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2014.06.17

【大弛峠バスで国師ヶ岳・北奥千丈岳 漫遊】 山バス情報134

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(北奥千丈岳にて)

【山行日】 2014年6月15日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺  05:35 - 06:13 高尾  (中央線各駅停車)
高尾   06:14 - 07:22 塩山  (中央線各駅停車)

「バス?」
塩山駅 07:35 - 08:45 大弛峠 (乗合タクシー 1800円)

「歩行」
大弛峠 08:55 - 09:35 北奥千丈岳

「無線」
09:50 - 10:15 

「歩行」
北奥千丈岳 10:15 - 10:30 国師ヶ岳
国師ヶ岳  10;50 - 11:30 2511
2511  11:30 - 12:20 北奥千丈岳

「無線」
12:30 - 13:50

「歩行」
北奥千丈岳 14:00 - 14:30 大弛峠

「乗合タクシー」
大弛峠 14:50 - 15:23 柳平 (栄和交通 800円)

「バス」
柳平  15:30 - 16:12 塩山駅北口 (栄和交通 1000円)


「鉄道」
塩山 16:31 - 17:42 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 17:50 - 中央線某駅  (中央線快速)

【地形図】 「金峰山」

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(夢の庭園より…朝日岳北尾根?)


 またまた一ヶ月以上のブランクが…。山へ行きたい気持ちはあるものの、無線の方もおもしろくて仕方ない、いろいろ言い訳ばかり言ってますが(笑)、いい加減歩いておかないと身体がなまってしまって、悪循環でますます山から足が遠ざかってしまいます…。

 この週末は珍しく土日ともに予定なし、しかも願ってもない梅雨の晴れ間の晴天が期待できそう…。ということで、さっそく乗ってみました大弛線。

 金曜日、昼休みにネットで栄和交通のHPを見てみると、なんと14日,15日ともにネット予約はできない様子。しかし、年を取ると考え方が図々しくなって、ダメ元で電話して聞いてみよう、日曜はワールドカップの日本戦があるのだから出足は減るはず、頼み込めばどうにかなるんじゃ…との推測は的中。電話に出てくださった方に丁寧な言葉遣いで(笑)、「一人なんですけど…何とかなりませんでしょうか~」との問いに答えは「土曜はいっぱいですけど、日曜の7時半の便でよければお一人様大丈夫ですよ」でした!

 土曜日に家事・野暮用を片付け、早めの就寝。朝一番の電車なので、少し不安もありましたが、寝坊もせず、すっきりお目覚め(笑)、電車も遅延なく予定通り七時半前に塩山駅に到着。大菩薩線や西沢渓谷線が出る南口ではなく北口に降りて、少し甲府方面へ歩いて行けば、右手に栄和交通の焼山峠・大弛峠行きバス乗り場が見つかります。

 たぶん、7時半の一番バスの十数人限定なんでしょうけれど、この日私が塩山駅北口から乗ったのは、焼山峠行きのバスではなく、直通のワゴンタクシーでした。

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 これはおそらく、柳平で待機するワゴンタクシーを空で走らせて待機させるのはもったいないので、直通で大弛峠まで運んだ後に、柳平に下って二番バス以降の乗合タクシーとして待機させる、ということなのではないかと思います。

 私が乗ったワゴンタクシーは二台目のワゴンだったため、結局柳平で後から来た焼山峠行きのバスを待った関係で、それほど早くは着けませんでした(08:45ぐらい)が、一台目は8時半頃着けたのではないでしょうか。

 で、大弛峠到着後の私の行動ですが、恥ずかしくなるほど歩いていません(笑)。久々の山なので、お散歩程度とは思っていたのですが、これほど簡単に国師ヶ岳や北奥千丈岳に歩いて行けるとは…。あまりにあっさりとその頂を明け渡されてしまい、これは本当に何というか申し訳ないと言った気分でした。たぶん、木暮さんや原さんに見られたら「おい、コラ、ふざけんなよ」と怒られてしまいそう(笑)です。

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 快晴で展望は素晴らしかったです。南ア↑は本当にきれいに見えていましたし、よく見れば中央アルプスも金峰山の左奥に見えていました。そして、金峯の右手奥に見えていたのは、あとでカシミールで見てわかったのですが、八ヶ岳だったのですね。前国師岳手前では富士山もクッキリ。本当にこの日の展望は申し分のないものでした。梅雨の晴れ間って結構展望好いことあるんですよね~。

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 この日の私的な目的は、無線だったのですが、当初電波を出そうと思っていた国師ヶ岳はすでに先客さんがいらっしゃって、同じ430MHzで電波を出されている模様なので、再び北奥千丈岳へ行き、昼過ぎまでは皆さんサッカー観戦で出てきてくれないだろうと、奥千丈岳方面を将来の為に(笑)少し偵察がてら歩いてみました。

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(奥千丈岳へ向かうと奥秩父らしい好い雰囲気)

 さすがに、北奥千丈岳から南へ向かうと、人の気配が全くなくなって、静かで奥秩父らしい山深い雰囲気を感じることができます。古い指導標なんかもいくつか見つかって、ああ、今回はこんなふざけた山散歩だけれど、いつか、ゴトメキ~烏ノ尾根の縦走を本当にやってみたいなぁと思いながら北奥千丈岳へと戻ってきました。

 お花は結局この日はこれだけ。

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 ハクサンシャクナゲ(キバナシャクナゲ)は、こんな↓感じで開花まではまだひと月近くかもしれませんね。でも、今年はツツジの当たり年のようだし、花期は混雑覚悟で行く価値あるかもしれません。
(ご指摘感謝!)

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 帰りの便は、14時50分を予約していたのですけど、体制としては、人数が集まり次第、時間前でもワゴンタクシーに乗せてどんどん下へ運ぶようです。この日は出発時刻まで一台目がなかなか埋まらなかったので定時より少し遅れての発車。柳平からの乗り継ぎバスも一台で収まっていました。

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(柳平で焼山峠からのバスに乗り換え)

 それで、少し気になっていた大弛峠での転回場所ですが、バス停付近にしっかりスペースが確保されていて、ワゴンタクシーであれば問題なく余裕で転回できます。運転手さんの雑談によれば、この転回場所の確保に文句を言ってくるドライバーが結構いるそうです。たぶん、乗合タクシー路線開通の情報自体、マイカーの人たちは知らないのでしょうね。

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(転回場所は確保されているようです)

 片道1800円は、本当に安いです。乗る価値アリの素晴らしい路線です。タクシーだと一万四千円とかでしょうから、一度乗ってみる価値はあります。私も、次回こそは真面目な山歩きに(笑)この路線を利用したいと思っています。

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