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2018.12.16

【オンデマンドバスで…貫ヶ岳 その1 アプローチ篇】  山バス情報176

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(樽集落の最奥の茶畑…この手前近くまで運んでもらった)

【山行日】 2018年12月15日 (土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 04:51 八王子 (JR中央線各駅停車)
八王子 04:53 - 05:05 橋本  (JR横浜線)
橋本  05:12 - 05:47 海老名 (JR相模線 信号機点検で遅延)
海老名 05:49 - 05:54 本厚木 (小田急線 振替輸送
本厚木 05:56 - 06:33 小田原 (小田急線急行 振替輸送
小田原 06:45 - 07:22 三島  (JR東海道線)
三島  07:29 - 08:12 興津  (JR東海道線)

「バス」
興津駅   08:25 - 08:44 但沼車庫 (静鉄ジャストライン 360円)
但沼車庫  08:50 - 09:00 和田島車庫 (両河内線自主運行バス 200円)
和田島車庫 09:05 - 09:25 樽上 (両河内線自主運行バス 100円:乗り継ぎ割引)

「歩行」
樽上    09:30 - 10:30 樽峠
樽峠    10:40 - 11:15 平治の段
平治の段  11:25 - 12:20 貫ヶ岳
貫ヶ岳   12:45 - 13:50 一乗寺
一乗寺   14:00 - 16:00 芝川図書館
芝川図書館 16:30 - 16:35 芝川駅

「鉄道」
芝川 16:49 - 19:16 甲府 (JR身延線)
甲府 19:45 - 20:33 大月 (JR中央線各駅停車)
大月 20:50 - 中央線某駅 (JR中央線快速東京行き)

【地形図】 「篠井山」 「富士宮」

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(芝川駅まで歩いた)

 ※今回は行きに交通機関のトラブルがあったのと、初めてのデマンドバス利用山行ということで、アプローチ部分の説明がかなり長くなってしまいました。この為、山行及び帰路につきましては別の記事としてアップすることにします。貫ヶ岳に公共交通機関のみで登りたい人は余りいないと思いますので、興味の無い方は当記事は飛ばして下さい。


 未踏の山梨百名山のうち、タクシーを使わずに日帰りで行けそうなところというのは、もうあまり残っていない状態なのですけれど、失礼ながら貫ヶ岳はタクシーを使ってまで登りたいとは思っていませんでした。

 ところが、両河内線自主運行バスのサイトの運行ルートをよくよく見てみると、但沼車庫から先の電話予約必須のデマンドバス、板井沢の上の樽の集落まで点線ですが、行ってくれるように描かれています。これなら、比較的早い時間に樽峠まで行けますし、中沢に降りたあと2時間ほどの車道歩きで、身延線の十島駅や芝川駅に行けそうだとGoogleマップを見て判断できました。

 で、電話で問い合わせてみると、やはり樽上(たるかみ)というところまで入ってくれるとのこと。前日の金曜日に電話して予約をしてしまいました。

 それで、今回は18きっぷを使って中央線で八王子、横浜線で橋本、相模線で茅ヶ崎、東海道線で三島乗り継ぎで興津駅に08:12着というJRのみの4回乗換で行く予定だったのですが…。 橋本から乗った相模線が遅延し、運転見合わせの可能性もあるとのアナウンスが入り、「うわ~うそ~、間に合わないじゃんよ~」と頭を抱える事態に。

 いちおう、こんな時のためにと、新幹線で一部区間をワープする場合の乗り継ぎも調べておいてはいたのですが、列車が遅れたからといって18きっぷで新幹線に乗せてもらえるわけがありません。小田急線での振替をやっていますとのアナウンスで、慌てて携帯で海老名からのルートを調べてみると、海老名発05:49の本厚木行きに乗れさえすれば、小田原での乗り継ぎは余裕があると解りました。

 海老名到着時に既に9分遅れとのアナウンスでしたので、どう考えても7分乗り継ぎの予定だった茅ヶ崎でのJR乗換は間に合いそうにありません。一か八か海老名で小田急線までダッシュしてみて、もし間に合わなければ、その時は小田原から新幹線でワープする最後の手段をとればいいと、近年やったことの無いほどの全力疾走(笑)で小田急線へ突進。ちなみに同じ名前の海老名駅でも、相模線と小田急線は結構離れています。小田急の改札は脇をすり抜け強行突破。下り電車の発車ベルが鳴っているなか、階段を駆け下り…。

