【のんびり三泊四日…黒部五郎岳 一日目】 山バス情報196
【山行日】 2023年08月24日(木) ~ 27日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
☆往き 08月24日
「鉄道」
中央線某駅 - 05:19 西国分寺 (中央線各駅停車)
西国分寺 05:21 - 05:46 武蔵浦和 (武蔵野線)
武蔵浦和 05:52 - 06:04 大宮 (埼京線)
大宮 06:41 - 08:23 富山 (新幹線 かがやき501号 金沢行)
電鉄富山 08:53 - 09:34 有峰口 (富山地方鉄道 特急立山1号 立山行 特急料金110円)
「バス」
有峰口駅 09:50 - 10:40 折立 (富山地方鉄道 3300円)
「歩行」
【一日目】
折立バス停 10:50 - 11:20 小平地 「太郎を愛する会」の標識
小平地 11:40 - 12:20 三角点 △1870.6
三角点 12:30 - 13:10 2011mベンチ
ベンチ 13:20 - 14:40 太郎平小屋 (二食+弁当)
【二日目】
太郎平小屋 05:55 - 07:05 2576m点
2576m 07:10 - 07:45 北ノ俣岳 △2661.2
北ノ俣岳 07:55 - 08:45 赤木岳を巻いた先
赤木岳の先 08:55 - 09:45 2578m点
2578m 09:55 - 11:15 黒部五郎岳
黒部五郎岳 11:40 - 12:30 カールの底の桃太郎岩(?)
桃太郎岩 12:40 - 13:45 黒部五郎小舎 (二食+弁当)
【三日目】
黒部五郎小舎 05:45 - 06:45 三俣分岐手前の鞍部
鞍部 06:55 - 07:35 三俣蓮華岳
三俣蓮華岳 07:40 - 09:00 双六岳
双六岳 09:20 - 10:10 双六小屋
双六小屋 10:20 - 12:05 鏡平山荘 (二食+弁当)
【四日目】
鏡平山荘 06:00 - 06:30 シシウドが原
シシウドが原 06:40 - 07:30 秩父沢出合
秩父沢出合 07:40 - 08:30 わさび平小屋
わさび平小屋 08:50 - 09:45 新穂高ロープウェイバス停
☆帰り 08月27日
「バス」
新穂高ロープウェイ 09:55 - 10:30 平湯温泉 (濃飛バス 910円)
「温泉」
平湯温泉 「ひらゆの森」 10:40 - 12:00 (大人1名 700円 カミソリ100円)
「バス」
平湯温泉 12:55 - 14:30 松本バスターミナル (アルピコ路線だがこの日のこの便は濃飛バスの運行 2700円)
「鉄道」
松本 15:55 - 17:07 小淵沢 (中央線各駅停車)
小淵沢 17:23 - 19:44 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 19:47 - 中央線某駅 (中央特快東京行)
【地形図】 「薬師岳」 「三俣蓮華岳」
(折立行きのバスは超大型でした♪)
このブログの、カテゴリー「北アルプス」をクリックしていただければ判るとおり、北アルプスには全く足が向いていませんでしたが、やっと念願の黒部五郎岳へ「新幹線+食事付きの山小屋3泊」という楽をして行ってきました。
黒部五郎岳へは計画だけは何度も立てていて、そのうち一回は13年前に富山のホテルまで行って断念して帰ってきたというほどの思い入れがありまして、今回北陸新幹線初乗車でホテル泊は無し、夜行も使わずという贅沢なプランで臨みました。
コロナで布団一人一枚が確保されている今、予約さえ取れれば、値上がりした小屋泊まりの料金も納得、ちょうど五百円玉貯金が交通費&宿泊費分貯まっていましたので、台風などよほど天候が悪くならない限りは行く!ということで、決行です。
こちらに引っ越してから、気がついたのですが、このあたりだと、朝の新幹線に乗るのに、東京から行くより大宮からの方が料金も安く、朝も超早出しなくても好いので、久しぶりに武蔵野線に乗車して大宮へ。。。念のため早めに出たので、大宮駅には新幹線発車の30分前以上に到着。それでももうNew Daysも開いていますし、新幹線の改札を抜ければ待合室もあります。
この朝一の金沢行き「かがやき501号」は大宮を出たら、次はもう長野駅に8時前に着き、次が富山です。どう考えても登山者向けのこの新幹線は、しかし全車指定席なのですね。まぁ、とにかくこれに乗って電鉄富山で有峰口まで行けば、折立行きのバスに間に合うのですから、ガラガラの車内でスマホの充電などしながら、過ごします。
富山で電鉄富山へ向かうと、特急立山行きの立て札があって、そこに切符と特急券を買って並ぶようになっています。110円の特急料金を払いますが、乗車した電車はローカル線そのものの二両編成。こちらは逆に全車自由席で、単に、途中の駅のいくつかにに停車しないだけ(笑)です。
車窓からは剱岳?らしい山塊も見えて、天気も好くワクワクしますが、乗っているのはほとんどがアルペンルートへ向かう観光客のようで、有峰口で降りたのは私を含め4人。うち二人は予約してあったタクシーで先行です(笑)。
