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2017.05.22

【兵どもが夢の跡…坪山から三ツ森北峰】 山バス情報157

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(イワカガミも終わっていた)

【山行日】 2017年05月20日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 07:28 上野原 (JR中央線各駅停車)

「バス」
上野原駅 08:20 - 09:20 八ツ田 (富士急山梨バス 970円) 遅延

「歩行」
八ツ田  09:30 - 10:15 小平地
小平地  10:20 - 11:00 坪山
坪山   11:15 - 12:15 西原峠
西原峠  12:35 - 13:45 三ツ森
三ツ森  14:05 - 15:55 杉平入口
杉平入口 15:55 - 16:05 冨岡

「バス」
冨岡 16:12 - 16:39 猿橋駅 (富士急山梨バス 410円)

「鉄道」
猿橋 17:09 - 17:42 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 17:45 - 中央線某駅 (JR中央線快速東京行き)

【地形図】 「七保」 「大月」 「猪丸」

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(ご長寿咲き残りのヒカゲツツジ二輪)

 給料日前の週末。しかし天気は抜群によさそう。お金がなくて山へ行けないというのは結構深刻な事態ではあるけれど、行かない言い訳にはしたくない…。Suicaのチャージ残高で行けそうなところでと検討。。。

 昨年のGWに行った鋸尾根で気になる点があったので確かめたい、というのと、花期が終わった坪山の様子(実はまだ一度も坪山には登っていなかったのです)を見てみたいというのがありまして、sanpoさんが三年前に歩かれたコースをほとんどそのまま剽窃させていただいて、未踏の山と美林の尾根を繋げてみました。

 とはいえ、sanpoさんが歩かれたのはGW。2週間後となると、ヒカゲさんやウチワさんはもちろん、カガミさんもこの高度ではもう終わっているはずで、バスもそう混んではいないだろうけど、飯尾手前まで座れないのはあまりに悲惨(笑)、ということで念のため上野原駅には7時半の到着。列の最初の方に並びます。

 危惧していたことは杞憂ではなく、先週末の悪天も手伝ってか?、発車時刻前に既に70人以上の行列ができあがってしまい、おまけに発車が遅れに遅れて8時20分。増発便出るも立客が出てしまう事態に。
 
 八ツ田で降車したのは私一人だけ(皆さん鶴峠から三頭山のようでした)。降ろされたのはバス停から離れた橋のたもと。「←坪山」の表示のある場所で、バス停は遥か遠くに「あれかな」と判る程度の地点。普段だとバス停の写真を撮りに行くのですが、この日はバスが遅れたのと、降ろされた橋の向こうに見える白黒のお車が気になって(笑)バス停撮影はカット。

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 橋の向こうに見えるのはパトカーとお巡りさん。身体と足をほぐしていい加減出発しようかというところで、山梨県警の警察官がにじり寄ってきて、「登山届けは出しましたか?」「こちらのコースは初めてですか?」「登山歴は?」等と笑顔で詰問(笑)。「ここは登山道ではないことはわかっていますよね」と念を押され(?)たりで、”何これ、遅れたバスのロスタイムだけでも痛いのに…”という気持ちが顔に表れてしまったのか、警察官曰く「いや、つい先日ここで遭難がありまして…お時間とらせてしまって済みません」と。

 そんなこともあって、結局スタートは9時半。トイレを済ませて登山道を上がり始めたところで、後発の松姫峠行きのバスがやってくるのが見えました(笑)。
 
 西尾根を歩き始めてすぐ、ああこれは、ba_sobuさんのサイトで見たばかりの、ええっと、名前はなんて言うんだっけ…(帰宅後照合してササバギンランとわかる)な、お花。

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 植林の登りをこなせば、「坪山これより尾根登り」の表示が現れ、自然林の尾根歩きとなります。足もとにはヒカゲツツジの表示やイワウチワの表示が次々に出てきますが、当然どちらも終わっていて、落花した花びらも見当たりません。登っても登っても状況は同じ。「この地区はヒカゲツツジ・イワウチワの群生地です」の看板がある小平地で水分補給をします。今日は予報通り暑い!

