【初夏の奥秩父主稜 笠取山】 タクシー情報11 山バス情報61
【山行日】 2007年5月12日(土)
【使用公共交通機関等の詳細】
「鉄道」
新宿 05:18 - 06:13 高尾 (中央線)
高尾 06:14 - 07:23 塩山 (中央線)
「タクシー」
塩山駅 07:30 - 08:20 作場平 (8750円:4人相乗り)
「歩行」
作場平橋 08:25 - 08:50 一休坂
一休坂 09:05 - 09:50 笠取小屋
笠取小屋 10:00 -(水干・多摩川源頭経由)- 11:10 笠取山
笠取山 11:15 - 11:25 笠取山(山梨百名山標柱設置場所)
標柱 11:55 - 12:30 雁峠
雁峠 12:35 - 14:20 新地平
「バス」
新地平 14:28 - 15:25 塩山 (山梨交通 940円)
「鉄道」
塩山 15:33 - 16:09 大月 (中央線)
大月 16:20 - 17:02 高尾 (中央線)
高尾 17:15 - 京王線某駅 (京王線)
笠取山は、多摩川の最初の一滴がここに始まるということで、山を始めた当初から行きたいな~と思っていたのですが、日帰りとなるとタクシー代を1万円近く払わないと行けない、ということで、ずっと実行されず、未踏のまま残されていました。
そんなところへ、4月頃でしたか、リブルさんから石保戸山に行きたいので、よかったらタクシー相乗りしませんか、とのお誘い! これは千載一遇のチャンスです。日付も5月12日予定ということで、土曜出勤にひっかからないようなので、それでは是非参加させてください、ということになりました。
相乗りのメンバは私の他に声をかけてくださったリブルさん、かずさん、そして、komadoさんと合計4人。作場平でのメーター表示は8750円と高額でしたが、私の持ち分は2000円とチョットですんでしまいました。ありがたいお話です。
リブルさんとかずさんは犬切峠で降りて石保戸山を目指し、komadoさんは私が降りた作場平から更に奥に行きたいということで、タクシーを降りれば、いつも通りの私一人の単独山行です。
道はガイドブックで紹介されているコースなので、幅も広く危険箇所も皆無の歩きやすいしっかりした道です。迷う心配だけはないでしょう(笑)。
一休坂の分岐でも急登と称された笠取小屋への直登コースを選びましたが、急登というほどの傾斜もなく、ちんたら歩いているとやがて水場が現れ、そのすぐ上が笠取小屋。
笠取小屋到着が10時前だったので、まっすぐ笠取山へ登るのはやめて、水干や、更にその下にある多摩川源頭部を覗きに行ったりして逆回りで笠取山へ。
山頂直下にシャクナゲ地帯があるのですが、今年は暖かかったとはいえ、さすがにこの時期では「気の早いやつでも固く閉じた花芽」で開花はゼロでした。再来週あたりでしょうかね~?
地形図で見て1953m地点=埼玉県の笠取山の表示地点が本来の笠取山の頂上なのでしょうが、ここは狭く居心地もそれほど良くないので、どこかランチ場所は…と進んでいくとまもなく、山梨百名山の標柱がある広々した地点に到着したので、ここで少し早めのお昼ご飯にしました。
この日は本当に眺めが良く、この地点を始め、稜線上からは富士山、南アルプスが、それはきれいにはっきりと見えていました。よく見ればほぼ磁北の方向にも白い山塊が見えていたのですが、あれは日光連山あたりだったのでしょうか。
お昼ご飯を食べ終えて、ぼんやり眺めを楽しんでいたのですが、風がやや強くなってきたのと、続々と登山者が登ってくるのがよく見えたので、下山開始。
雁峠避難小屋を偵察してみたのですが、入口には非常の場合以外使わないようにとの注意書きがありました。笠取小屋がすぐ近くにあるし、老朽化が進んでいるためでしょう。それでもなんとか雨風をしのぐことはできそうでした。
雁峠は広々としてなかなか良い峠です。15時かうまくいけば14時半のバスに間に合うかなと、下っていったのですが、道は途中から車道になるものの未舗装なので歩いていてもそれほど疲れず、山中ではいまひとつだった新緑(高度があったためブナ・ミズナラなどの広葉樹はまだでした)も楽しめました。
意外というか、植林のカラマツの新緑が見事で、カラマツの新緑ってこんなにきれいだったっけ?と認識が変わりました。
それにしても笠取日帰りなんてずいぶん前にあきらめていて、行くとしたらテント担いで山中泊しかないと思っていたのですが、今回リブルさんの提案と参加してくださったかずさん、komadoさんのおかげで格安にしかも絶好のお天気の中、行きたかった山を歩くことができ本当にありがとうございました。
m(_ _)m
こちら方面は行きのバスが塩山でも山梨市でも09時発(10時着)と日帰り登山者にとってはどうしようもなく遅いので、タクシー相乗り、ぜひまた機会がありましたらお誘いくださいませ。
とにかくこの日は特に稜線上の気持ちの良さといったら言葉にならないほどでした。この天気が続いてくれてフトコロに余裕があったら、雁坂峠か将監峠の小屋にでも泊めてもらって次の日までのんびり稜線漫歩していたかった…そんな楽しい山行でした。
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コメント
うえええ!
