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2020.11.03

【GW以来の不要不急の外出…青梅丘陵へ】

 

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(山というほどのところでもないけれど、山のお花も見られた)

【山行日】 2020年11月1日 (日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅  - 08:20 拝島 (JR八高線)
拝島   08:27 - 08:44 青梅 (JR特別快速おくたま3号奥多摩行き)

「歩行」
青梅駅  08:50 - 09:58 矢倉台
矢倉台  10:15 - 11:05 三方山
三方山  11:10 - 12:25 雷電山
雷電山  14:10 - 14:56 軍畑駅

「鉄道」
軍畑 15:01 - 15:11 青梅 (JR青梅線 3分ほど遅延
青梅 15:12 - 15:45 立川 (JR青梅線  遅延
立川 15:49 - 中央線某駅 (JR中央線)

【地形図】 「武蔵御岳」

 

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 外出自粛要請したかと思えば、GO TOをアピール、その中で都民はウイルスの運び屋のように扱われ…と山を趣味とする人には苦難の日々でしたが、私の方はどちらかというと普段の山サボり癖の格好の言い訳が出来たような感じで、今年一年は棒に振って、無線に専念、とモールスの練習に励んでいたりしたのですが、やはり無線熱はいつも通り(笑)長続きしなくなってきました。

 そんな中、気分も塞ぎがちになって、ちょっとこのままだとメンタルの面でヤバいことになっちゃいそうな気もしてきまして、前週は小宮公園を約1年ぶりに再訪してみたのですが、昼過ぎから出掛けて、明るいうちに家にUターンしてしまいましたので、ウォーキングというほどのこともなく、記事はアップしませんでした。

 今回は、いちおう山という名前のついたところですし、行き帰りに公共交通機関も使用しましたので、こちらに奥多摩カテゴリーでアップすることにしました(帰りの軍畑駅は高水三山の登山口でもありますので…(笑))。

 雷電山は実はこのブログを始める2年前の2002年3月に登ったことがあります。確かアマチュア無線の免許を取って間もない頃のことで無線機を持って出掛けたのですが、軍畑から雷電山へ登ったはよかったものの、暴風と花粉症のピーク時で、鼻が詰まって苦しく、三方山から石神前分岐まで来たところでたまらずに退散することになりまして、今回はその時のリベンジ(青梅丘陵ほどのところにリベンジもなにも無いかも知れませんが)ということで、青梅駅から逆に歩くことにしました。

 久々の登山靴。。。家を出るとき何か忘れ物をしてる気がしていたのですが、それがプロトレック(時計)と気づいたのは、八高線某駅を目の前にして時刻を気にしたときのことでした(笑)。 しかし、今日のところは高度計が必要になる場面も無さそうですし、時計はデジカメにもついています。携帯にも時計が入っていますので、まぁ、いいか…と戻らずに、そのまま来た電車に乗って、拝島へ。拝島駅ではちょうどホリデー快速が入線するところで、これに乗って青梅まで行くことにしました。

 

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 車内はほぼ席は埋まっていて、山の話も聞こえてきます。皆さん結構山へ出掛けているのだなぁ…と、少し安心というか、嬉しい気持ちになりました。 

 青梅駅で下車して、東青梅方面へ戻るような感じでしばらく歩くと「鉄道公園・永山公園」の標識が見えて、左折して線路を橋で渡る感じになります。青梅鉄道公園は、その昔、小学生時代に遠足か社会科見学で訪れたことがあるはずなのですが、建物が随分小さい印象を今回受けました。たぶん、当時小学生だった私の目線からは建物が大きく見えたのでしょう。

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 青梅鉄道公園からハイキングコースが始まりますが、入口には案の定、コロナに関する標識があり、園内での飲食はしないようになどの注意書きもあります。最初はコンクリートの舗装道路を歩かされます。右脇に尾根に沿った土の径もあるにはあるのですがすぐにコンクリート道路に合流してしまうようです。

 まもなく、未舗装の林道のような感じの道になりますので、まぁ、ウォーミングアップみたいなものと観念して、舗装道を歩く方が好いのでしょう。

で、この先、最初の休憩地点とした矢倉台まで4つの休憩所が尾根の上にあるのですが、すべて上がってみたところ、第1休憩所は明るく展望も北東方面が開けていて好印象でした。(おそらくですが、無線をやるにもここが一番電波が飛ぶ感じがしました。)空気が澄んでいれば筑波山も見えるらしいのですが、この日は前日ほど空気の透明度が無い感じで見ることは出来ませんでした。

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(第1展望台から筑波山方面を望む)

 