 休憩後、トラロープの急登をこなしてもやはり状況は変わらず、「ここからイワカガミ」の表示となったので、咲き残りぐらい見つかるかなぁ…と淡い期待も裏切られ(笑)、萎れた花や落花した残骸が見つかるだけ。いちおう、シロヤシオにも注意していたつもりだったのですが、残念ながら私の目にはとまりませんでした。

 これが全部咲きそろった頃はさぞかし壮観だろうな、ということは想像に難くないのですが、やはりこれだけ緑色の葉っぱばかり見せられると、言い方悪いですが、ヒカゲさんとイワウチワ・イワカガミをとったら何も残らない山、との感も否めなくて、終わってしまえば、まさに夏草が生えただけの様にも見えてしまいます。

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 そんな心の中の悪口が聞こえてしまったのか、最後の最後でご長寿咲き残りのヒカゲツツジ二輪とイワカガミ数輪↑に出逢えたのはついていたのか、こちらの執念に向こうが負けたのか…

 最後の急登をこなすと坪山の山頂に出ます。時刻は11時。まぁまぁ予定通りに来られたのでホッとしたのですが、コンパスでこれから行く方角を探ると、同じ方角に「阿寺沢」との標識が建っていて、かなり混乱。蜂がうるさくて、地図と照合再確認する作業も捗らず、少々焦りました(笑)。

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 コンパスの方角を信じて、阿寺沢方面と書かれた方角に進むと、そこで納得。ここから左「阿寺沢・びりゅうかん」右「佐野峠・奈良倉山」と分岐するのですね。松姫鉱泉の案内は白いテープでバッテンがつけられていたのですが、日帰り入浴をやめたと言うことだけなのでしょうか…。廃業したりしてないと好いのですが。

 こちらの径はさすがに人気も少なくなって、途中でかなり大きな黒い糞を見つけてしまったので、鈴を出して歩きました。西原峠まで出会ったのは一人だけ。ヤマツツジの蕾、トウゴクミツバツツジの咲き残り、そしてヒカゲツツジの葉っぱ、チゴユリがみつかりました。植林はなくずっとミドリいっぱいの自然林なのはとても嬉しいです。

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 西原峠に着いたのは坪山を出てからちょうど一時間後の12:15。 お腹も空いてしまったので、ここでお昼ごはんにしました。それにしても西原峠は今やもう峠の標識もなくなってしまって、初めて訪れる人はここが西原峠と判断できないのではないでしょうか。。。

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 そして、西原峠から大寺山・北峰へ行くのに、こんなところ↑を上がっていくなんて、誰も想像できない様な気がします。実際4年前に私自身隣の林道に入り込んで往生しましたし、この日も右往左往している人に出会いました。

 ここは指導標どころか標識もマーキングもありませんから、エアリア赤実線どころか赤破線もいかがなものかな…と思います。私の持っているエアリア「高尾陣馬13年」ではしっかり赤実線が入っています。

 さらにこのヤブっぽい尾根を上がっていっても、上がりきったところで左に折れる感じで幅広い尾根をたどっていくというあたりも、一般登山道だけしか歩いていない人に判断できるのかどうかものすごく疑問です…。

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 しかししかし、小寺山・大寺山のあたりは、秋に来たときも素敵でしたけれど、ミドリの季節もいいものですね。もう芽吹いたばかりの若いエネルギーがみなぎる新緑というわけではなかったけれども、こういう美林の山が身近にあることにただただ感謝してしまいます。

 大寺山への急登をこなしてみると、もうあの青字の山名標だけになっていて、道しるべは姿を消していました。ここはこの状態がベストだと思います。大寺山では休まずにそのまま三ツ森北峰を目指します。もう何度もやってわかってはいるのですが、このあと大きく下って手放す高度が実に恨めしい。そしてその後の急登で登り切った先にもう二段の登りがあるのも(笑)。

 三ツ森北峰には14時の15分前に到着できて、16時のバスには余裕で間に合うと一安心。大寺山で休まずにここまで一気に来たのは、頑張ったご褒美にと朝コンビニで買っておいたバウムクーヘンを励みにしたのです。

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 富士山はほとんど霞んでしまっているけれど、何とか肉眼では見えて、富士山と目の前の楢の木尾根を眺めながらゆっくり休憩します。今年こそは今年こそはと何年も前から言いながらまだ歩いていない楢の木尾根は、もうすっかり上の方まで緑色になっていて、なんとかしたいなぁ…との思いで見つめ直してしまいました。

 2時を回ったところで腰を上げ鋸尾根へ。sanpoさんと同じ長尾根ではなく鋸尾根を下降とした理由は昨年GWに歩いたときにAKIOさんからいただいたコメント「これはトウゴクミツバツツジでは」というのと、私の目に、もしかしてこれはシロヤシオでは?と思わせた樹があったので、その樹がシロかどうか再度確認しておきたかったからなのでした。

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(トウゴクミツバツツジ おしべが10本)

 で、ミツバは、AKIOさんご指摘の通りトウゴクでしたが、シロヤシオは私の間違いのようでした。もしシロヤシオなら、いくらなんでも落花した花びらぐらいは見つかるはずですが、それすらも見つかりませんでした。 

