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2009.11.17

【今秋も笹一へ…小路沢左岸尾根から笹子雁ヶ腹摺山】 山バス情報107

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(笹子雁ヶ腹摺山から富士山を望む)

【山行日】 2009年11月15日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿   06:00 - 06:38 立川   (中央線各駅停車)
立川   06:43 - 08:02 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「バス」
甲斐大和 08:05 - 08:10 日影上 (甲州市民バス 300円)

「歩行」
日影上  08:20 - 09:15 985手前
985  09:25 - 11:00 笹子雁が腹摺山
雁ヶ腹摺 11:35 - 13:00 新中橋バス停

「バス」
新中橋  13:07 - 13:10 笹子駅前 (富士急山梨バス 210円)

「歩行」
笹子駅前 13:10 - 13:15 笹一
笹一   13:25 - 13:30 笹子駅

「鉄道」
笹子   13:39 - 14:45 高尾 (中央線各駅停車)
高尾   14:55 - 京王線某駅  (京王線)


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(小路沢左岸尾根下部)

このブログを始めてから、毎年この時期に行っている笹一酒造の新酒祭り、今年は見送っておこうかなと思ったのですが、やはり年に一度、この時期限定でしか飲めない「生搾り原酒」、あのおいしさは一度味わったら、なかなか断念するのは難しく、日曜日が晴れるという予報に、ついふらふらと(笑)笹子雁が腹摺山へ行くことに…。

翌日は仕事ですし、サクッと登って早めに降りてくる算段で計画を立て、久々にバリハイルートで登る代わりに、稜線はあまり欲張らず、さっさと降りて笹一で目的のお酒を買って帰るプランにしました。

朝早く出れば、特に利用する必要もないのですが、甲斐大和駅から塩山に行く甲州市民バスが8時台にあるので、これを使って登山口までの車道歩き20分を省略。バスは例の上日川峠行きとほぼ同時刻に出るのですが、この日も二台用意されていたバスは両方とも立ち客で溢れていました。ちなみに私の乗った市民バスの方は、もちろん私一人の貸切です。

笹子峠へ行くものと思い込んでいる運転手さんは、私が日影までといったにもかかわらず、親切で日影上まで乗せてくれて(笑)、結局少し戻ってお寺(養真寺)の脇を上がっていきます。

松浦本『バリエーションルートを楽しむ―花・巨樹・滝・眺望 魅力の100コース (新ハイキング選書)』では下りにとって紹介されているこの送電線巡視路の尾根道、取り付きは慣れていないと少々難しいかも知れませんが、目の前の尾根に建っている鉄塔が75号だと分かれば、その手前(右手:南側)に上がるのだから、これしかないという里道を上がっていきます。

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(里道に入り駒飼宿を見下ろす)

土の道になると最初は藪が覆い被さっていますが、しっかりした踏み跡を拾っていけば、じきにジグザグに尾根に上がることが出来ます。倒木がわざと倒して通せんぼしているようにも見受けられましたが、自己責任ということで、尾根に上がり75号鉄塔を確認後、コンパスで念のため方向を確認してから尾根を忠実に登っていきます。

松浦本では74号鉄塔は北側を巻くように書いてありますが、この巻き道も現在ではだいぶ荒れていてかえって分かりにくい感じでしたので、素直に74号鉄塔に上がって尾根伝いに行った方が歩きやすいようです。

尾根上は想像していたよりは素敵な落ち葉径で、紅葉もそこそこ楽しめました。985ピークの手前、尾根が左にカーヴする地点で、下から小一時間程度だったこともあり小休止。

休憩後、更に登っていくと、左手に降りる径が分岐しており、→No.70の標識がありますが、これはありえない話で、この標識は単に来た方角←No.71を指し示しているだけに過ぎません。このあたり、地形が全く読めずに標識に盲従してしまう人は要注意です。どう考えても70号鉄塔はこの方角にはないので、尾根を上がる踏み跡に入ります。

