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2022.10.16

【六号路と稲荷山尾根をちょこっと…高尾山】 山バス情報186

 

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(天気の好い日は平日でもやっぱり混みます…)

【山行日】 2022年10月11日(火)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅    - 11:19 高尾駅  (JR中央線各駅停車)
高尾    11:31 - 11:33 高尾山口 (京王線)

「歩行」
高尾山口駅 11:35 - 12:55 山頂手前舗装道手前のベンチ
ベンチ   13:15 - 14:40 高尾山口駅

「鉄道」
高尾山口  14:48 - 14:50 高尾 (京王線)
高尾    14:53 -    中央線某駅 (JR中央線 快速東京行き)

 

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(13時頃、山頂では富士山が顔をのぞかせてくれていた)


 またまた天気の悪かった連休。連休明けの火曜日は午前中に用事があって、会社はお休み。天気も良くもったいない。次の週末が天気が良いとも限らない…。平日だから高尾山でもそれほど混まないだろうと出かけてきました。

 最近のエアリアには盆前山などにも赤破線が入っていて、平日なら小津へのバスもあるので…とちょっと考えたのですが、10:55のバスには間に合いそうもなく、14:30のバスではいくら何でも遅すぎます。それに長いこと山をサボっていたせいで、地図読みにもあまり自信がありませんので、今日のところは高尾山のその後の変わり様でも見に行こうか…といった野次馬根性で訪れてみることに。

 この日選んだのは、6号路。沢沿いの道なので涼しいというのもあったのですが、最近のエアリアではこの琵琶滝コース、GWと11月は登り一方通行になるとの表記があり、10年以上前に歩いた記憶があるものの、そんな「すれ違いにくい(狭い)」道だったっけ?ということを確認したかったというのもあります。

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(ツリフネソウ)

 歩いてみると、湿った道は滑りやすいかもしれませんが、尾根径と違い陽差しに照らされることも無く涼しいし、高度が稼げないものの、ゆったり歩きで進むことができます。ただ、舗装道では結構見られたお花が土径になってからは、とりわけ琵琶滝を過ぎてからはがくんと減った印象でした。

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( シュウカイドウ(秋海棠) )

 

 代わりに目についたのは、巨樹とこういった案内板。気がついたら目を通してから先に行ったのですが、これって結構勉強になりますね。

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 沢を詰めてUターンするように右手尾根に向かうところは急坂ですが、ここには結構真新しい木段があり、できたて(?)のせいか非常に歩きやすいです。過剰整備の誹りもありましょうが、ここまで人出の多い山だと、こうするしか無いのでしょう。

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 その白木の木段を上がりきると、小平地になっていて、ベンチがいくつかありましたので、あいているベンチでお昼のおむすびにしました。山頂はすぐそこですが、平日でも激しく混んでいるだろうし(笑)、とてもご飯を食べる雰囲気では無いのはよくわかっていますから…。

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(ここでお昼にして正解でした…)


 ご飯を食べなから、山頂へは行かなくてもいいかな…、なんて考えていたのですが、ま、一応素通りでもいいから、挨拶がてら通過してみることに。。。

 うーん、やはり来るべきじゃなかったか…というほどのすごい混雑。マスクをして歩いた方が良さそうだと言うことで、マスク装着で山頂通過(笑)。三角点には、まあ想定内とはいえ、親子連れがどっかりと腰を下ろしていてタッチはできませんし、富士山の展望台も写真を撮っている人たちで大混雑。

 まさに素通りして、稲荷尾根へ。。。

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(稲荷山尾根上部も真新しい木段)

 稲荷山尾根は、ここも、のっけの下りから、先ほどのような木段がずっと続き、この尾根の末端まで、こんなんが続くんかい!と、さすがに不愉快な気持ちも生じてきましたが、ある程度急な部分を下りきってしまえば、従来の土の径に。。。

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 このコースはこの土の部分が好きだったので、ここまで木段に覆われていないことに安堵。稲荷山の展望は、もうだいぶ木が育ってしまっていましたが、まぁ、ここは都心方面を望めるだけですから、このまま放置で好い気もします。

 黒い手すりの階段をトントコ下っていくあたりは、以前と同じでこの尾根の下部は変わってません。ケーブル駅を横目に高尾山口駅へ。もう少し歩こうかとも考えたのですが、ホームに、あの緑色の電車が来るところが見えたので、まだ一度も乗っていないし、と言い訳して(笑)高尾山号に乗って帰宅の途につきました。