 鋸尾根は、今回もコースタイムの1時間半を大幅にオーバーしてしまいましたが、その美林ぶりは相も変わらず健在です。 そして、GWの時期にいつも見られるヤマツツジは、この時期でも綺麗に咲いていて、今回のコース中唯一の丁度見頃のお花といった印象でした。

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 ライトグリーンの美林の中にアクセントのように朱色が交じる姿もいいものですね。ただ、この日の暑さのせいもあったのでしょうが、花の撮影のために立ち止まると、途端にブヨでしょうか、ハエのような虫が目や口や首筋にたかってきてこれには閉口しました。虫除けのスプレー(ディート不使用)を帽子やシャツにいくら振りかけてもしつこくたかってきて、いつもとちがって、この日は、ああもう早く里に下りたいと思ってしまったほど。

 杉平入口バス停に着いたのは、16時前。バス代を節約するためではなく、勿論目的はアレで(笑)、冨岡バス停までそのまま車道歩き。上和田行きのバスとすれ違いながら歩いて酒屋さんでビールを調達。バスが来るまでの時間を佳い気分で過ごしました。

 ただ、このバスなんですけど、猿橋駅で待たされます。到着は16時39分頃だったのですが、ちょうど3分前に上り電車が出たばかりというタイミングの悪さ。30分もあるので、戻ってセブンでビールの追加を購入(笑)。これじゃぁ、お金貯まらないよなぁ…と苦笑しつつ、もう一本ビールを開けてしまったのでした。。。

 

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2017.05.07

【アカヤシオは終わってしまったけれど…棒ノ折山から蕎麦粒山 その2】 山バス情報156

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(日向沢ノ峰から蕎麦粒山は防火帯の気持ちのよい尾根)

【山行日】 2017年05月04日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 05:29 拝島 (JR八高線)
拝島 05:46 - 06:04 青梅 (JR青梅線)
青梅 06:05 - 06:34 川井 (JR青梅線)

「バス」
川井駅 06:39 - 06:55 清東橋 (西東京バス 258円:ICカード)

「歩行」
清東橋バス停 07:00 - 08:40 棒ノ折山(棒ノ嶺)
棒ノ折山   08:50 - 09:55 長尾丸山 (途中ロスタイム15分ほど有)
長尾丸山   10:05 - 11:00 山ナシ山(1087?)
山ナシ山   11:10 - 12:10 日向沢ノ峰
日向沢ノ峰  12:40 - 13:20 蕎麦粒山
蕎麦粒山   13:25 - 14:30 一杯水避難小屋
一杯水避難小屋 14:35 - 16:00 東日原バス停

「バス」
東日原  16:14 - 16:48 奥多摩駅 (西東京バス 460円)

「鉄道」
奥多摩  16:54 - 17:56 立川 (JRホリデー快速おくたま6号東京行き)
立川   18:00 - 中央線某駅  (JR中央線 各駅停車松本行き)

地形図 「原市場」 「武蔵日原」

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(蕎麦粒山から一杯水へと向かう尾根道はブナも多い)

 時刻は12:10。 ぽかんと開けた口におにぎりを放り込みながら、帰り道について考えます。予定ではこのまま踊平に降りて素直に大丹波川沿いの林道をのんびり歩いて清東橋に戻るというものだったのですが、清東橋のバスは12:55と16:50。当然13時前のバスは間に合うはずがないですし、17時前のバスは時間が余りすぎて、川井駅まで更に舗装道路を歩く羽目になりそう…。秩父側も名郷までは歩いたことのない径だし、仙元尾根は最終バスが16時ジャストで、あのいやらしいトラバース道を焦って駆け下りるのは真っ平ゴメンです。

 山ナシ山から抜きつ抜かれつの女性はなんと三ツドッケまで行って、戻って有間林道で降りるという話を聞いて、エアリアを眺めて見るに…。蕎麦粒巻いちゃえばその先はほとんど平らの稜線歩きだから、16時過ぎの東日原のバスに余裕で間に合いそうだな…と。最悪逃しても一時間後にもそのまたあとにもバスはあるし…。

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(蕎麦粒山を巻いていけば、と出発したのですが…)

 というわけで、お昼を済ませたら、蕎麦粒山・一杯水と書かれた防火帯の径をゆるゆる…。蕎麦粒山のあたりは、記憶では巻き道の方が濃くて蕎麦粒へ上がる径の方が細いと思っていたのですが、あれれ~前に歩いたはずの離れ岩尾根の分岐でも巻き道が見つからないし、その先で蕎麦粒に直登する径は誰の目にも明らかなのに、巻き道が見当たりません(笑)。巻き道との分岐の指導標も無いし…。目の前に見えてるピークは蕎麦粒じゃなくって桂谷の頭???いやまさか…蕎麦粒を見間違えるなんてあり得ない…。仕方ないので登ってみたら、やっぱり蕎麦粒山で三角点もちゃんとある(笑)。。。