当然のように70号鉄塔を確認後、尾根筋に付いたしっかりした踏み跡をたどって、69号、68号と、号数を減らしていくと、段々展望が良くなってきて、ちょうど岩崎山のあたりに甲斐駒が顔を見せ始めます。67号は展望が良さそうなので寄ってみましたが、やはりまだこのあたりでは高さが足りなくて、南アルプスが岩崎山から日蔭雁が腹摺の稜線に隠れ気味でした。66号でも今ひとつじれったい感じの展望。それでもやはりこの日のように雲ひとつ無い快晴だと気分は爽快です。

65号鉄塔に着けば、一般登山道に合流。だいぶ疲れてしまったのとやや睡眠不足気味だったので、稜線を行かずに巻き径で楽をすることにしました。
稜線近くはほぼ完全に落葉してしまっていましたが、どういうわけだか、鮮やかな赤が一箇所だけ特異点のようにあって、不思議な気持ちでカメラに収めました。

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(ぽつねんと孤立したように鮮やかな紅)

巻き径も巨大な送電鉄塔が近づくと稜線からの径と合わさり、鞍部に降りたところで、気合いを入れ直す意味で水分補給の小休止。されど、やはりここからの登りは鉄砲登りもいいところかなりのきつさです。ゆっくりゆっくりと言い聞かせ休み休み登って行くも息切れ。簡単には頂上を明け渡してくれません。そんな急登もいつかは終わりが来るもので、頂上に着けば、そこは期待通りの素晴らしい展望です。目の前に富士山が堂々とあり、右手に目を移せば南アルプス、さらには八ヶ岳や奥秩父の山脈も…。

予定より早く11時に着いてしまいましたが、お腹も空いてきたことだしと、お昼の大休止としました。

本当に11月だろうかというほど風は暖かなのですが、かなり強い風が吹いてきたので、時間も早いけれど下山にかかりました。ここはずっと昔、登りにとったことがある一般登山道ですが、やはり何年も経つとほとんど記憶は残っていませんね。こんな径だったっけ?という感じでたんたんと下っていきます。かなりの急坂だったので、転ばないようにゆっくり下っていきます。

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(下りでもそこそこ紅葉が楽しめた)

途中ほのかな紅葉も見られましたが、それほどハッとするほどでもなく、いつしか植林だらけになって、最後に左手奥に綺麗な紅葉が見られたのですが、さすがに写真にはうまく撮れず、まぁ、写真に残せなくても心に残せればいいさと下っていくとポンと登山口に到着。

直ぐ傍にバス停があり、時刻を見ると数分で来ることが分かり、歩いていってもたいした時間ではないけれど、バスカードもあるし、と新中橋バス停でバスを待つことに。。。しかし、乗ってみて思い出したのですが、富士急のバスカードって、今年の九月いっぱいで使えなくなっていたのですね。それでも少額の運賃で済み、笹子駅を尻目に笹一酒造へ。

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2時前だというのに笹一は凄い賑わい。座る場所もなく、知った人の顔も見えなかったので、私にしては珍しく試飲たったの二杯で、掲示してある笹子駅の時刻表を確認後、そそくさと生搾り原酒を二本買い求めて、笹子駅へ逆戻り。来るときより重いザックを背負いながら、上り電車を待ちました。

☆11/20追記☆
訂正…タイトル「腹摺」が「原摺」になっていました。
(何かヘンだなぁとは思っていたのですが…)

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2009.11.10

【なぜか関西…ポンポン山 軽ハイキング】 山バス情報106


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(西山古道 はいってすぐのあたり)


【山行日】 2009年11月8日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
江坂 07:58 - 08:04 西中島南方 (大阪市営地下鉄御堂筋線)
南方 08:11 - 08:49 東向日   (阪急京都線準急)

「バス」
東向日駅 09:21 - 09:50 善峯寺 (阪急バス 340円)

