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2023.11.26

【3ヶ月ぶりの山行きは…笹尾根で紅葉狩り】 山バス情報197

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(小棡峠から土俵岳へ向かう途中で…)

 

【山行日】 2023年11月23日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 05:32 立川    (JR中央線各駅停車)
立川 05:43 - 06:14 武蔵五日市 (JR五日市線)

「バス」
武蔵五日市 06:22 - 07:05 笛吹入口(西東京バス 988円:ICカード)

「歩行」
笛吹入口バス停 07:15 - 08:30 990m付近、樹の切り株
990m付近  08:40 - 09:26 土俵岳
土俵岳     09:36 - 10:40 浅間峠
浅間峠     10:55 - 11:45 熊倉山
熊倉山     12:20 - 12:50 生藤山
生藤山     12:55 - 13;15 甘草水
甘草水     13:20 - 14:45 鎌沢入口バス停
鎌沢入口BS   14:55 - 15:40 陣馬山登山口バス停

「バス」
陣馬山登山口  15:49 - 15:56 藤野駅 (神奈中バス 210円:ICカード:数分遅延)

「鉄道」
藤野 16:06 - 16:32 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 16:37 - 中央線某駅  (中央線快速東京行き)

【地形図】 「猪丸」 「五日市」 「与瀬」

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(浅間峠手前)


 またまた、山へ行かない言い訳連発病で、山歩きをサボってばかりの悪い癖が出てしまいました。

 前回念願の北アルプスに行った直後、実はコロナに感染してしまって、しばらくは何をやるのも億劫になっていたのですが、悪いことは重なるもので、長年使用していた電子レンジがついに暖め不能になってしまい、買い換えを余儀なくされたことで、秋のスペシャルは見送りとなったあたりまでは、まぁそれなりに言い訳になるのですが、そのあとに至っては、もう言い訳のための言い訳(笑)を理由に山行きを見送る日々が続いてしまいました。

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(88年製 享年35歳 電子レンジとしては長寿でした)

 3ヶ月も間が開くと、行き先選びが難しくなってきます。通い慣れたところでエスケープがいくつもある、ということで選んだのが笹尾根。スタート地点は小棡峠(こゆずりとうげ)。小棡峠は以前に山梨側の棡原から上がったことはありますが、檜原村側からは初めて。せっかくなので朝一のバスでのんびり歩いて、膝と体力と時間と相談しながら、降りる箇所を決めれば良い、という感じで行くことに。。。

 立川から奥多摩への乗り換え無し直通電車はなくなってしまったようですが、五日市方面はまだ残されていて05:43発の電車はありがたい存在です。五日市駅で下車すると、思ったより登山スタイルの人たちが多くいて、慌ててバス乗り場へ行ってみたのですが、数馬・藤倉方面行きのバス停は私が一番乗りで、もうスタンバっていると思っていたバスはまだ来ていない状態。

 乗車したバスの皆さんは数馬までかなと思っていたのですが、結構手前の停留所で降りていき、笛吹入口で降りたバスには、もう二組ほどしか残っていませんでした。

 山に入るのは本当に久しぶりなので、やや入念にストレッチをしてから、停留所の先の道標に従って左折して集落の舗装道路を上がっていきます。「←偲び心」という標識も併設されていますが、それらしき施設(?)も見当たりませんでした。

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(不動滝 近くまで寄れませんでした)

 「←不動滝入口」の表示があったので入ってみたのですが、径はかなり崩れていて、滝の直下まで行くことは難しく、遠くから眺めただけで引き返しました。再び集落の舗装道路を上がっていくと檜原村デマンドバスのバス停「笛吹自治会館」がありますが、ふりがなは「うずひき じちかいかん」。「うずしき」ではなく地元の発音では「うずひき」なのでしょうか。