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(蕎麦粒山から来た道を振り返る 奥は川苔山か…)


 鳥屋戸尾根の方へは相変わらず踏み跡がしっかりついていましたが、首をかしげながら、水筒の水でひと休み。山頂をあとに蕎麦粒山から更に西進してみると、かつての巻き道との分岐点には古い指導標も建っており、巻き道の方を指していた板きれがもぎ取られた形になっていて、巻き道の道形が残っているところには木の枝が何本も横に並べられて通せんぼ。。。トラバース道は崩壊してしまったか何かで事実上廃道ということなのでしょうか。。。

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(巻き道が…)

 これにはちょっと驚いてしまいました。というのは、私が初めて蕎麦粒に登ったのは前世紀のことでしたけれど、当時は笹藪を漕ぐような感じで細道を上がっていった先にあるまさに寂峰といったたたずまいでした。しかし、もう今はそんな面影はどこにもありません。まるで別の山になってしまったような印象です。

 そのすぐ先の仙元峠への径は今も健在のようですが、この時点で13:30を回っていましたので、仙元峠から浦山大日堂はよしておいた方がよさそう。。。というより、ここから一杯水の間が素敵な径で、奥多摩にしては人が少ないし、個人的にお気に入りの尾根径なのです(バスの混雑を考えると浦山大日堂の方がとも思うのですが、東日原の西東京バスは、GWならとりあえず16時の便には間違いなく増発を出してくれるでしょう。。。)

 稜線はそれまでの防火帯とは違って、ブナも見掛ける自然林の尾根道になります。さすがに標高1400mあたりですとまだ芽吹きは始まっておらず、枯木の向こうに青空が美しい。そして時折吹き抜ける風が心地よく、歩いていてホント爽快でした。

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 棒杭尾根の分岐で足が疲れてきたので、座って少し足休め。指導標に棒杭尾根入口とか倉沢とかマジック書きしてあって、地形図を取り出してみてみますが、林道に降り立つ前の急傾斜を考えるとこの尾根を下るのはちょっと見送った方が好いだろうと思い、更に西進して一杯水へ向かいます。14時を回って陽差しも強く汗ばみますが、稜線を吹く風が気持ちよく冷やしてくれて助かります。

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 一杯水では若い男性ハイカーが取水中。私の方は結構時間もタイトな感じになってきていたし、写真に撮るだけで素通り。14時半に何とか避難小屋に到着できたので、これからさっさと下れば、ぴったりバスの時間に間に合いそうと一安心。しかし、小屋にはこれから泊まるハイカーさんがいて、小屋前のベンチでビールを開けて乾杯しているのを見るや、うらやましさに喉をゴクリ(笑)。ここに来るたびに思うのだけれど、次回こそは、この避難小屋でのんびり一泊して「まったり山行」をしてみたいとの思いを胸に、下山にかかります。

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 ヨコスズ尾根は何度も通った径。途中山桜をついつい写真に収めようとしたり、たった今芽吹き始めたばかりという感じの萌葱色の稜線の雑木を撮ったりして…しかしこの尾根道は滝入ノ峰を巻くまではほとんど高度が落ちないんですよね。。。滝入ノ峰を巻いたあともそうそう調子よく高度計の表示は下がってくれなくて、それでも時間の方は刻々と進んでくれちゃって、ほんとにコースタイムの100分で下りきれるかな…と心配になってきてしまいました。さっきから同じところを何度も下っているような気もしてきて(笑)、ちょっと焦りますが、ここで怪我をしても馬鹿みたいですから、無造作な足運びはしないように気をつけます。

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(ヨコスズ尾根上部 山桜と芽吹いたばかりの新緑が美しかった)

 そして、今日は結構な距離と時間を歩いたあとなので、石灰採取場のあとの急降下で膝が悲鳴を上げないか、そっちも心配でした。急降下のジグザグ下りではやはり踏ん張りもなかなかきかなくて、転ばないようにと途中で足を休めながらゆっくり下っていくことに。。。最奥の民家の屋根も見えてきて、時計を見れば、まだ16時まで15分残っているので、30分あるからまず間に合うだろうと思いつつも、確かこのあとがずっと長いこと足場の悪いトラバースを歩かされることも思い出して、ああ、そうそう。このあとがあれなんだよな、とちょっとがっくり(笑)。

