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2014.01.22

【安寺沢右岸尾根を末端から…大平山・入道丸・平野峠】 山バス情報131

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(554ピークあたり)

【山行日】 2014年01月19日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 06:08 明大前 (京王線)
明大前 06:17 - 06:52 北野  (京王線急行)
北野  06:54 - 07:04 高尾  (京王線)
高尾  07:11 - 07:24 藤野  (JR中央線各駅停車)

「バス」
藤野駅 08:00 - 08:25 奥牧野 (神奈中バス 280円)

「歩行」
奥牧野 08:30 - 10:05 大平山
大平山 10:15 - 11:00 綱子峠
綱子峠 11:10 - 11:45 入道丸
入道丸 12:10 - 13:55 秋山ネスパ

「温泉」
秋山温泉 14:00 - 15:20 (クーポン提示 390円)

「無料送迎バス」
秋山温泉 15:30 - 15:45 上野原駅

「鉄道」
上野原 16:06 - 16:30 高尾  (JR中央線各駅停車)
高尾  16:36 - 中央線某駅   (JR中央線)

【地形図】 「青野原」 「大室山」


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(入道丸 山頂)

 今月も秋山温泉に行ってきました(笑)。 

 阿夫利山北尾根レポにいただいたAKIOさんのコメントをヒントに奥牧野行きを予定して、実は先週の日曜日に行こうと思っていたのですが…、その時見た神奈中のサイトでは、私の勘違いかも知れないのですけど、藤野駅発のバスが12/15ダイヤ改正で06:47発が無くなって06:20に繰り上がりというふうに見えました。私の所からだと06:20藤野発には間に合いません…。

 で、まぁ、08:00のバスがあるから、今週はこれで行けるところまで行ってみようと、日曜日に出掛けてみました…。ただ、私の所から京王線で交通費を節約していこうとすると、どうしても30分前に藤野駅に到着してしまいます(笑)。他の季節だったら何でもないんですけど、寒波襲来の今の時期、待合室もない藤野駅で30分以上バス待ちは結構キビシイです。。。

 そのうえ、なんと! バス停に行ってみると06:47発のバスがあるではないですか(1/15の再改正で復活?)。06:47なら私の家から間に合うので、これはちょっと悔しい思い…。ちなみに06:20発はやまなみ温泉経由ですが06:47発はやまなみ温泉を経由しません。

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    (藤野駅発 奥牧野方面 バス時刻表 クリック拡大可)


 日向で柔軟体操などしながら寒さを凌ぎ、08:00のバスで出発。都心には降りませんでしたが、前の晩こちらには雪が降ったようで、藤野の駅の前から道は真っ白。バスもチェーンを装着しての運行です。やまなみ温泉で男性ハイカーが降車すると、奥牧野までは私一人の貸切バス。バス停の写真を撮ったら、一古沢方面へ歩いていきます。

 すぐに左手に「この先100m前川橋 自転車及び歩行者専用」の表示。橋は今は歩行者なら問題なく通れるようになっています(以前は松浦本『バリエーションハイキング』記載のように歩行者も通行止めになっていました)。

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(前川橋 歩行者通行可)

 橋を渡ってすぐ、右手に「奥牧野城山」の説明表示板があり、しばらく歩くと右手に「大平山→」というお手製の指導標が見つかります(このお手製指導標はこの先も要所に出てきて、結構助かります)。倒木をまたいで綱子川へ下り、沢を飛び石で渡ったところには再び「川に沿って進め→」のお手製指導標。これがないと対岸をすぐに登りたくなりますが、実際には沢を下流に少し進むとスムーズに尾根末端に乗れるというわけです。
 
 尾根に乗ってしまえば、あとは大平山まで南進するだけで難しいことはないと思っていたのですが…、標高300~380mの傾斜が結構きつい、地形図で見ると大したこともなさそうに見えますけど、実際は結構な勾配↓(帰り道に安寺沢から撮影したもの)。おまけにズルズル落ち葉で、すべることすべること(笑)。アイゼンを装着しても止まるたぐいのものではないし…ここが一番難渋しました。