「歩行」
善峯寺バス停 10:00 - 10:45 丸太のベンチ 
ベンチ    10:55 - 11:35 ポンポン山
ポンポン山  12:20 - 13:30 本山寺の先
本山寺    13:50 - 14:40 神峰山の森
神峰山の森  14:50 - 15:24 神峰山入口バス停

「バス」
神峰山入口  15:24 - 15:45 JR高槻駅 (高槻市営バス 210円)

「鉄道」
高槻  15:54 -16:15 大阪 (JR東海道線)

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(釈迦岳からポンポン山への稜線にて)

毎年この時期は笹子近辺の山から笹一酒造へと決まっているのですが(笑)、今年はちょっと野暮用が入りまして、山歩きを始めてからずっとご無沙汰していた関西方面へ行くことになりました。実は私、山へ通うようになるまでは、関西が好きでよく通っていたのです。

今回、用事は土曜日だけだったのですが、今は、新幹線のチケットって、新大阪往復マトモに買うよりも、ホテル一泊付の往復セットの方が安く買えたりするのですね。そんなわけで、江坂東急イン一泊で日曜日は天気が好かったら軽ハイク、芳しくないようだったら京都か奈良の観光でもということにしました。

予報を見ると天気も良さそうなので、軽装でも登れそうな山ということで、前々から面白い名前だなぁと思っていたポンポン山に行ってみることにしました。バスの時刻を調べてみると、東向日駅発小塩行きはこの時期全て善峯寺まで行ってくれるものの、9時台が一番バス。混みそうだなぁ、と少し早めに駅に行ってバス停で待機。

案の定、ボーイスカウト+ちびっ子の団体が加わって、この行列じゃあ、臨時バスは当然と思いきや、これが「乗せてしまえるなら乗せてしまったらよろしいやないの」というノリで詰め込んでしまったのには、ちょっとびっくり。東京でこんなことやったら誰か客が一人ぐらい暴れ出しそうですが、そこはさすが関西、「エライ混みようやわぁ」とか言いながらも皆ニコニコして乗り込み出発。
途中で降りる人がいたときも、この混雑の中どうするのかと思ったら、子供たちが「降りはるよぉ」なんて声かけあいながら、通路を作って何とか降ろしてしまうのは誠に感心してしまいました。

善峯寺で下車。準備運動をし出発。右手に善峯寺の参道を分けてコンクリート道路を上がっていくと、左手に小さな分岐が見付かります。エアリアで破線になっている西山古道。釈迦岳経由でポンポン山に行く径です。登山道はしっかりした感じですし、車道歩きはやっぱり厭です。静かな雰囲気なので、迷わずこちらの西山古道に足を踏み入れました。

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(西山古道入口)

思った通り、静かな径でこの陽気で再び囀っているのか野鳥の声も聞こえます。残念ながら植林がほとんどなので、紅葉は楽しめませんが、ところどころ広葉樹が色づいているのがわかります。

この日は関西もかなりの暑さで、登るにつれ汗がかなり出ます。文化の日の寒さを考えると、まるで夏に戻ったかのよう。稜線にある釈迦岳の手前のベンチで500mlのアクエリアスが一本空いてしまいました。ベンチの目の前に「釈迦岳」のプレートがありますが、これは矢印が釈迦岳の方向とは逆に付いていて、標高まで書いてあります。紛らわしいというか無い方がむしろいいような標識ですので、できれば撤去して欲しいものです。

休憩後、釈迦岳へ。しかし、これかい?というほどピークらしくないピーク。三角点と標識が何種類もあるだけ。注意していないと気がつかないかも知れません。釈迦岳からポンポン山への稜線は植林は少なく結構色づいていましたが、奥多摩の大ブナ尾根で綺麗な紅葉を見たばかりの目には今ひとつさえない感じに映ります。時間はたっぷりあるので、のんびり稜線漫歩。それでも11時半にはポンポン山へ到着。想像していたよりは山頂は混雑しておらず、眺めの好い場所でお弁当にしました。

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(ポンポン山頂より北方面の展望 愛宕山?)

