【重い腰を上げて…八王子絹の道~小山内裏公園】
(絹の道はあっという間に終わってしまうが雰囲気は好い)
【歩行日】 2019年10月06日(日)
【歩行過程】
自宅 - 13:00 遊歩道ベンチ(京王長沼駅経由)
ベンチ 13:15 - 13:50 大塚山公園
大塚山公園 14:20 - 14:35 絹の道資料館
絹の道資料館 14:45 - 15:40 小山内裏公園(東展望広場)
東展望広場 15:55 - 16:55 橋本駅(多摩境駅経由)
【使用公共交通機関】
「鉄道」
橋本駅 17:04 - 17:15 八王子 (JR横浜線)
(小泉家屋敷の先で…キバナコスモス?が群落のように咲いていた)
実はこの一週間ほど前に、いいかげん、外に出て身体を動かさないと、という感じで、昼頃から以前にも歩いた平山城址公園から野猿峠を歩いていたのですが、まったくと言っていいほど同じコースを電車もバスも使わずということで、山でもないし、記事のアップはしませんでした。
この日も、天気が今ひとつはっきりしない様子でしたので、どこにも行かないつもりだったのですが、ふと、あの野猿峠の西側が気になって、ネットで調べてみると、自宅のベランダからも見えている東京工科大学の建物の近くに、「絹の道」というのがあるらしい。。。そういえば、リブルさんも歩いていたような気がするなぁ…行ってみようか。ということで、京王線の長沼駅まで自宅から歩き、長沼駅から先はネットで見つけた地図で行けるところまで、という感じで出発。
(近所にこんな素敵な散歩道があったことに3年間気づかなかった…)
平山城址公園駅まで歩けるのだから、長沼駅までも、そうたいしたことはない…と踏んで昼頃に家を出たのですが、ちょっと地図を見間違えていて、最短では行かず、少し遠回りの道を歩いてしまいました。しかしながら、近所なのにこんな長閑な好いところがあるんだという発見もあって、長沼駅まではなかなか楽しい道のりです。
(長沼駅…想像していた駅舎とは違い高架下の一角のような感じ)
ネットで見つけた地図ではまず長沼公園に寄ってそれから…という感じになっていますが、先週行ったばかりの場所ですので、そのままY字路を左に上がっていきます。バスも通るような大通りですので、黙々と歩いて行きます。
すると先週帰りに歩いたばかりの野猿峠からの野猿街道にぶつかり、コンビニがあったので、サンドイッチとスポーツドリンクを買い、トイレをお借りしてから再度出発。
あいかわらず、バスも通る大通りで、交通量も多く、少し飽きが来ます。白山通りで左折と地図には書いてありますが、もういいかげん交通量の多い通りを歩くのはゴメンという感じで、少し先の路地に白山通りと並行して走る道筋があるようなので、そちらを選択。
(思わぬ発見♪…素敵な遊歩道)
これが思わぬ発見で、舗装道ではありますが、遊歩道のような感じになっていて、途中にはちょっとした東屋のようなところや、座って休めるベンチもあります。そしてこの遊歩道のような通りをずっと歩いて行くと白山神社からの道にぶつかるようになっているので、是非こちらの遊歩道を歩くことをお奨めします。突き当たった大通りを右に行けば、東京工科大学と思われる建物も見えてきて、高嶺小学校に至ります。ここもバスが通る通りなのですが、付近は閑静な住宅街という感じで、それほど交通が激しいわけではありません。
高嶺小学校で左折すれば、大塚山公園に上がる階段は間もなくで、階段のすぐそばには北野台三丁目のバス停(京王バス)もありますから、都心にお住まいの方はここまで北野駅からバスで来るのも手かも知れません。
(この階段を上がっていけば絹の道の入口)
階段を上がりきると判るのですが、西武鉄道の名前で「管理地」の立て札があります。西武鉄道が走っているのは、ここから随分離れた場所ですし、ちょっと意外な組み合わせに感じました。
管理地の看板を見た後は、道は土の道に変わり、プチ山気分になります。すぐに右手に神社の石段のような階段があって、ひょっとしたら、という感じで登っていきますが、展望はあまり好くありません。ただ、一番奥の最高地点と思われるところには、全然想定していなかった立派な二等三角点があって、ベンチもあったので、ここでお昼のサンドイッチタイムとしました。
