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2015.02.24

【またちょっと山遊び…高倉山へ】

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【山行日】2015年2月21日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅 - 08:39 高尾 (京王線)
高尾 08:44 - 09:02 藤野 (JR中央線各駅停車)

「歩行」
藤野駅  09:12 - 10:05 秋山川橋
秋山川橋 10:15 - 10:35 見晴台ベンチ
ベンチ  10:45 - 11:00 高倉山
高倉山  11:30 - 12:50 一本松山
一本松山 13:00 - 13:33 藤野駅

「鉄道」
藤野駅  13:36 - 13:49 高尾(JR中央線各駅停車)
高尾   14:00 - 中央線某駅 (JR中央線快速電車)

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 次の週末は文楽の予定が入っていて、その次あたりからは花粉が本格化しそうなので、できれば今週も歩いておきたいところ…。なかなか早朝起床が難しいので、今回もバスの時間を気にせず、余りハードでないコース…ということで、選んだのが、昨秋sanpoさんが健さんを偲んで歩かれた高倉山。

 私の場合、健さんを偲んでと言うわけではありませんが、ささっと歩いて来られて、林相もなかなかよさそうということもあって、行ってみることにしました。

 この日は土曜なのでゴミ出しもなく、自宅からのスタート。しかし、のんびり起き出してから、ゆっくり出発したため、自宅を出たのは7時過ぎ。それでもうまいこと京王線の準特急高尾山口行きに間に合い、高尾駅での接続もちょうど良く小淵沢行きが待機してくれており、藤野駅には9時の到着。
 
 こんな時期のこんな時間でも登山者の姿は多くて、和田行きのバスが二台出てるのにはびっくり。駅前で柔軟運動をして、バスの発車に合わせるかのように藤野駅を歩き始めました。

 まずは弁天橋を目指します。藤野駅前の大通りを渡って右折、このあたりかな、という感じで細い小道↓を下っていきます。眼下に弁天橋が見え、左手の山には「緑のラブレター」がよく見えるところです。

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 弁天橋を渡ったら、先行のハイカーさんがまっすぐ歩いて行ったこともあって、私もsanpoさんの真似をして左折。東側から時計回りに周回することにしました。エアリアには北側を周回する道も描かれていますが、歩行者も含め通行止めの表示があり、富士急バスも通るひとつ南側の道からアプローチすることにしました。

 ときどき、車がやってきますが、それほど交通量も多くなく、この季節であれば車道歩きもそれほどいやなものではありません。周辺の集落の雰囲気がなかなか好いですし、観光地化されすぎた感じもないです。

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 ときどき現れる「遊歩道入口」の表示があるマップを参考に、芝田地区を抜け秋山川橋へと向かいます。sanpoさんのレポにもあったように、通行止めの表示がありますが、確かに遊歩道としては危なっかしいものの、自己責任の登山道と考えれば、それほど危険な箇所もなく歩けます。落石等の危険を考えると、自治体側としては通行を規制せざるを得ない、ということのようです。駅から1時間弱で秋山川橋に到着。

 秋山川橋までは登ったかと思ったら下ったりでしたが、ここからは少し急な登りが始まりますから、最初のティータイムにします。地図で見ると、藤野からやまなみ温泉行きのバスで追分か金剛山で降りて、細道を通ってこの橋を渡って取り付くと言うことも可能ですが、見た感じほとんど使われていない感じの小さな橋です。

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 休憩後、登りに取りかかります。途中ちょっと崩れかけたトラバースには新しい感じの鎖↑も取り付けられていて、登山道としてならまぁ普通程度の道です。尾根に乗ると自然林に落ち葉の敷かれた気持ちの良い尾根道。今は当然落葉していますが、新緑や紅葉の頃はいいでしょうね~。

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 尾根を登り切ったところに「見晴し台」の標識のあるベンチ。先行パーティーさんがちょうど休憩を切り上げて腰を上げたところ。私は休む気はなかったのですが、皆さんに「ごゆっくりどうぞ」などと言われてしまった手前、入れ替わりに腰を下ろすことにしました。

 今日は比較的暖かいし、時間もあるので、少し無線でもやろうかと思いましたが、土曜で相変わらず閑散としていて、違法局ばかり目立つので、高倉山へと向かうことにします。

 sanpoさんのレポでチェックしていたとおり、「ぽつんとベンチ」から左手に注意していくと、これしかないという感じの目立たない小ピークがあり、登ってみれば、果たして三等三角点のある高倉山山頂でした。余り新しいとも思えない山名標識もあり、ここで早めのお昼ご飯にします。

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 お昼を終えて、誰もいないのをいいことに、ごろんと横になります。このぐらいの陽気だとちょっとお昼寝も出来てしまいそう…。しかし、人の声も聞こえてきたので、こんな静かで小さな山頂を独り占めするのも申し訳なく、先に進むことにします。

