【左膝の打撲】
タイトルを見て、ほとんどの方は、あ、ゴン太、山で転んだな、と思うことでしょう。
そう、山での事故なら、まだカッコイイというか、ありうべきことなのですが、今回の打撲は山でやらかしたのではなく、たいへんにお恥ずかしい話なので、黙っていようかと思ったのですが、自戒の意味も込めて、ご報告することにします。
7月4日土曜日、もうずっと10年以上も会っていない人と久々に再会することになりました。
久々の再会場所は品川。そこで私たちは実にいろいろなことについて大変興味深い話をしました。しかし、話が佳境に入り、酒量もいつになく多くなって、最近ほとんど深酒をしたことのない(というよりここ数年、外で飲んだことさえない)私は、ぐでんぐでんに酔っ払ってしまいました。足もとがしっかりせず、まっすぐ歩けない、ところどころ記憶が飛んでいるところもある、そんな危険な状態ですが、とてつもなく気分はいいので、これが困ったところです(笑)。
あれ、ヘンだな、と気がついたのは帰りの山手線の中。いつの間にか座って寝ていたのですが、聞こえてくる車内アナウンスは上野だとか日暮里。。。なんと山手線の反対回りに乗って眠りこけていたというウソようなホントの話! 池袋、目白、高田馬場、新大久保、ときて、やっと新宿に着いたときは、小田急線の最終間近。
扉が開き、ここで降り損なったら大変、と立ち上がって降りようとしたら、やはり相当酔っ払っていたのでしょう、ホームと電車の間に左足を突っ込んでしまいました。
すぐ近くにいた人が「大丈夫?」と心配して声をかけてくれたほどだったので、よっぽどひどい落ち方だったのでしょう、このときひどく左膝をホームにぶつけてしまったのです。
それでも、このときは、さほど痛みを感じず、フラフラしながらですが、歩いて駅の階段を上り下りして、無事小田急の最終で、最寄り駅からも自分の二本の足で歩いて帰ったのです。
ところが、その翌朝、目覚めて寝返りを打とうとしたら、飛び上がりそうなほどの激痛。左膝が痛くて痛くて、トイレまで歩いていくのも激痛に耐えながらという有様。体重を少しでもかけるととんでもなく痛い!見ると腫れもだいぶひどくて、こんな痛みは初めてだし、これは骨折しているのかもしれないと感じました。
日曜日で、医者もやっていません。痛みはどんどんひどくなる感じで、寝返りも打てず、少し動くと激痛。二日酔いで食欲もなかったのですが、調理など一切出来ない状態。寝ていても痛いし起き上がろうと膝を伸ばすだけで激痛。ああ、もうこりゃあ折れているんだろう、と観念しました。
いったい治るまでどれぐらいかかるんだろう、夏山は無理として、秋は?秋も間に合いそうにないな… しばらくは買い物にも行けないだろうし、仕事も骨折してたらとても出来る種類のモノではない、膝を使う仕事だし、どうしよう…と目の前がマックラになりながらも、リンク先のsanpoさんの骨折記を読んでみたりしましたが、痛くてそれも続かず、眠れない長い夜を過ごしました。
たまにうつらうつらしてみる夢の中で、自分が自由に歩き回っているので、夢の中で、ああ、こりゃ夢だわ、と気付いてしまう始末。
翌々日、あ、少し痛みが引いたような…、もしかしたら折れていないかもしれないぞ、と気を取り直して、近くの医者へ。幸い自分の住まいと斜向かいの所に外科があるので、そこへ行って診てもらいました。普段なら30秒もあれば着くその斜向かいの医院にたどり着くまでがまた大変。自分は集合住宅の3階に住んでいて、エレベーターはないので、階段を下りるのですが、このとき、山のストックがなければかなり辛かったと思います。階段を下りて医院に着くまでが、なんでこんな目の前がこんなに遠く感じるんだろうというほどの時間のかかりよう。
受付を済ませても、なかなか自分の順番が回って来ず、そのあいだ、骨折してたら、いったん実家に帰って厄介になるしかないかな、などと考えます。
40分以上待たされてやっと順番が来て診察室へ。診断は幸いにも捻挫と打撲で、レントゲンでも骨折は認められないとのこと。全治3週間。
悪運の強い奴、なのかもしれませんが、まさに不幸中の幸いでした。
皆様も、どうか、飲み過ぎにはご注意を。
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コメント
ゴン太さん、こんにちは。
読んでびっくりしました。
骨折じゃなくてほんとうに不幸中の幸いでしたね。
しかし、ホームに電車がいて逆に良かったのかもしれません。
下手にホームから線路まで落ちると、かなりの高さがあるのでもっと大きな怪我になった例があります。
自分もお酒ではいろいろ失敗してます。
特に誰かと一緒だと、つい楽しくてタガも外れちゃいますよね。
まだ梅雨半ばですし、夏山にも間に合うでしょう。