ポンポン山の山名の由来は、頂上で四股を踏むとポンポンといい音がするとかいうらしく、登ってきた人がいちいちドスンドスンやり、「そういわれてみればポンポン音するわ」とか言っていますが、こんな音なら別にここの山でなくともどこの山頂でもするような(笑)…。
おそらくは下にあるお寺の和尚さんの木魚の音がポクポクいうのを麓の人が聞いて名付けたのではあるまいかと私は勝手に推測しています。

山頂でのんびりしてから、本山寺の方へ下山。最初は結構綺麗な紅葉なども見られたのですが、すぐに植林だらけの道に。。。本山寺はモミジが綺麗に紅葉していましたが、どうも自然林の紅葉を見慣れた目には、お寺のモミジというのが紅葉のため「だけ」のモミジに見えてしまって…、目が肥えてしまうというのはある意味悲しいことです(笑)。

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(本山寺 紅葉)

本山寺からはすぐにコンクリート道路に。「東海自然歩道はコンクリート道です」と車道歩きを強請するような文言に些か反感を覚えます。右手に土の登山道が見えますが、「こちらからは神峰山寺へは通り抜けできなくなりました」との注意書き。たぶん、エアリアで茶色の破線が書かれているのがこの径なのではないかと思うのですが確信が持てず、地形図も用意していないのでどうしようかとコーヒーを湧かしながら思案。

するとしばらくして来た男性ハイカーがコンクリート道路のすぐ脇の小径に入っていったのを見ました。どうやら車道と並行してついている登山道のようなので、こちらなら大丈夫そうだと私も後に従いました。
ところがこの径、最初はなかなか好かったのですが、残念ながらすぐに車道と合流してしまい、観念して結局長い車道歩きを受け容れざるを得ませんでした(笑)。

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(車道と並行していた径)

車道を足任せに下っていくとやがて神峰山の森という場所があったので、入ってみました。しかしこちらも少し登っていくと、やがて眺めもないベンチばかり沢山ある小ピークに辿り着くだけ。時間も先ほどの休憩地点から一時間ほどでしたので、ベンチで足休め。

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(神峰山の森にて)

戻って車道をまたてくてく歩いていくと神峰山口バス停近道というのがあったので、そちらへ。バスはドンピシャで来てしまったので、走って乗り込み高槻駅へ。

帰りの新幹線の時刻までかなり時間があったので、大阪に出て梅田あたりの繁華街を歩き回り、ゆっくり食事をしてから新大阪に出て新幹線で帰京しました。


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2009.11.05

【秋の御前山 湯久保尾根から大ブナ尾根】 山バス情報105

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(黄葉の大ブナ尾根を下る)

【山行日】 2009年11月3日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  06:44 - 07:10 立川    (中央特快)
立川  07:23 - 07:57 武蔵五日市 (青梅線 五日市線)

「バス」
武蔵五日市 08:01 - 08:32 宮ヶ谷戸 (西東京バス 580円)

「歩行」
宮ヶ谷戸 08:40 - 10:45 仏岩ノ頭の先の小ピーク
小ピーク 10:55 - 11:50 御前山避難小屋
避難小屋 12:20 - 12:50 惣岳山
惣岳山  13:00 - 14:05 サス沢山
サス沢山 14:15 - 15:15 奥多摩湖バス停

「バス」
奥多摩湖 15:35 - 15:50 奥多摩駅 (西東京バス 340円)

「鉄道」
奥多摩 16:04 - 16:39 青梅 (青梅線)
青梅  16:43 - 17:46 新宿 (青梅線直通中央線快速)

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(サス沢山より…)

怪我の方はもうほとんど治ってきたのですが、まだ脚力に不安を残したままの状態では、RFをしながらバリハイルートというのはちょっと見合わせておきたいところ。そんな状況下選んだのは、奥多摩の御前山を久々に訪れてみようというプランです。

