【春爛漫♪ ヤマツツジ咲く鷹取山から小渕山】 山バス情報143
【山行日】 2016年3月27日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
京王線某駅 - 08:18 北野 (京王線特急)
北野 08:19 - 08:29 高尾 (京王線各駅停車)
高尾 08:44 - 09:06 上野原 (JR中央線各駅停車)
「バス」
上野原駅 09:23 - 09:34 沢井入口(富士急山梨バス 260円)
「歩行」
沢井入口バス停 09:40 - 10:15 鷹取山
鷹取山 10:30 - 11:25 小渕山
小渕山 11:35 - 12:00 岩戸山
岩戸山 12:35 - 13:10 藤野駅
「鉄道」
藤野 13:36 - 13:49 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 13:54 - 中央線某駅 (JR中央線中央特快)
すみません、また二ヶ月以上も更新無しを放置してしまって…。
だいぶ暖かくなってきて、そろそろ動き始めないと、と思っていたところ、日曜日はなんとか天気はもってくれそうだとわかり、重い腰を上げ、久しぶりに春の陽気に誘われて、藤野の里山をちょこっとピクニック気分で歩いてきました。
久しぶりの山歩きで、まずは足慣らしと、朝は遅めの出発。もちろん、8:30の井戸行きでも好いのですが、この程度の歩きで朝一の井戸行きバスの席をひとつ余分に使ってしまうのももったいないし、一時間後の余り利用されていないバス便の維持にも貢献したい(笑)と上野原には9時過ぎの到着。
意外や、この時間でもハイカーは結構いて、みなさん最近売り出し中のコヤシロ山・尾続山ハイキングコースに向かわれるようで新井行きのバスに乗り込んでいました。
井戸行きのバスは私ともうひとりハイカーを乗せただけの半貸し切り状態。そうそう、バスの車内に、こんな↓張り紙がしてありました。例の無生野行きのバス、一古沢までは入れるものの、奥牧野~下田野入は,まだ通行不能のようです。
沢井入口バス停で下車したのは私ひとりだけ。バス停で軽く柔軟運動をして、戻る感じで藤野方面への車道へ入って歩いて行くと、間もなく鷹取山を示す道標が右手に見つかります。久しぶりの山なので傾斜がきつく感じますが、今日は500mにも満たないピークが最高地点で、スタート地点が標高300mほどあるところです。かなりお気楽な気分で登っていきます。
想像していたよりは林相は好くて、美林とはいかないまでも植林もあまりない、里山としてはなかなか好い方の部類に入るのではないでしょうか。登り切ったピークには松浦本にもあるように、祠が3つあります。
祠のある小ピークから一旦下って明瞭な尾根路を登っていくと鷹取山。三角点があり、藤野町十五名山の標柱があり、鐘が撞けるようになっています。ちょこっと鳴らしてみましたが,なかなかいい感じの音が出ます。山頂は誰もおらず、枝越しとはいえ眺めも良く、歩き始めて半時間ほどでしたが、ここで最初の休憩を取りました。
今日はポカポカ陽気で、昨日の朝までの寒さが嘘のよう。こんなほんのちょっとの登りでも結構汗をかいてしまい、お茶の前に水をごくごく飲んでしまいました。それからゆっくりと甜茶を飲んで、しばらくぼうっとします。天気も事前の予想とはちがって晴れて青空もきれい。このままここでお昼寝しても良いぐらいでした。
鷹取山から先は余り期待していなかったのですが、どうしてこれが、なかなかいい、楽しい道のりでした。巻き道もあるのですが、私も松浦本に習って尾根径を歩くことに…。
まず10分ほどで結構眺めの良い場所に出ます。たぶん、方角からして倉岳~高柄山あたりだと思うのですが、前道志の山々がいい眺めになるのです。そして藤野台団地の分岐を見て5分ほどでしょうか、あれれ、たぶん見間違いではないと思うのですが、もうヤマツツジが咲いています。このぐらいの標高でこの陽気だと咲いてもおかしくないのでしょうか。
そしてこれはダンコウバイかな。ああ、もうホント春なんだなぁ…とお花は何も期待せずに出てきたので、この邂逅は本当に嬉しかった。
その先でもスミレ(詳しい名前はわかりません)や山桜にも出逢えて、今日はマスクをしてでも山にやってきて本当に好かったと満面の笑みで歩いて行きます。二ヶ月以上も山から離れていたので変化があって当然なのですが、いつのまにか山も春の彩りを取り戻していたのですね。
尾根径は、途中、進路を南から東に変える地点が少々わかりにくいものの、お手製も含め指導標はかなり設置されていて、気分の好い尾根歩きで350mピーク小渕山へは鷹取山から一時間弱。松浦本では1時間15分とコースタイムが載っていますが、お花を撮りながら相当ゆっくり歩いても1時間はかかりませんでした。
小渕山あたりになると、中央道の騒音が結構聞こえてきて,それが少し残念ですが、まぁ誰もいないという意味では静かな山頂でティータイム。小渕山にも藤野町十五名山の標柱がありますが、標高が間違っていて、376.8mとあるのはこの先の岩戸山の標高と混同してしまったのでしょう、マジック書きで350mと訂正されています。
甜茶を飲み干したら、藤野駅70分と書かれた方向へ下っていきます。下りきった鞍部から右手に小高いピークが見え、あれが岩戸山だなと見当を付け登っていくと、最後は少し急坂となって登り切ったやや左手に山頂があるのがわかります。
ちょうどお昼の鐘が聞こえてきたところで岩戸山の山頂に到着したので、ここでお昼ご飯としました。やはり中央道の騒音が少し興ざめではありますが,ここも誰もいない山頂を独り占め。大好きな大室山が見える特等席(笑)を陣取ってお湯を沸かしてランチタイムとしました。
(松浦本によれば標石は国土地理院のものではなく日本道路公団のもの)
日射しが強く、少し暑いぐらいの山頂で、のんびりおにぎりタイム。こうやって小さな山でもいいから毎月欠かさずに山に通うようにしたいなぁ…なんて考えながらゆっくり昼食をとりました。30分以上いても誰もやってこない山頂で、ひらひら舞う蝶々を写真に撮ろうとして何度も失敗(シャッター押す瞬間に何故か開いていた羽を閉じられてしまう(笑))してあきらめ、山頂を辞します。
送電線の巡視路を利用したような「パノラマコース」では、あの緑のラブレターが開封されていたのに気づいたり、またまたヤマツツジに出逢えたりと,最後まで楽しませてもらって、藤野神社にお参りしてから藤野駅へ向かいました。
藤野駅到着は13時過ぎ。この日のように山が早く終わっちゃった時にやっておきたいことがあったので、途中の中央線某駅で途中下車。用事を済ませて帰宅しても、まだ日が暮れず、ああ、そういえばいつのまにか日足も長くなって、もう昼の時間の方が夜より長いのだと今更のように気づいたのでした。。。
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