« 【GW以来の不要不急の外出…青梅丘陵へ】 | トップページ | 【初めての尾瀬…その2】 山バス情報182 »

2022.07.24

【初めての尾瀬…その1】 山バス情報182

 

 

1st_oze0103

(初日、大江湿原:ニッコウキスゲの見事な群落)

 

【山行日】 2022年07月17日(日)
      2022年07月18日(祝) 

【使用公共交通機関の詳細】

「高速バス」
バスタ新宿 07:15 - 11:05 大清水(ダイヤでは11:30着) (関越交通 4400円)

「歩行」

【一日目】

大清水バス停 11:10 - 12:05 一ノ瀬無料休憩所
一ノ瀬    12:20 - 13:35 尾瀬沼山荘
尾瀬沼山荘  13:40 - 大江湿原散策 - 14:35 尾瀬沼山荘 (泊:二食付き弁当=10100円)

【二日目】

尾瀬沼山荘 06:10 - 07:15 白砂田代
白砂田代  07:25 - 08:45 見晴
見晴    08:55 - 10:30 山ノ鼻
山ノ鼻   10:45 - 11:48 鳩待峠

「シャトルバス」
鳩待峠 11:50 - 12:15 尾瀬戸倉 (片品観光 1000円)

「バス」
尾瀬戸倉 12:35 - 13:58 沼田駅 (ダイヤでは14:02着)(関越交通 2100円)

「鉄道」
沼田  14:38 - 15:24 高崎  (JR上越線)
高崎  15:50 - 17:15 高麗川 (JR八高線)
高麗川 17:32 - 八高線某駅   (JR八高線)

 

1st_oze0002_1

(初めての尾瀬は、初めてのバスタ新宿利用でした)

 長らくの更新なし、今回は実質2年以上の長さでした。長期更新なしは、もう何度目?という感じですので、今更のように更新しても…という感じはありますが、久々に登山靴を履いて出かけてきましたし、予想を大きく外れて好天のもと、高原歩きを楽しめましたので、報告することにします。

 これまでの二年間は、Twitterにもあるように、無線無線無線!、モールスモールスモールス!、という日々でしたが、CW(モールス)で4月頃、全都道府県の局と交信を達成したあたりで、やはり以前のように山の空気を吸いたいな~というふうに心持ちに変化が生じてきました。

 しかし実際に行動に移すのは意外と難しいもの…。そんな中、リンク先のcyu2さんの記事や某BSSの書き込みなど見て、尾瀬で燧ヶ岳や至仏山に登らずに高原散歩のお花見なら暑さに苦しめられずに復帰のきっかけがつかめるのでは…といろいろ調べていました。

 苦手な夜行バスは平日以外は全く空きがなく、当初はテントで行こうかと思っていたのですが、なんと3連休の5日ほど前に何気なく見てみた尾瀬の山小屋サイトで男性一名の空きを発見♪ 日曜夜泊は、土曜に所用のあった私にはうれしいことですし、これなら雨に降られても…という感じで予約を入れてしまいました。

 で、行きのバスですが、新宿発の直行バスは、6時と7時のバスが空いていましたが、朝、山のために早起きをしたのはずいぶんと昔のことで、自信がありませんでしたので、7時の便にしました。電車と路線バスを乗り継いで行っても良かったのですが、初日は戸倉ではなく大清水までだったので、こちらも予約を入れてしまいました。携帯メールに乗車証を送ってもらうシステムですが、これはガラケーでも大丈夫です(笑)。

 初めてのバスタ新宿、こんな仕掛けになっているんだ、とすっかり田舎者になってしまった私はびっくり。まるで空港ですね。

1st_oze0001

 

 バスは大型で、たいそう混み合うのかと思っていたのですが、乗客は途中練馬区役所から乗った方を併せても10人いたかどうかという状況。夜行は平日でも満席と聞いていたので、ちょっとびっくりでした。途中8時過ぎに三芳パーキングエリア、9時半過ぎに赤城高原サービスエリアで休憩がありますが、11時過ぎには大清水に着いてしまいました。渋滞がなければ、これは早さの点からもコスパがとても好いですね。

 一ノ瀬行きのバスは毎時0分と30分にあるのですが、鳩待峠行きのバスと違って、このシャトルバス(実際にはライトバン)は高度はあまり稼いでくれないし、700円もするし、25分も待たないといけないので、雨だったら利用するつもりでしたが、予報と違って晴れているし、ゲートの先にある神社で旅の安全を願ってから、足慣らしがてら歩くことにしました。

 

1st_oze0011

(晴れていたので、一ノ瀬まで歩きました)

 林道は、途中、旧道に降りる道もありましたが、ぬかるんで歩きにくそうだったので、暑いなぁと思いながらも林道を歩いて行きます。一ノ瀬には無料の休憩所があって、ちょうどお昼頃になっていたので、用意しておいたコンビニおにぎりとアクエリアスでお昼にしました。

 昼食後、思ったほどの登りでもなく、三平峠へ。途中、岩清水という水場があります。久々の登りで少し筋肉痛気味でしたが、無事、予約が取れた尾瀬沼山荘へ。チェックインは14時からとのことでしたので、大江湿原を散策することに。。。