 第2、第3休憩所よりは展望のある第4休憩所を過ぎてしばらくで矢倉台です。その名のとおり、この先の辛垣城(からかいじょう)を守るためにここに櫓を設置していたと言うことらしく、現在でも東の方に少し展望があります。立派な屋根の東屋とベンチがあり、ここでひと息入れることにしました。

 休憩後、18年前にも登った三角点のある三方山を目指します。道は山径らしくなってきますが、残念ながら植林も多く、それほど楽しい道のりとは言えません。たまに山のお花も見かけて、それが少し慰めになる感じです。

 

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(9ヶ月ぶりの三角点タッチ)

 少しずつ傾斜が急になってきて、三方山への登りはそこそこの登りになります。しかし、三方山の標識は小さく目立たないためか、皆さんこの山頂へは上がって来ず、巻き径をそのまま直進するようです。5分ほど山頂にいてお茶も飲んでいたのですが、話し声は聞こえたものの、山頂は私一人だけでした。もっとも、三角点があるものの、まったく展望も無く、面白味の無い山頂で、上がってくる価値もそれほど無いかも知れません。ただ、私にとっては、2月2日以来約9ヶ月ぶりの三角点タッチでしたので、それなりの意味はありました(笑)。
 
 三方山から10分ほどのところに「ノスゾウ峠」の標識が見つかりますが、ここはもちろん、名郷峠とは違います。おそらくすぐ北まで伸びている林道に下りる道ではないかと推測していますが「成木八丁目バス停」との標識もあります(しかしながらこの方面のバスは夕方は数えるほどしか無いと記憶しています)。

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 その先は「企業の森・ネットトヨタ多摩」の標識や「共生・協働の森(成木)」等の標識が現れますが、自然林が保護されているというということではなくて、スギやヒノキの他に広葉樹も植樹したということのようです。実際、スギヒノキの植林が目につきました。

 送電鉄塔の先でそれほど下ったという感じも無く名郷峠。御神水という標識があって何本ものペットボトルが置かれていました。石で築いた塚の上に祠があり小さな鳥居もあります。無病息災を祈って手を合わせました。

 

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 辛垣城跡への登りがこの日の最高の急登だった気がします。入口に急坂と表示され、500m先で本道と合流するとあります。眺めも無く、城跡とわかるのはほんのわずかな痕跡だけですので、無理して登らずに巻いてしまってもいいような気もします。

 城跡の先で「辛垣山456.8m」の標識が見つかりますが、ここは三角点があるわけでも無さそうで、私の手持ちの地形図にも記号はありません。城跡から大きく下って大きく登り返します。登り切ったところにある標識は来た方向を指して「辛垣城跡・青梅駅」、左手の進行方向を指して「軍畑駅・榎峠」とあるので、ここが雷電山?と勘違いしてしまうかも知れませんが、指導標をよく見ると「←雷電山15分」という可愛らしい標識が見つかり、まだ先だとわかります。このあたりは地形図のような登山道とはなっていません(雷電山の先も地形図破線とは異なります)し、進む方角もハテナ?な感じになるかも知れません。

 

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(小さな標識に雷電山はこの先と書かれています)

 10分強で雷電山に到着。12:30近い時間ですが、誰もおらず、この隙に…と無線機を取り出し430をワッチすると記念局がCQを出していたので、とりあえず一局交信。このまま他のバンドで運用してしまおうか…とも思ったのですが、ハイカーが上がってきたので、この狭い山頂ではちょっとなぁ、という感じで自重。おにぎりタイムにしてのんびり休憩することにしました。

 ゆっくりランチタイムとしてお茶を沸かしたりしているうちに、再び無人になったので、1200をワッチ。すぐに交信できたのですが、あと2局でアワードなので、CQを自分で出してすぐに済ませるつもりが、結構呼ばれてしまって話も弾み、計6局交信したところで、時間も14:00過ぎだしということで下山することに。。。

 

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(植林の急坂を下山)

 榎峠までの登山道はこんなに急だったっけ?というぐらい急な階段状の径が続きましたが、ゆっくり下ってもそれほど長くもなく、すぐに車道に着く感じでした。あとは車道を軍畑駅まで歩くだけ。時刻は調べてこなかったのですが、軍畑駅にはほぼ、ドンピシャで着く形になってしまい、トイレに行く暇も無いか…と思ったのですが、アナウンスで5分ほど遅れていると判り、トイレに寄ってから駅前の酒屋さんでビールを調達することも出来ました。

 やって来た青梅行きは4両編成で立ち客も出るほどの満員状態。しかし青梅駅では乗換乗車してから、前の方の車両に移れば、ガラガラの状態、というのは、もう何年も青梅線を利用していてよくわかっていますから、ガラガラの3両目でビールを空けてのんびり帰途に着いたのでした。

 

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