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 それでも対岸の鷹ノ巣からの尾根が緑色に染め上げられつつある↑のを目にすると何とも言えない和んだ気持ちになります。岩の欠片がゴロゴロしたトラバースは疲れた足には歩きにくいことこの上なく、やっと舗装道路に降り立つと、膝が悲鳴を上げそうになりましたが、何とか持ちこたえてくれて、バス停に到着すると、やはりそこには長蛇の列が。。。登山者だけでなく一般観光客も多く、これでは増発が出ても座れないかも…と酒屋に寄るのを我慢して列の最後尾に着きました。

 発車時刻にやってきたバスはやはり一台のみの増便で、順序よく乗っていった結果、何とか私は増発便の方で席にありつくことが出来たものの、既に東日原から二台とも立ち客が出て、川乗橋で追加の登山客を乗せてほとんど満員となって奥多摩駅へ。さすがにこのバスがホリデー快速に連絡していることは私みたいなハイカーでも身体化されていて(笑)、奥多摩駅でもビールの購入を見送ってホーム停車中の車両へ…。幸いここでも最後部の車両で席にありつくことが出来、時間も時間だしと立川周りで中央線某駅前のラーメン屋でビールセットで〆として、帰途につきました。


おしまい

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2017.05.06

【アカヤシオは終わってしまったけれど…棒ノ折山から蕎麦粒山 その1】 山バス情報156

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(1100m以下のアカヤシオはほとんど終わってしまっていた…)

【山行日】 2017年05月04日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八高線某駅 - 05:29 拝島 (JR八高線)
拝島 05:46 - 06:04 青梅 (JR青梅線)
青梅 06:05 - 06:34 川井 (JR青梅線)

「バス」
川井駅 06:39 - 06:55 清東橋 (西東京バス 258円:ICカード)

「歩行」
清東橋バス停 07:00 - 08:40 棒ノ折山(棒ノ嶺)
棒ノ折山   08:50 - 09:55 長尾丸山 (途中ロスタイム15分ほど有)
長尾丸山   10:05 - 11:00 山ナシ山(1087?)
山ナシ山   11:10 - 12:10 日向沢ノ峰
日向沢ノ峰  12:40 - 13:20 蕎麦粒山
蕎麦粒山   13:25 - 14:30 一杯水避難小屋
一杯水避難小屋 14:35 - 16:00 東日原バス停

「バス」
東日原  16:14 - 16:48 奥多摩駅 (西東京バス 460円)

「鉄道」
奥多摩  16:54 - 17:56 立川 (JRホリデー快速おくたま6号東京行き)
立川   18:00 - 中央線某駅  (JR中央線 各駅停車松本行き)

地形図 「原市場」 「武蔵日原」

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(イワウチワは葉っぱにもつやがあって丁度見頃)

 引っ越して来て、今春こそは念願の熊倉山宗屋敷尾根を歩きたいと思っていたのですが、さすがに脹ら脛の肉離れをやってしまった身には、ああいう急傾斜の痩せ尾根を直登するようなルートは肉離れの再発が怖くて、躊躇してしまいます。とはいえ、アカヤシオというお花は急傾斜の痩せ尾根に咲いているものなので、今年のアカヤシオ見物は見送ろうかとも思っていたのですが…。

 9年前に歩いたあのルートなら、確かそれほどめちゃくちゃな急登というのもなかったのでは…、という曖昧な記憶を頼りに選んだルートが今回のルート。但し、GWの奥多摩ですから混んだバスをなるべく避けようと、清東橋行きの一番バスで、棒ノ折から前回と逆コースで日向沢ノ峰へ歩いてみよう…というものです(なお、計画した時点では、日向沢ノ峰から踊り平へ降りて清東橋へ戻ってくるつもりでした)。

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 前回このバスを利用したのは、おそらく4年前のこと。もちろん、当時は6時台のバスは捉まえられませんでしたから、7時台のバスでした。今回この路線バスを利用して、少々戸惑ったのが川井駅の上日向方面行きのバス停の位置。 記憶違いかもしれませんが、現在は青梅街道の方にあって、奥多摩方面行きのバス停とは離れていて、ウロウロしてしまい、危うく乗り損ねるところでした。

 バスは結局終点まで私一人の貸し切りで、帰りのバスのあの混雑を考えるとまさに雲泥の差です。清東橋まで乗ったのはもしかすると初めてかも知れません。昔はあまり清東橋行きの便自体がなかったと記憶していますが、現在は6時の便も7時の便も清東橋まで入ってくれるのですね。

 バスを降りて柔軟体操を入念にしてから、奥茶屋へと歩いて行きます。登山道に入ると最初は沢沿いなのですが、結構傾斜は急です。ワサビ田があってちょっと狭い径だけれど、ニリンソウ、ヤマエンゴサク、ヒメレンゲ、マルバウツギ、それに↓これはヨゴレネコノメでしょうか、葯がキャビアみたいになっています(笑)など、私でも知っている花だけでも数種類。他にも名前を知らない花々が咲いていて、なかなか楽しい径です。