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 傾斜が緩むとしばらくで416ピーク。そのすぐ先で丹沢方面の展望がひらける場所があります。ピークから下りきった最低鞍部380m付近には来た方向を指して「県界尾根 416へ」とお手製の指導標があるのですが、ここには、松浦本には記載されていない尾根の西側(安寺沢側)へ降りていく明瞭な道形もあります。この道がどこに繋がっているのか興味のあるところです。

 490m圏峰への登りは地形図で見るとおりの急傾斜。木に掴まりながら身体を持ち上げ直登していきます。登り着いた490圏峰にはお手製の指導標がありますが、文字が消えかかっています。綱子への径はかなり踏み跡もあやしい感じに見えました。指導標がなければ普通の人は分岐であることにすら気づかないと思います。

 左にぐいっと方向を変えた尾根を歩いていけば、510.4の三角点のある大平山です。植林の山頂ですが、意外に陽当たりも好かったので、ここでティータイムにします。いつもはお茶だけのティータイムなんですけど、今日は朝のコンビニで仕入れたバウムクーヘンでちょっと贅沢な(笑)時間を過ごします。

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 大平山到着が10時過ぎとちょっと予想より時間がかかってしまい、今日は平野峠まででそのまま秋山温泉に向かっちゃおう、とギアをローに入れてのんびりペースにスローダウン。大平山から一旦下って登り返した500m圏峰あたりだと思うのですが、このあたりではなかなかお目にかかれない富士山が大室山と御正体のちょうど鞍部あたりにちょこっとだけ頭を出してくれたりします。

 550m圏峰への登りはまたまたハード。登り着いたピーク手前は、下りにとった時に引き込まれやすい東の尾根を木で通せんぼしているうえ、ここにもお手製の指導標があって、来た方向を指して「←大平山」としてあります。550m圏峰のピークは地形図にもあるように西にも支尾根が張り出していて、この付近は地形図のお勉強にうってつけかも。。。

 554ピークあたりから、尾根はその雰囲気と方向をがらりと変えた感じになって、降り切った鞍部が綱子峠。上野原市製と思われる指導標もあり、エアリアには記載されていない安寺沢への径を指導しています。綱子峠では、お茶だけの短いティータイム。時刻は11時過ぎ。陽当たりが余り良くないうえ、風が本当に冷たいので、早々に腰を上げます。

 明瞭で歩きやすい一般登山道をゆるゆると上がり、600m付近の送電鉄塔で展望がひらけます。丹沢方面や陣馬生藤山あたりが見えるだけで富士山も南アも見えないんですけど、何故かとっても開放的で気分が好い場所です。

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(送電鉄塔からの展望)


 入道丸は「登った!」という感じはまるで無い、尾根の途上のような場所。それでも、北側が雑木で雰囲気も好いので、三角点の写真を撮ったら、陽当たりのよいところまで行ってお昼ごはんにします。  

 幸いにも、ごはんの最中は風もやんでくれて、落ち着いたランチタイムをとることが出来たのですが、腰を上げて歩き出すや、まるで北極から空気を直送してきたような冷たい突風が吹きつけて、歩いていても手はかじかむし、足の先は感覚が無くなってしまうほど…。陽差しはあるのにとんでもなく寒い。強風で体感温度が下がるという典型的な状態でした。

 平野峠手前にある「佐久間東幹線No.354電源開発」の表示、「217補1」(松浦本「271補1」は誤り)のコンクリート杭で右(北)に降りる明瞭な径が送電線の巡視路で安寺沢へ降りる径。いちおう、200~300m先にある平野峠を偵察したあとで、この巡視路を降ります。

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        (平野峠手前から安寺沢へ降りる巡視路はこんな感じ)

