« 『引越しました♪』 | トップページ | 【秋色には染まれず…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報149 »

2016.10.12

【五里霧中~霧雨の今倉山~二十六夜山】 山バス情報148

Imakurayama_26yasan0059_2


【山行日】 2016年10月10日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 06:56 高尾(中央線各駅停車)
高尾 07:06 - 07:42 大月(中央線各駅停車)
大月 07:51 - 08:06 都留市 (富士急行線)

「バス」
都留市駅 08:10 - 08:40 道坂隧道入口 (富士急山梨バス 650円)

「歩行」
道坂隧道バス停 08:50 - 10:00 今倉山
今倉山     10:10 - 10:45 赤岩
赤岩      10:50 - 11:45 二十六夜山
二十六夜山   12:05 - 13:35 芭蕉月待ちの湯

「温泉」
芭蕉月待ちの湯 13:35 - 14:00 (市外者 710円)

「バス」
芭蕉月待ちの湯 14:07 - 14:22 赤坂 (富士急山梨バス 200円)

「鉄道」
赤坂  14:37 - 14:50 大月 (富士急行線)
大月  15:21 - 中央線某駅 (JR中央線 快速東京行き)


Imakurayama_26yasan0048


 転居後初の山歩きは、3ヶ月も山を歩いていないゆえ、あまりハードではないところで足慣らしから始めないと…ということで、いろいろ考えたのですが、連休中唯一雨マークのない日は最終日の体育の日だけ、ということもあり、道坂隧道行きのバスに乗って今倉山から道志二十六夜山を経て芭蕉月待ちの湯、という全くもってベタなガイドブックコースを16年ぶりに歩き直してみようと思いつきました。

 朝起きてみると、ベランダからの眺めは、富士が見えないどころか、丹沢~道志の山々も雲がべったりで、雲の色も黒っぽい雨雲。こりゃ、山で降られちゃうかも知れないなとは思ったのですが、この日に行かないと、今度の土曜はまた用事が出来てしまったし、次がいつになるかまるでわからない、という事情もあって、降られても仕方ないと覚悟の上で、傘や雨具のチェックをした後、出発しました。

 都留市に8時過ぎに行くとなると、前の世田谷からは、けっこう早起きをしなければと前日から気合いが入ったものでしたが、今度の住まいだと、会社に行くよりは少し早めだけど…、ぐらいの感覚で行けるのが嬉しいところです。

 富士急行線は、ICカードのタッチを「しない」で通過ということを調べていったのですが、ついついいつもの癖でタッチしてしまいました(笑)。この日乗ったこの車両はたぶん初乗車。新型車両なのでしょうか…。

Imakurayama_26yasan0002

 
 何故か都留市駅の手前赤坂駅で停車時間が長くて、都留市駅は8時10分を過ぎての到着。しかしバスはしっかり待っていてくれて、おまけに乗車人数分ぴったり席が埋まって発車です。16年前は紅葉が始まった10月末だったのですが、そのときの乗車人数はわずか数人。山ブームで、このバスも存続を心配する必要は当分ないのでしょうか。。。

 御正体入口で数名を降ろした後は、道坂峠までぐんぐん高度を上げてひた走り、定刻の8時40分に到着。ゆっくり柔軟運動をして身体をほぐしてから出発です。久しぶりの山なので、皆に先に行ってもらおうと、停留所近くの地震計などを見たりして時間を潰していたのですが、なかなか出発してくれないため、しびれを切らすような感じで、トンネル脇の登山道を上がって行きます。

Imakurayama_26yasan0016


 何でもいいから花を見つけたら即写真撮影したりして、のんびり上がって行ったため、息が切れたりすることもなく、それほど疲れもせずに、1時間10分ほどで難なく今倉山に到着。標高1000m以上から歩き出せるので、あっけなく1500m近い山頂に着いてしまいます。大半は御正体山の方へ行ってしまったようで、今倉山は私の他に3人と静かな山頂でした(山頂到着は10時ちょうど)。

Imakurayama_26yasan0056
                 (山梨百名山の標柱もだいぶ劣化した)

 山頂でテルモスのお茶で一服したら西進。ブナの多い素敵な稜線歩き…なのですが、思い切りガスってます。こんな幻想的な雰囲気もたまには好いなどと強がっていたのですが、赤岩に近づく頃には、上からポタリポタリと滴ってきます。大展望が広がるはずの赤岩では小糠雨となって、赤岩から先は髪の毛がべったりとなるぐらいの水滴が間断なく落ちてくるようになりました。

Imakurayama_26yasan0072


 どうしようか迷ったのですが、こういう場合、雨具を付けると途端にやんでしまうのが相場なので、雨具は付けずに、ゴアテックスの帽子だけ被って歩くことにしました。この判断はおおむね正しかったようで、服もズボンもほとんど濡れず、冷たい思いもすることなく、霧の稜線歩きを楽しみ(?)、あれ、急に稜線をハズレるな…と思ったら、小雨に濡れた林道に降り立ちました。

Imakurayama_26yasan0097


林道から登り返して登り切ったところが二十六夜山。ああ、そういえばこんなところだったという感じ。。。時間はまだお昼前。さほど飛ばしたわけでもないのに上出来の時間に到着。幸い雨もやんでくれて、ここでお昼を食べることにしました。

 おにぎりを平らげたら、お昼の鐘が鳴ったばかりだというのに、もう下山です。調べてきたバスの時刻は月待ちの湯発 14:07 15:54 18:27 14時はお風呂でのんびり出来ないし、16時前はちょっと時間が余りすぎかなぁ…。まぁ、今日は久しぶりの山だし、慌てて下って怪我もアホらしいから、のんびりゆっくり下って、16時前のバスで帰ればいいか…と考えていたのですが。

