【大月市堺尾根を埋める…八丁山〜女坂峠〜大沢山】 山バス情報214
【山行日】 2025年06月28日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
中央線某駅 - 07:58 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 08:09 - 08:45 大月 (JR中央線各駅停車)
大月 08:50 - 09:44 河口湖 (富士急行線各駅停車)
「バス」
河口湖駅 09:50 - 10:25 天下茶屋 (富士急バス 860円)
「歩行」
天下茶屋 10:30 - 11:30 八丁峠先の少ピーク
八丁峠 11:40 - 12:45 女坂峠分岐
女坂峠分岐 13:03 - 13:28 大沢山
大沢山 13:33 - 14:24 送電鉄塔 (949m地点)
送電鉄塔 14:35 - 15:43 笹子駅
「鉄道」
笹子 16:08 - 17:20 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 17:28 - 中央線某駅
【地形図】 「河口湖東部」 「笹子」
(こちらは天下茶屋からの富士山)
このプランは実はもう随分前に笹一の新酒祭用にとってあったのですが、近年は新酒祭の悪酔いハイカーが多いこともあって、お祭りは敬遠気味となったうえ、コロナで天下茶屋行きのバスも遅い時間が一本だけとなってしまったこともあって、お寝坊用にとってあったプランで事実上のお蔵入りでした。しかし、この暑さで、ひと月以上歩いていない身にはこのプランはうってつけ。実行に移すことにしました。
前日に見たリブルさんのレポで、天下茶屋行きのバスは時間前から並んでも無駄とわかって、タイトな乗り継ぎで河口湖へ。レポに書かれていた通り、列をなしてハイカーが並んでいましたが、程なく来たバスは大型で、席を確保できてしまい、三つ峠登山口で大勢下ろしてしまったあとは五名ほどの乗客となって天下茶屋到着。
(天下茶屋)
天下茶屋は初めて。一般の観光客の姿は見当たらず、想像していた感じとはちょっと違って、幾分寂れかけた印象。バスもこの10時到着のあとは全くありませんから、外国人観光客も訪れにくい現状では致し方なしという感じでしょうか。
さすがに標高が1200mを越えたところからの歩き始めは、こんな猛暑でも楽ですね。稜線に上がるまではいささか急な登りでしたが、ハルゼミが啼き合唱となる中、のっけから御坂の自然林で、途中には萎れかけとはいえシャクナゲも見られ、今年は見ることもなく終わるのかと思っていた矢先だけに嬉しい気持ちに。。。
(会えるとは思っていなかったので萎れていても嬉しかった)
稜線に出るのに30分とかかりませんし、稜線では涼しい風が吹き抜けてくれて、同じバスの乗客で清八峠方面へ行くのはどうやら私一人とわかり、いつもののんびりマイペースで歩けてとても気分が好いです。
樹林に囲まれ直射日光を浴びることもなく、さわやかな風も吹いていて、稜線歩きもルンルン気分です。一箇所展望が開けたところがあって、富士山と河口湖が見えていて、これも良いアクセント。啼き続けるハルゼミの声を聞きながら八丁峠までは、ひと組のカップルとスライドしただけ。
八丁峠の標識が立っている場所は送電鉄塔があって、陽射しがきついため、そこから少し上がった少ピークで歩き始めから一時間経過していたこともあって、水分補給を兼ねてひと休み。上がってくるときに見つけたこの花はチョウノスケソウ?
