかかっていて、ここには何故か鳥の巣箱の残骸が大量に置かれていて、松浦本の「幽寂」という感じとは違う気がしました。

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(幽寂という感じではなかった…)

 

 丸川峠への道も幅2mはちょっと誇張しすぎかなと思いましたが、しっかりした道を登っていくと、やがて下り始めて、牛首谷の源頭部とも言えるD点(パイプの水場があります)へ降り立ちます。

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 しかし、ここも道標のたぐいは一切無くて、右手に降りる踏み跡を分けて丸川峠へと登り返します。

 見覚えのある丸川峠到着は14:10過ぎ。15時ちょうどのバスには間に合うはずもなく、まるかわ荘にあるバス時刻の表示を見ると、次は16:43。これはこれで時間が余ってしまうかな、とは思いましたが、そこは新しく建て替えられたという番屋茶屋で ほうとうでもごちそうになればいいだろうと、源頭部(D点)で休憩をとっていたこともあり、峠では休まずにそのまま裂石へと下山にかかります。

 2ヶ月ぶりの山歩きで、かつそれなりの時間歩いていたこともあり、一般登山道とはいえ急坂続きの尾根を下っていると、やはり少し膝が怪しげな信号を発し始め(苦笑)、どうせ時間は余ってしまうのだからと、途中何度も足休めと水分補給をしながらゆっくり下りました。

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(車道に出てから 「光明石温泉・ひがし荘」の先で…この花の名は?)

 

 そんなわけでコースタイムをオーバーして大菩薩峠登山口バス停に着いたのは、16時前。しかし、すでに二人バス待ちをしているのを見て、「そうか、柳沢峠15:40のバスがもう少しで来るんだ!」と気付き、番屋茶屋で(テーブルは満席でした)、ビールだけ購入してバス待ち。

 やってきたバスは朝乗ったときの状態とほぼ同じ状態で到着し、ゆったり座って塩山駅へ。。。

 しかし、塩山駅では目の前で高尾行が発車するところがバスの降車場から見えて、そういえば、前にもこのバスでこういうことがあったっけ…と思い出しながら次の鈍行立川行きまで50分近くは、お土産屋さんでビールの追加を買って、改札前のベンチで持参していたミックスナッツをつまみに一人打ち上げ(笑)。

 えきねっとで念の為調べてみましたが、二分前に塩山に停まる「あずさ号」はもちろん満席。私の場合、鈍行とはいえ、乗り換え無しで最寄り駅まで行けるのでいいのですが、都心まで帰る人にとっては、このバスダイヤ、10分ほど繰り上げてくれるか、30分ほど繰り下げて運行してくれたら…と思いました(でも、もしかしたら、地元にお金を落としてくれるようにと、わざとこうしているのかも…ともちょっと思ってしまいました)。

 

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