サンドイッチを食べながら、無線を聴いてみました。日曜なので、CQを出す局もいくつか見つかったのですが、ちょうど複数の局が重なって呼び合って忙しそうだったこともあって、交信は見送り。アクエリアスを飲み干してひと息ついたら、片倉への道をちょこっと偵察してから、絹の道へ。
絹の道は、なかなか雰囲気が良く、ちょうど山から下りてきて、あともう少しでバス停のある通りに出る…というあたりで感じる風景によく似ていて、へえ、結構好いな~と思っていると、わりとすぐに車道に出てしまって、もう少し道のりがあると好いんだけど…というのが感想。おそらく1kmもないのではと思います。
車道に出てしばらく下っていくと、八王子市の「絹の道資料館」があります。入場は無料とのことでしたので、少し覗いてみました。館内には座ってくつろげるテーブルと椅子もありますから、寒い季節などはここで少し暖をとって休憩というのも好いかも知れません。
(絹の道資料館)
この時点で2時半をまわっていましたので、谷戸入口にある鑓水中央というバス停で、バスに乗って帰ろうかなとも思ったのですが、 橋本行きのバスまで時間があったのと、結構運賃もかかるので(笑)、そのまま小泉家屋敷の先を目指すことにしました。
小泉家屋敷の先から、歩行者専用道路とあったので、白山神社までの道のようなところかと期待していたのですが、こちらは新興住宅街の中を歩くということなのですね。鑓水公園の先で少し高台のようになったところがあったので上がってみたのですが、そこがまた新興住宅街の新たな造成地ということらしく、高台の上にも立派な舗装道路が既に出来上がっていました。
(高台の上には新たな造成地)
陸橋に交差して、再び車道歩きとなりますが、小山内裏公園はすぐです。都営住宅西というバス停すぐの相生歩道橋から都立小山内裏公園に入ります。ここから町田市になります。「おさない(うら)こうえん」なんてずいぶんな名前だなぁなんて思っていたのですが、「おやまだいりこうえん」なのですね(笑)。
アマチュア無線を一局ぐらい交信してから帰りたいと思っていましたので、尾根道と書かれている方向に進みました。この公園には「サンクチュアリ」という自然保護区があって、その空間は許可のない立入は禁じられています。
柵越しに見ると確かにほとんど人の手が入っていませんが、はたして、この限られた空間でどれだけの動植物が楽園のように生息し続けられるのか、そのあたりは難しいところではあります。ただ、このような区間を実験的にでも作っていることには少し興味が湧きました。
公園内は自転車の通行は可能で、サイクリングの人やランニングの人が目立ちました。すぐに着くと思っていた西展望広場にはなかなか着かず、その先にある東展望広場に着いたのは16時前。ここで一局交信したら帰るか…と思っていたのですが、呼ぼうとした局長さんは「あと一局でおしまいにします」と言うことだったので、遠慮して、お茶で一服だけで辞すことにしました。
公園から多摩境の駅までは10分ほど。ですが、ひと駅だけ京王線に乗るのももったいない、というケチな根性を丸出しにして多摩境の駅から線路沿いに橋本駅まで歩くことに(笑)。
(ひと駅なら歩いてしまおうって、どこまでケチなんだ ! )
これがまぁ、おかしな道を通ってしまって、2kmほどだから30分もあれば…という目論見が見事に外れ、町田通りまで行ってしまってとんでもない大回り。一時間近くかかってしまいました。でもまぁ、雨にも降られず、日没前の17時前に何とか橋本駅へ到着。
考えてみれば、ここはもう神奈川県。さすがに、この時間にここから歩いて自宅まで帰るわけにはいかないよな、ということで、JRで帰ることに。駅前で三ヶ木行きのバスを目にして、ここからバスに乗っていく山のプランをいくつか思い浮かべながら、横浜線で八王子に出ました。
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コメント
ゴン太さん、こんにちは。
久しぶりの書き込みですね。八王子もこの台風はかなりの雨になったようですが、大丈夫でしたでしょうか?
