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2024.02.25

【松枝から伊豆ヶ岳~子ノ権現】 山バス情報200

 

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(子ノ権現にて…福寿草が好い感じでした)

 

【山行日】 2024年02月24日 (土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅  - 07:40 東飯能 (JR八高線)
東飯能 07:56 - 08:35 芦ヶ久保 (西武秩父線)

「バス」
芦ヶ久保駅前 08:57 - 09:12 松枝 (西部観光バス 242円)

「歩行」
松枝バス停 09:20 - 10:00 山伏峠
山伏峠   10:10 - 10:45 伊豆ヶ岳
伊豆ヶ岳  11:10 - 11:30 古御岳
古御岳   11:35 - 12:02 高畑山
高畑山   12:05 - 12:30 中ノ沢ノ頭(622.7三角点)
中ノ沢ノ頭 12:40 - 13:50 子ノ権現
子ノ権現  14:05 - 15:33 吾野駅

「鉄道」
吾野  15:36 - 15:55 東飯能 (西武秩父線)
東飯能 16:06 - 八高線某駅 (JR八高線)

【地形図】 「正丸峠」 「原市場」 

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(山伏峠からの尾根道…積雪はほとんど無しに近かった)

 

 毎年この時期は、花粉症を理由に山をサボり続けてばかり。そして長いブランクが空いて、アカヤシオの時期になっても、重い腰がなかなか上がらない→あれこれ言い訳して山に行かない(笑)という悪循環を断ち切るべく、毎年この時期に見たいと思っても目にすることができなかったお花を目当てに出かけてきました。

 お目当ては子ノ権現の福寿草、そしてもうひとつ、この時期に咲き始めるザゼンソウ、このふたつの開花状況を下見という名目のもと、コースは全て一般登山道で、松枝から伊豆ヶ岳に登って、お決まりの子ノ権現に行ったら吾野駅まで歩くというもの。スタートが正丸駅ならガイドブックのコースとほとんど変わりありません。

 松枝(まつえだ)から歩くのはエアリア(山と高原地図)に松枝バス停近くとその先にあるというザゼンソウ自生地で様子を見てみたかったのと、もうひとつあったのですが、ともかく松枝バス停のようなどん詰まりのバス停というのは、私のようなバス派にとっては、とにかく一度行ってみたい場所(笑)ですので、それだけでもイイじゃん、というノリで乗車してみました。

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(どん詰まりのバス停なので、折り返し場があります)

 

 松枝行きのバスに乗るには、西武秩父駅まで行ってそこから乗り倒すのもひとつの手ではありますが、時間とバス代の節約ができる芦ヶ久保駅近くで待ち伏せという作戦をとりました。ただ、バス停の場所は少しわかりにくいです。

 「あしがくぼ山の花道」という標識の階段を降りてバス通りに出るまでは簡単なのですが、横断歩道を渡る前の右手にバス停が見えるので反対方向だとわかっていながら行ってみると、やはり西武秩父行きのバスの便しか表示されていないバス停です。こういう田舎のバス停は片側にしかないことが多く、その反対側の車線のバスは道路の反対側で手を上げて停めることが多いのですが、その場合は反対側のバスの時刻も表示されているものです。

 信号(押しボタン押さないと信号は変わりません)を渡って、反対側を探してみるもなかなか見つからず、少々焦りましたが、横断歩道を渡って、右ではなく左(県民の森→の表示が見える方向)へ進んでみると、小さな郵便局があり、陰に隠れるようにバス停があるのです。こちら側の時刻表には松枝方面の時刻しか表示されていませんので、ここで待つことになります。

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(こちらに向かって歩くと、松枝方面へ行くバス停がみつかる)

