【また夏の低山へ…甲東不老山から権現山】 山バス情報66
【山行日】 2007年7月28日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
京王線某駅 - 08:09 高尾 (京王線)
高尾 08:20 - 08:37 上野原 (中央線)
「バス」
上野原駅 08:42 - 09:06 不老下 (富士急山梨バス 480円)
「歩行」
不老下 09:10 - 10:35 甲東不老山
不老山 10:45 - 12:20 すみれの丘(雨降山近く)
すみれ 12:50 - 13:35 権現山
権現山 13:45 - 14:50 浅川峠
浅川峠 15:00 - 15:30 浅川バス停
「バス」
浅川 16:00 - 16:35 猿橋駅 (富士急山梨バス 570円)
「鉄道」
猿橋 16:55 - 17:32 高尾 (中央線)
高尾 17:43 - 17:53 北野 (京王線)
北野 17:55 - 京王線某駅 (京王線)
なかなか、明けない梅雨…。
梅雨明け宣言が出なくても、この土日の天気がなんとかもちそうなら、テント泊で標高の高いところをと、準備はしていたのですが、日曜の天気はどこも雨マークばかり。。。金曜の夜、荷物を日帰りザックに詰め替えて、さてと、どこへ行こうか…と思案。
あまりお金をかけたくないな…高尾山でもいいけど、できればあまり人が多くなさそうなところがいい、と思いついたのが、一年中運行していて、まず混みそうにない、そして林道歩きが少なくてすみそうな不老下行きのバス利用のこのプランでした。
不老下からエアリアではすぐに登山道のように見えたのですが、実際はやはり最初の方は舗装道路を歩きます。ヤマユリ咲くのどかな山村集落を通り、遠くでホトトギスが啼いているのが聞こえ、いいところだな~と思いますが、やはり標高390mからのスタートはこの季節厳しすぎます。
登山道に入って、風もなく、むしむしした空気の中を登っていくと、こんなに出て大丈夫かと心配になるほど汗が噴き出し、水分補給のため何度も小休憩をとります。特に小尾根に上がって金比羅様のお社を拝むまでは、風がほとんどなくて大変でした。
小尾根に上がると風も出てきて幾分楽になりましたが、やはりこの季節、晴れた日の低山尾根歩きは身体によくない(笑)と改めて思いました。
稜線では、そよ風ですが風があって、だいぶ楽になったなと思うとまもなくで不老山に到着。ベンチもあり南側が開けていて、冬晴れの日なら富士山がきれいに見えそうですが、この日はもちろんカゲもカタチもありません。
高指山は直前に急な坂を登らされ、エアリアだけで2万5千の地形図を見ていなかったため、予想外に絞られました。ここは展望はありませんが不老山と同じようなベンチがあります。
棚頭からの稜線に出てゴウド山に気づかずに通り過ぎると立派な舗装道路に出ます。舗装道路は夏の日射しにむせ返るようで和見入口バス停から歩いたりしなくて好かったと心底思いました。
和見峠(旧登山道分岐)を過ぎて目の前に雨降山~権現山の稜線が高くそびえて見え、あんなところまで登れるかな、と弱気になったりしますが、結局いつもの通り登れてしまいます。お昼ごはんは雨降山では芸がないなと思っていたところに、和見分岐で「すみれの丘」の標識を見つけ、ここでとることに。
お昼をすませて権現山へ。大ムレ権現にお参りしたあと、巻き道を見つけたのでたどってみましたが、最初の方でははっきりしていた踏み跡が奥に行くにつれて薄くなり出口では注意していないと気づかないほど。あまり歩き易い道ではありません。
権現山で少しのんびりしようかと思ったのですが、頂上は虫がうるさく、空模様もかなり怪しげになってきたので、長居せず下山。権現山から浅川峠への径は8年前に来たとき同様、好ましい自然林の森で、ヒグラシが鳴いてくれて気持ちよく下れました。
浅川峠付近はさすがにこの季節、下草が生い茂ってヤブっぽい感じですが、踏み跡を失うようなことはありません。
浅川峠から久しぶりに浅川集落へ。途中ヒグラシが大合唱で、至近距離で鳴いている蝉を見つけては何度も立ち止まりながらゆっくり下りました。浅川集落は前世紀に二度訪れていますが、いずれも晩秋で時間帯も朝。夕刻の浅川集落は初めてでした。ヒグラシの鳴き声を聞きながら、風情ある浅川集落の民家を見学。出発の15分ほど前に来たバスに乗って帰途につきました。
バスに乗っている最中、急に地面がびしょ濡れになったので、びっくりしたのですが、どうやら夕立があったようです。猿橋の駅で電車を待ちながら扇山~百蔵山がガスに煙っているのを見て、夕立というのは本当に局所的に激しく降るものだと改めて思いました。
このコース、今の季節はお奨めしませんが、新緑や紅葉、あるいは冬枯れの季節なら結構好いのではないかと思いました。とりわけバスは不老下行きも浅川発もハイカーにはあまり利用されない穴場バスですから、紅葉のハイシーズンなどでもバスの混雑に悩まされる心配はほとんどないでしょう。もちろん、この日のバスもがらがら。乗客で登山者は行きも帰りも私一人だけでした。
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