【アカヤシオ見物…大持山~小持山】 山バス情報110
【山行日】 2010年05月09日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:34 - 05:43 池袋 (山手線)
池袋 06:00 - 06:55 飯能 (西武池袋線)
「バス」
飯能 07:10 - 08:10 名郷 (国際興業バス 790円)
「歩行」
名郷 08:15 - 09:15 廃屋
廃屋 09:25 - 10:05 鳥首峠
鳥首峠 10:10 - 11:45 大持山
大持山 12:10 - (小持山往復) - 13:20 小ピーク
小ピーク 13:30 - 14:30 妻坂峠
妻坂峠 14:40 - 15:40 名郷
「バス」
名郷 15:50 - 16:50 飯能 (国際興業バス 790円)
「鉄道」
飯能 16:59 - 17:54 池袋 (西武池袋線)
池袋 18:01 - 18:10 新宿 (山手線)
今年はアカヤシオ見物は諦めようか、とも考えていたのですが、リンク先サイトの情報など参照してみると、やはり今年の春は寒かったせいもあって、アカヤシオの開花も遅れ気味の模様。 天気も好いようだし、もしかしたらまだ間に合うかも…と近くで手軽に行ける大持山・小持山に出掛けてみることにしました。
朝七時前の飯能駅。湯ノ沢行きの国際興業バスを待っているハイカーの数は少なく、余裕で座ることが出来ました。車窓からは藤の花が綺麗なのが目立ち、最近始めたツイッターでも、つぶやきましたが、例年、里で藤の花が綺麗に見えるときは、標高千メートル以上の稜線上のアカヤシオも見頃ということが多いので、少々期待してしまいます。
名郷で下車して、身体をほぐしてからスタート。林道歩きの途中、白い藤(?)を見かけましたが、こちらも見頃。
石灰石採掘会社の脇から登山道になりますが、ここを上がった先にある「こちらはハイキング道ではありません」の表示は、単に「←鳥首峠」とした方が無用な混乱をしなくてすむと思うのですが…ようするに「この右に続く細い道に入り込んだりしないでちょうだいね」という意味で、そのまま道なりに踏み跡を上がっていって正解です。
まもなく名郷から小一時間というところに、廃屋が数軒あり、陽当たりもよいのでいったん休憩をとります。いちばん登山道の近くにある廃屋はその昔お土産物やさんだったようです。
廃屋から鳥首峠までは、ほとんど植林。これは今回のコース全体に言えることですが、植林が雪や風で倒木となっているところが結構多く、中には登山道をほとんどふさいでしまっている箇所もありますので注意してください。
久しぶりの鳥首峠。カタクリはさすがに終わっていて、二枚葉を見付けても、花弁は落ちたものばかりです。休憩後、祠に道中の無事を願ってから、急坂を登り切ると、ブナをはじめとした新緑の美しい自然林になります。よく注意してみればわかることですが、鳥首峠から大持山までの間もかなりの数のカタクリの葉が見付かります。しかしたまに見かける二枚葉はやはり花を落としたものばかり。
ところが、そりゃさすがにもう無いよな、と諦めかけていた最後の最後、大持山への登りが始まろうかというあたりで、萎れているとはいえ、花弁つきのものが二株だけ見付かりました。
ミツバツツジでしょうか、紫色のツツジを見るとまもなく視界が開けて、妻坂峠と鳥首峠の分岐。分岐から一息で大持山山頂です。三角点にタッチして先客のいる山頂は素通り。少し先の小持山へ向かったところにある小ピークが日蔭になっていたので、大休止としました。
昼食後、小持山へ向かって歩き始めると、さっそく落花したアカヤシオを発見。上を見るとアカヤシオの花が一輪、二輪…。落花した花の色や花殻の数からして、落ちたのはそれほど前のことではないはず…にもかかわらず、あの花づきということは…。大凶作か?ひょっとして…と悪い予感を抱きつつ歩を進めると、結構アカヤシオの木は見付かるのだけれど、花の付き方が極端に悪い感じです。
たまにですが、たくさん花を付けた木があっても、花があるのはずっと上の方だったり、逆光だったり、花が向こう側を向いていたりで、撮影に適したものがほとんど無い状態。う~ん、残念。でもまぁ、こうやって愛しのアカヤシオ姫の姿を目にできただけでも、よしとしなければ…。例年ならもう終わってしまっている時期なんだし…と自分を慰めつつ、小持山へ登って行くと…
ああ、なんて素敵なことでしょう。最後の最後、小持山山頂の少し先で、花を沢山付けたアカヤシオの木が見付かりました。ここならなんとか写真に撮れそう…ということで、パシャパシャと何枚か撮ったのですが、出来上がった写真を見るとどれも、焦点をはずしたり、ピントのぼけたものばかり(笑)。。。そんなわけでトップの写真も、なんとなく間の抜けたモノになってしまいましたが、まぁ今年もこの艶やかなピンク色を目に出来たということで。。。
小持山に12時前に着ければ、高ワラビ尾根を下って、休校日も14:00や16:00の便が復活した浦山大日堂からのバスぬくもり号で帰ろうかと考えていたのですが、私の鈍足ではやはり無理で、もう12時半をまわっていましたので、もと来た道を大持山へと戻り、妻坂峠から名郷へ戻ることにしました。
小持山へ向かうときに、大持山・小持山の中間あたりにある見晴らしの好い場所に目を付けていたので、そこで休憩をとりました。休憩後、大持山はまた素通りして妻坂峠へ…。
大持山から妻坂峠の径もまたなかなか綺麗な自然林で新緑を楽しむことが出来ました。途中一箇所バイケイソウの群落↑があります。尾根筋につけられたかなり急傾斜を下っていくと妻坂峠。石仏にここまでの無事を感謝して一休み。秩父(横瀬駅方面)に降りる方が雑木の新緑が綺麗な気もしましたが、コースタイム通りに降りられれば、ドンピシャでバスが来る計算なのでやはり名郷へ戻ることに。
妻坂峠から名郷への径は植林帯であまり面白味のない径で、おまけに上述通り倒木がかなりあります。無事舗装道に降り立ち、林道をてくてく歩いて朝来た道に合わさってまもなく名郷バス停。バスを待つハイカーは私をいれて四人だけ。ハイシーズンとは思えない空いたバスで飯能駅へ向かいました。
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