 大江湿原は、ガイドブックにニッコウキスゲが見事という写真もあったのですが、私の持っているガイドブックは20年前のもので、そのガイドブックの花の写真にはこれまでことごとく裏切られていたので(笑)、期待半分で行ってみたのですが…。

1st_oze0092

 いや、これは結構見事ではないですか…。たぶん以前はもっともっとすごかったのでしょうが、これだけ咲いていれば満足です。個人的には、これだけのキスゲを見たのは、たぶん初めてだと思います。

 もっと奥まで行けば、もっとすてきな風景が見られたのかもしれませんが、雲行きが怪しくなってきて、遠くでゴロゴロ言い出したとのほかの登山者の助言があって、戻ることに…。

 戻る途中も後ろ髪引かれる思いで、何度か写真を撮ったのですが、宿に戻って手続きをしていると、どっと降ってきてしまいました。

 ところで、大江湿原に向かう途中、長衞小屋のあたりだったと思うのですが、これってヒメサユリでは、というのがあったので写真に収めてきました。どうも色がちょっと変な感じもして、自信がないのですが、どなたかご存じの方いらっしゃいましたら、間違いの指摘も含めお知らせくださるとうれしいです。

1st_oze0078

 

 自分としてはニッコウキスゲが見られたら…という感じで出かけたところで偶然目にしたものですので、全然違う花であっても全く問題ないのですけれど。。。

 山小屋の手続きもずいぶん久しぶり。お支払いは現金で?と聞かれたので、聞き返しただけなのですが、カードも去年から使えるようになったそうです。そして、これは尾瀬だけかもしれませんが、お風呂のご案内も…。おそらく、この先、尾瀬の小屋の予約がこんな簡単に取れることもないだろうし…、ということで、ちょっとだけ入ってみましたが、感想はやはりsanpoさんのご指摘と同じで、尾瀬に風呂は必要なのか?というものでした。筋肉痛を軽くマッサージするだけで、備え付けのシャンプーやボディウォッシュは使用しませんでしたが、何とも複雑な気分。従業員の方のみの利用でも登山者からは文句も出ないだろうに…、と思いました。
 
 夕食と翌日の朝食は写真を撮ろうと、カメラを持って行ったのですが、撮影し忘れ(笑)。夕食は結構なボリュームで鍋もありました。ご飯はおかわり自由でしたし、物足りないと感じる人はいないと思います。

 

1st_oze0059

(宿泊した尾瀬沼山荘。ほとんど旅館?)

 部屋は4人相部屋でしたが、一人減って三人で使用。ゆったりで、とくにコロナ対策など不要な、余裕のあるスペースです。ところがところが、翌日の予定の行程(見晴に降りて尾瀬ヶ原を散策して山の鼻から鳩待峠)を話すと、一人が、「それは無理な話だ、山の鼻でもう一泊しないと、鳩待峠の最終バスに間に合わない」との主張を繰り返します。いや、だって、ガイドブックにも載っている6時間ほどのアップダウンの少ないコースですよ、と言っても、聞きません(笑)。

 まぁ、こちらは尾瀬初めてですので、謙虚に聞きますが、自分としては鳩待峠に早く着きすぎたときのことを考えて、帰りの高速バスの予約を見送ったぐらいです。 朝ご飯をゆっくり食べてから、のんびりお花見散歩でも、鳩待峠に14時には余裕で着くはずとの目算でした。

 まぁ、そしたら、明日の朝はなるべく早く出ることにしようか、と思いつつ床についたのですが…。この強弁家のイビキの物凄いこと物凄いこと。先に寝ていたもう一人いた同宿者も起きてしまったぐらい。。。鼾のひどい人というのは大人数の相部屋では必ずといっていいほどいるもので、これまでの経験から1時間ほどしても収まらない場合は、起こして注意してあげて横向きに寝かせてやればたいてい収まります。結局2時間ほど経過したところで、「鼾がひどいので横向きになって寝てくれませんか」と言ったら、布団を90度回して寝てしまい、またすごい鼾で元通り(苦笑)。布団の位置の話じゃなくて、体の向きの話だと再度言ったものの、ダメ。そのまま明け方近くまで轟音は鳴り響き、私ともう一人は眠れない夜。。。

 これじゃぁ、鳩待峠までは本当に無理かも…とあきらめかけた頃、鼾の主が起きて、「鼾がひどいので横になって寝てください」の意味を取り違えていたことが判明。つまり、私(ゴン太)の鼾がひどいので、その人に横になって寝てくれと、わざわざ頼んだのだと思い込んでいた…。 そうです、本人は自分が大音量の鼾をかいているとは夢にも思わなかったのです。

 その後は嘘のように大音響は収まり「何とか仮眠はとれた」という状態で朝を迎えました。

 

                   翌日のその2に続く

 

|

« 【GW以来の不要不急の外出…青梅丘陵へ】 | トップページ | 【初めての尾瀬…その2】 山バス情報182 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 【GW以来の不要不急の外出…青梅丘陵へ】 | トップページ | 【初めての尾瀬…その2】 山バス情報182 »