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 ※「追記」:小津へのバスですが、あとで調べてみたら、平日なら西八王子駅発12:20もあったのですね(この日は間に合いませんでしたが、ほかに07:10と09:40があります)。

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2022.10.10

【やっぱり石丸峠から…大菩薩嶺】 山バス情報185

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(石丸峠から熊沢山)


【山行日】 2022年10月2日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅    - 06:11 高尾   (中央線各駅停車)
高尾    06:14 - 07:11 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「バス」
甲斐大和駅 07:48 - 08:27 小屋平  (栄和交通  970円 現金のみ)

「歩行」
小屋平バス停 08:35 - 09:35 石丸峠
石丸峠    09:45 - 10:55 雷岩
雷岩     11:30 - 12:45 丸川峠
丸川峠    12:55 - 14:30 大菩薩峠登山口(裂石)バス停

「バス」
大菩薩峠登山口バス停 15:00 -15:27 塩山駅 (山梨交通 300円 ICカード可)

「鉄道」
塩山  15:54 - 17:14 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  17:23 - 中央線某駅  (中央線快速東京行)

【地形図】 「大菩薩峠」

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(狼平&小金沢山を前景に富士)

 

 結局18きっぷは使い切れずに終わって、その後も天候の悪さなどを理由にグズグズ…。気がつけば、ひと月半も山をサボっていました。。。自分でも「ゴン太のやつ、また山やめちゃったのか…」状態にこのままではなってしまいそうで、天気は久しぶりの秋晴れになりそうな月初めの日曜日、重い腰を上げて歩いてきました。

 この日の最高気温は30度!の予想でしたので、できる限り高いところから歩き始めたいということもあって、混雑覚悟で栄和交通の大菩薩線を利用することに。。。このバスは08:10が始発ですが、好天の土休日は、一本前の電車で行くと、一番バスで早めの発車となるのは、周知のこと…高尾06:14発の松本行きに乗り込みます。

 びっくりしたのは、いくら好天とはいえ、この電車で立客が出るほどだったこと。そして、高尾駅での乗り換え時間が3分に拡大していたことでした。以前は1分乗り換えだったので、前の方の車両に乗っていないと乗り継ぎに不安があったのですが、今はゆっくり乗り換えができるのですね。

 甲斐大和駅で降りると、駅を出てすぐ左のバス停には誰もいないし、栄和交通の標識も見えず、あるのは甲州市民バスのバス停のみ。廃止はいくら何でも無いし、美ヶ原に行ったときに、06:35八王子発の電車からたくさん降りるハイカーの姿も見ているので、発着駅が変更になっているわけもないはず、とあたりを探していると、そう、今はこちらに変更になっているのですね。

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(改札を出て右、橋を渡った先ですね)


 まもなくバスが来て、そのあとすぐに、次から次へと臨時便が計三台もやってきたのにはびっくり。八王子始発の松本行きが到着する前に、先の電車で来ていた人たちは乗せてくれるのですが、行き先を聞かれ小屋平と答えると「前の方に座ってください、降りられなくなっちゃうので」と言われ、最前列に座ります。

 予想通り、6:35八王子発の松本行きが到着すると、ハイカーがどっと押し寄せてきます(笑)。満席になったところで、即発車。07:38に乗車してから10分ほどでの発車と相成りました。

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(このほかにも色違い型違いの臨時便が待機してます)

 

 そんなわけで、小屋平には8時半前の到着。小屋平で降りたのは私を含め3人だけ。お二人と石丸峠に上がるまで、同じようなペースでしたので、いろいろとお話しさせていただきました。

 カラマツが少し色づいていましたが、全体に紅葉はまだまだ先、といった感じ。最初の段差の大きな箇所をこなしていったん林道に出れば、そこから先は峠道らしい感じになってきて、周囲の眺めの好い中、一時間弱で石丸峠に着いてしまいます。ここは何度来ても気持ちの良いところ。殊に今日のような秋晴れの日は最高です。

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 ほかのお二人もこの景色を気に入ってくれたようで、下のバス停で、「石丸峠が大好きで、あとはピークなんかどうでもいいんです」と言った私の言葉を納得してくれていたのがうれしかったです。

