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2007.02.04

【4年ぶりに箱根へ…】 山バス情報54

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(海ノ平より)


【山行日】2007年2月3日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 06:41 小田原 (小田急線 各駅停車)

「バス」
小田原駅東口 06:45 - 07:32 箱根町 (伊豆箱根鉄道 1150円)

「歩行」
箱根町バス停 07:40 - 08:35 海ノ平
海ノ平    08:45 - 09:35 山伏峠
山伏峠    09:40 - 10:40 三国山
三国山    10:55 - 12:25 富士見ヶ丘公園
富士見ヶ丘  12:55 - 14:05 丸岳
丸岳     14:20 - 15:20 乙女口バス停

「バス」
乙女口 15:35 - 16:01 小涌園    (箱根登山バス 580円) 
小涌園 16:17 - 17:05 小田原駅東口 (箱根登山バス 810円)

「鉄道」
小田原 17:15 - 小田急線某駅 (小田急線 急行)

上記バス時刻は実際のバスの運行時刻でダイヤ通りではありません。


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(丸岳手前より芦ノ湖と歩いてきた稜線を振り返る)


毎年2月は財政難(笑)なので、今週は山はお休みしようかと思っていたのですが、金曜日に天気予報を見ていると、どうやら土日は「家にいたら歯ぎしりしたくなるほど」好い天気になりそうな模様。

そういえば使っていないバス共通カードがあったと思い出し、コレを使ってどこか行こうと思いついたのが、2003年の3月以来行っていなかった箱根。まだ歩いていない乙女峠以南の外輪山を南端から歩いて行けるところまで行ってみようと、朝一番の電車で小田原へ駆けつけました。

で、小田原駅から06:50の箱根町行き(箱根登山バス)に乗車の予定だったのですが、5分ほど早く出る伊豆箱根鉄道のバスがエンジンをかけ始めたのを見て、あわてて飛び乗ってしまいました。 しかしコレが逆目で、ナント伊豆箱根鉄道のバスはバスカードが使えない!のです。乗ってしまって動き始めた以上降りるとも言えず、そのまま箱根町へ(笑)。。。 私と同じようにバスカードでバス代を節約している方は注意してください。

あと、バスの車内アナウンスで何度も流れていたのですが、箱根フリーパスもこの伊豆箱根鉄道バスでは使用不可とのことですので、山だけでなく観光や温泉旅行の方も伊豆箱根鉄道バスには要注意です。

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(海ノ平より南アルプス 赤石悪沢あたりか?)


朝7時半過ぎの箱根町はものすごい寒さ。バスを降りて柔軟をしたら、冬でも一枚か二枚は上着を脱いで出発するのが普通なのですが、この日は脱ぐことなどできず、手袋をはずしただけでも、手が凍りつくように痺れました。

箱根町のバス停から最初の取りつきは何の案内もないので注意が必要です。芦川入口バス停のすぐ先で車道をはずれて右の道にはいるのが第一点。もうひとつはその道がさらに右に大きくカーブする地点で左の石畳の道に入るのが第二点。第二点はよく見れば道標があるのですが見逃しやすいところに立っています。

道の駅から登山道らしくなりますが一つ尾根を乗越すのでちょっと面倒です。海ノ平の稜線に出ればドカーンと富士山の左に南アまで望める素晴らしい展望なのですが、やはり予想通りとはいえ、隣の芦ノ湖スカイラインの騒音が興醒めです。この日一日歩いてみた感想は、長尾峠以南の稜線はブナあり展望ありでとても佳い径なのですが、隣のスカイラインと称する車道がその佳さを残念ながら台無しにしているというものでした。

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展望にしても、ずっと好いわけではなくて、しかも展望のよい場所は決まって車道のすぐ近く。三国山、1018、など車道から離れた場所は樹林や背の高いハコネザサによって富士の秀麗な姿は隠されてしまうのです。1018など登山道の他に南西尾根にも防火帯があったので、もしかすると…と少し辿ってみたのですが、残念ながら富士の展望地点というものはないようでした。

