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2009.09.27

【再調整…陣馬山から景信山】 山バス情報103

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【山行日】 2009年9月26日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅   - 07:08 高尾 (京王線)
高尾   07:26 - 07:50 藤野 (中央線)

「バス」
藤野駅 08:11 - 08:25 和田 (神奈中バス)

「歩行」
和田   08:35 - 09:10 一ノ尾根
一ノ尾根 09:15 - 09:55 陣馬山
陣馬山  10:10 - 10:45 明王峠(みょうおうとうげ)
明王峠  10:55 - 12:05 景信山(かげのぶやま)
景信山  12:35 - 13:00 小仏峠(こぼとけとうげ)
小仏峠  13:10 - 13:45 小仏バス停

「バス」
小仏  14:10 - 14:30 高尾駅北口 (京王バス)

「鉄道」
高尾  14:55 - 京王線某駅 (京王線)

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(小仏峠)

前回山行後、すぐにここを歩いて、復活の狼煙を上げ、連休は遠出といきたかったのですが、諸般の事情(というか山行きをサボる口実)もありまして、連休明けの土曜日に再度の調整と相成りました。

行き先は、リンク先のcyu2さんの足慣らしを参考にして決め、以前笹尾根を歩いて降りてきたとき気になった陣馬山の一ノ尾根を登路に選んだのですが、これも藤野駅から歩くのでなく、和田から楽をしようというあたり(笑)まだまだ自分の足に自信が持てないことの現れです。

和田へのバスは、ほぼ全席埋まるほどの盛況。それに引き替え、やまなみ温泉行きのバスは空気輸送状態で、あちら方面のバスの行方が少々気になるところです。
和田で降りて準備運動に少し時間をかけ、ほとんど人がいなくなったところで出発。後ろから追い立てられるのが厭なので、こういう妙なところで苦労します(笑)。

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のんびり車道を和田峠方面へ歩いていくと、右手に「県立陣馬相模湖自然公園 陣馬山登山口」と彫られた立派な石碑が現れ、急傾斜の簡易舗装道を爪先上がりで登っていきます。膝を気にしながらも、あっという間に高度が稼がれ、登り口が遙か下に眺められると、ゆっくり行けば何とかなるさと「陣馬山頂上へ約80分、頑張れ!」と書かれた棒杭を励みに歩を進め、しんと静まりかえった登山道を上がっていきました。

40分ほどで一ノ尾根に上がることが出来て、ここにベンチがあったので水分補給がてら小休止。二十分ほど尾根を上がると古い石標のあるもうひとつの和田からの径を併せて、やがて傾斜が増して、最後は土止めの急坂をこなせば陣馬山の山頂。案外あっけなく着いてしまいました。

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山頂はやや曇りがちの天気にもかかわらず、奥多摩の大岳山などははっきりと見えましたし、富士山もうっすらですが望むことが出来て、空いたベンチも見付かってゆっくり休憩できました。
予定より早く陣馬山には十時前の到着。努めてゆっくり歩いた割には予定より早めに到着できて、御握りをひとつ腹に入れて、膝も大丈夫そうということで、景信(かげのぶ)を目標にまずは明王峠へ向かうことにしました。

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彼岸花など花の写真を撮ってから、関東ふれあいの道と呼ばれる奥高尾縦走路へ足を踏み出すと、ランナーの多いこの道で道を譲りながら着々と進み、奈良子峠、明王峠と膝と相談しながらエスケープルートを見送り、明王峠で、少し足休め。ここはちょうどコスモスが見頃で沢山咲いていました。

休憩後、さらに景信目指して歩を進め、最後のエスケープルートである底沢峠を無事通過。そこからは大事をとって(笑)堂所山など、巻けるところは総て巻いて、何人ものランナーと行き交って正午の時報を少し過ぎた頃に、景信山に無事到着。ここでちょうど時間も好いしということで大休止です。

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(底沢峠の先にて…ツリフネソウ群落)