もうレポでけてるし~!
笠取山は標高が高くて独立してるから、南アや富士山がすっきり見えてるね~。
僕らは、見える場所がなかなかなかったけど、その分見えた時は嬉しかったですよ。
ヤマコウの芹沢入口バス停が無かったのはどういうことだろうね?
通過しちゃうかもしれないので、市営バスに乗り込みました。
15時台のやつです。
でもバス酔いしちゃいました。
前夜あんまし寝てなかったんです。
投稿: かず | 2007.05.13 21:57
ゴン太さんも記事も歩きも早いですね~。
ボクなんて14時に前飛龍に着いて、その後丸一時間その場で熟睡。結局前飛龍へは昼寝しに行ったモンですよ(笑)。
でも昨日は本当にいい天気でしたね。広葉樹の新緑も良かったけどカラマツの新緑も本当に見事でした。カラマツもしっかり手入れさえしてくれればそんなに嫌いじゃないんですけど。。。
そういえば雁峠山荘、何度か泊まったことありますよ。4年程前に連泊したのが最後かな。確かに動くとちょっと揺れるけど、二階に上がると意外に明るいかも。水場もそんなに遠くないし、ボロい小屋に免疫のある人なら(笑)充分快適な小屋だと思いました。
投稿: komado | 2007.05.13 22:39
2005.10には塩山8:08のバスがあり新地平-雁峠-笠取山-白沢峠-白沢のコースでバスのみで日帰りできました。倉掛山にも行きたいのですが、西沢渓谷行きのバスが遅くなってしまって行けずにいます。残念です。HPを参考にさせていただき、3月には青春18切符で高ドッキョに行きました。いつも楽しみに拝見させていただいていいます。
投稿: バスのみた | 2007.05.14 03:12
かずさん、土曜は相乗りどうもありがとうございました~。
えっと、山梨交通のバスのことですが、上の記事の「バス」のリンクをクリックしていただければわかるように、新地平の次は天科が次のバス停になります。
ただ、窪平~西沢渓谷の間は手をあげれば停まってくれるいわゆる「自由乗降区間」なので、山梨市のバス停で待ってても、たぶんヤマコウのバスは停まってくれると思いますよ。手を挙げなくても停まってくれると思うけれど、まぁ、習性で(笑)手あげちゃうよね~。
タクシー相乗り、また機会あれば誘ってくださいね~。
投稿: ゴン太 | 2007.05.14 19:08
komadoさん、こんばんは~。
いや~、せっかく日の長い季節なんだし、私もそそくさと降りたりしないで、峠で昼寝でもしていればよかったと、少々反省してます。
雁峠小屋宿泊したことあるのですか? しかも連泊(笑)っていうのがすごいですね。水場も峠を少し下ったところにあるし、まぁ、確かにあの程度の老朽化に慣れてさえいれば、好い宿泊場所かも知れません。
カラマツの新緑、今まで植林の新緑なんて新緑じゃない、と思いこんでいたのですが、それはやっぱり違うのですね。時期がぴったんこ当たると植林の新緑だって好いものです。実際、カラマツは紅葉だってなかなか好いものですし。。。
また機会があればこちら方面でも大菩薩方面でもいいので、タクシー相乗り誘ってくださいね。
投稿: ゴン太 | 2007.05.14 19:22
バスのみたさん、お久しぶりです。
そうなんですよね。私も2005年の秋はこのバス利用して、その記事に08:08じゃなくてもう少し早い便が欲しいなんて、生意気なこと書いちゃったりしたら、状況がもっとひどくなってしまい愕然としてます。
ただ、もうこれで乾徳の日帰りはよっぽどの健脚者じゃないかぎり、バス利用では無理になってしまいました。それでも西沢渓谷行きのバスが行き帰りともすべて徳和経由となっているのがなんだか皮肉な感じがします。
こんなページでも参考にしてくださって、山行きの一助になっているなんて言ってくださると、管理人としてもたいへんうれしく思います。またお気軽に書き込みしていってくださいませ~。
投稿: ゴン太 | 2007.05.14 19:32
ゴン太さん、こんにちは。
笠取山、やっぱりいい山ですね。富士山もきれいですし。
こちらは結構山に邪魔されたので、富士山がきれいに見えたのは午前中遅くなってからなんですよ。