 「高倉見晴し」の標識があるベンチでは先ほどのパーティーさんがまたまた腰を上げるところでした。私に気を遣って譲ってくれたのかも知れませんが、私もお昼の大休止をしたばかりだったので、お先に天神峠へと下らせてもらいました。切り通しを舗装したような感じの天神峠からまた登り返して金剛山へ。

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(金剛山へ…このあたりも林相が良い)

 到着すれば、ここにも結構な人数のパーティーが休憩中。山頂の標柱には「藤野町十五名山 金剛山 標高456.4m」と記してありますが、三角点があるわけではないのですね。どうもコンマ何メートルの表示だと反射的に三角点を探し回ってしまって…悪い癖です(笑)。

 主尾根が山梨県にさしかかるあたりで道は尾根を右に外れて、ここから先は部分的に凍結箇所があり、用意してきたアイゼンを使おうかどうか迷うような箇所もありました。結局使わずに車道に降り立ちましたが、やはりこの時期はこんな低い丘陵でもアイゼンはしのばせておくべきです(この日はもう使わないだろうと思っていたのですが、実は結局最後の最後で使いました)。

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 葛原神社でお参り後、シュタイナー学園の脇を通ってしばらくで、静風舎の立て札がある小道がみつかり、ここを上へ上へと上がっていくと、三角点のある一本松山。ここから京塚山(石山)に寄って…とも考えたのですが、寄るほどの山でもなさそう…と今日のところはここまで。。。まっすぐ520号線に降りて藤野駅を目指すことにしました。

 と、ここからが、結構ヤな道で。部分的なんですが凍結箇所が結構あって…、けっきょくさいごの最後、舗装道路に降りる直前になってアイゼンのお世話になってしまいました。最後はコンクリート階段にへばりついた雪が凍り付いていて、これは滑ったら相当厄介なことになりそうな気がしたものですから…。

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(弁天橋)

 舗装道路に無事着地。アイゼンを外し、520号に出れば、もうあとは朝来た弁天橋を渡って藤野駅へ向かいます。藤野駅で時間があればビールをなんて考えていましたが、この日も3分後に高尾行きが来ることがわかり、そのままホームへ。。。

 今日も少し実家に寄ってやらなきゃならないこともあるしなぁ…と先週と同じような面持ちで電車に揺られ実家に向かったのでした。

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2015.02.15

【やっと山遊び♪ 秋川丘陵~弁天山】

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(下山途中、大岳山がなんとも愛しかった)

【山行日】 2015年02月11日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 09:36 拝島(JR中央線)
拝島 09:52 - 10:01 秋川(JR五日市線)

「歩行」
秋川駅  10:10 - 11:20 祠前のベンチ
ベンチ  11:35 - 12:30 上川霊園
上川霊園 13:05 - 13:50 弁天山手前ベンチ
ベンチ  14:10 - 14:15 城山
城山   14:20 - 15:00 武蔵五日市駅

「鉄道」
武蔵五日市 15:05 - 15:24 拝島 (JR五日市線)
拝島    15:39 - 中央線某駅 (JR中央線)

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(竹林…こんな季節でも美しい緑が楽しめる)


 実家の方の片付けもやっとメドがたち、あとは業者さんを呼んで残置物の処理→解体という感じで、やっと山に行けそう…と思ったら、見積もりに来た業者さん曰く「液体と中身の残ったスプレー缶は引き取れないのでご自分で処理してください」。えぇ?そういう一般ゴミに出せないものを処理するからお金取るんじゃないの?と反感を覚えつつも、ダメなものはダメらしい。

 もう三ヶ月もご無沙汰しているので、山には行きたいし、でもやらにゃならんこともあるし…。もう少しすると花粉シーズン本格化だし…。

 水曜の祝日は、天気も上々。やや春めいて暖かな絶好の山日和。この日は水曜だからゴミ出しも可能。ん?ゴミ出ししてから山行けば好いじゃん♪ 久々の山だから足慣らし程度、ってことは遅いスタートでチョロッと行けるコースなら問題なし。。。

 というわけで、山と渓谷社『東京都の山』(旧版)で、目星をつけておいた秋川丘陵にコースは決定。ここなら、バスの時刻も気にせず、時間と相談しながらコースは柔軟に変更可能ですから…。

 自宅を出たのは7時前。でも実家に寄ってゴミ出ししてからとなると、やはりスタートは遅く、9時過ぎに実家を出て、秋川の駅に着いたのはちょうど10時。日の短い季節にこれはちょっと悪い子ですが、まぁ、行先が秋川丘陵ですから。。。