 予想に反し、バスには、同じところから私ともう一人登山者が乗車。その方も同じ松枝まで乗車でした。武川岳へ行くつもりだというもう一人の登山者もやはり、ザゼンソウ目当てだったらしく、私が携帯で登山届けを出している間に先に出発して、その様子を教えてくださったのですが、「北正丸ウッディーランドの管理人さんに確かめたところ、台風で流されてしまって今はほとんど咲いていない」というお話。私も行ってみてきましたが、「ザゼンソウ保護のため立入禁止」の表示があって、トラロープで囲ってある中にそれらしきお花は見当たりませんでした。

 そのまま53号線を上がっていって、切り通しのようになっている横瀬町と飯能市の境を過ぎ、さらに車道を上っていけば、見覚えのあるげんきプラザ。ここから、以前のようにすぐに登山道という予定だったのですが、この日は前日の積雪状況も上の方ではどの程度かまだちょっと不明で鎖場の通過はできれば避けたかったこともありましたし、気になっていた山伏峠からの経路に行くチャンスということで、更に15分ほどの車道歩きで山伏峠。

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 湯ノ沢バス停からの方が、距離的には少し近いかも知れませんが、とにかく歩いてみたかった経路でしたので、、テルモスの甜茶で一息入れてから、尾根筋につけられたこのルートを上っていきます。登り始めのところに石祠があり、道中の無事を祈ってからえっちら上がっていきます。植林ばかりですが、登山道としては歩きやすい方ではないかという印象で、コースタイムより短い時間で伊豆ヶ岳に到着。ここまで積雪らしいものもなく、アイゼンも不要でした。

 時刻は11時前ですが、おなかも空いていたし、山頂はそれほど混雑もなく、陽当たりも好いここで早めのお昼ご飯にしました。このあと古御岳から子ノ権現、そして吾野駅は、このブログを始める前の2001年の秋に歩いていて、そのときのメモに「伊豆ヶ岳より古御岳!高畑山へコースタイムで行くのは無理」と書いてありますが、実際には記憶がほとんど無いというのが正直なところでした。

 古御岳へは、いったん下ってかなり登らされるのは覚えていますが、何故、古御岳の方が好いかというのは、古御岳を越えて、更に先に進んだところで、ああなるほどと思いました。

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 ここは、それまでの植林の多さに比して雑木が綺麗なところなのですね。更に先に進めばアセビがたくさんあるところもあって、この時期でも緑の葉を見られるのはなかなか嬉しいものです。そして高畑山。今持っている2017年版のエアリアのコースタイムは古御岳から30分。いちおう、コースタイム内で歩けました。当時持っていたのはおそらく2001年版で、20分と書いてありますから、私の足が速くなったわけではないようです(笑)。

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(アセビ群生)

 高畑山からしばらくで、送電鉄塔がありますが、なんと送電線がありません! 実際昔買った地形図「原市場」(平成7年修正測量)をみると確かに送電線があるところで、これは撤去されるということなのでしょうか…。

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(送電線がない送電鉄塔)

 高畑山自体もこの送電鉄塔も、今となっては全く記憶が無くて、その先の中ノ沢ノ頭(イモグナの頭)もまるで記憶にありません。今は巻くこともできますが、せっかくの三角点なので立ち寄って、古御岳から一時間近く経過していたので、ベンチもない山頂で樹の切り株に座ってミカン休憩としました。

 中ノ沢ノ頭の南尾根には、ロープが張ってあり、さらに「この先は登山道はありません」の表示がありますから、間違ってハイカーが入り込むこともないでしょう。柏木のあたりから506m地点を通ってバリハイルートがあるのかな、なんてことを考える酔狂につまらないヒントを与えるだけ(笑)でした。

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 天目指峠へと高度を落としてゆき、峠の手前のウナギ伝説を読み、すぐ近くの立派な石祠でここまでの無事を感謝してから、さぁ、ここからが大変です(笑)。身体というか気持ちは下りモードですが、地図を見れば判るように、ここから結構な登り、しつこいぐらい登らされます。多くのガイドブックに紹介されているコースですが、最後の最後になって、一体いつ終わるんだ!と言いたくなるであろう、この登りのことは余り書かれていないように思います。

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(愛宕山のこちらは木祠、この先でまた一度下ってから登らされます(笑))