さらに八丁山へと登っていきます。八丁山ではちょうどお昼の鐘の音が聞こえてきたのですが、この狭い山頂は以前にお昼をとったことがある上、以前に比べ立木が育って展望も悪くなっていたこともあり、それほどまだお腹も空いていないし、とそのまま素通り。(考えてみればこの日一番の標高地点だったのですが…)。
清八峠と女坂峠の分岐点で、いよいよ大月市堺尾根の未踏部分に入ります。エアリア(山と高原地図)『大菩薩嶺』2019年版では赤破線でヤブが繁茂していると書かれていますが、ヤブというほどのものはほとんどなくて、踏み跡もかなりしっかりしていると思いました。強いて言えば尾根通しを心がけないといけない道という留意点はありますが、ある程度山慣れていればほとんど問題ないでしょう。
(一箇所大崩落がありますが、左手に踏み跡がありそちらを歩けば大丈夫です)
尾根が北方向に直角に曲がる送電鉄塔の分岐点には指導標もありましたし、そのあとのエアリアで「女坂峠分岐点」の屈曲地点にもしっかりした指導標があります。私は後ろから登山者がやってきたのに気づいたこともあり、お腹も空いてきたということで、この女坂峠分岐点でお昼休憩としました。
奥にある送電鉄塔のある場所はやはり陽射しが厳しいですし、指導標近くの芝生のような青草が生えているところでおにぎりタイムにしました。
腹ごしらえが済んだら、女坂峠へと下っていきます。途中あれ、アセビ?と思ったのですが、にしてはおそすぎるし、葉っぱが全然違う。。。これはドウダンツツジ?かと思ったのですが、ご指摘頂き「ネジキ」↓と判明しました(コメント感謝♪)。
その先ではヤマツツジの萎れきって落花しているのを目にして、ああ、もう夏本番だなぁ、と。。。
女坂峠までの下りはかなり急で、トラロープも設置されています。降り立った峠には御坂町の標識で「女坂峠 1372m」とだけありますが、御坂側には道形はほぼ見つからない状態、よく目を凝らすと大月側に道形らしきものがあるという感じでした。
女坂峠からの登り返しは、これまた結構急ですが、ブナの樹が目立つ好ましい雰囲気で、ゆっくり味わいながら登っていけば、見覚えのある「大沢山約五分」「笹子駅約二時間」の指導標、来た方角は「女坂峠」と記されています。大沢山の標識があるベンチまでは1分くらいなのは承知していたので、ベンチで一休みしてから下山することにします。
大沢山から稲村神社への径は、最近のエアリア(山と高原地図)では赤の実線になっていますが、個人的には、実線には疑問符をつけたいというのが今回の印象でした。
ここを下りに取るのは二度目なのですが、大沢山から先は指導標もありませんし私製の標識もありません。あるのは赤テープなどのマーキングだけです。1030m付近の尾根の分岐点と899mの尾根の分岐はいずれも左手にすっきりした尾根が現れ、1030m地点はともかく、899m地点は直進方向に尾根が見当たらず、実際前回下ったときも「あれ?」という感じで、コンパスを振った挙句、最後はマーキングに従って下っていくと明瞭なジグザグの道形が現れ一安心したという記憶があります。
そうそう、途中に一箇所、新設された送電鉄塔↑があります! これはエアリアに載っている送電鉄塔(940m)ではないのでご注意ください。
普通の人だと神社まで1時間半以上、指導標もないところを下るというのは、かなり心配になるのではないかと思います。もちろん登りに取れば全く迷う心配はないのですが。。。
ともあれ、無事に奥野稲村神社に降り立ち、獣除けの扉に鍵をかけたあとは、神社で無事下山のお礼をして、追分バス停へ。15時台と記憶していたのですが、15時は15時でも笹子大月方面行きは土休日は15:50。30分以上もこの炎天下の中バス待ちをする方が厳しい感じがして、そのまま歩いて笹子駅へ。
笹子駅では新田行きのバスとすれ違い、あれが戻ってくるんだなと思いつつ、駅で上り電車の時刻表を見ると、15:28に行ったばかりで、次は16:08。それでは、という感じで(笑)、笹一酒造の酒遊館へ行って、200ml缶「本醸造生原酒」を買ってから笹子駅へ戻り、ちょうどよい感じでやってきた高尾行きに乗り込めば席には余裕があって、買ったばかりでまだ冷えている美味しい原酒をチビリチビリとやりながら、帰途についたのでした。
※お花の名前たぶん間違っている気がします。ご存知の方いらっしゃいましたら、ご教示を♪
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コメント
このコースは以前に行きたいと思っていました。
膝、腰で整形のお世話になる今は無理でしょう。
レポを拝見して満足します。
投稿: 西やん | 2025.06.29 21:50
西やんさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
膝や腰を傷めると、山歩きはなかなか思うようにいかないかもしれませんが、自分のペースで歩けそうなところを選んでそこで楽しめればいのではないかと思います。
こんなレポで少し役に立ったと聞いて嬉しく思います。またお時間あるときに遊びにいらしてください。
投稿: ゴン太 | 2025.06.29 22:25
ゴン太さん、こんにちは。
なかなかこのあたり、行かないですよね。
自分も八丁山から大沢山の間は未踏だったと思います。
さすがにこの暑さの中、行く気にはならないです。それなりには標高があるとは思うけれど、さすがですね。
暑さで低山は遠慮したくなるので、どこへ行くか悩みどころです。
投稿: リブル | 2025.06.30 20:25
リブルさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
稜線に出てからは風もあって涼しくていいなという感じで歩いていたのですが、大沢山から下山する頃にはちょうど時刻も14時を過ぎて標高も下がり、暑いな〜やっぱり、と言いながら降りていきました。 でも一番暑さが堪えたのは、20号線を笹子駅まで歩いていくときでした。あの車道歩きでアスファルトの照り返しは身体に毒です(苦笑)。昨今は夏と冬しか季節がなくなったというのは同感です。
今回はリブルさんのおかげでバスの混雑状況も見当がついて感謝しています。
高い山に行くのは時間とお金がかかるので、長い夏は行き先に苦慮しますね。
投稿: ゴン太 | 2025.06.30 21:25
こんにちは。天下茶屋からの道は過去に歩いたことがある気がする?
