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2009.11.05

【秋の御前山 湯久保尾根から大ブナ尾根】 山バス情報105

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(黄葉の大ブナ尾根を下る)

【山行日】 2009年11月3日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  06:44 - 07:10 立川    (中央特快)
立川  07:23 - 07:57 武蔵五日市 (青梅線 五日市線)

「バス」
武蔵五日市 08:01 - 08:32 宮ヶ谷戸 (西東京バス 580円)

「歩行」
宮ヶ谷戸 08:40 - 10:45 仏岩ノ頭の先の小ピーク
小ピーク 10:55 - 11:50 御前山避難小屋
避難小屋 12:20 - 12:50 惣岳山
惣岳山  13:00 - 14:05 サス沢山
サス沢山 14:15 - 15:15 奥多摩湖バス停

「バス」
奥多摩湖 15:35 - 15:50 奥多摩駅 (西東京バス 340円)

「鉄道」
奥多摩 16:04 - 16:39 青梅 (青梅線)
青梅  16:43 - 17:46 新宿 (青梅線直通中央線快速)

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(サス沢山より…)

怪我の方はもうほとんど治ってきたのですが、まだ脚力に不安を残したままの状態では、RFをしながらバリハイルートというのはちょっと見合わせておきたいところ。そんな状況下選んだのは、奥多摩の御前山を久々に訪れてみようというプランです。

御前山は、これまで何度か訪れたことがあり、一度は頂上直下の避難小屋に一泊したこともあるのですが、湯久保尾根と大ブナ尾根はまだ歩いたことがないので、この一般ルートを歩いてみることにしました。

通常、急登の大ブナ尾根を登りにとり長い湯久保尾根を下りにガイドブックなどで紹介されていますが、帰りのバスの便を考えて逆コースとしてみました。私の場合、目下の課題は下りですから、大ブナ尾根を無事下れれば少し自信にもなるかな、というのもありました。

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(小河内ダムより御前山)

朝八時の武蔵五日市駅は、さすがに好天とあってハイカーがものすごい数。しかしそのほとんどは数馬~都民の森行きで、小岩行きのバスはほとんど全員が座れました。宮ヶ谷戸で降りたのは私をいれて3人。静かな山旅のスタートです。停留所から少し戻ったところにある赤い橋を渡ると、「御前山登山口」の標識に導かれて、まもなく土の径を歩くことが出来るので、そういった意味ではなかなか好い登山道なのですが、いかんせん植林が多く、長い道のりの割には途中に適当な休憩場所もないので、歩き疲れたところで適宜小休止をとるしかありません。

湯久保からの径を併せたあたりから、地面に雪が目立ちはじめます。前日の雨は標高900mあたりから上では雪だったようで、この先高度を上げるにつれ、雪の白さ肌寒さが身に沁みました。仏岩ノ頭は巻いてしまうので、富士山を望める地点からだいぶ歩いて、藤倉からの旧道を併せた少し先の小ピークで、二回目の休憩を入れることに。。。

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休憩後、あまりぱっとしない紅葉の写真など撮りながら、歩いていくと、この寒い中ルリビタキを見ました。右手に見える大岳山が目の高さより下になり、避難小屋の表示。久しぶりに寄ってみましたが、今は昔と違って、置いてあった毛布やら食料・炊事器具が完全に撤去されていました。住み着くことを警戒しているのかも知れませんが…、本当に非常の場合の利用を考えると、ちょっと酷な気もします。。。時間はちょうどお昼。この時間では御前山の頂上は相当混雑しているだろうし、ということで、陽当たりの好い避難小屋のベンチでお昼御飯にしました。

昼食後は、御前山へ。でも、山頂は石尾根と三角点の写真を撮ってほとんど素通り。個人的に御前山は山頂よりも御前山から惣岳山にかけての雑木の径が好きなので、そちらへ直行です。さすがに1400m付近はほとんど落葉していましたが、落葉してしまっていても、この美林はやっぱりいいです。ゆっくり味わいながら歩きました。

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(惣岳山へ向かう美林の径)

惣岳山のベンチで休憩後、大ブナ尾根へ。のっけからものすごい急坂を下ります。でも防火帯となって広々とした明るい尾根は左手に奥多摩湖を見ながら、紅葉も結構佳い色合いなので、ニコニコしながら写真を撮りつつ、ゆっくりゆっくり下りました。
途中、写真には巧く写らなかったのですが、思わずうっとりするような紅葉も見られて、北面にもかかわらず、こちらの方が綺麗なのは嬉しい誤算でした。

