【18きっぷで猿ヶ京温泉】 山バス情報86
【湯行日】 2008年8月31日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:19 - 05:28 池袋 (山手線)
池袋 05:30 - 05:37 赤羽 (埼京線)
赤羽 05:54 - 07:27 高崎 (高崎線)
高崎 07:45 - 08:37 後閑 (上越線)
「バス」
後閑駅 08:41 - 09:11 猿ヶ京 (関越交通バス 860円)
「湯&食事」
いこいの湯 10:00 - 10:30 (入浴料300円)
仁田屋旅館 10:45 - 11:20 (入浴料600円)
しあわせきっちん 11:25 - 12:15
(ランチ730円+生ビール500円)
「バス」
猿ヶ京 12:25 - 13:25 沼田駅 (関越交通バス 1100円)
「鉄道」
沼田 14:06 - 14:53 高崎 (上越線)
高崎 14:57 - 16:33 赤羽 (高崎線)
赤羽 16:37 - 16:52 新宿 (埼京線)
日本中こうも毎日雨ばかりでは、プランをいくつ用意したところでせっかく購入した18きっぷを使い切ることができません。このまま未消化で終わるのももったいないし…、ということで、日曜日は雨が降ってもOKな温泉行きを計画して行ってきました。
温泉だけなら、もちろんこんな朝の一番列車に乗る必要もないのですが、今回あえて早出にしたのは、以前から気になっていた沼田駅08:25発の猿ヶ京行きバスは後閑駅で捕まえることが出来るのかどうか、実験してみたかったからなのです。
ダイヤを見る限り、沼田駅08:25発はタッチの差で乗れないのですが、後閑駅前08:41というのはバス停が後閑駅から大きく離れていなければ乗り継げそうです。後閑駅で数分の時間調整がバスダイヤに記されていますから、おそらく乗れるのではないかとは思っていたのですが、実際の山行でぶっつけ本番は精神衛生上よくありません(笑)から、最悪1時間待ちも覚悟の上で今回の温泉行きで人柱になってみようというわけです。
実験結果ですが、あっけないほど簡単に乗り継げます。まず後閑駅の到着ホームが改札側にあるので、階段を渡る必要もありませんし、バス停は改札を出てすぐのところにあります。やってきたバスは転回場所で転回機でぐるりと向きを変えて、それから乗車なのですが、時間調整のためしばらく停車しています。ですのでこの連絡は今後もまず問題ないと考えて良さそうです。
乗客は最初から最後まで私一人だけ。この便は上毛高原駅も「たくみの里」も経由しませんので、30分ほどで終点の猿ヶ京に着いてしまいます(ちなみに猿ヶ京温泉というバス停がずいぶん手前にあります)。
終点の猿ヶ京には郵便局の他、目の前にタクシー会社もあります。また、法師温泉に行く「みなかみ町営バス」もこの時間なら乗り継ぐことが出来るのですが、何せ法師温泉と猿ヶ京は一日4往復しかバス便がない為、法師まで行くと夕方の4時近くまで向こうで時間をつぶさねばなりません。週末の法師温泉は混雑しますし、非常に興味ある温泉なのですが、今日は偵察ということで猿ヶ京をぶらぶらすることに…。猿ヶ京と沼田駅の間は一時間に1~2本バスがありますので、時間つぶしに苦労することもないでしょう。
時間が早いので、とりあえずは「みなかみ町営バス」の写真でも撮っておき、それから温泉にのんびり浸かろうと、しばらくバス停のあたりをぶらぶらしてみます。町営バスは一度「学校下」まで行って戻ってきたのが法師温泉行きとなりますので、30分近くの接続時間となります。三国峠方面から平標(たいらっぴょう)などへ行かれる方は時間短縮とそれから蛭よけ(笑)もかねてタクシー利用がいいかも知れません。
バスの写真も撮ったし、ということで、まずは手始めに早い時間から開いている温泉施設「テルメ国境」へ向かいました。しかしなんと! 行ってみれば、そこにはこんな↓貼り紙が。
よくみると「売りに出してもいい」との貼り紙もあります。隣のオルゴール館(おみやげものやさん)はまだやっているようでしたが、どうも温泉施設の方は閉鎖されてしまったようです。
それでは、と仕方なく(笑)近くにある共同湯(公衆浴場)、「いこいの湯」へ行ってみることにします。受付には誰もいませんでしたが、300円を払って入ります。公衆浴場ですからシャンプーも石けんもないのはわかっていましたが、身体を洗っていざお湯に入ろうとすると、これがとてつもなく熱い!のです。私は相当熱いお湯でも平気で入れる方ですが、こればかりは無理です。やけどしてしまいそうなほど熱いお湯で(あとで温泉データを見てみたら源泉が57℃あるそうです)、足だけでも5秒も入っていられません。さらにひどいことには、水で薄めて入るのだろうと、水道を引っ張っても何も出ないのには参りました(笑)。一番近いシャワーから水を足したりしてみましたが、源泉掛け流しですから(笑)そんなことではお湯の温度はほとんど下がりません。悪戦苦闘した挙げ句、結局あきらめて別の湯に行くことにしました。