シャクナゲにはさすがにまだ早いですね。6月頃ですものね。雁峠からの道は長くなかったですか。テント担いで逆に歩いたので、すごく長かったのと、雁峠手前に小さな水場(?)のような流れがあったのを覚えてます。暑かったので結構飲んじゃったりしたのですが、まだあるのかなぁ~。
では、またよろしくお願いしますね。
投稿: リブル | 2007.05.14 22:08
ちょっと、お邪魔します。
小川山から奥多摩駅が終わったら、
今度は高尾山までどうぞ。
投稿: タカ | 2007.05.15 16:33
リブルさん、こんばんは~。
相乗りのお誘いホントにありがとうございました。
リブルさんのおっしゃるように、笠取はいい山ですね。また行きたい山のひとつです。
雁峠の道はカラマツの新緑に見とれながら歩いていたらあっという間という感じでした。でも、もし逆コース(登り)でテント装備、しかも夏の暑い時期だったりしたら厳しいでしょうね。
雁峠直下の水場はまだよく出ていましたよ。でも個人的には、笠取小屋の下の水場の方が水が美味しいような気がしました。
またタクシー相乗り声かけてくださいね♪
投稿: ゴン太 | 2007.05.15 21:17
タカさん、こんばんは。
掲示板の方、ちょっとスパムがしつこいので、承認制にしているんですよ。書き込んでいただいてもすぐに反映されなくて、ご迷惑おかけしました。
m(__)m
小川山から奥多摩駅は、いつの日のことになるか、わからないのですが、奥多摩駅から高尾山口駅は山を始めた頃に、日帰りで何回もかけてですが、繋げて歩いているんですよ。
タカさんはもしかして一度に繋げられたことがあるとか?
また、お気軽に遊びにいらしてくださいませ。
投稿: ゴン太 | 2007.05.15 21:23
とんでもございません。
1回ではとてもとても、日数がなかなか取れません。
それに、小川山は登っておりませんです。
瑞がき山からなら繋がっております。
小川山へも行かなければと思っております。
すると、御坂山陵へも足で繋がっていそうですね。
投稿: タカ | 2007.05.16 16:14
?
奥多摩駅から高尾山口駅?
タカが聞きたかったのは、笠取山から大菩薩~三頭山~高尾山
です。
投稿: タカ | 2007.05.16 16:19
ああ、笠取から大菩薩経由で高尾山まで繋げるということですか~。
思いつきませんでした(笑)。
最近は、あまり繋げて歩きたいという風には考えなくなってしまったせいもありますが(地図に自分の歩いたところを書き込むようなことは、ずいぶん前からしなくなってしまいました)。。。
でもそういわれて地図を見てみると、私の場合、笠取小屋~柳沢峠と大ダワ~奈良倉山を歩けばつながるのかな…?
そう考えると、小川山~奥多摩駅より先に実現してしまいそうな気もします(笑)。
投稿: ゴン太 | 2007.05.16 20:18
↑のタカさんとゴン太さんの会話。
私にはチンプンカンプンで^^;こーゆー高度な話題にゃついていきまへん(笑)
「へ?大菩薩から高尾って繋がるの?」
「へ?小川山~奥多摩駅の小川山って何処さ?」
山座同定が出来ないのも無理ないね。…超低レベルに笑ってやってちょ^^;
笠取山は私、6月のシャクナゲ見に行ったんです。
たまたま当たり年でシャクナゲの海を泳ぐように進んだの憶えてるんだ^^
ゴン太さんは水干を先に行った…って言う事は西峰を下ったのね。
キバナノコマノツメ一杯無かった?黄色いスミレさん。
まさか鹿にやられたかな?^^;
この山は雰囲気とても良いのだけど…交通の便だけだよね悪いのは^^;
投稿: れれちゃん | 2007.05.16 22:05
れれちゃん、こんばんは~。
いやぁ、稜線つなぎなんて、無粋な男どものくだらんお遊びですから、ちんぷんかんぷんでいいと思いますよ。
小川山は金峰山の北にある山でクライミングのメッカでもあります。いちおう山梨百名山(笑)。
キバナノコマノツメって、図鑑で見ましたが、うーん、どうだったかなぁ。群落みたいなのは少なくともなかったと思いますが、、、図鑑には6月頃って書いてあるから、まだ咲いてなかった?のかな…。すんません、私に花のこと聞かないで(笑)。
笠取山、れれちゃんのおっしゃるとおり想像以上に雰囲気いい山で、気に入っちゃいました。また機会があったら行きた~い、です。
投稿: ゴン太 | 2007.05.17 20:10
小川山…あ~あの小川山ですかぁ。
やっと解った!