 

 そして、天目指峠の手前あたりから出ていた花粉症の症状が、更にひどくなってきて(笑)、愛宕山の標識あたりでは、今日は帰りどうなっちゃうんだろうと…(笑)。時刻は13時を回っていて、これから急いだところで14:30に受付終了の休暇村奥武蔵の日帰り入浴には間に合わないし…。子ノ権現から先はもう登りはないだろうから、その先はマスクをして歩くしかなさそう…、ということで、子ノ権現までは辛抱。

 しかし悪いことばかりではありません。子ノ権現手前のフクジュソウは好い感じで咲いていてくれていました。ちょうど暖かい陽差しが一番降り注ぐ14時前。。。黄色というか、黄金色のように輝いて、久しぶりに見た実物は、やっぱりその名の通りハッピーな気持ちにしてくれる好い花だなぁ…という感想でした。

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 子ノ権現では、久しぶりに来た記念に足腰のお守りを購入してから、大きなわらじや下駄を見物。お堂でお参りして、トイレを借りたあと、水道の水で顔を洗って花粉を落とし、マスクを装着してから(笑)下山にかかります。

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(私もお参りしてから帰りました)

 大きなわらじ以外ほとんど記憶がありませんでしたが、ここから先は道標にしたがって吾野駅を目指せばよく、難しいことはありません。ただ、下の舗装道に出るまでの間がしんどかった。鼻水だけならいいのですが、目が痒くなってきてしまって(笑)。ああ、やっぱりこればかりはヨーグルトいくら食べても、甜茶いくら飲んでも治りそうにないなぁ…、とは思いつつ、しかしあの黄色い素敵なお花をこの目で見ることができて、来るんじゃなかったとはさすがに思いませんでした。

 不思議なことに下の舗装道路に降り立って、しばらく歩くとだんだん症状が治まってきてくれて、目のかゆみも不思議ととれてきました。浅見茶屋は残念ながら、本日は終了の看板が出ていましたので、写真だけ撮って素通り。

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 でもでも、奥武蔵はやっぱり山里に降りたあとがイイですね♪ 廃屋の先には柚の木がたわわに実をつけていたし、「吾野駅まであと2km」の標識付近には、民家の庭先に、何気に咲いている↑フクジュソウがたくさん見つかったし、よく見れば馬頭観音や冬椿の花もちらりと咲いているし、梅も白いのも紅梅も咲いていたし、で、こんな道だったっけ???と呟きながらも、長い道のりを吾野駅まで歩くのは退屈ではありませんでした。

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 吾野駅では、これまでの例にもれず目の前で上り電車が発車してしまうのかな、とそれも想定内で歩いていたのですが、なんと今回は15:36の電車にほぼぴったりのタイミングで駅到着。初めて、列車に腰掛けながら、下山通知をアプリ(コンパス)で提出したのでした。

 

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2024.02.08

【遅出でちょこっと…霞丘陵】

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(こんな素敵な尾根径もありますが…)

 

【山行日】 2024年02月03日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 11:52 拝島  (JR八高線)
拝島 11:54 - 12:09 東青梅 (JR青梅線)

「歩行」
東青梅駅 12:15 - 13:30 愛宕山グラウンド手前の土道のベンチ
ベンチ  13:45 - 14:20 七国峠 (225.9m三角点)
七国峠  14:30 - 15:20 金子駅

「鉄道」
金子 15:47 - 八高線某駅 (JR八高線)

【地形図】「青梅」

 

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(長い舗装道歩きが結構ありました)

 

 またまた、自分に言い訳で早起きできず、旧正月にちなんで干支の山のプランも計画倒れ。花粉シーズンに備えて寝具の洗濯を始めるも、干しながら、見上げる空は雲ひとつ無い青空。風もなく寒さも和らいだこの日、やっぱり出かけようよと、こんな時の為に用意しておいたプラン「霞丘陵ハイキングコース」に行ってみることにしました。