 運が良かったのでしょう…。私が乗車した途端ドアが閉まってギリギリセーフ。本厚木で急行小田原行きに乗り換え、小田原で相模線からの振替を申し出ると、小田急線の運賃は免除♪「小田急の部分くらいなら払っても」と思っていましたが払わずに済みました。

 東海道線は通常通り走っていて、小田原から先は本当に久しぶりに海を眺めながらの電車で、乗っている乗客の表情もどこかゆったりした感じです。 沼津行きでしたがひとつ手前の三島で乗り換えて興津駅(おきつえき)は予定通り08:12着。但沼車庫行きのしずてつジャストラインバスを待ちます。ちなみに静鉄ジャストラインのバスはICカード使用可です。

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 静鉄ジャストラインのバスは大型のバスで、12年前高ドッキョウへ行ったときと変わらないものでしたが、自主運行バスの但沼車庫から先は、この当時とはまったく違う、いわゆるライトバンバス。

 但沼車庫から和田島車庫までは定時運行とサイトのPDFファイルには載っていたので、待機していた大きなバスの方かと思って行き先を見てみたのですがまったく違う行き先。。。少し離れたところにライトバンが停まっていたので近づいてみると、運転席から顔を出した方が私の名前を呼んできて、よく見れば「和田島」の表示があり、デマンドバスはライトバンかもと予想していましたが、定時運航便もライトバンとは…、と少々驚きました。

 しかし10人ほどは乗れるそのライトバンも、この日は結局乗客は私だけ。運転手さんとはいろいろお話しさせていただいたのですが、やはり地元のお年寄りのために走らせているので、登山などで朝の時間帯に使用するときは、できれば前日までに予約を入れて欲しいとのことでした。また当日予約の場合も、1時間前までと書かれているけれど、いろいろな行き先・迎え先があって、そこを少ない車両数でやりくりしなければならないため、2時間以上前に連絡が欲しいとのことでした。

 そして、このバスの料金がまた安くて申し訳ないほど。。。和田島から先は乗り継ぎということになるので、半額の100円。但沼車庫から樽の一番奥まで300円ですんでしまいます。 運転手さんは、乗客で分け隔てするわけにはいかないとおっしゃっていましたが、少なくとも県外の人間であれば、もう少し取っても好い気がします。

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(和田島車庫…車庫と言うより詰め所と言うか事務所のようなところ)

 和田島で、いちおう待機していましたが、同じ方面へ行く乗客はこの日は現れず、和田島から板井沢の先の樽集落の一番奥までも私ひとりの貸し切りライトバンとなってしまい、申し訳ない気持ちとありがたい気持ちで降車しました。 

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コメント

ゴン太さん、こんばんは。

これは、「山とバス」らしい素晴しい計画ですね。
JRも最近はどこへ行っても遅延が多くて大変です。でも計画一部変更で行けて良かったです。

本番の山レポを楽しみにしています。

投稿: AKIO | 2018.12.16 21:04

 AKIOさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。

 今回の計画では、乗り継ぎ4回のうち4回が10分未満の乗り継ぎ時間しかなく、一番大変そうな八王子の2分乗り継ぎをクリアしたので、イケると思っていたのです。
 
 ところが、さて、茅ヶ崎まで一時間近くあるので、相模線で一眠りするか、と思ったところ(番田駅あたり)で運転見合わせのアナウンスがあって、一気に目が覚めました(笑)。

 小田急線との乗換はあとでしらべてみたところ、ひとつ先の厚木の方がラクだったようなのですが、なにせ、この辺りで小田急に乗り換えるのも初めてでしたし、考えてみたら相模線に乗車するのも初めてでしたので勝手がわからず、今思い出しても、よく走ったものだと自分でも呆れます。

 結果的に間に合ってよかったですが、本当にギリギリでした。

 本番の山レポは、貫ヶ岳自体、思っていた通り(笑)あまり好みの山ではなかったので、期待せずにしばらくお待ちいただければ幸いです。

投稿: ゴン太 | 2018.12.16 23:34

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