【久しぶりの丹沢は…大山三峰から鐘ヶ嶽】 山バス情報140
【山行日】 2015年12月20日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
小田急線某駅 - 06:35 本厚木
「バス」
本厚木駅 06:55 - 07:35 土山峠 (神奈中バス 556円IC)
「歩行」
土山峠 07:40 - 08:40 辺室山
辺室山 08:50 - 09:45 748ピーク付近
748 09:50 - 10:25 急登手前ベンチ
ベンチ 10:35 - 11:10 三峰山
三峰山 11:30 - 12:40 不動尻登山口
不動尻 12:50 - 13:35 鐘ヶ嶽
鐘ヶ嶽 13:55 - 14:55 広沢寺温泉入口バス停
「バス」
広沢寺温泉入口 15:13 - 15:55 本厚木駅 (神奈中バス 380円)
「鉄道」
本厚木 16:02 - 小田急線某駅
【地形図】 「大山」 「厚木」
丹沢を訪れるの自体、約二年ぶり。宮ヶ瀬行きのバスに乗るのはなんと六年ぶりです。
私の場合、電車一本で行けるのだから、もっと足繁く通ってもいいはずなんですが、丹沢は何故か訪れるのが非常に稀になっています。とりわけこの宮ヶ瀬湖周辺は、名だたる吸血地帯ということもあって、この大山三峰は、日帰りで行ける山であるにもかかわらず、お恥ずかしい話ですがこれまで未踏でした(笑)。
(ガイドブックに載っているこの表示にもビビっていました:笑)
余裕をみてバス発車時刻の20分前に駅到着でしたが、既にバスがスタンバイ状態。寒い冬場はありがたいですね。さっそく乗車して席を確保。こんな寒い季節でもハイカーは多く、バスは席がだいたい埋まっていました。 まぁ、このバスで行く山となるとやっぱり寒い季節しかないわけで、暑い時期の方が空いているのかも知れません(笑)。
土山峠で下車。さすがに8時前ですから、とんでもなく寒いです。準備運動中も手がかじかんで仕方ありません。上着は脱ぐものの手袋をしてスタートです。
のっけから急登。右下に宮ヶ瀬湖を見ながら、すっかり冬枯れ径となった尾根を登っていきます。急登が緩んだ後、再び急登となった尾根を登り切ると、勾配の緩い広い尾根になりますが、そこには「辺室山0.3km→」の表示。実際には400mはあると思いますが、幅広い尾根を歩いて行けば辺室山の山頂です。コースタイムとほぼ同じ約一時間でたどり着きました。
ベンチもあり誰もいなかったので、テルモスのお茶で休憩のあと、物見峠方面を目指し尾根道を下っていきます。最初の鞍部では、同じバスで同じバス停で下車されたお二人が左手(南東方向)を指してなにやら話しています。見ると何重にも巻かれた赤テープ群がありました。地形図では柿ノ木平の方から破線がこの鞍部の手前まで上がってきていますが、その道に通じるのでしょうか。それにしてもちょっと赤テープを付けすぎという感じで、素直に一般登山道を歩く人が巻き込まれないといいのだけれど、と思いました。
今回ガイドブックによく紹介されているように煤ヶ谷から物見峠に上がらなかったのは、もちろん鍋嵐への径路をちょこっと偵察するためだったのですが、松浦本に載っている取り付きもその手前にある尾根道の入口も、どうも「あんまり入ってきて欲しくないんだよね~」という感じの立て札が建っていました。某掲示板ではケーサツに連れて行かれたとか言う話もありましたし、しばらくは入らないでおいた方が好いのですかね。
物見峠はその名の通り(?)東側に展望が開けた見晴らしの良い峠。しかし反対側の黒岩への径路は通行出来ない旨の表示があります。黒岩方面へ向かいたい方は南側の林道を通行してくださいとのことです。
物見峠では休憩せずにそのまま748のピークへと向かいます。あがったピーク付近はとても雰囲気のいい雑木の平地だったので、そこで休憩を取りました。実はちょっと先にベンチもある休憩所(煤ヶ谷への道が分岐している)があるのですが、そこよりもこちらの林で休憩が正解でした。もっともヒルのいる季節はお奨め出来ませんが(笑)。
休憩後、崩壊地(眺めが良い)を何カ所か通過すると30分ほどで、ちょうど地形図も「厚木」から「大山」に移る辺りの、いかにもここから三峰への急登開始という場所にベンチがあって、何となく和めそうな雰囲気もあり、再び休憩します。どう考えても目の前にあるトンガリに向かうにはここで一旦休んでおかないと持ちそうもないのは明白です。
案の定、休憩後は土留めの急登、鎖場、ハシゴ、と続いて、休んでおいて正解だったと思いながら登っていきます。このコース、確かに凍結などすると相当厄介で危険でしょうが、登山道の補修は鎖の新しさなどから見てもぬかりなくされている印象で、無雪期であれば恐怖を感じるような場所はほとんどありません。
934.6の三角点がある三峰山には11時過ぎの到着。先客はお一人だったので。ベンチの片隅を分けてもらって早めのお昼ご飯にしました。何の根拠もなく富士山ぐらい見えるのだと思っていたのですが、木々が邪魔してとかそういうことではなく、塔ノ岳など近所の山に阻まれて見えないようですね。
さすがにこの季節、20分もじっとしていると手がかじかんできます。お昼を食べ終わったら早々に山頂を後にします。エアリアには破線でそのまま稜線伝いに大山の方へ行く径路が描かれていますが、実際には不動尻との分岐にはベンチがある程度でこれといった表示もなく、不動尻への径だけが指導標に示されています。
下山路は凍結していたらここの通過はどうするのかな、とちょっと心配な箇所もありましたが、コースタイム通りの70分で不動尻の登山口に到着。
登山口ではヘッ電の準備もして、隧道経由で舗装道路をちんたら歩き続けるつもりでいたのですが、隧道手前で鐘ヶ嶽への径を見つけるや、まだお昼を過ぎたばかりだし、この径を越えていこう、と山道へ再び突入。 六年前に通過して見覚えのある峠で、何を思ったか鐘ヶ嶽へと足が勝手に向かってしまい(笑)、結局不動尻から200m以上もプロトレックの高度表示を上げてしまいました。
鐘ヶ嶽の山頂では、さすがに疲れてしまい、ベンチでお湯を沸かして生姜湯を煎れ、残しておいたおにぎりも平らげて20分の休憩。その後は一度も歩いたことの無い表参道ともいえる東南方面の尾根径へ。
この径、最初は大山の下社からの下りみたいに、けり込みの浅い階段が続いてウンザリなんですけれど、後半傾斜が緩むと、これがなかなか好い尾根径なんです。最後はもうそれこそ今年最後の紅葉が見られて、竹林の先に大きな鳥居でフィナーレ。
足は疲れたけれど隧道をくぐり抜けるより好かったかも、と上機嫌でバス通りに出て広沢寺入口バス停までのんびり歩いて行きました。
あ、そうそう、最後にこのバス路線の年末年始のダイヤが土山峠バス停に掲示されていましたので、写真を貼っておきます。
29日の火曜日が土曜ダイヤ、30日から年明け3が日は休日ダイヤということのようですね。
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