あぁ、なんだか猿ヶ京ぜんたいに自分が拒否されてしまっているようで、何とも切ない気分です(笑)。そしてそして、空が異常に青い…。予報ではこんなきれいに晴れるとは言ってなかったし、朝確認したネットの天気予報も好転の兆しもなさそうだったはず…。つかの間の晴れでまた急に土砂降りになったりするのかもしれないと、このときは考えていたのですが…。
もうひとつの有名な温泉施設「猿ヶ京温泉センター」は高いのであまり行きたくなかったのですが、こうなれば仕方ないか…とあきらめて入ろうとしたら、こちららもなんと「本日は臨時休業!」との表示。こうなると笑うしかありません。前世の因縁か何か知らないけれど私はきっと猿ヶ京に嫌われているのだ、そう考えるしかありませんでした。
ふらふらと温泉街を歩いていると、仁田屋という名前の旅館に「日帰り入浴できます600円」の表示があり、こんどはどういう風に断られるのかなぁと自嘲気味な気分でおそるおそる日帰り入浴を申し出ると、大丈夫入れますよというありがたいおことばをたまわり、やっと4軒目にして念願のお風呂にありつくことが出来ました。
入ってみた感じは、なかなかよかったです。湯ノ花たっぷりでお湯の感じもしっとりとして、とても肌に優しい感じです。ぬるめの露天と内湯と交互にのんびり浸かって、やっとほっと一息つくことが出来ました。
満足してお礼を言って旅館を出て、さて、そろそろお腹も空いてきたな、とお昼御飯の場所探しです。ここまでそばはよく見かけたのですが、そばはあまり食べたい気分ではなかったので、もし他に何もなかったらそばにすることにして、仁田屋のさらに奥に向かって歩いてみることにしました。
と、そこに「しあわせ きっちん」という名のガストホーフ風のかわいらしい建物があり、値段は書いていませんが、ランチもやっているとの表示だったので、少々高くてもいいやと、思い切って入ってみることにします。
なんと、これがこの日の大当たりだったのでした♪
お店の奥様は、なんというか、ほんとに人当たりのよい、とても感じのいい人で、こういうお店に入っても普段なかなか口を開かない私をそれは上手にリラックスさせて、スパゲッティがゆであがるまでの時間や食べ終わってからのひとときに、いろいろと話をすることになったのです。
話を聞いてみたら、この女性は以前法師温泉に勤めていたことがあり、わりと最近こちらでお店を始められたそうです。
ランチの値段も700円から800円ぐらいで非常に良心的でしたし、お味の方も、注文したスパゲティミートソースで判断するかぎりですが、かなりイイものを持っていると感じました。そして、なんとも気持ちのよいもてなしの御陰で、ここまでの猿ヶ京との相性の悪さも清算できた思いでした。
ビールの軽い酔いもあってすっかり好い気分で店を出たら、忘れ物のタオルをにっこり笑って差し出してくださり、今一度感謝してお店をあとにしました。
帰りのバスは、「たくみの里」と上毛高原駅を経由したため、後閑の駅では上り電車が行ってしまったばかり。のんびりそのまま沼田駅までバスに乗って時間をつぶすことにしました。
バスに揺られながら、車窓から谷川岳のトマの耳まではっきりわかるほど見えてしまい、こんな晴天だとわかっていたならロープウエイで谷川岳日帰りだったよなぁ、と、さすがに雨に降られなくてよかったけれど、なにもこんなに晴れなくてもいいじゃないか!(笑)との思いで帰途につきました。
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コメント
ゴン太さん、こんにちは。
日曜日は温泉日帰りでしたか。
しかし、本当に天気がいいですね。自分は雷雨が怖くて出掛けませんでしたが悔しくなりました。
テルメ国境はスキーをやっていた頃入浴したことがありますが、芋洗い状態であまりいいイメージがありませんでした。お湯も今ひとつでしたし。日帰り施設がその後にいくつもできたので経営が苦しかったのでしょうね。
共同浴場は熱いお湯が当たり前ですが、この時期は特に熱いでしょうね。
だいたいは上が熱くて下はそれほど、ということが多いので自分の入り方としては、洗面器で下から上にお湯を上げるようにとにかくかき回しまくった後、しばらく放置して波が収まったのち、体に数十回お湯を掛けて慣らした後に静かに入る、というものです。