ビール飲みたいな~、と思いつつも、今度は景信山で酔っ払って負傷などというのもみっともないしと我慢して(笑)、景信山山頂で昼食をとってのんびりした後は小仏峠へ。景信山では、陣馬から来た登山者が、軒並みさぁこれから後半戦と高尾山目指していたので、私もせめて前回の城山まで足を伸ばしてみようか、と少し考えました。しかし、前回も、欲張って下りで足が痛くなったことを思い出しましたし、今回も小仏峠に降りたところで、少々膝が怪しい気もしてきたので、今回は予定通りここで下山です。

小仏峠からの下りでは、思ったより傾斜が緩くて、用意していたストックもあまり使わずに済み、景信山からのダイレクトルートを併せると車道歩きでプラプラしているうちに小仏バス停に到着。生憎バスは行ったばかりで三十分近く暑い陽に照らされてのバス待ちでしたが、膝も痛まず、足を引きずらずに帰宅できたので少しですが自信になりました。
翌日も筋肉痛もたいしたことがないようなので、次回はなんとか高尾陣馬のエアリアから脱出(笑)したいものです。

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2009.09.06

【やっと山へ…高尾山から小仏城山】

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【山行日】 2009年9月5日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅 - 06:31 高尾山口 (京王線)

「歩行」
高尾山口駅 06:40 - 07:10 琵琶滝先のベンチ 
ベンチ   07:15 - 08:05 高尾山
高尾山   08:20 - 09:15 小仏城山
小仏城山  09:30 - 11:20 相模湖駅

「鉄道」
相模湖  11:30 - 11:38 高尾 (中央線)
高尾   11:43 - 京王線某駅  (京王線)

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(もみじ台付近にて)

怪我から二カ月。やっと人並みに歩けるようになり、階段でも痛みをほとんど感じずに上り下りが出来るようになってきました。たかが捻挫されど捻挫。長かったです。年のせいもありますが、やはり場所が膝だけに思いの外時間がかかってしまったようです。

さて、歩き始めは、やはり山となると全く未知数で、どの程度出来るのか(出来ないのか)全く見当がつきません。そんなわけで、最悪の場合はケーブルで下山できる高尾山にとりあえず自分の足で登ってみることにしました。

今夏は冷夏で涼しいとはいえ、やはり夏の高尾山ですから、空いていて比較的涼しい朝の早い時間に登り始めることにしました。恐らく時間を食うであろう下りは、午前中に早めに下山すれば、他の登山者の迷惑にもならないだろうという寸法です。

出来るだけ早い朝の京王線に乗って、高尾山口の駅には六時半の到着。簡単な柔軟をして06:40にスタートです。

登路は通称「琵琶滝コース」とよばれる6号線。沢沿いの径がずっと続くので夏でもここなら比較的涼しいと言われています。稲荷山コースを左に分けて舗装道路を進み、病院のあるあたりで舗装路と別れて左の登山道に入ります。ここからやっと登山道ですが、右手にはしばらく街灯があり、まだ登山道という感じがしません。

沢を右手に歩いていくとやがて登山道らしくなってきて、七時になろうかという頃、琵琶滝の道標があるので、琵琶滝に寄ってみることにします。しかし、琵琶滝はそばによっては見られないように二重に立入禁止になっています。しかたなく遠くから写真に収めました。琵琶滝から直接ケーブル山頂駅に行く道もありますが、急な坂のようですし、戻って沢沿いの6号路を行くことにします。琵琶滝のすぐそばにピンク色の綺麗な花が咲いています。なんという名の花なのでしょうか、沢沿いにたくさん咲いていました。

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6号路に戻って少し進むと、小尾根の角あたりにベンチがあったので、ここで最初の休憩をとることにしました。歩き始めて30分ですが、そう言えば朝から水分をとっていなかったことに気付きました。道理で身体が何となくしゃきっとしないわけです。