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惣岳山から一時間ほどで、サス沢山。ここは左手に奥多摩湖とその対岸の榧の木尾根や赤指尾根、鹿倉から大寺山の尾根など綺麗に見えて、絶好の休憩場でした。時間さえあればいつまででもボーッとしていたいな、という場所です。

サス沢山から先も急坂を下り続け、膝が心配でしたが、ゆっくりと下り、最後の転げ落ちそうな急坂も何とかクリアして、ヨロヨロながらも膝は悲鳴を上げずに、無事、観光客のたくさんいる小河内ダムへ着地。

水と緑のふれあい館でビールをゲット。観光客で満員御礼の帰りのバスも悪運強くギリギリで座れて、ちょうど好いほろ酔い加減のまま青梅線に乗り込みました。

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コメント

ゴン太さん、こんばんはー。
膝の調子が良くてよかったですね~!しかも澄んだ青空の日に歩けてサイコーでしたね♪

思わず地図を広げてみました。
ゴン太さんや皆さんのルートは地図を広げないと解らないところばかりの私です^_^;
ホントに、奥が深い。
湯久保とは払沢の滝の奥からの登りなんですね!
御前山は二回も行っているのに、こちら側から登れるとは・・・
知りませんでした。
なかなかハードそうな感じがするのですが・・・さすがゴン太さんです。

「惣岳山へ向かう美林の径」
私も好きです!御前山は私にとっては結構きつい山なのですが、ここは綺麗ですよね~~。
サス沢山の急斜面は、初心者の頃登りにとって泣きそうになったこと、今でも忘れられません^_^;
でも今考えると、くだりの方がきついですよね(笑)
知る、ということは大事なことですね。

投稿: cyu2 | 2009.11.09 00:08

cyu2さん、ホント御免なさい。

このところ、心の貧しい方のスパムがあまりにしつこいので、パソコンにアクセスできないこの週末だけ、スパム設定を非常に厳しくしてしまいました。

御前山はともかく、大岳山はこちら側からの登り結構お奨めですよ。白倉からなんてかなり渋いけれど、イチオシでお奨めです。地元の方も大岳は白倉からが一番だよと仰っていました。

御前山、私が最初に登ったのは、実はもっと奥の藤倉から。昔は朝早く7時台に藤倉行きのバスがあって、藤倉から陣馬尾根で小河内峠、そこから惣岳山を経て御前山、下りはcyu2さんの大嫌いな(笑)鋸尾根で奥多摩駅まで歩き通しました。

以前にも書きましたけれど、山って向こう側に降りちゃうのが一番面白い歩き方なんじゃないかと思います。私の場合、出来る限りですが、向こう側へ降りるようにプランを立てます。

投稿: ゴン太 | 2009.11.09 00:25

こんにちは。3日は滝子山(南稜~ズミ沢コース)をのんびり歩いていました。
沢沿いの紅葉はかなりきれいで、中央線の駅から歩ける場所でこんないいところは、なかなかないよなあと思いました。

湯久保尾根は何年か前に、カタクリの季節に登ったのですが、確か山頂直下まで植林帯が延々と続くという、信じられないくらいつまらないコースでした。
奥多摩でもあそこまでひどいコースはないような・・・
古くから開発されてきたせいか、やはり山梨方面に比べると、奥多摩は植林の割合が多いですね。

大ブナ尾根はかなりきれいな森のようですね。
やはり奥多摩では、急斜面のコース(稲村岩尾根とか)が、開発が入らず自然林が残っていて、狙い目なのかもしれません。

投稿: nenemuu | 2009.11.09 23:12

nenemuuさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。

ズミ沢沿いの紅葉。私もこの時期何度も訪れていますが、いつも見ても綺麗ですよね。ああいう紅葉で目が肥えてしまうと、最新記事にも書きましたが、お寺や観光地の紅葉などが作為的に見えてしまい困ります(笑)。

仰るとおり、湯久保尾根は植林だらけで、この日は天気がよいにもかかわらず、ずっと薄暗い雰囲気で私も些か気が滅入りました。

稲村岩尾根にしろ、大ブナ尾根にしろ、急坂というのもありますが、むしろ北面ということで、植林からうまいこと免れているのかもしれません。記事には北面にもかかわらず紅葉が綺麗だったと書いてしまいましたが、考えてみれば、植林をするなら生育の良い南面にしますよね。

投稿: ゴン太 | 2009.11.10 22:58

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