御前山は、これまで何度か訪れたことがあり、一度は頂上直下の避難小屋に一泊したこともあるのですが、湯久保尾根と大ブナ尾根はまだ歩いたことがないので、この一般ルートを歩いてみることにしました。

通常、急登の大ブナ尾根を登りにとり長い湯久保尾根を下りにガイドブックなどで紹介されていますが、帰りのバスの便を考えて逆コースとしてみました。私の場合、目下の課題は下りですから、大ブナ尾根を無事下れれば少し自信にもなるかな、というのもありました。

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(小河内ダムより御前山)

朝八時の武蔵五日市駅は、さすがに好天とあってハイカーがものすごい数。しかしそのほとんどは数馬~都民の森行きで、小岩行きのバスはほとんど全員が座れました。宮ヶ谷戸で降りたのは私をいれて3人。静かな山旅のスタートです。停留所から少し戻ったところにある赤い橋を渡ると、「御前山登山口」の標識に導かれて、まもなく土の径を歩くことが出来るので、そういった意味ではなかなか好い登山道なのですが、いかんせん植林が多く、長い道のりの割には途中に適当な休憩場所もないので、歩き疲れたところで適宜小休止をとるしかありません。

湯久保からの径を併せたあたりから、地面に雪が目立ちはじめます。前日の雨は標高900mあたりから上では雪だったようで、この先高度を上げるにつれ、雪の白さ肌寒さが身に沁みました。仏岩ノ頭は巻いてしまうので、富士山を望める地点からだいぶ歩いて、藤倉からの旧道を併せた少し先の小ピークで、二回目の休憩を入れることに。。。

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休憩後、あまりぱっとしない紅葉の写真など撮りながら、歩いていくと、この寒い中ルリビタキを見ました。右手に見える大岳山が目の高さより下になり、避難小屋の表示。久しぶりに寄ってみましたが、今は昔と違って、置いてあった毛布やら食料・炊事器具が完全に撤去されていました。住み着くことを警戒しているのかも知れませんが…、本当に非常の場合の利用を考えると、ちょっと酷な気もします。。。時間はちょうどお昼。この時間では御前山の頂上は相当混雑しているだろうし、ということで、陽当たりの好い避難小屋のベンチでお昼御飯にしました。

昼食後は、御前山へ。でも、山頂は石尾根と三角点の写真を撮ってほとんど素通り。個人的に御前山は山頂よりも御前山から惣岳山にかけての雑木の径が好きなので、そちらへ直行です。さすがに1400m付近はほとんど落葉していましたが、落葉してしまっていても、この美林はやっぱりいいです。ゆっくり味わいながら歩きました。

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(惣岳山へ向かう美林の径)

惣岳山のベンチで休憩後、大ブナ尾根へ。のっけからものすごい急坂を下ります。でも防火帯となって広々とした明るい尾根は左手に奥多摩湖を見ながら、紅葉も結構佳い色合いなので、ニコニコしながら写真を撮りつつ、ゆっくりゆっくり下りました。
途中、写真には巧く写らなかったのですが、思わずうっとりするような紅葉も見られて、北面にもかかわらず、こちらの方が綺麗なのは嬉しい誤算でした。

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惣岳山から一時間ほどで、サス沢山。ここは左手に奥多摩湖とその対岸の榧の木尾根や赤指尾根、鹿倉から大寺山の尾根など綺麗に見えて、絶好の休憩場でした。時間さえあればいつまででもボーッとしていたいな、という場所です。

サス沢山から先も急坂を下り続け、膝が心配でしたが、ゆっくりと下り、最後の転げ落ちそうな急坂も何とかクリアして、ヨロヨロながらも膝は悲鳴を上げずに、無事、観光客のたくさんいる小河内ダムへ着地。

水と緑のふれあい館でビールをゲット。観光客で満員御礼の帰りのバスも悪運強くギリギリで座れて、ちょうど好いほろ酔い加減のまま青梅線に乗り込みました。

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