 更に五分ほどで土径に入り、たくさん並んだ石仏のところで登下山の無事を祈って、季節が季節だけに最後の暖かい秋の日と思われる今日はクマ鈴をつけて山道に入ります。径は少し上がると眼下に笛吹の集落を見下ろせて、のどかな集落のたたずまいがとても好い感じ。ただ、基本的に植林主体の尾根を登っていくので、紅葉を楽しみながら登っていくという感じではありません。

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(笛吹の集落を見下ろす)

 途中、松浦本に記載されていた尾根上に並ぶ家屋に行く径は、やはりこれだけ山から離れていると、簡単に見逃してしまったらしく、指導標に従って黙々と登っていくことに。。。

 藪っぽい径を上がっていくと、左手から踏み跡が上がってくる箇所があって、ここが廃屋から続く径なのかなと思い、立ち止まって振り返ってみたのですが、ここは下りにとると逆にそちらへ引き込まれやすい形になっており、道中頻繁に現れた指導標も肝心のこの箇所にはなく、小棡峠を檜原村に向かって下る場合は注意が必要かなと思いました。

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(下りにとると、ここは直進してしまいそうです。)

 990m付近まで上がってきたところで、歩き始めから一時間以上経過していたこともあって、樹の切り株に腰掛けて休憩を取ることに。。。今日は久しぶりとは言え、朝、せっかくお湯を沸かしてお茶を入れたテルモスを台所に置き忘れて出てきてしまったため、水筒の水とサンドイッチの残りで一息つきます。

 ひと休みしたら、小棡峠目指して進みますが、何故か地形図には現れない?ほどの下降をしてから小棡峠に到着。たどり着いた場所は、前回棡原から登ったときの記憶とは違う場所のように感じ、実際、そこには棡原を示す道標もなければ踏み跡もありません。首をかしげながら浅間峠・土俵岳の方角へ進んでみると、二分ほどで棡原を示す道標と明瞭な峠道が見つかりました。そうそう、ここここ、こんな感じのところだった…と記憶がよみがえります。この分岐には小棡峠の文字もなく、峠の名の由来となった棡原の径は小棡峠とは離れた箇所にあるということになり、ちょっと不思議というか、変な話というか、釈然としないかんじが残りました。

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(小棡峠には棡原への径はない!?)

 稜線は、御存知の通り、激しいアップダウンもなく歩きやすい径が続きますが、小棡峠からしばらくは右手南側の陽当たりの好いところはずっと植林帯が続いているため、左手北側の陽差しが燦々とはならないところにある紅葉は、写真に撮ると幾分見劣りした感じに映ってしまいます。実際には写真よりも佳い色づきで、夏場の暑さで今年の紅葉はダメという予想を覆してくれる、はっとするような箇所も何カ所かありました。

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 軽いアップダウンをこなして、北側に大岳山が見えてくると防火用水の缶が並ぶ土俵岳。前の休憩から小一時間経過していたので、ここでひと休み。コンパスの登山届けで予定していたより早く登れた感じがしたので、確かめておこうとスマホを取り出すも圏外(笑)。(この先の浅間峠でも緊急通報のみ可で圏外でした:au)。

 当初は浅間峠で降りてしまってもいいと思っていたのですが、土俵岳で9:30。浅間峠は11時前には着いてしまいそうで、足と膝の調子から熊倉を越えて井戸あたりまでなら行けそうかなという感じ。ドライフルーツで一息ついたら東進を続けます。

 記憶では浅間峠に向かう道すがら両サイドとも雑木の美しい箇所があって、通るたび(冬)に、紅葉の頃はどうなんだろう?と少し期待して進んでいったのですが、その箇所も確かに悪くないのですが、それよりももう少し先に、ああ、来て好かったなと思わず口にしてしまうような箇所があって、このあたりは本当に楽しめました。