 で、この平野峠手前から安寺沢に降りる径路ですけど、送電線の巡視路の中でもトップクラスと言っていいほど、この巡視路は傾斜角も径の付け方も素晴らしい。道形も極めて明瞭。自分の経験の中ではここより下りやすい巡視路ってお目にかかったことがありません。ゆっくり下って20分ほどで安寺沢の集落に降り立ちます。
 
 結局今日も山中では誰にも会わない静かな山歩きが出来ました…。

 お昼過ぎでまだ陽の光も十分な安寺沢沿いの車道を、古い分校跡(?)や郷倉、綱子峠からの降り口など見学しながら、のんびり歩いて秋山温泉まで70分ほど。エアリアでは十数年前からずっと「長い車道歩き」という偽善的な表示しかされていませんが、金波美林道の分岐から秋山温泉まで下りで70分みておけば十分です。

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(古い分校跡?)

 秋山温泉に着くと、14時発のバスがスタンバイ状態。いかにも風呂上がりの顔つきでこのまま温泉に寄らずにバスに乗っちゃうなんていう悪いコトはさすがにできず(笑)、クーポンを提示して温泉に浸かり、15:30発の送迎バス(日曜・祝日のみ運行)で帰途につきました。

 ところで、この15:30発の無料送迎バスですけど、上野原駅15:41発の快速東京行きにタッチの差で間に合いません。同じぐらいに着くとばかり思っていた無生野14:40発なら15:29着でちょうど好い接続になっていますから、やっぱりそこらへんバス会社さんていうのは考えてダイヤ作成しているんですね~。

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 そうそう、来月もクーポン利用でと思って、さっき秋山温泉のレシート見たら、有効期限は今回のも1/31まで(ToT)。 翌月末が期限になるのって20日過ぎなんですかね~。う~っ来月は秋山温泉ツアーはナシかもしれませ~ん(笑)

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コメント

ゴン太さん、こんばんは。

ちょっとしたコメントがお役に立ったようで良かったです。

日曜日は寒かったですね。小生もゴン太さんと同じくらいの標高を歩いていましたが、風が吹くと100円ショップのフリース手袋では冷たくて、ちゃんとした手袋でずっと歩いていました。

ランチはおそらく入道丸を越えて左手が雑木の斜面になっているところで取られたようですが、小生も好きな場所です。風が当たらない日だまりで、先日のような日は天国ですね。

ところで、6時47分のバスはずっと運行されていると思います。神奈中の新しい HP は、時刻表を表示する時に同じ系統にすべてチェックを入れてからクリックしないと、すべての時刻は表示されないようです。小生も「アレッ」と思ってやり直したことが何回かあります。古い HP の方が使いやすかったかもしれません。

投稿: AKIO | 2014.01.23 21:00

 AKIOさん、こんばんは~。コメントどうもありがとうございます。

 なんだかお呼びだてしてしまったようで、申し訳ないですが、ホント、あのコメントをいただいて、このあたりに俄然興味が湧いてきたんです。私は遅いバスだったこともありますが、AKIOさんのように、安寺沢から阿夫利山へ登り返す余裕はありませんでしたが、コースを変えてまた来ればいいと、こんなショートコースでも満足して帰ってきました。

 神奈中のHPはおっしゃるように昔の方が使いやすかったです。乗る場所と目的地を入力しても、バスによって表示されたりされなかったりする、というのでは困りますよね。バス会社から見ても、せっかく走らせているのに「表示されない」では、もったいない話です。

 この日はホント風が吹くと寒くて寒くて、凍りつきそうでした。アイゼンは不要でしたが、手袋がないとたちまち凍傷になってしまいそうな、そんな天気でしたね。

 このあたり、道志の中でも最も人が少ない領域のようで、また手を換え品を変えて、うろちょろしてみたいと思っています。安寺沢集落もとても好い雰囲気で気に入りました。

投稿: ゴン太 | 2014.01.23 22:29

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