 霞丘陵は、スタート地点の塩船観音のツツジの季節の方がガイドブックではお奨めなのですが、私の持っている前世紀発行の『分県登山ガイド 東京都の山』で未踏は島嶼部を除くとこの霞丘陵が残るのみということもあって、岩藏温泉のことなども最近ネットで調べたばかり。山のカッコしていくほどのこともないと、普段着に運動靴、テルモスに詰めた甜茶とガイドブックのコピー、地形図「青梅」だけ小さなリュックに入れて、コンビニでおにぎりを買ってスタートです。

 家を出たのは11時前だったのですが、八高線は高麗川以南でも、昼間は上り下りとも1時間に2本しか無くて(笑)、拝島での乗り継ぎがよかったので助かりましたが、東青梅駅の歩き出しは12時を回ってしまいました。

 東青梅の駅はちょっとわかりにくいですが、北口に降りるには改札を出たら何の表示もない右へ行かないといけません(右側に行くと今時珍しい新聞の自動販売機があります!)。

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 で、北口に降りると「花と古刹の歩き道(青梅市)」という標柱↑が見つかると思いますので、これを目安に塩船観音まで行くことになります。ただ、塩船観音まではずっと車道の脇の歩道を歩きますから、人数がそろえば、タクシーで塩船観音まで行くというのでもいいと思います。(途中の吹上しょうぶ公園まで河辺駅からバスで行くという手もありますが、昼間は八高線より少ない一時間に1本とかゼロ本だったりします)。

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 宋泉寺の先で、ごく普通の民家に見える建物に「営業中」の赤いノボリや↑「カフェ ルビコン」の看板があって、玄関口にランチメニューの案内があり、見てみるとお値段はすべて1050円以上のランチセット。今ではこのぐらい普通なのかも知れませんが、私にはやっぱりやめておこうなお値段(笑)、超遅出ですしリュックのおにぎりもありましたので、素通りして、塩船観音へ。

 塩船観音からの取り付きが、私には少し難しかったです(笑)。ガイドブックには「すり鉢状になったツツジ園の右の縁を登っていくと、いちばん奥のあずまやの裏に指導標があり、ハイキングコースが始まる」とありますが、ツツジ園がすり鉢状になっているのは上から見れば、ああなるほどと判りますが、下からではわかりにくく、ツツジも咲いていないので、ツツジ園がどこを指すのかも不明です。たくさん並んだツツジらしき樹々の群生の中を登っていくと大きな観音像の裏に「展望広場」があって、その先の鹿柵がハイキングコースの端緒になっている、というのが現状です。

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 この鹿柵扉の地点には少なくとも指導標は現時点ではありませんが、少し歩くと指導標が次々に現れます。時に、お手製の道標「大法師の道」「フモンコース」などもありますが、特に初心者の方はむやみに入らない方がよろしいのでは、という印象です。ただ、「塩船地内→」という指導標もありましたので、塩船観音からハイキングコースへはいろいろな入り方があるようでした。

 ハイキングコースは、愛宕山グラウンドの手前まではほとんどアップダウンもない土の道を歩けますが、その先はずっと舗装道歩きになります。私はおなかも空いていたし、舗装道の手前にベンチがあったので、ベンチでおにぎりタイムにしました。

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(このベンチでおにぎりタイム)

 

 これは後で考えると、本当に「あたり!」の判断で、この先は、いつまで続くんだ!というぐらい舗装道を歩かされます。私のガイドブックでは幅の広い道とだけ書いてあるので、ひょっとすると、昔は舗装されていなかったのかも知れません。
 
 舗装道歩きが余りに長いので、間違った道を進んできた(途中で指導標を見逃した)のでは?と思ってしまいます。途中、送電線を横切ったところで、、地形図を見れば、間違っていないと判りますが、その先、再度車止めの柵を抜けた先がこれまたわかりにくかったです(笑)。

 左手に大きな看板があって、周囲の地図が描かれていますが、これはどちらが今来た方向なのかも判りません。ここは、右手にある小さい看板「このハイキングコースは地主の方のご協力により設置されました 青梅市」というのを見逃さないようにしてください。