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 ガイドブックには秋川駅から八王子行きのバスに乗って秋留橋で下車スタートと紹介されていますが、バスまで20分以上ありましたし、バス代ももったいないので(笑)歩くことにします。駅の南側には「かたらいの路 秋川丘陵」と案内掲示がありますが、オレンジ色の点線で示されたコースはまだ整備されていないらしく、道標もなくわかりにくかったので、西秋留石器時代住居跡を経由せずに、ガイドブック通り交通量の多い車道伝いに歩きました。
 
 で、案内掲示板を見たときから、ん?と思ってはいたのですが、ガイドブックに載っている取り付きは現在通行禁止↓で、トンネルの東側にあるやや荒れた感じの未舗装林道沿いに尾根に乗ります。

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 そして、この尾根に乗ったところからの取り付きがとても難しいです。冗談ではなくある程度の地形判断能力が必要で、地形判断できても取り付きを見つけるのは至難の業です。
私はたまたまこの尾根のすぐそばに住む方に教えてもらうことが出来たので、取り付けましたが、かなり山慣れた人でも難しい、というかほとんど無理ではないかと思います。

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 取り付きのポイントにはいちおう、ビニール袋が巻かれていました↑が、ほんとうに、遊歩道の取り付きとはとても思えないほどのヤブ(この季節で!)です。踏み跡もあるといえばありますが、これはコースを変えた以上、自治体の方には早急に整備してもらいたいものですね。


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(取り付き地点のヤブ…取り付きはかなりわかりにくい)

 ヤブ径も二、三分で踏み跡がはっきりしてきますし、10分もしないうちに、従来の取り付きからの道に合流します。道は尾根上につけられ、たいしたアップダウンもなく、雑木の多い好ましい道が続いて、やがて竹林となります。 竹林の先に祠があり、ベンチもあるので、ここで時間も11時半前だしと、おにぎりタイムにしました。南側を示して「上戸吹バス停1.5km」の指導標があります。

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 腹ごしらえが済んだら、西進を続けます。イヌシデ等の表示がある雑木の好ましい道を行くとやがて広々とした未舗装林道に近い道になり、あちこちの小ピークで道草を食いながら、のんびり歩きます。

 
 ベンチから30分ほどで左手(南側)にゴルフ場が見え、もしかして富士山は?と期待したのですが、残念ながら、ここは高尾から陣馬?あたりの稜線に邪魔されて、富士山は頭がちょこっと見えるだけなんですね。

 道は花粉対策事業(主伐)を行っている関係か、車輪の跡が目立ち、そこに雪解け水や霜柱の溶けたのやらが溜まって泥濘状態となって歩きにくいことこの上ない状態になってきて、いらいらも極限になってきた頃に、「雹止山」の表示。その昔この近所にお住まいだった方の解説つきで、思わず読み込んでしまいました。

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 雹留山から10分もかからずに舗装道路に着地。そのまま北上して弁天山を目指しても好かったのですが、ここでちょっと寄り道…。

 実はこのコースを選んだもう一つの理由が、一昨年亡くなった父のお墓がこのすぐ近くにあるので、ついでにお墓参りしておこうと思ったからなんです。「せっかく一生懸命働いて建ててくれたお家なのに、取り壊すことになっちゃってごめんね」と一言挨拶しておかないといけないと思いまして(笑)…あとザックのお礼も言いたかったし。。。

 そんなわけで、30分ほどの寄り道をしてから再度スタート。時間はまだ13時過ぎ。これから弁天山経由で武蔵五日市駅でも十分明るいうちに帰れそうですから弁天山を目指します。

 弁天山は2003年に無線遊びがてら一度武蔵五日市駅から逆コースで登ったことがあるのですが、全くと言っていいほど記憶に残っていません。実際、道中見覚えのある場所というのはひとつもなく、弁天山にしろ、網代城跡にしろ、こんなところだったっけ?という感じでした。

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(小休止した弁天山手前ベンチ 弁天山同様都心方面に展望がある)


 
 城山で三角点にタッチして急な下りを降りきると、畑地があって、まだ雪が残っています。この畑地も全く記憶にない。。。そして、その後の長い車道歩きも、まるで記憶に残っていません。本当に来たことがあるんだろうかと、疑いたくなってしまうほどでした。

 武蔵五日市の駅に着いたのはちょうど15時。5分後に列車が出るとわかって、ビールも買わずにトイレだけ済ませて乗車。ま、この後、また実家に寄って少しやらないといけないことあるし…、というわけで、ああ、もう、いい加減、何も考えずに一日どっぷりと山に浸かり、温泉に浸かってみたいよな~と思いつつ、もう一仕事終えてやっと実家を後にしたのでした(笑)。。。


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