とはいえ、入れない共同湯があるのも事実。下諏訪の共同湯なんかも強烈に熱くて、とても入れないと思っていたら、地元の人が来て、普通に入っていたりするので、意外にその熱さが好きな人がいるのかもしれませんよ。
あのバス後閑で乗れるのですね。さすがゴン太さんです。
あれに乗れると法師温泉にバスで入れるから、あのあたりの山歩きが広がりますね。
今度、何かの時に使わせてもらいますね。m(__)m
投稿: リブル | 2008.09.02 22:44
リブルさん、おはようございます。
コメントどうもありがとうございます~♪
いやぁ、天気がよいのがこんなに恨めしかったのも久しぶりでしたよ(笑)。
お湯の入り方、アドバイスありがとうございます。さすが温泉好きのリブルさん、結構熱いお湯にも遭遇していらっしゃるのですね。
下の方は熱さもそうでもないのかな、といちおうですね、かき回しはトライしてみたのですよ。でもそのかき回しをしているのがつらいほどのお湯の温度で、これで最終的にあきらめがつきました。冬は案外ちょうどよい温度になるのかも知れないのですが、やはりこの時期は無理なんじゃないでしょうか。水を足す水道がこわれてなければなんとかなったのですが…
帰りがけに源泉データを見て、57℃というのに気づき、あぁ、これは今の時期、生で入るのは無理だと納得して帰ったのですが、地元の人だとあれに水も足さずにはいることができたりする?のでしょうか。
あ、それから法師へ行くバスですけど、乗り継げますが、この時期は上の記事にも書いたように山へ向かうのなら上越大橋までタクシーの方をオススメします。とにかく法師沢沿いのあの径のヤマビルは半端じゃないそうですから…。あの登山道ではどんなに気をつけていても夏期は「献血しに行くようなもの」だそうですよ(笑)。三国峠に上がる径もまったくいないわけではないみたいですけど、法師沢沿いに比べたら少ないようです。
投稿: ゴン太 | 2008.09.03 06:57
ゴン太さん、こんばんはー。
うわっ、ホント悔しいほどの青空・・・
近頃は天気予報も当たりませんよね~。後読み予報?見たいな感じで。
夕方17:00の予報は雨でも、朝5:00で180度変わっていたりとか・・・人間には予測できない自然、といってしまえばそれまでですが・・・そんなときは脱力です・・・。
みなかみは山歩きする以前からなぜか縁があって(温泉)、もう7,8回お世話になってます。
が!いつも同じ宿ばかり泊まっていたので未だに猿ヶ京は行ったことがありませんでした。
そういうバスだったんですね~当時は朝早いバスには乗ってませんでしたから気付きませんでした。
「たくみの里」、月夜野ビードロパークとか、ほたるの里(上毛高原駅の裏)にほたる見に言ったこともあります♪懐かしいです!
上越線、好きです。のんびり車窓を見ながら楽しいですよね!
最近は帰りに「湘南新宿ライン」のグリーン車で飲んだくれて帰ってくるのが楽しみです♪
尾瀬に行くときは欠かせない場所ですし、改めて見ればなかなか「みなかみ」って利用することが多いですね。
谷川岳行ったときも、温泉宿から見えていた高い山、いつか行きたいな~と思っていたのがきっかけだったんですよ。
・・関係ないおしゃべりが長くなりましてスイマセン
。
今夜の天気予報また変わりましたね!
土曜は曇りらしいですね。18きっぷラストチャンス!楽しんできてくださ~い!(ウチは相方が仕事なんで無理みたいです)
投稿: cyu2 | 2008.09.04 22:06
cyu2さん、おはようございます。
レス大変遅くなってしまってゴメンナサイ。
こちら方面の記事だと、このページのアクセス数ががくんと減るのですが、cyu2さんは水上方面、ずいぶん詳しいのですね。何回もリピーターになるほどの好い温泉があるのなら、今度ナイショで(笑)教えてください。
「たくみの里」は、帰りのバスで通りがかっただけなのですが、ここからお客さんが増えました。そういえば、「しあわせきっちん」の奥さんもここはオススメの場所ですとおっしゃっていました。たくみの里の近くででかい猿がバスの前を悠然と走ってましたけど、名前の通りお猿さんが多い場所なのですかね。
帰りの湘南新宿ラインはいつもグリーン車にすれば好かったかなぁ、と思いつつも普通車の座席で新町あたりまでにこそこそとビールを飲んで(笑)大宮付近まで眠りこけてます。
18きっぷの方ですが、昨日なんとか山行きで使ってくることができました。というわけで珍しく(笑)このサイトが二週連続で更新の予定です。
投稿: ゴン太 | 2008.09.07 09:08