【陽春の大展望 岩櫃山】 山バス情報58
【山行日】2007年3月21日(祝)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 07:28 - 07:41 赤羽 (埼京線)
赤羽 07:48 - 09:21 高崎 (高崎線)
高崎 09:24 - 10:27 郷原 (吾妻線)
「歩行」
郷原駅 10:35 - 11:50 岩櫃山 (密岩コース)
岩櫃山 11:50 - 12:00 岩櫃山隣の小ピーク
小ピーク 12:35 - 14:00 くつろぎの館
「温泉」
岩櫃城温泉「くつろぎの館」(入浴料=400円)
「歩行」
くつろぎの館 15:10 - 15:30 群馬原町駅
「鉄道」
群馬原町 15:38 - 16:39 高崎 (吾妻線)
高崎 16:54 - 18:31 赤羽 (高崎線)
赤羽 18:36 - 18:50 新宿 (埼京線)
また群馬~?と言われそうな気もしますが…、でも、前日に見た天気予報で、またもや南関東は曇りがちだけれど北関東は晴れということだし、前回の榛名山は上空はきれいな青空でも、上越国境の山は雲に隠れがちで、展望という点で言うと、やや消化不良気味でした。
今回はいつもよりずっと遅い出発。でも吾妻線は私のところからだと、これが朝一番早い電車なんです。そんな遅い出発にもかかわらず、高崎を出た吾妻線の列車が渋川に向かうと、いつもは薄ぼんやり見える上州武尊が、この日はくっきりはっきり。そしていつもは見えない谷川方面も榛名山の向こうに見え隠れしています。
出発が遅いだけに、この展望が山頂までもってくれるかどうか心配でしたが、幸運にも山頂に着いたお昼頃は、浅間はもちろん、上越・上信国境の白銀の連峰が、それは見事に見えていてくれました。中でも圧巻だったのは、やはり谷川岳。オキノ耳・トマノ耳が視認できるほどきれいに見えていて、その白さも他の峰峰とは別格です。
谷川岳の白さは完全無欠な白という感じで、冬の谷川岳に尊い命を散らしてしまう人の気持ちも、こうして見るとわかる気がします。彼らは危険なことをしたいから冬季登頂するのではなく、雪山の美しさに魅了されてあの場所へ赴くのだと、そのことがよくわかる美しさなのです。
岩櫃山は、エアリアにも掲載されていませんので、地形図「群馬原町」やガイドブック、それにリブルさんのレポなどを参照して行くしかないと思っていたのですが、前日に東吾妻町のHPが検索でヒットして、ここからも情報を得てから行きました。
高いところが苦手な私は「天狗の架け橋」のある密岩コースはやめて赤岩通りにしようかと思ったのですが、リブルさんのレポやガイドブックで天狗の架け橋には右手に巻き道があるということがわかったので、密岩通りを行きました。もちろん、巻き道を選びましたが、それでも高度感のある場所を通過するときはやっぱりコワイ(笑)。
岩櫃山の山頂など、登るときはそれほどでもないけれど、やはり降りるときは嫌でした。鎖が二本もあるのですが、それでもやはり気味の良いものではないです。隣に展望の良いピークがあるので、混雑して渋滞していたりしたら敢えて登る必要もないかも。何の虫だかわからないですが、とにかく羽虫がうるさすぎて、とても長居したいとは思いませんでした。
(岩櫃山より浅間山。薄くかかっている雲のように見えるのは、おそらく噴煙)
山頂隣のピークで大展望を堪能しながら昼食。昼食後は尾根コース経由で岩櫃城址へ。この尾根道が意外と言っては失礼ですが美林で、おそらく新緑・紅葉時などかなりきれいだと思います。
城址も展望の好いところです。城址から群馬原町駅への道は少々わかりにくいかも知れません。道なりに行っても行けるのですが、途中で「平沢」と書かれた方へ少し登り返す必要があります。
岩櫃城温泉は、料金も良心的だし設備もきれいでしっかりしています。ただ、お湯は好みが分かれるところかも…。私は個人的にはあまり好きではありませんでした。強いて言えば内湯より露天の方が少し良かったかな、という程度。それでも汗を流したり、花粉を落としたり(笑)するには好い場所です。寒い時期など、電車の時間までの時間調整というつもりなら良い場所です。
プチ山バス情報
あまり使うこともないと思いますが、付近を走っているバスを見つけたので報告しておきます。
バスと言うより、いわゆる「乗り合いタクシー」ですね。偶然車体も群馬原町駅で目撃したので写真におさめてきました。
最後に、北関東もようやく春めいてきたようで、里の方だけですが、少しずつ花が見られるようになってきました。
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