たっぷりと水分補給をしたあと、沢沿いの径を先へと進みます。しばらくで硯岩、このあたりからタマアジサイが目立ちはじめます。傾斜の緩い沢沿いの径は更に続き大山橋で左岸に渡りなおも沢を詰めるような道が続きますが、稲荷山コースとの分岐あたりで沢から離れて尾根に取り付き、階段状の尾根道を上がっていくと高尾山の山頂はもう間近。

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最後は再びコンクリート道になって、少々しらけた気分で山頂へ。しかし久々の三角点は嬉しいもの。そっとタッチして写真に収めました。見晴台からは大山ぐらいしか同定できませんでしたが、やはり山頂での展望というのも、久しぶりなだけに嬉しく感じました。

無事山頂到着。ここまで膝の調子は思ったより好く、予定通りこのまま稲荷山コースを下って元の高尾山口駅へ戻るのは少し勿体なさ過ぎる気がしてきました。休憩をとりながら登山地図を広げ少し思案。小仏城山までは1時間のコースタイム。時刻もまだ八時過ぎ。城山から東海自然歩道を下って相模湖駅までぐらいなら何とかなりそうな気がしてしまったのです。

そんなわけで、休憩後は奥高尾縦走コースへ。花の写真など撮りながら、もみじ台、一丁平とアップダウンをこなして、城山への登りへ。ここで調子に乗って少々ピッチを上げてしまったのがあとになって考えると拙かったのかもしれませんが、コースタイムより少し早めに城山へ到着できました。二つ目の三角点にタッチ。

城山の茶屋のベンチで更に水分をたっぷりとりながら、少し考えました。景信山(かげのぶやま)まで頑張ってみようか…。しかし、帰りのことや下りのことを考えると、今日は予定をすでに超えた歩きだし、それに山は二カ月ぶり。すっかり筋肉が落ちてしまっているからきっと下りで膝が痛み出すだろう、午前中に終わってしまうけれど、今日のところはおとなしくもう下山にしよう。今日はリハビリに来たのだから…。そう考えて、まだ九時半だけれど、下山路である東海自然歩道へ。

キキョウが咲いていたので、写真に収め、下りはじめます。きっちり整備されていますが、このあたりの地質、ご存知の方も多いかと思いますが、滑りやすい粘土質の土です。急坂では滑らないように緊張して降りていきました。

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途中何体かあるお地蔵様に道中無事を祈りながら更に下っていくと、ああ、マズイ。膝が痛み出してきました。痛みは負傷した場所ではなく、いつも長期間山行きをサボっていると痛む箇所(膝の裏あたり)でしたので、それほど心配は要らないのですが、ここが痛み出すと帰りの駅の階段の上り下りがかなり辛くなるのです。

蚊がたかるので、立ち止まって休憩というわけにも行かず、あともう少しという感じだったので、滑らないように気をつけながら我慢して降りていきました。千木良のバス停へ蚊に喰われながらやっと降りるとコースタイムの40分を大きく上回って1時間もかかっていました。

バスはしばらく無いようだったので、あとは平坦な道だしゆっくり行けば膝も痛むこともないだろうと、弁天橋へ。しかし、弁天橋はそこからかなり下ったところにあって(笑)結局痛む膝をだましだまし下って登って、やっとのことで車道に出て相模湖駅へ。

予想通り、駅の階段では膝の痛みをこらえながらの帰宅。やはり欲張らずに高尾山だけで帰ってくるべきだったと反省の一日でした。幸い入浴後しばらく休んでいたら、膝の痛みは消えてくれて、翌日はお決まりの筋肉痛だけで済んでいますので、今のところは問題ないようです。

長期間山行記事のないままであるにもかかわらず、この間、多数のアクセスを戴き誠に申し訳ありませんでした。今後も相変わらずのマイペースでの更新となりますが、何とかまた山バスの情報をお届けできたらと考えています。

最後に、この間、励ましのお便りを戴いた皆様、四月五月六月と当HPからアマゾン他のアフィリエイトをご利用いただいた皆様、本当にありがとうございました。末筆ながら御礼申し上げます。

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