どうぞお大事になさってください。
投稿: リブル | 2009.07.07 20:51
リブルさん、こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
いやほんとうに、線路に落ちなくてよかったです。品川駅で反対方向の電車に乗り間違えるほど酔っていたのですから、命が助かっていることをまず感謝しないといけませんよね。
たぶんですけれど、前回外で飲んだというのは、あのリブルさんとれれちゃんと山の帰りに飲んだとき以来です。3年近くも外で飲んでいなかったのですが、久々に気分よくしこたま飲んだと思ったらこのザマで、本当にお恥ずかしい限りです。
梅雨明け直後は、まだリハビリ程度しかできないかも知れませんが、あせらずじっくり治していこうと思っています。いまはもう痛みもだいぶ取れて、お陰様で処方された痛み止めの薬も飲まずに過ごしています。まだ自由に歩き回ることは出来ませんが、昨日や日曜日と比べたらぐんと良くなりました。
ご心配いただきありがとうございます。深酒はしないでしょうけど、山歩きではリブルさんもどうぞお気を付けて。。。
山歩きに一番大事な足、これを傷めると本当にがっくりしますし後悔します。
お見舞いいただきありがとうございました。
投稿: ゴン太 | 2009.07.07 21:14
わ~ビックリ!ドキドキしながら読みました。
でも本当に不幸中の幸い、捻挫でよかったですね。
もう抵抗しても仕方ないですから、この際ゆっくり直しましょう。
とか言って、私も2月のスキーの最終日に軽く左ひざを捻挫してまして、
2ヶ月くらいは痛かったですが、GWにはちゃんと歩きとおせたから大丈夫ですよ。
酒で失態、というと私も去年の浄土平を思い出します。
いい気分、もあるのでしょうが、私の場合はこう見えて結構回りに気を使ってしまうので、
いつのまにか気疲れと酒が廻ってまっすぐ歩くのも・・・というパターンが多いようです。
いつもと違うメンバーと飲むと、よくあるパターンなので。
ゴン太さんも10年ぶりで気を使われていたのではないですか?
お互い気をつけましょう^_^;
お大事になさってくださいね!!
投稿: cyu2 | 2009.07.07 22:12
cyu2さん、こんにちは。
捻挫で良かった、です。まぁ、捻挫もしない方が好いですけれど(笑)。筋肉をだいぶひどく傷めてしまったようで、それがあの激烈な痛さの原因だったようです。今は普通の捻挫+αぐらいの痛みに和らいでいます
10年ぶりで気を遣った? うーむ、どうでしょうか。気を遣ってくださったのは相手の方で、もし私が気を遣っていたとしたら、相手が使って欲しくもない気を遣ってしまっただけということかも。。。
ほんと、お互いに気をつけて楽しい山歩きを楽しみましょう。お酒はほどほどに「ほろ酔い」程度がいいですね。泥酔はやはり危険です、いろんな意味で…。
お見舞いいただきありがとうございました。
投稿: ゴン太 | 2009.07.08 16:08
ゴン太さん、本当に捻挫と打撲だけで済んで良かったですね。
これを良い経験にして下さいね。
コメントを読んでいますと、お酒での失敗談はみなさん
いろいろあるようで、タカなんかは階段の上から下まで
落ちて、救急車に乗せられそうになった経験があります。
投稿: タカ | 2009.07.09 07:34
タカさん、こんにちは。
コメントどうもありがとうございます。
>これを良い経験にして下さいね。
はい、本当にその通りです。足を挫いただけで、世の中これほど不便になるものか、と痛感していますが、一方で、いつも歩いているところなのに、こんなものあったっけ?と気付いたりで、亀さん歩行も意外な発見があるもので、怪我をしていなければ気付かなかったことも沢山あって、好い勉強になっています。
もう、いい年なので、こんな恥ずかしいお酒の失敗は二度とすまい、と反省していますが、酔っ払っていなくても、怪我というのは(特に山歩きなどしていると)するものですから、お互い気をつけなくてはいけませんね。
お見舞いいただき、ありがとうございました。
投稿: ゴン太 | 2009.07.09 15:28
ゴン太さん こんにちは
その節は、ご親切にいろいろありがとうございました。
私のブログもなんとか軌道に乗ってきたかなと思っています。
「怪我!」にびっくり。
本当に不幸中の幸いでよかった。
我が家の面々も、お酒を飲んでここには書けないようなとんでもない失敗をいっぱいしています。
楽しいお酒もほどほどに、って気をつけましょうね。
でも、不安ってどんどん膨らんできますよね。
sanpoさんの「骨折記」を読んだというくだりでは、ゴン太さんの気持ちがほんとによくわかりました。