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 炭焼き窯跡を過ぎ、しばらくで山の神の祠があって、道中の無事を祈ってから尾根に取り付きます。尾根道は植林帯なのですが、それでも登山道脇にはスミレがいくつも咲いていて、雰囲気も明るい径でそれほど苦にはなりません。「マムシ注意」の看板を過ぎ、もうひと登りすると、傾斜が緩んで左手が自然林の場所があったので、時間も歩き始めからちょうど一時間ぐらい経過していたためスポーツドリンクでひと息入れることにします。標高で750mあたりの地点でしょうか。

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(途中休憩地点)

 自然林があるのはこの場所だけのようで、休憩後は再度植林の急登をこなしていきます。棒ノ折山にはさすがにこの時間だと誰もいないとばかり思っていたのですが、8:40で既に10人ぐらいのハイカーがあちこちのベンチに座っていて、これにはちょっとびっくり。上がってくるとき蜘蛛の巣を何度も払いながら登ってきたので、下の茶屋のキャンプ場からではなく、白谷沢の方から登ってきたのでしょうか。山頂の桜はかなり散ってしまっています。

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 山頂でスポーツドリンクを空にして、日焼け止めを塗ってから、日向沢ノ峰方面へと西進します。すぐに尾根の分岐を右に折れる感じで下っていくのですが、この先にある指導標を見て「え?」と動揺。来た方角を「棒ノ峰」行く先を「落合」と書いてあるのです。もしかして落合へ降りる尾根(仙岳尾根)に入り込んじゃった???まさか? でも、財布も持たずに山へ出掛けようとしたぐらい呆けているし(笑)、分岐を見落とすぐらいのことはしかねない…と戻ってみたのですが、やはり尾根の分岐には指導標も踏み跡もありませんし、地形図で見ればその尾根の分岐を無理に進めば大丹波川に突入するしかありません(笑)。

 結局、この先で落合へ行く径が分岐するという、先走りな指導標だったようで、案の定その指導標から5,6分のところに仙岳尾根の分岐がありました。この間のロスタイム15分ほど。稜線歩き早々に無駄な体力と時間を使ってしまいました。

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(先走り道標:笑)

 仙岳尾根の分岐のすぐ先が槙ノ尾山945m。ほぼ素通りして、稜線を進んでいきます。槙ノ尾山を過ぎると右手の自然林の新緑が美しく、やがて両サイド共に自然林となる部分もあって、このあたりは新緑を満喫できる地点なのですが、すぐそばを林道が走っていて、バイクの爆音が聞こえたりするのが玉に瑕。いつも思うのですが、どうしてあんなに大きな音をたてないといけないのでしょうか。静かに走ればいいのに…。

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 958.4長尾丸山への登りでは植林に戻ってしまうものの、よく見ればカタクリの葉など散見されたりします。長尾丸山には三角点がありますが展望はなく、このあとすぐに稼いだ標高をそのまま手放すような下りになりますし、南側に巻き道がありますから、三角点マニアでなければ巻いてしまった方が好いかも知れません。 長尾ノ丸で棒ノ折山からちょうどまた一時間が経過していたので、テルモスのお茶で一服します。

 長尾ノ丸から先の新緑も悪くありません。途中、カタクリの既に萎れてしまった花など見つかりました。さすがにこの時期のこの標高ではもう終わっています。しかし目に飛び込んでくる新緑の美しさはなかなかのもので、この先のアカヤシオもほとんど終了といった感じだったのですが、この新緑だけでも来て良かったと思わせるものがありました。

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 黒茂山(ウマヤノタル)と標識のあるあたりから、アカヤシオがぽつぽつと散見されますが、どれももう大半が落花していて、樹に残っている花びらより地面に落ちて押し花のようになっている花びらの方が多い状態です。うーむ、やっぱりこの高度では遅すぎたか…残念…という感じで高度を上げていきます。しかし、よく足もとを見ればイワウチワがまさに今が見頃♪とばかり咲いていて、小群落のように咲いている箇所も見つかりました。

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 地形図で見た印象よりも急な傾斜をこなすと、立木に赤テープ巻きで「山ナシ山」と書かれた小ピーク。おそらく1087m峰と思いますが、ちょうどまた長尾ノ丸から一時間経過していたので、座ってテルモスのお茶で再度の一服。