奥秩父主脈縦走ね~雲取から奥多摩駅だ!@^^@←解ってゴキゲン
…でも、大菩薩から高尾が解んないかも。
あっ滝子山の方じゃなくて大菩薩から松姫峠の方へ行って…
ん?あり?(^^ゞ
高尾へどーやったら着くの?(笑)
稜線つなぎは私もやってるんだ…これでも(笑)
道が繋がった時、嬉しいもんだよね~^^
キバナノコマノツメ咲いてなかったんだ。そっかぁ(笑)
投稿: れれちゃん | 2007.05.17 22:08
れれちゃん、
大菩薩から牛の寝通りを歩いて、松姫峠を越えて
三頭山へ上がって、笹尾根を歩けば高尾山へつながる
でやんす。
投稿: タカ | 2007.05.18 10:37
タカさん、解説ありがとうございます。
鶴峠に一回降りるのですよね。そうすると三頭山へ上がれて…そこから先は解説不要ですね。
れれちゃん、稜線つないでたんですか!?
うーん、確かに、行きたい山を歩いていくうちに自然とつながるとうれしいですね。
私は、個人的には、大月市の市境を権現山の肩から、ずずずう~っと牛の寝・石丸峠・大蔵高丸~笹子峠~大洞大沢~本社と大畑峠、できれば高川山までつなげたい…なんていう、とんでもないことに興味があります。
投稿: ゴン太 | 2007.05.18 23:00
ゴン太さん、タカさん、こんばんわ~。
笹尾根!!!こーれーが出なかったぁ~σ(⌒▽⌒;)
妄想旅行では(笑)三頭山まで行けたんです。
でも、御前山から奥多摩に行っちゃったの~~バカだね(笑)
んで、逆から考えて高尾から生藤山まで行けたんだけど。
そこで遭難!!!(爆)
一度歩かなきゃね笹尾根!!!
ゴン太さん
笹尾根が出ない~こんなヤツもいるんだから(笑)ちゃんと解説して下さいよぉ~~(^^ゞ
稜線繋ぎと言うか~何だろ、登山道繋ぎってやつ^^;
いかにも「やってます」的なのは好きじゃないから、自然に繋がったら良いなって思ってます。
一番最初に繋がった所が黒斑山~篭ノ登~湯の丸~烏帽子なの。
繋がったの知らなくて、地図見た時はアレレって感じで嬉しかったの憶えてます^^
投稿: れれちゃん | 2007.05.23 21:37
笹尾根、歩いたこと無いですか~。
あそこは峠が沢山あって、峠道ファンとしてはうれしい場所なのですよん。
冬枯れの頃、是非歩いてみてください。個人的には笹尾根の甲州側が好きです。
投稿: ゴン太 | 2007.05.24 18:57
【初夏の奥秩父主稜 笠取山】のページたのしく閲覧しました。
そこで、私のHP「富士山と野の花眺めて山歩き」
https://www.fuji76.com
笠取山のペ-ジ
https://www.fuji76.com/fujitenbo/008kasatoriyama/008kasatoriyama.html
にリンクさせてもらいました。問題があれば訂正、削除します。
投稿: 佐藤正昭 | 2024.11.15 10:41
佐藤正昭さん、はじめまして。
このサイトはリンクフリーですから、特に断らなくてもリンクしていただいて結構です。
ただ、17年も前の記録ですから、現状とかなり違う点もあると思います。その点をちょと書き添えていただければ、嬉しいです。
お互い、良い山歩きができることを願っております。(当方、最近は山歩きのボルテージが落ちっぱなしですが…(笑))
投稿: ゴン太 | 2024.11.15 21:49