【大築山から柚の里、戸神へ】 山バス情報72
【山行日】 2007年11月25日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 06:50 - 06:59 池袋 (山手線)
池袋 07:05 - 07:50 坂戸 (東武東上線)
坂戸 07:55 - 08:14 越生 (東武越生線)
「バス」
越生駅 08:33 - 09:06 椚平入口 (ときがわ町代替バス 380円)
「歩行」
椚平入口 09:10 - 10:00 大築山
大築山 10:10 - 10:20 猿岩峠
猿岩峠 10:25 - 11:45 野末張(のすばり)見晴台
見晴台 12:05 - 13:18 麦原入口バス停
「バス」
麦原入口 13:19 - 13:44 越生駅 (川越観光自動車)
「鉄道」
越生 13:51 - 14:08 坂戸 (東武越生線)
坂戸 14:11 - 14:55 池袋 (東武東上線)
池袋 15:00 - 15:08 新宿 (山手線)
三日とも晴れ予報の3連休だからとモタモタしていたら、日曜日にやっと山へ。翌日からはまたお仕事だし、ということで、軽く登ってサクッと帰ってこられるところ&混雑しない静かな場所…と探していたら、ずいぶん前に行こうと思ってほったらかしにしていた奥武蔵の大築山が急浮上。
約六年ぶりに旧都幾川村(現ときがわ町)を訪れることにしました。
越生駅からのときがわ町代替バスは、この10月からダイヤ変更となっておりまして、ヤマケイの『登山・ハイキングバス時刻表』掲載の時刻表とはかなり違っています。
また、私が利用したこの日のバスは休日ダイヤ。土曜は平日ダイヤ扱いで、上記掲載の時間は走っていませんので十分注意してください(越生駅07:48発か09:57発で第二庁舎乗り換え)。
バスは結局、第二庁舎前から先は私一人の貸切。途中、桃木バス停近くには、日帰り温泉施設都幾の湯(都幾川四季彩館)などもありますので、おそらくは年中空いているであろうこのバスのご利用を皆様ぜひ一度ご検討くださいませ。
6年前、ブナ峠から下りてきて近所のおばあさんとおしゃべりしながら越生行きのバスを待った椚平(くぬぎだいら)入口バス停で降車。このあたりは当時と全然変わっていませんでした。このバス停を降りてすぐ「椚平郷土絵地図」というのがあるのですが、その絵地図によれば、大築山は「大津久山」と記されています。
ガイドブック通り大沢沿いに集落の道を通っていき、製材所を過ぎて、しばらくで、左手に指導標が現れ、古い小さな木橋を渡って取り付きます。
径はしっかりしており、猿岩峠まではもちろん、その先の大築山(城山)までの径も、今は全く藪もなく、しっかりした踏み跡と指導標で、迷うことなくバス停から小一時間で大築山の山頂に到達してしまいます。
ガイドブックに紹介されて訪れる人が多くなったためでしょうか、大築山の先も420mピーク(小築山)を越えて尾根伝いにほぼ末端まで径がつけられているようです。
さて、ガイドブック(アルペンガイド8『奥多摩・奥武蔵』)通りに、このまま大築山から麦原に降りると、ランチタイム前に下山(笑)となってしまいそうです。これではいくらサクッと軽いハイキングといっても軽すぎる気がして、猿岩峠まで戻ってそのまま尾根伝いにエアリア赤破線をとりあえず大平尾根まで辿ってみることにしました。
径は地形図「正丸峠」通り尾根の左側(南側)を上手に巻いてくれて、547のピークなどまともに踏んでいては余計な体力を消耗するだけなので、これはとても助かります。道形もエアリア赤破線とは思えないほどしっかりしていて幅も人が並んで歩けるぐらい。
奥武蔵なので、ほとんど植林ばかりだったのですが、巻いていた径が尾根に上がる頃になると、やっと少し自然林が現れてくれて、ささやかな紅葉狩り。しかし、大平尾根に合わさるとまた植林になってしまい、大平尾根を東進(飯盛峠と反対方向)すると、とうとう奥武蔵名物「尾根上の舗装道路」に出てしまいました。
舗装道路を歩いていると、やがて野末張展望台(のすばりてんぼうだい)という眺めの良い場所に出ます。時間もちょうどお昼近かったし、この先の羽賀山というところはおそらく三角点だけの何の展望もない場所と推察して、目の前を舗装道路が走るこの展望台でお昼ごはんにしました。
空気が澄んでいれば、この展望台から谷川岳や日光連山が大展望出来るようですが、残念ながら、この日はぼんやりかすんで白銀に光る連峰はうっすらとその輪郭を確認するのみでした。
おにぎりを食べて一息ついたところで、下山にかかります。羽賀山はその三角点を巻いてしまったらしく、微妙なバスの時間を気にしつつ、またまた植林の径をさっさと下っていきます。道形はしっかりしていて迷うこともないでしょう。ただ、戸神の集落へ降りる地点は逆コース(登りにとった)の場合は、その登り口が非常にわかりにくいと思いました。
戸神の集落は奥武蔵らしい、明るいのどかな山村です。里は柚や蜜柑がちょうど実りの季節を迎えたところらしく、初冬の柔らかい陽ざしにその黄色い色が輝いていて、ああ、やっぱり奥武蔵は山を降りた後がイイんだよナ~と再確認しました。
微妙だった黒山発のバスは、ほとんどドンピシャで間に合って、越生駅でビールを買って、いい気分になって東武線にゆられて帰宅しました。
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