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(富士見ヶ丘公園より)

芦ノ湖展望公園と1044.9の三角点の中間あたりに富士見ヶ丘公園という名前の富士の展望地点があり、ここで昼食。寝っ転がることもできる開けた場所で、すっかり寛いでしまい、金時まで頑張ってみようかという色気はここで半分以下に(笑)。

それでも、金時まで行けばすごい縦走だし、乙女峠に14時前に着ければ行こうか、などと頭の中ではいろいろ考えていたのですが、丸岳到着が14時で、もうそのころには足もかなり疲れてきたよと言い出し、乙女峠に降りると、目の前の長尾山&金時山が立ちはだかるように高く見えて、今日はここまでと乙女口に降りました。

乙女口からは新宿行きの高速バスも出ているのですが、高速バスよりも前にバスカードの使える箱根登山バス(小涌園行き)が来ることが判り、これに乗って小涌園乗り換えで小田原へ出ることにしました。

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(三国山北斜面)

なお、最後に登山道の現在の状況ですが、北側斜面は融けた雪が凍結して滑りやすく、簡単に着脱できる4本爪の軽アイゼンでいいので使うことをお奨めします。とりわけ私のようにこの稜線を北上するプランは北面を下ることになりますので。。。

私がアイゼンを実際に使用したのは山伏峠付近、三国山からの下り、1018からの下り、1044.9の三角点からの下り、丸岳からの下りで、やはり1000mを越える場所から北面を下る場合は決まってアイゼンが必要だと感じました。

箱根の山は観光客が面白半分に登ってきても迷わないようにしっかり整備されていますが、凍結した雪まで除去してくれるわけではありません。あと箱根の山中はどこもひどい泥道なのでスパッツを忘れずに♪

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コメント

初めまして、高槻と申します。
深山からの鈴が岳、読ませて頂きました。
現在、深山からの入山は少ないと思いますが、深山コースは群馬・高
校総体の登山競技で、3年に1回の頻度で利用されています。
競技大会では、榛名山、子持山、赤城山です。
私は子持山専門で毎週行ってますが、子持山の最もすばらしいコース
を紹介します。
7号橋→屏風岩経由→尾根コースで獅子岩→山頂です。
ポイント1.屏風岩の山頂まで行く。
     道はしっかり付いていますので、問題ありません。
ポイント2.屏風岩の梯子より、約 20m戻り、岩の下を左に行き尾根
     に出ます。
     尾根コースには、ピンクのリボンが付いており迷うことは
     ありません。
     尾根コース上で所々で振り返って眺めると景色はすばらし
     いです。
ポイント3.尾根コースの終盤では、左前方に獅子岩の付け根部分が見
     えてきたら、右に折れます。・・・ピンクテープあり。
このコースが、子持山では最も良いコースですが、まだガイドブック
には載っていませんが、安全ですので如何ですか?
以上

投稿: 高槻 文男 | 2007.03.14 12:40

はじめまして、高槻文男さん。

コメントどうもありがとうございます。群馬の山には最近通い始めたばかりなので、こういった情報はありがたいです。

屏風岩から尾根伝いに獅子岩へ行けるのですね。1月に子持山に登った時、帰りに子持神社でみかけた神社から尾根伝いに浅間を通っていくコースが気になっていたのですが、こちらはあまり眺めはよくないのでしょうか。

いずれにしても、私の場合渋川から子持神社(7号橋)までタクシーを利用しないといけないので、それが少しネックですが(笑)、子持山はもう一度登ってみたいと思っています。

コメントの方、もしよろしければ、記事ごとにつけられますので、次回から最後方ではなく、当該記事のコメント欄にお書きいただければ嬉しいです。(コメントを「移動」するのは管理者の私も出来ないようなので、今回はこのまま箱根の記事にレスも繋げておきますね。) 

また、お気軽に遊びにいらしてお話お聞かせください♪

投稿: ゴン太 | 2007.03.14 22:23

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