 山ナシ山の先からは結構近くにアカヤシオが咲いているのですが、どれももうほぼ散ってしまっていて、至近距離での撮影は一輪だけとかそんな具合になってしまって、ああ、やっぱり遅くとも先週末に来るべきだったか、と、うなだれながら送電鉄塔へ急登。送電鉄塔の先もまばらな花付きの樹が続き、ああ、もう至近距離での撮影は無理だと諦めたところで、やっと近くで撮ることが出来る樹が見つかりました(トップ写真)。

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(丁度見頃の樹は稜線からかなり離れたところに…)

 その先はさすがに高度も上がってきたため、丁度見頃な樹もあったにはあったのですが、稜線からは遠く離れたところに咲いていて、私の腕とカメラの性能ではあまりよい写真は撮れませんでした。

 有間山との分岐から、最後の急登をこなしていけば、やっと着いたかという感じの日向沢ノ峰。しかし、何と全然期待していなかった富士山が、お昼を過ぎたこの時間でも見えていたのには、本当にびっくりするやら嬉しいやら。山ナシ山から抜きつ抜かれつしていた女性に、「や、今日は富士山は見えないでしょう」と偉そうに言ってしまったのは数十分前。口を開けてぽかんと見とれてしまいました。

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その2に続く

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2017.05.03

【山に行き損なって…平山城址公園から野猿峠】

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(平山城址公園)


【歩行日】 2017年4月30日(日)

【歩行過程】
  自宅    - 10:20 季重神社
季重神社 10:25 - 11:45 鎌田鳥山の先のベンチ
ベンチ  12:00 - 12:30 北野駅
北野駅  13:00 - 自宅

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(野猿の尾根道)


 今回は雨に降られないようにと、29日の不安定な天気を見送って、翌日の日曜日にアカヤシオを見に行くことにして、朝も早起きして出掛けたのですが…。

 この日のプランは帰りの下車駅が同じ駅になるかどうか微妙でしたので、某JRの駅までは自転車ではなくテクテクと徒歩で歩いて行ったのです。で、駅近くのコンビニで朝御飯とお昼ご飯を仕入れようとしたのですが、何と!財布がありません。歩いてきたので落としたのなら気づくはずで、ほぼ間違いなく家に置き忘れたのでしょうが、家に戻る途中、もしや落としたのではないかと来た道を地面ばかり見ながら忠実に戻って行きました。この間のロスタイムおよそ1時間。

 帰ってみるとやはり置き忘れていて、今から戻って出直しでは、バスには間に合わないし…、しかし大丈夫か自分?財布忘れて出掛けたりして…と、気分も落ち込んでしまいました。
 仕方ない、今日は衣替えでもやるか…と朝っぱらから洗濯機を回しながら、のんびり朝食をとっていたのですが、洗濯物を干しながら、外の景色を見ていると…やっぱり天気が好すぎる(笑)、これは出掛けないのはもったいないと。。。

 連続で高尾も何だし、以前から気になっていたベランダから南東に見えている丘陵地帯を散歩がてら歩くことにしました。幸い手持ちの『東京日曜散歩』というガイドブック(25年前の購入)に「平山城址公園から野猿峠(やえんとうげ)」というのがあって、たぶん見えているのはそのあたりだろうということで、グーグルマップで調べてみると、自宅から平山城址公園は電車やバスを使ってもそれほど早くは到達できないし、歩いても1時間ほどで行けそうとわかり、徒歩でアプローチすることに(笑)。

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 グーグルマップで示されたルートは、人か自転車以外渡れない踏切を通ったり、トマトを直販している畑↑の前を通ったりで、これまで知らなかった発見があって楽しい道のりでした。小一時間ほどで平山城址公園駅に至り、ガイドブックに従って取り付こうとしましたが、さすがに25年前のガイドブックでは異同がたくさんあり、自動車整備工場などどこにもなく、地図に示されたルートを上がって行くも看板もなく、いきなり唐突に日野市の標柱が現れます。

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 平山城址公園と記された方向に上がっていくと、自然林100%で、もう新緑ではなく濃緑ですが、なかなか好い雰囲気です。すぐに尾根上に到達して、そこからは今日行くはずだった(?)山々と思われる場所も見えています。しかし尾根上まで住宅地となっていて、少しの間ですが車道と遊歩道が並行します。

 七生丘陵散策コースと記された指導標に従って平山城址公園方向に進むと平山季重神社に到達します。ガイドブックには祠があるだけのように記されていますが、今や立派な社殿が建ち、シイの木の巨木は今もしっかり残っています。ちなみに平山季重(ひらやますえしげ)とは源平合戦「一ノ谷の合戦」で名を馳せた人とのことで、その平山氏の館があったことから、平山城址公園はじめこの一帯が平山と呼ばれるゆえんとなったのだそうです。