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 浅間峠は10:40の到着。疲れもなく、まだ行けそうという感じだったのですが、ここでメモをとるボールペンがポケットにないことに気づき、がっくり。ブランクを空けすぎるとこういうポカばかりが目立ち、気づくたびにがっくりきます(笑)。予備のボールペンがザックの中に見つかったので、ここからはメモもペンもザックの中に仕舞っていくことに…。

 エアリアを引っ張り出し、熊倉で場所があればお昼にしよう、なければその先の三国山にはベンチがあったはずなので、そこか、生藤山でと、更に東へ尾根をたどります。

 熊倉に向かうとすぐに、プーさんらしき落とし物を発見。その名の通りの山なのでしょうか。。。その先もなかなかどうして悪くない黄葉紅葉が姿を現し、笹尾根の紅葉だって捨てたものではない、との思いでアップダウンをこなし、「山之神社」「道祖神」の石碑を右手に見て五分ほど登ればベンチが三つある熊倉の山頂。二つは先客で使用中でしたが、一つ空いているベンチがあり、こんにちはの挨拶の時の表情がとても素敵な二組だったので、私もここでお昼の休憩にしました。

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(熊倉山の手前)

 

 お昼をいただきながら、山頂での一期一会の方々と、このあたりのバスのことや、お互いの山の趣向など楽しくおしゃべりしながら、素敵なひととき。一組はこれから井戸のバス停まで行って、いつもガラガラのバスで帰宅されるとのお話を伺い、私も11月いっぱいで午後は一本(15:29)しかないあのバス利用も考えていたのですが、登山届けを出していた計画書通り和田のバス停まで行けそうな感じがしたのとお二人が少なくとも今日は利用してくださる、ということで、お昼休みを終えたら、とりあえず予定していた三国山までは足を伸ばすことに。。。

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(軍荼利山へ向かう…)

いったん下ってすぐに登り返し。軍荼利山です。そしてその先には軍荼利神社。南側が開けて富士山も見えていますが、カメラにはとらえられないのは、この季節この笹尾根では仕方の無いこと。三国峠、三国山は尾根の途中という感じで、右手に降りる井戸への径を横目に、その先の生藤山まで、せっかくだからと欲張ったら、これがかなり険しい登り(笑)。

 生藤山山頂は12:50の到着。ベンチで一息入れつつ、これから下る和田へのルートとコースタイムをエアリア「高尾・陣馬」で確認してみたところ、急げば14時半のバスに間に合うかも知れないけれど、次の15:43発はかなり待たされそうな微妙な時間(笑)。この時点で結構足に来ていて、安全のためにも、そして今日は足慣らしにしては随分歩いたし、ということで、ストックを出して、ゆっくり慎重に怪我の無いように降りることを最優先として下山にかかります。

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 佐野川峠方面へは指導標の「上岩」と示された方向に進むわけですが、上岩と言われて判る人がどれぐらいいるのかなと…。皆さんが使っている昭文社の登山地図エアリアには、もうそんな地名はどこにもありませんし、地形図「与瀬」の左端や最近の「上野原」の右端にに小さく書かれている程度のものです。初めてこのあたりに来て和田に降りようと思っている人は、本当にここで良いのかな、と躊躇してしまうのではないでしょうか。せめて佐野川峠などの地名も併記してほしいところです。

 しばらく下っていけば神奈川県の指導標に「鎌沢」の表記が見られ、更に進めば甘草水の標識が出てきます。ここら辺から、膝の方が少し心配になってきたので、ベンチが見つかるたびに座ってひと休みしながらゆっくり下っていくことに。。。

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(甘草水…飲用不可が残念)

 更に下っていけば佐野川峠。ここで、右手に降りて石楯尾神社から帰る分には十分間に合いますが、現在時刻は13時半過ぎと、下で1時間以上待たされることは確実で、予定通り和田へ向かうことにします。

 佐野川峠から下っていくと軍荼利神社の下社の鳥居の手前に右手分岐する踏み跡があります。これがクラゴ峠方面へと南下する尾根道(最近のエアリアには赤破線が入っています)かなと見当をつけましたが、道標はなく、膝の調子が心配になってきたのでベンチで少し休んでから鎌沢と記された方の従来の登山道に進みます。

