【たまには平日ハイキング…お坊山】 山バス情報71
【山行日】2007年11月14日(水)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:18 - 06:13 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 06:14 - 07:06 笹子 (中央線各駅停車)
「歩行」
笹子駅 07:10 - 07:50 △819.9
819.9 08:15 - 09:05 1170付近
1170 09:30 - 10:00 お坊山東峰
東峰 10:05 - 10:15 お坊山
お坊山 10:20 - 10:30 東峰
東峰 10:50 - 11:30 棚洞山の先のベンチ
ベンチ 12:00 - 12:20 入道山手前のベンチ
ベンチ 12:25 - 12:45 891
891 12:50 - 13:35 稲村神社
稲村神社 13:40 - 13:55 笹一酒造
笹一酒造 14:05 - 14:10 笹子駅
「鉄道」
笹子 14:18 - 15:12 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 15:33 - 京王線某駅 (京王線)
先週末は悪天、今週末は土曜出勤、ということは…「えぇー!、今年はササイチ行けないじゃん!」。
「胃ぃ悪りぃくせに今年も笹一行くのかよっ!」とツッコまれそうですが、まぁ、今は飲めなくても、笹一のお酒はお正月用ですから(笑)、ということで、天気も最高に良さそうな水曜日にお休みをいただいて、笹子周辺の山と言うことで、昨年同様、お坊山へ行ってきました。
コースは、『バリエーションルートを楽しむ』にも載っている、お坊山東峰南尾根からお坊山南東尾根。コースタイムは短めですが、病み上がりの山行としては、この程度で十分だろうと判断しました。
途中信じられないほど頻繁にのんびり長休憩をとっていますので、普通に歩けば、7時発だとゆっくり歩いても1時、早い人なら午前中に笹子駅に戻って来られると思います。
但し、このコース、登りでさえ最初の取り付きは結構わかりにくく、とりわけ「祠を見て小沢を渡る」ところや「堰堤の10メートル手前」にある「巡視路用の階段」は、マーキングなど無いので細心の注意をもっていないと、見逃してしまう可能性大です。実際、松浦さんの本がなければ、この尾根に取り付くのは私の力では無理だったと思います。
また南東尾根にしても、下りにとるとエアリア破線にしてはやや難しい径で、昨年の私のような凡ミスをせずに尾根を辿れたとしても、尾根の末端に近づくにつれ、簡単とは言えないRF(地形判断)が必要な箇所がありますので、道標完備の登山道しか歩いたことのない方、コンパスの扱いがまだ不十分な方は、このコースに入るのは見合わせた方がいいと思いました。
松浦さんの的確な案内文のおかげで、取り付きに成功し、植林の落ち葉に隠れた巡視路用の階段を拾っていくと、三角点のある鉄塔10号へ到達。ゆっくりとお茶を煎れて休憩し、この先の地形を地形図で頭にたたき込んでから、雑木混じりの明瞭な尾根を登っていきます。傾斜が急なところもありますが、尾根さえ辿れれば、三角点から南尾根に合わさるまでは、登りにとる限りそれほど難しくありません。
南西からの尾根を合わせた後、しばらく緩やかな尾根ですが、1109から上は露岩などもある傾斜のきつい尾根になります。紅葉もきれいだったので、また長時間休憩。日射しは十分で、空気も11月とは思えないほどポカポカ。平日でこのコースでは誰にも会わず、のんびり寝そべったりして、ここから急登とわかっているだけになかなか腰が上がりません(笑)。
重い腰を上げて、急傾斜の尾根をチンタラ登っていくと、思ったほど時間もかからずに見覚えのある東峰に到着。喉が渇いたのでベンチで水をごくごく飲みました。
せっかくの好天ですから、お坊山へ行って、雪化粧をした南ア、八ツ、富士山の展望を楽しみます。さすがに北アルプスは見えませんでしたが、南ア、八ヶ岳ともにきれいに見えていましたし、富士山も逆光でしたがなかなか良いお顔をされていました。
東峰に戻って南東尾根を下ります。前回と違って今回は気合いを入れてコンパスと地形図を手に、ジグザグを切る道は極力避け、なるべく尾根を忠実にたどることにしてみました。
尾根上は若干灌木の藪があるものの、薄いながら踏み跡もあり、それほど歩きにくくはありません。棚洞山の先にあるベンチでお腹も空いたので早めのランチ。おにぎりを食べた後、誰も来ないだろうとベンチに寝そべってまたまたノンビリ。
棚洞山からも忠実に尾根をたどったため、前回降りてしまった箇所は、正確にはわかりませんでしたが、入道山は巻き道もないですし、目指す尾根の方向をしっかり見極めていれば、私が去年やったようなボーンヘッドはしないと思います。ただ、冒頭でも述べましたが、891から先は下りだと要RF(ルートファインディング)で、易しくはない径です。
とりわけ最後の中央自動車道のフェンス沿いに降り立つところが難しく、錯綜する踏み跡に入り込まないように気をつけなければなりません。まず、登りにとってポイントを押さえてから下りに利用することをお奨めします。
結局この日は山中では誰にも会わずじまい。無事中央自動車道のガードをくぐって、稲村神社へ歩いていくと、下校中の小学生たちに元気に挨拶されて、晴天のもと上機嫌で笹一酒造へ…。