というわけで超大型の50人ほど乗れるバスの乗客は二人だけ。19年前に乗ったバスは小型で、それでも有峰湖の縁ギリギリのおっかないところをゆっくり通過した記憶があったので、こんな大型バスで通れるのかな…と心配していたのですが、今は、通る箇所もダムの縁ではなくなっていて、幅広の道路に拡張されているのですね。到着した折立は、唖然とするほどたくさんの車が停められていて、このバスの存続が本当に心配になってきました。
(ガラガラの大型バス、何故か灰皿付き(笑))
折立キャンプ場で、ストレッチをしていると、「これからですか?」と半ばあきれた顔で話しかけられます。マイカーの方から見ると、11時前に登山口を出発なんて、非常識に映るかも知れませんが、車もなく夜行もダメな人間にはこれしかないのです(笑)。
(駐車場は車があふれかえっていました)
折立から太郎平までコースタイムでは5時間ですが、標高差(900mほど)からいってもそれほどかかるわけがなく、実際20年近く前にテント装備で歩いたときでも、そこまではかからなかった記憶があり、今回はほとんど日帰りと変わらない装備です。小屋には16時到着と伝えてありますし、一度は通った径の記憶がありますので、ゆっくりと焦らずに登っていきます。
30分ほどで、「太郎を愛する会」の標識がある小平地に到着。先行していたお二人が休憩中だったので、私も腰を下ろし、おにぎりで早めのお昼ご飯。タクシー料金を伺うと有峰口から折立まで12,000円とのことでした。
(小平地付近にて)
1870.6の三角点までは、それほどひどい急傾斜でもなく、そのあとの行程に比べて傾斜がある、という程度のもの。 一番気がかりだった天気ですが、急に降り出したかと思ったら、日焼け止めを塗り直すぐらい晴れたり、と実にめまぐるしい天気。上だけ着ていたレインウエアを脱いで手に持って歩いたりと、苦笑しながら対応。幸い雷は遠くで一度鳴ったきりで、感じとしては、良性で、想定内というものでした。
(三角点ベンチ)
三角点でベンチ休憩したあとは、お花もちらほら見え始め、一度下ってから登り返せば、草原状の眺めの好い尾根歩きになります。雲が眼下に見えるようになり、2011m地点のベンチでも少しだけ水分補給。何とか天気は持ってくれそうかな…と、歩いてくと、五光岩のベンチあたりで、それまでとは違いなかなかやんでくれない雨が降ってきて、もう降らないだろうと2011mベンチでザックに仕舞ったレインウエアを再び取り出して着直しました。
結局レインウエアを羽織り直してから五、六分で雨は止んでしまい、「全く忙しいお天気だ」と呟きながら歩いて行くと、振り返った向こう側には日本海まで広がる視界。。。前方にも太郎平小屋が見えてきて、ヤマハハコの写真など撮りながらエッチラ登り切れば、太郎平小屋。受付を済ませて、小屋や小屋前でのんびり。。。バスで一緒だったハイカーの方と、翌朝行かれるという雲ノ平のお話などして、ゆったり過ごしました。
(夕刻のひとときをビール片手に小屋前で…)
木曜ですし、100人以上泊まれる山小屋なので、空いているだろうと思ったのですが、この日はほぼ満員。蚕棚方式の寝床でお隣との間には仕切りもなく、一番の懸案だった、鼾(笑)は、両サイドから容赦なく、よく眠れませんでしたが、それでもまぁ、あの尾瀬の鼾に比べればかわいいもの(?)で、早くから身体を横たえ続けて、途中で時計も見なかったので、少しは眠れたようで、疲れも感じずに翌朝起きることができたのでした。
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コメント
こんばんは~
北アはこちらでしたか、良いですね~私、一番好きな山域です。
良い天気に恵まれたようで続きも楽しみです。
久しぶりとおっしゃる割には、太郎平小屋までずいぶん早く登られてますね、さすが。
このルート、私も好きですけど地味なので途中で息切れしてしまいます・笑
バスがガラガラだったのは時間帯のせいですかね?
私が乗る時は毎回ほぼ満席で、家からネット予約して乗っていました。
どちらにせよ、大事な路線ですね。
投稿: cyu2 | 2023.09.10 20:52
cyu2さん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
この日以外は、雨に降られることもなく、天気はずっと好かったです。レインウエアを取り出したのはこの日だけだったので、全体としては天気に恵まれた縦走でした。
折立から太郎平は20年近く前とはいえ、テント装備で登ったことがあって、途中の休憩所で休み休み登ればそれほどたいしたことは無いとの印象がのこっていたこともあって、ゆっくりペースで休み休み登りました。そうすれば息切れしない、というか、息切れしないように登ったんです(笑)。
たぶん、cyu2さんは夜行で朝早くから登るので、それが身体に応えちゃうのではないかな、と思います。
バスがガラガラだったのは、このバスで昼前から出発なんて悪い子の見本みたいな山行きを皆さんしないから?、というのもあるでしょうが、やっぱりマイカーや夜行バスが主流だからだと思います。
有峰口からでも3,300円と高くなってしまったのは仕方ないかも知れませんが、夏だけしか走らなくなってしまいましたし、今後の存続がホント心配です。
投稿: ゴン太 | 2023.09.10 22:16