 一人は牛の寝通りへ、もう一人は南下して湯ノ沢の先いけるところまで、ということで、一休みしたらお二人とは別れて北へ向かいます。

 熊沢山には以前には見かけなかった新しい山名標識が掲げてあり、苔むした樹林帯を下っていけば、まもなくで大菩薩峠です。甲斐大和駅の人の多さもすごかったけれど、大菩薩峠から雷岩までは、人ひと人…大勢のハイカーで大賑わいです。とりわけ今日のような日本晴れでは、空の青さもさることながら、峠からの大展望もほしいまま。見とれていると、女性ハイカーが「わぁきれいですね~」と言ってきたり、すれ違う登山者も、「今日は最高ですね~」と、こんにちはの挨拶代わりに声をかけてくれます。

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 湖の向こうに富士山、そしてその右手には南アルプスが聖から甲斐駒まで全部見えちゃってますから、これはこの時期としては最高の出来です。今日は山に来て好かった。やめなくて本当に好かった、そう思いながら歩を進めます。

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(南アルプス一望)

 

 大菩薩峠から雷岩まで標高差は100m以上あるのですが、ほとんど登ったという感じも無く、ただとびきりの大展望に見とれて歩いていたら着いてしまったという感じです。

 雷岩の少し手前に眺めの良い場所が空いていたので、11時前と少し早いですが、ここでお昼にします。この先、大菩薩嶺から丸川峠は展望の無いこともわかっていましたし、ここでお昼にしない手は無いという感じでした。

 

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(こんなところで食べれば、コンビニおにぎりも美味!)

 

 昼食後、大菩薩嶺へ登ります。日本百名山とありますが、三角点にタッチして新しい山梨百名山の標柱を写真に収めるだけで通過。ここから先は展望は無くなりますが、苔むしたコメツガの森が続き、奥秩父のような山深い雰囲気が素敵ですね。

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 一時間ほどで丸川峠。ここは何度来てもいいところです。特に展望があるわけでもないのですが、明るく開けた感じがとても好く、いつもここで一休みしてから、名残惜しい気持ちを胸に裂石に下るのです。小屋の存続が心配でしたが、小屋からはラジオの音が聞こえ、丸川峠を下りるときには、胸に薪を抱いたちょっと頑固そうな小屋のご主人にも挨拶できて、ほっとしました。バイオトイレがあり、百円の協力金で使用させていただきましたが、とてもきれいに管理されておられるようです。

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(ここは寝転んでみたい誘惑にかられますが…)

 

 丸川峠からの下りは、最初が特に急で、やはり最後の方は、膝に少し来てしまいましたが、マッサージしながら、ゆっくり下っていくことで、何とか痛みも回避。夏のような暑い陽差しの中、舗装道路を歩いて裂石のバス停に到着。相変わらず大きなバス停の表示は「大菩薩峠登山口 山梨貸切自動車」のまま。

 いつものように、番屋茶屋でビールを買うと、いつもの女将さんで「次は3時のバスね」と言いながらビールのおつりを渡してくれるところまで、変わっていません。

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 バス待ちの30分。ロング缶のビールを飲みながら、このバス停での数々の思い出に浸っていると、山を始めたばかりのときのことなどいろいろなことを思い出し、原点に返ってきたような感覚を覚えます。朝のバスで一緒だった方は、上日川峠へ行く甲斐大和駅発のバスは今世紀に入ってからの新路線と言うことを知らないようでした。大菩薩がこんな足慣らしのし直しに使えるようになったのは新路線のおかげではあるけれど、この塩山~裂石のバスも使い続けて存続させないと…。そんなことを考えながら、帰りのバスに揺られました。

 塩山では、特急「かいじ」にすぐの連絡がありましたが、もちろん使わず、下のお土産屋さんに戻って、ビールを購入。「世界の宝 富士山地ビール」というのがあったので、買ってみたのですが、これ、帰ってからよく見ると製造元は新潟県、販売は静岡県、企画は山梨県。 要するに中身はえちごビールでした(笑)。

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(えちごビールです(笑))

 塩山からの列車は混雑するかと思っていたのですが、がらがらで、ロングシートの一番端を占拠。お土産屋さんで買ったいつもの甲州ワインを飲みながら帰途につきました。
 

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