と思って記録を調べたら八丁山から本社ヶ丸のルートだったので、このゴン太さんの歩いた道がどこなのかわかりませんが、
バリルート?でそこを一人で歩かれるなんて相変わらずすごいですね。
あのあたりは結構な急斜面だったような気がします。
このところ毎日暑いので、お互い気をつけましょう~
投稿: cyu2 | 2025.07.05 17:57
cyu2さん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
今回歩いたルートは、バリルートではないです。昭文社の登山地図『大菩薩嶺』ですでに06年版で赤破線になっていますし、文中にも書いた通りヤブというほどのものもない径でした。
cyu2さんは八丁山から北東に伸びる尾根で清八山〜本社ヶ丸へと歩かれたのだと思いますが、私は八丁山のすぐ先で北西に伸びる尾根に入って大沢山から北東の尾根で追分へと降りたのです。
多分お手元の登山地図をご覧になれば、暑い中、私がどこをうろついていたのか(笑)簡単に解ると思いますヨ。
cyu2さん、膝を傷めたと聞いて心配していたのですが、大盛山、至仏山と、続々夏らしいレポが立て続けで、もうすっかり良さそうですね。
でも、6月から猛暑続きですから、お互い気をつけて行きましょう。無理だけは禁物ですね♪
投稿: ゴン太 | 2025.07.05 20:13
ゴン太さん、
白いドウダンのようなツツジはおそらくネジキです。
花が直線状に並んでいませんでしたか?
ネジキとアセビは樹皮も葉も似ています。違いはアセビが常緑樹なのに対してネジキは落葉樹になります。
投稿: komado | 2025.07.27 22:58
komadoさん、ありがとうございます!
おっしゃる通り花が直線状に並んでいて、ネジキで検索してみたら、「これこれ」という感じでした。
アセビと近縁種だそうで、同じように有毒とのこと。
持っている図鑑が貧弱なせいか、載っておらず、ネジキという名前すら初見です。
教えていただきありがとうございます。また気づいたことなどありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
投稿: ゴン太 | 2025.07.28 13:47
ゴン太さん お久しぶりです
この頃の暑さですっかり参ってます
この記録にある 新設された送電塔、おそらく以前たまたま遭遇した建設中の送電塔と 思います
http://1203.air-nifty.com/_aozora/2022/05/post-7927e4.html
このコースは大好きです。いけたら行きたいけど いけるかなぁ
投稿: ba_sobu | 2025.08.26 17:50
ba_sobuさん、こんにちは。コメントどうもありがとうございます。
新設の送電鉄塔ですけれど、2022年に宝越えから笹子へ下りるときに、尾根上が派手に伐採されていたところがあって、ちょうど同じような場所でしたから、あれと繋げるんだろうな~と思いながら、見ていました。
https://fyama-gonta.cocolog-nifty.com/noncartrek/cat3158459/index.html
このコースは好いですよね。尾根通しの径で自然林が多く、静かで、私も気に入っています。ただ、ちょっとロングになってしまうのが、思案のしどころでしょうか。とりあえず、も少し涼しくなってくれないと足が向きませんが、また私も訪れてみる予定です。
投稿: ゴン太@会社の昼休み | 2025.08.28 14:02