八王子近辺は楽しい散歩道がたくさんあって羨ましいです。探せば、もっともっといろいろありますよ。長沼丘陵も何度も歩いていますし、片倉城跡公園、よこやまの道も楽しいです。まだ早いですがもう少しすれば紅葉も楽しめそうですね。
台風の影響が酷くて、中央本線も京王高尾線も止まっていますし、しばらくは山に入るのが難しい状況になっているから、散歩道を楽しむ方が良いかもしれません。
投稿: リブル | 2019.10.14 16:57
リブルさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
早く更新しないと皆さんをまた心配させてしまう…と思いつつも、いろいろ山に行けない事情が重なってしまって、5ヶ月もブランクがあいてしまいました、ほんとうにごめんなさい。
私の住まいの方は、わりと高台にあるので、まったく被害はありませんでしたが、ベランダから浅川が見えていて、八王子市の広報車のアナウンスが私のところにも聞こえてきたぐらいで、流域の皆さんはそれは大変だったようです。
山へ行かなきゃ、アルプスに何とかして今年こそ、と気負ってばかりいましたが、こんな近くの歩いて行けるようなところに、結構素敵な場所がたくさんあることに三年間気づいていなかったことをとてももったいなく思いました。
八王子は高尾山も含め広大な地域だけあって、いろいろ楽しめそうですね。地図のサイトにいろいろ紹介されているので、よこやまの道を含め、今後はちょこちょこ歩き回ってみようかと考えています。
http://hachioji-machinavi.jp/sitemap
そうそう山沿いの方の被害が甚大のようですね。先ほど見たネットのニュースであの南ア山麓の奈良田が孤立状態と知ってびっくりしています。
投稿: ゴン太 | 2019.10.14 17:53
だいぶ長い行程を歩きましたね。
以前片倉駅から歩いて道に迷いました。
学校のフェンスにぶつかってこっちこっちと思っていて遣り水に出ちゃいました。
奥多摩が大きな被害が出ているようですね。
道路が崩落して都民の森や日原にはバスで行けないようです。
投稿: 西やん | 2019.10.15 19:45
西やんさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
長いと言っても、休憩入れて5時間弱。無線を聞いていると、ベンチに座って20分はあっという間なので、実際に歩いたのは4時間ぐらい、それもアップダウンというほどのこともない丘歩きですので、山に比べたら、まだまだですが、休日家の中に引きこもっていてばかりでは、ストレスもたまるしで、気分転換にはちょうど良いウォーキングでした。
奥多摩・日原の被害は私もネットのニュースで現場写真を見てショックを受けました。数ヶ月は無理でしょうね。残念ですが。
地元住民の方はお年寄りが多く、足を奪われたようなもの。こういうとき、普段お世話になっている私たち登山者が地元の方たちに対して何も出来ないのは歯がゆいです。
投稿: ゴン太 | 2019.10.15 23:09
ゴン太さん、こんにちは。
お久しぶりです。
何回か覗いても、更新されていなかったので、冬眠ならぬ夏眠に入られたのかなと思っていました。(笑)でも、復活何よりでした。記事を楽しみにしています。
今回歩かれた辺りは、15年ほど前に歩いた記憶はあるのですが、景色の記憶はあまりありません。やはり写真にでも撮っておかないと、人間の記憶は新しいものが入ると古いものは消えていくようですね。年齢を重ねるとその傾向は顕著です。(苦笑)
投稿: AKIO | 2019.10.16 11:58
AKIOさん、こんばんは。またまたお久しぶりになってしまいました。コメント本当にどうもありがとうございます。
もういかげん、「コイツは見限った、ゴン太なんて知らん!」と言われても仕方のないようなサボりぶりで、申し開きのしようもありませんです。
このコース近辺を随分前に歩かれたとのこと。私は初めてでしたので詳しいことは判りませんが15年も前ですと、ずいぶんな変わりようかも知れません。おそらくもっとずっと長閑で素朴な雰囲気が残っていたのではないかと想像します。
今回の丘歩きが山へ再度舞い戻るきっかけになってくれれば、と考えていますが、これだけ山サボりが頻発すると、自信がなく、自分でも「どうなってしまうんだろう」という感じなのですが、最近になって、真っ暗闇のトンネルの向こうに少し光も見えてきた兆しもあるので、少しずつ気持ちが前向きになってくれたらと思っています。
投稿: ゴン太 | 2019.10.16 22:43