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(平山季重神社)

 平山城址公園は神社からすぐですが、中に入って行くと野猿峠への尾根径から遠ざかるばかりなので、中はちょこっと見学するだけ。それでもツツジが咲き誇っていて、公園内も植林無しの自然林ばかりですので、結構目を楽しませてくれました。

 城址公園から外に一旦出るような感じで、一目で尾根径とわかる道を西進します。植林もなく雑木の森で歩いていて楽しい道です。アップダウンもほとんど無く、自宅から一時間ほどで来られるのだし、また季節を替えてお散歩に来てみたいと思いました。

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 しばらくで六国台という藤棚のある場所↑に着きます。昔は展望地だったらしく、見える山の展望図が石に彫ってありますが、現在は木々が育ってしまったせいでしょう、山はほとんど見えない状態です。皮肉にもこの日行くつもりだった山の方角だけは、わずかながら山塊が見えていたりしましたが(笑)。

 尾根径に戻ってなおも西進しようとすると、「この先車は通り抜けできません 日野警察署」と書かれた古い錆びた看板があり、赤のカラーコーン(日野警察署)が道の真ん中にあって、「ここから先というか、ここまでだって車は来られないでしょ…」とつぶやきながら歩いて行くと道が妙にヤブっぽくなってきて、あれ~変だな…と思っていると「私有地に付き進入することをおことわりします 地主」と書かれた看板に行く手を遮られました。

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 ええ~そんな~ここからが楽しみなハイキングコースとガイドブックには載っているのに…。最近こういう看板をよく見かけるようになりましたが、やはりこの場所もハイカーの方に目に余る問題行動があったのでしょうか。残念なことですが、ここは通行を諦めるしかありません。すぐ隣に東京農工大の遊歩道も通っていますがそちらに行く扉には鍵がかかっていて通れないようですし、諦めて戻ることに。

 戻って地図で見てみると、しばらく尾根と平行に住宅地の舗装道路を歩けば、長沼公園からはまた野猿の尾根径を歩けるらしいとわかったため、一旦下山(笑)。ヒルサイドテラスという遠くから見ても目立つマンションのすぐ前を通って南陽台方面へと登り返す車道を歩けば、ちょうど峠に相当するあたりの信号から「81段の階段」が上がっています。

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(81段の階段:ここから尾根歩きが再開できる)

 ちなみに車道を上がってくるとき、左手に往時の尾根径の名残と思われる箇所を見つけましたが、今やもうほとんど廃道化していると言ってもいい状態で、ヤブ山を歩き慣れている人間が注意して見ていない限りは気がつかないと思います。ですので、あの看板を無視して強引に尾根通しに進んでも相当難儀する(看板のある地点ではまだ道が続いているように見えますが実際はそうではない)ことになります。

 長沼公園の81段の階段を上がりきると、そこは野猿の尾根道と栃本尾根(長沼駅方面)との合流地点↓で、ベンチがあって、すぐそばには「現在尾根道づたいに平山城址公園へは行けません」の注意書きもありますが、迂回路を具体的に示しているわけではありません。

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 しかし、こちらの長沼公園の方も雰囲気の良い雑木の尾根道で、ツルニンジン(ジイソブ)の保護地があったり、ヤマツツジが咲き誇っていたりで楽しい道のりです。時折右手に視界が開けて奥多摩の山々が眺められます。

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 南陽台方面へ降りる道を左に分けてなおも尾根上を進んでいけば、ブルーベリーの農園が左手に現れ、右手には子供たちが遊ぶ公園があって、そろそろフィナーレかなと思っていると、「峠の小さな美術館」というかわいらしい建物が見つかりました。

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(峠の小さな美術館)

 あとはガイドブックにもあった鎌田鳥山のお店があったのですが、値段を見てびっくり(笑)。とても入れないなと、少し歩いた先にある無料のベンチでテルモスのお茶で小休止してから、道なりに下っていけば野猿峠からは随分八王子方面へ下ったところに出ました。

 せっかくなので、野猿街道を下柚木・国立方面(南)へ登り返してバス停を撮影。かたくら書店という廃業した地方出版社の『峠と路』に掲載されていたバス停の写真とはちがって、屋根付きのベンチもある立派な停留所になっていました。

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(現在の野猿峠バス停)

 バスは今行ってしまったばかりのようだし、まだ歩き足りないので、とりあえず北野駅まで野猿街道を下ってぶらぶら歩くことに。。。15分も歩くと北野駅に着いてしまったので、駅前の松屋でお昼ごはんを食べて腹拵えをし、地図を見ながら自宅までさらに一時間ほど歩いてしまい、結局この日は交通費は1円も使わずに終わりました。

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