Imakurayama_26yasan0113


 しかし、この下山道、結構好いですね。もちろん、紅葉はまだなんですけど、下っていく最中、ずっと自然林が続きます。たぶん、紅葉したら綺麗なんじゃないかと…。実際16年前の10月末の山行メモには、「紅葉が結構好い」とあります。
 
Imakurayama_26yasan0122
(結構美林です)

 そして、途中にある「仙人水」。前来たときは確かこんなのなかったよなぁ…と思い、帰ってから調べてみたら、2001のエアリアにはこのルートは掲載されておらず、やはり当時はここを通るルートは開かれていなかったようです。今は逆に仙人水をショートカットする径は歩かれなくなって、ヤブ道とまでいかないかも知れませんが、一般登山道としては仙人水を通る方がメインルートとなっているような印象です。

Imakurayama_26yasan0128


 仙人水の先で径は沢沿いの植林帯となって、最後沢を渡るところで、丸太橋が流されて崩壊している箇所がありました。幸い水量もたいしたことがなかったので、そばにある飛び石で徒渉可能でしたが、水量が多いときは、どうするのかな、とちょっと疑問符でした。

 結局芭蕉月待ちの湯に着いたのは、バス時刻の約30分前。烏の行水に710円払うのももったいない話なので、躊躇しましたが、今回入っておかないと、次はいつになるのか…。今日入らずに帰るともしかすると一生入らないかも知れない(笑)などと理由を付けて、汗をざっと流すだけでも好いか…と入浴してから帰ることにしました。

Imakurayama_26yasan0142
(芭蕉月待ちの湯)


 
 お湯は少々カルキ臭がありましたが、ぬるつきもあって、もう少しのんびり出来たらなぁ、とは思いましたが、今回の入浴はとりあえず転居後初の山行祝いと言うことで、さっさと汗を流す感じで、着替えてバス停へ。

 バスはいわゆるお年寄り御用達の循環ミニバス。実際ご近所のお年寄りがこの日も利用されていました。

 しかし、結局、この2時過ぎのバスに乗りますと、富士急行線の連絡は比較的好いものの、中央線で東京方面へ向かう場合、大月で30分の足止めを食らいます(笑)。もちろん、特急列車(あずさ、かいじ)をご利用になる方なら、とても好い接続の便があるのですが…。大月駅からは15:21発の快速東京行きがありますので、乗り換え無しで便利は便利なのですけれど。。。私の場合、残っていたおにぎりと、赤坂駅前のスーパーで買った缶酎ハイがあったので、ベンチで飲み食いしながら、時間を潰しました。

|

« 『引越しました♪』 | トップページ | 【秋色には染まれず…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報149 »

コメント

ゴン太さん、こんにちは。
実はこの日、同じバスに乗ろうと思っていたのですよ。
なんとなく天気が悪そうで二度寝したので、行きませんでしたが。乗っていたら、今倉山に上がって菜畑山に向かっていました。

このレポを見せてもらったので、逆コースで菜畑山から二十六夜山まで歩いてきました。参考にさせてもらって感謝です。
2時過ぎのバスには間に合ったけど、2時間後の4時前のバスまでのんびりお湯に浸かりました。

ちなみにバスはどこで下車されました?
ぐるっと回って都留市まで自分は乗ったので、結構時間がかかりました。どこまで乗っても料金が同じというのもいいですね。

投稿: リブル | 2016.10.18 21:14

 リブルさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。

 いいなぁ、天気の好い日に行けて…。私は、リブルさんが歩かれた日に用事が入っていたので、記事の方にも書きましたが、降られることを覚悟で行ったのです。

 あの日は行かなくて正解でしたよ。バスも席が一個足りないことになっていたわけだし、ひょっとすると、私が座れなかったかも知れない?(笑)。

 2時のバスに間に合っても、のんびりした方が正解です。大月で半時間足止め食らうわけですから。大月駅で、やっぱり4時前のバスまでのんびりしとけば好かったと後悔しました。

 バスの下車は赤坂です。赤坂駅とはアナウンスしないのですが、都留市より先に着いてしまうので、皆さん、赤坂で降りていました。すぐ前にスーパーがあるので、私もビール確保をかねて赤坂で下車しました。

投稿: ゴン太 | 2016.10.18 23:09

ゴン太さん、こんにちは。

ゴン太さんが二十六夜山におられた頃、小生は丹沢の切通峠の近くにいました。曇りで霧模様でしたが、小糠雨はありませんでした。場所と標高が少しずれるだけで微妙に違うようですね。

仙人水は手持ちの2005年の地図には出ていました。
その頃一度下ったことがありますが、あまり記憶に残っていませんでした。(苦笑)

投稿: AKIO | 2016.10.19 10:24

 AKIOさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。

 この日は、おそらくですが、道志でもこのあたりだけが雨にたたられたような感じです。ときどき、眺めの好い日などに、遠くから見て、あの山だけ雲がかかっているなぁ、というのがありますが、他はガスだけで済んでいるのに、ここだけ降られてしまっているような、どうもそんな感じがしています。たいして濡れませんでしたし、降られた時間もあまり長くはなかったので、それほど運のなさを嘆いているわけではないのですが(笑)。。。

 仙人水は、空いたペットボトルがあったので、少し汲んで帰って、家で緑茶を煎れてみました。なかなかまろやかな好い水だと思います。

投稿: ゴン太 | 2016.10.19 20:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『引越しました♪』 | トップページ | 【秋色には染まれず…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報149 »