お大事になさってくださいね。
そして、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: pallet | 2009.07.10 10:46
palletさん、こんばんは。
コメント、どうもありがとうございます。
ブログの方、綺麗にまとめられて、私こそいろいろpalletさんに学ばないといけませんです。
初夏の東北なんて、羨ましい限りです。秋田駒と岩手山両方なんて、ああ、私、どちらかひとつでいいから行ってみたいです(笑)。
お酒での失敗、誰でもあるとよくいいますが、今回の場合、余り笑い話にならないところが問題ですよね。
昨日からやっと、両足を交互に出して歩くことが出来るようになって、よく考えたら、足がちゃんと動くことひとつ感謝できていなかったことに気づき、これは天罰というか、心のお灸だと受け取っています。
こんなドジというか、不注意からの怪我なのに、優しいお言葉ありがとうございます。
お見舞いいただき、ありがとうございました。
こちらこそ、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
投稿: ゴン太 | 2009.07.10 19:41
ゴン太さん こんばんは
さてさて、皆さん今週は?と見れば、なんと、ゴン太さん、怪我されたとのこと。
びっくりしました。
でも、ほんと、捻挫でよかったですね。
私の年代なら骨折になっていたかも知れません。
しかし、捻挫でよかったとは言うものの、やっぱり痛みは辛かったでしょうね。
そして、なってしまったものは仕方ありません。
あとは時間が治してくれます。
痛みが和らいでも、どうぞ焦らず、良くなるまで我慢されますように。
3週間過ぎた頃はちょうど梅雨明け。
それまでどうぞお大事になさって下さいね。
投稿: sanpo | 2009.07.12 21:55
sanpoさん、おはようございます。
コメントどうもありがとうございます。
酔っ払った挙げ句の失態、本当にお恥ずかしい限りで、診断が下るまでは、あぁ、これじゃぁ、sanpoさんに合わせる顔もない、と思っておりました。
捻挫で本当に助かりました。確かに今まで経験したことのない痛みで、血液検査でも炎症程度が尋常でない値だったそうで、お医者さんはまだ痛み止め飲んだ方が好いよ、とおっしゃっていたぐらいでしたが、お陰様で今はだいぶ和らぎました。
ただ、階段はまだ一段ずつしか上り下りできず、歩く速度も元気なご老人には簡単に抜かされてしまう始末(笑)。自分でもよくなったからといって無理は禁物だな、と感じております。
怪我から一週間が過ぎましたが、まだ山へ行くのはとても無理な状態。しばらくはsanpoさんはじめリンク先の皆さんの山歩きの記録で楽しませていただこうと思っています。
親切なお言葉本当にありがとうございます。sanpoさんもお気を付けて山歩きを楽しまれてください。
お見舞いいただきありがとうございました。
投稿: ゴン太 | 2009.07.13 06:33
ゴン太さん、こんにちわ~。
毎日暑いですね~
その後のアンヨの具合どう?
全快した?
夏場にケガしちゃうと、
お風呂に入れなかったりと、結構辛かったでしょう?
でも打撲だけで済んで~ホントに良かったよね。
捻挫だったら、癖になっちゃう…
私みたいに太い足…じゃなくて(^^ゞ
捻挫が原因で、腫れ易い足にならなくて良かったわ~
初めてお会いしてから、もう3年も経つの…
月日経つのってホント早いよね~
私も最近山から遠ざかっておりますが、
いつかまた、どこかの山で、
お互い笑顔で逢えたらイイね~~♪(^^)
投稿: れれちゃん | 2009.07.26 14:33
れれちゃん、こんばんは~。
コメントどうもありがとうございます。
酔っぱらいの阿呆な怪我なのに、ご心配いただきましてありがとうございますです。
怪我から三週間経過したのですが、残念ながら全快とは言えない状態です。やっぱり年なのですかね、治りが遅いようです。
普通に平地を歩く分には他の人と変わりないのですが、段差のある階段を(特に下りる場合に)怪我人であることがばれてしまう感じです。どうしてもまだ左足に体重をかけきれない(かけると痛い)のですネ。
とはいえ、歩く速度自体は一般の人と同じ早さで歩けるようになったし、昨日は自転車にも乗れましたから、だいぶ生活上の不便は解消されました。
今度の週末は土曜出勤だし、山に行けるようになるのはお盆頃かなぁ…。また何処かの山でバッタリお会いすることを楽しみにしています。
お見舞いいただきありがとうございました。
またお気軽に書き込みなどいただければ嬉しいです。
投稿: ゴン太 | 2009.07.26 21:35