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(鎌沢へ…)

 

 このあたりから指導標は行く先を「鎌沢入口バス停」と表記するものが多くなって、だったら最初からこの表記で良いのに…と呟きつつ下っていくと、最奥の民家にポンと降り立ちます。

 舗装道になれば長いけれど膝の心配は無用と思っていたのですが、この舗装道、そうだそうだ、思い出しましたよ。物凄い急下りなのです。こんなところ軽トラなら何とかなるかも知れないけれど、普通の乗用車じゃ登るのも無理でしょうというぐらいの角度。傾斜が緩むまではしんどい舗装道下りでした。

 この舗装道下りはまもなく傾斜が緩くなって、膝の心配はとりあえず無くなりましたが、最近のエアリアで記載されている赤実線は駐車場の先で左手に折れて和田へ降りるように描いてあります。その分岐点はおそらく甲州裏街道という標識だけが立っているここだとは思うのですが、

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 残念ながら「和田」とか途中にあるはずの「やさか茶屋」などの表記は一切見つからず、もう14時半のバスにも間に合わないことは確実だったので、おとなしく道なりに下っていけば、やはりそこはすぐ右手に鎌沢入口のバス停という顛末。

 時刻は14:45。 15分前にバスは行ってしまったばかりで、次のバスまで一時間。とりあえず、バス停のベンチに腰掛けて、まずはコンパスの下山通知を出し、クマ鈴や手に持っていたストックを片付け、ほんの少し残っていた水筒の水を飲み干して、どうしようかなと…。

 エアリアを広げ、和田に上がって茶屋に行ってみるかと歩きかけたのですが、店がやっているとも限らないし、時間帯から言って陣馬から降りてきた登山客で帰りのバスは混むかも知れない、と考え直して、歩いても一時間半ぐらいなら藤野まで歩いてしまおうか…。途中でバスに追いつかれたらそのぐらいの距離なら立っていっても良いし、今日はかなり暑い日だったので喉も渇いて、自動販売機ぐらいあるだろうから、藤野駅目指して歩いて行こうと…。

 ところが歩けど歩けどコンビニはおろか自動販売機もない。幸い車の通りはそれほど無かったので、歩いていて不快な気分にはならなかったのがせめてもの幸い。目星をつけていた途中にある桐花園は、入浴できるとの表記があったものの、どこにその施設があるのかも判らないし値段も不明とあって、素通り。

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(看板は見つかったが…)

 

 更に上河原、上沢井というバス停を通過するに、もう随分前に行ったあの鷹取山のあたりかと思うといい加減疲れてきてしまいました。やけくそでホントに藤野駅まで歩くかと思っていた頃、「秘境 陣馬の湯」の大きな看板を見てその先にバス待ちの登山者の列を発見。そこは陣馬山登山口というバス停で、自動販売機があって、ようやく見つけたとCCレモンを買ってゴクゴクやっていると、そのまた先に「鈴木酒店」の看板が(笑)。

 いらっしゃいませの表示があって、店に入るとビールが並んでいて、今日はもうここで打ち止め、ビールを飲んでバスを待つことにすんなり決定です(笑)。

 車道を歩きながら、バスが二台登っていったのをこの目で見ていたので、最後尾に並んだ私も二台目の増発便に乗って席を確保。藤野駅には上り電車発車にちょうどよいあんばいに到着して、藤野からもうまいこと席を確保できて相模湖駅での長い通過待ち時間にも苦しめられず、そのあとの高尾からの上り中央線車内でなんと、あの熊倉山でお会いしたお二人にも再会。いろいろな偶然が重なるのもこの山歩きの楽しみのひとつなのだなぁ…と感慨深い面持ちで帰途についたのでした。

 

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