笹一は平日とあって、週末の賑わいもなく、店内で本当に味見するだけ。週末のように駆けつけ三杯ということもできませんでしたが(笑)、胃を悪くしたばかりの今年の私には、この程度の方が良かったかも知れません。酔っ払うこともなく、例年通り「生しぼり原酒」を買い求めると、そそくさと笹子駅へ向かいました。
☆山バス情報☆
掲示板の方で、リブルさんからいただいた情報なのですが、甲斐大和駅発着の甲州市の市民バスが塩山駅発になったため、時刻も少し変わっています。ご利用の際はお気をつけくださいませ。
リブルさん、貴重な情報をどうもありがとうございました♪
m(__)m
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コメント
いいなぁ平日に歩けて。。。最近は平日の方が天気良いので余計に羨ましいです。それに病み上がりで新酒フェアに行かれるとは思ってませんでしたよ(笑)。でも様子を聞くと平日の方が却って良かったようですね。
お坊山の南東尾根は尾根道捲き道が錯綜して確かにわかりづらいです。もう8年ぐらいは経つのかな、最初に捲き道を歩いた時は雰囲気は大変宜しかったんですけど道が尾根を大きく外れるのでエラく心配しながら降りた覚えがあります。
そうそう、旧大和村のバス塩山直通になってしまったのですね。時刻表見たら う~んちょっと・・・ですね。キッチリ二時間毎で運行されていた方が便利だったのに。でも贅沢は言えませんあるだけマシですからね。情報有り難うございました。
投稿: komado | 2007.11.17 22:03
komadoさん、こんにちは~。
日帰りの平日山行なんて、たぶん初めてだと思うのですが、いやいや天気さえ好ければ、これはホントにいいですね。
電車は空いていて余裕で座れるし、車内も週末独特の酒臭さがなくて、いいな~なんて思っていたのですが、山中では本当に誰にも会わず、動物たちと仲間になれたような(?)気分でしたよ。
南東尾根、去年巻き道を歩いたとき、komadoさんと同じように、最初は、ずいぶん尾根から外れるな~、と心配していたのですが、何度も目指す尾根に交差するので、安心しきっていたら、美女が一緒だったのも油断となって(笑)凡ミスしてしまったのです。んでも、両方歩いた感想としては、尾根を末端までたどるより、道証地蔵近くに降りてしまう方がいろいろな意味で危険が少なく安全という印象でした。
あ、それから笹一のお酒ですけど、味見はホント底のところに1センチぐらい注ぐだけでした。買ったお酒も年内は封切りしませんから(笑)。
投稿: ゴン太 | 2007.11.18 12:35
良い天気とキレイな紅葉、気持ちよさそうですね!
今年ワタシはキレイな紅葉、見逃したかも~・・な気分です。
ダンナは今日からリフレッシュ休暇で、紅葉狩りに出かけました(クヤシイ)・・・
「生しぼり原酒」??そんなステキなイベントがあるんですか・・・メモメモ・・・
投稿: cyu2 | 2007.11.19 14:52
cyu2さん、こんばんは~。
トップ写真の紅葉、実は歩いた中で一番いいところなんですよ。こんなきれいなところがずっとずっと続いてくれたりしたらいいのですが、これは急斜面の一角で、あとは冷え込みがイマイチだったせいかあまりぱっとしないか、すでに落葉した後でした。
でもお坊山周辺は自然林が多く、冬枯れもなかなかいいのです。ぜひ一度歩いてみてください。
笹一酒造の新酒祭りは毎年11月中旬頃一週間ほど開催されます。「生しぼり原酒」は笹一酒造のお酒の製品名で、吟醸もあるし、ワインなんかもたくさんあります。来秋はぜひ笹子近辺のお山に登って帰りにお寄りください。味見だけ(タダ)で帰る人もたくさんいますから(笑)、お気軽に♪
投稿: ゴン太 | 2007.11.19 22:30
胃ぃ悪りぃくせに笹一へ行ったのかよっ!
…とツッコミに参りましたぁm(__)mハハー
2回行ったおバカさんが何を言う~~ってか(笑)
お坊山とは御主、私に内緒でリベンジしたな。。。(* ̄m ̄*)ぷぷっ
あれから1年経つんだねぇ、月日が経つのは早いなぁ。
先日、滝子山へ行ったんだけど、去年の…間違えて出ちゃった所(笑)見つけたよ^^;
道証地蔵から1分…どんだけぇ~!近かったのね(笑)ピンクのテープがまだ付いてたよん。
確か…入道山を越えない所で別の尾根に入っちゃったんだっけ?^^;
結果は間違えでも、道良かったから私的にはOKだったよ~(笑)
>美女が一緒だった
ビジョビジョの間違いじゃないの?(^^ゞ
ん~~新酒祭り一緒だったら…
「原酒を樽ごとどうぞ~」って気前良くたらふく呑ませたのにな(笑)…ってタダ酒やん(^^ゞ
早く体治して、お正月は美味しく呑めるとイイね。お大事にネ^^
投稿: れれちゃん | 2007.11.24 08:57
胃ぃ悪りぃくせに笹一へ行ったけれど、まだ「生搾り原酒」は封切ってもいませんから、ゆるしてあげてね。そういえば、笹一の受付でだれ~かさんのご芳名を今年も拝見しましたよ、うふふ。
そうそう。リベンジだったのですよ。南東尾根。でもですね、あれは美人と歩くのであれば、絶対に道証地蔵のわきに降りるべきです(笑)。
尾根の末端までたどると、最後は地形図とコンパスで微妙な判断迫られるし、降りるとき山火事跡の炭をつかんで、おべべもお顔も真っ黒けになりましたから(笑)(神社で顔を洗いますた)。
体調はだいぶ好くなって、たまにビール、レギュラー缶一本ぐらいなら呑めるようになりました。ご心配いただいてありがとうです。
れれちゃんは、滝子山でしたか。私は今年こそ滝子山と思っていたのですが、体調のこともあって、今年もお坊山からあの尾根を眺めるだけでした。来年こそは…と思っています。
投稿: ゴン太 | 2007.11.24 19:31