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 これから向かう「←七国峠・岩藏温泉」は右手の舗装道を下っていった先にあると判ります。

 そして、突き当たった信号のある交通量の多い通り、この交差点がなんと笹仁田峠ということのようです。どこが峠やん?という感じの場所です。

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(笹仁田峠:どう見ても普通の交差点)

 信号を渡って少し右に歩いたところに左手に戻るような幅広の山径(やっと土径を歩けます)があって、これを上がっていけばほどなく七国峠(というか七国広場という225.9m三角点近傍)に着きます。途中に立正佼成会のものとおもわれる植樹があり、舗装道ではないものの、ここら辺も教団の敷地という印象でした。

 七国広場には指導標が立っていて、道なりを「岩藏温泉」、来た方角を「塩船・笹仁田峠」、右手を「市内 今井方面」と示していて、指導標の裏側に回ると「12 七国広場」とあり、手書きで三角点の方角も示してくれています。

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 示された方向の踏み跡を少し上がれば、三角点と「七国見晴台225.9m」の標識がありますが、ガイドブックに書いてあるような南から西の展望は、現在は無きに等しいというのが素直な印象です。三角点もだいぶ傷んだ面持ちです。

 ここから、ほとんどの皆さんは、岩藏温泉へと下ってバスで青梅なり飯能なりへと向かわれると思いますが、ひねくれ者の私は(笑)指導標にあった「今井方面」へと歩を移しました。

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(岩藏温泉ではなく、今井方面へ行ってみました…)

 岩藏温泉は、25年前のガイドブックには、旅館4軒があり入浴だけの利用も可とありましたが、ネットで調べた限り、現在はほとんどが廃業していて、残っているところは、日帰り入浴は受け付けていない、ということで、お湯に寄らせてもらえないのなら、元の駅に戻るよりは元の駅を背にしたまま、八高線の金子駅まで歩く方が、自分らしい? というか、地形図で霞川の流れを見たときから、できそうならそうしよう♪と考えていたのでした。

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(地形図の卍記号のあたりだと思います…)

 七国広場から今井の集落はあっという間で、途中、縁日の(?)準備をしている尾根上の神社(お寺?)に寄り道しても、15分とかかりませんでした。車道に出てしまうとあとは退屈な車道歩き。ですが、途中、青梅せんべいのお店や、唐突に「埼玉県入間市」の道路標識が現れて、こんな短いウォーキングでも県境を越えてしまうという驚きや、地元の人たちの日常を感じ取れて、小春日和の日にのんびり歩く楽しさを感じました。

 県境には霞川の都の管理起点標識があり、霞丘陵の名前のおそらく由来となっているこの河川が荒川水系なのだということも初めて知りました。

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 地形図を見れば、あとはこの川に沿って東へ進めば、金子駅とわかり、コンビニの先で右折して、川の左手に沿う路を見つけ、金子駅を目指します。

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(金子駅へ…)

 ただ、この先、私は金子駅への近道と判断して、橋を渡って川の右側に渡って失敗しました(笑)。金子駅の出入り口は西側にはなくて、東側(線路の向こう側)だけなのです。東側に行くにはそのまま川沿いの路をまっすぐ進んで線路を跨ぐのが正解です(私は遠回りでいろいろおもしろいものも発見できたのですが…(笑))。

 霞丘陵の全体の感想としては、少なくとも「山に行った!」というあの感じは全くなくて、遊歩道というか、地元の人たちのお散歩道を歩かせてもらったという印象。また、舗装道歩きが長くて退屈ということもあり、私のような田舎暮らしならともかく、わざわざ都心からやってきて自然を求めて歩くのはどうかな、というのがあります。ただ、地元の方だと思いますが、道行く人たちは、とても快く挨拶を交わしてくれて、そういう意味では、登山靴も履かずにぶらりと出かけるのにはいい場所、という感じでした。

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