【帯那山でお気軽スノーハイクのはずが…】 山バス情報51
【山行日】2007年1月7日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:18 - 06:13 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 06:14 - 07:44 甲府 (中央線各駅停車)
「バス」
甲府駅北口 07:50 - 08:06 積翠寺 (山梨交通 300円)
「歩行」
積翠寺 08:17 - 09:25 馬込
馬込 09:30 - 10:35 石仏2体
石仏 10:40 - 11:20 帯那山
帯那山 11:35 - 12:50 切差
「バス」
切差 13:14 - 14:00 山梨市駅 (山梨市営バス 100円)
「鉄道」
山梨市 14:39 - 15:18 大月 (中央線各駅停車3両編成)
大月 15:36 - 17:05 新宿 (中央線快速)
※ 帰途の中央線は強風のためダイヤ通りではありません(遅延)。
郡界の小高い山に上がると雪国であった。昼のおにぎりが白く光った(笑)。。。
前日の降水量から積雪がかなりあることは考慮に入れていました。しかし、当日の降雪はまったくの想定外。雪が深く、たぶん風が強いだろうから山頂にはそう長い時間いられないだろう…、そう思って、当初考えていた群馬のK山や静岡のA山から予定変更転進。すぐに林道にエスケープできて、かつ18きっぷじゃないとなかなか足が向かない帯那山に決めたのは前日のことでした。
帯那山だったら、雪が積もっていてもそう手こずることもないだろうし、万が一雪が無くて天気がよければ、『静かなる尾根歩き』の帯那山東尾根を(全部でないにしろ)たどるという選択肢もある… そしてもし東尾根が無理だとしても、切差(きりさつ)から戸市(といち)に延伸になった山梨市のバス利用狙いという山バスの偵察も、と考えて決定しました。
帯那山は、山梨市駅からタクシーで切差のずっと先(戸市のすぐ先)まで上がって、積翠寺に降りて甲府行きのバスの時間まで温泉につかりなさい、とほとんどのガイドブックに書かれていますが、18きっぷで電車賃が浮いたからといって、私のような貧乏人にはそんなマネはできません(笑)。
幸い、甲府駅北口発積翠寺行きの07:50のバスを掴まえられるので、ガイドブックとは完全に逆コースにして、戸市まで延伸した13:18発の山梨市の市営バス(100円)になんとか間に合わせることに挑戦しました。もしこのバスに乗れなくても水口まで歩けば(笑)、15:06のバスもありますし。
積翠寺からの登山道は下りの人向けの道標になっていて、馬込に上がる直前が少しわかりにくく、私はここで10分程度のロスタイムとなりました。帯那山自体、歩いて登る人が少ないためでしょうか、登山道は一部バラヤブのはびこっている箇所もあります。しかし、踏み跡自体は明瞭なので、道迷いの心配はあまりないと思います。
予想通り、馬込から石仏2体まではコースタイムほどかからず、1時間ほど。ここまでは薄雪を踏む楽しいスノウハイクだったのですが、石仏2体を後にしてからが大変でした。積雪が急激に増え、みるみるうちに暗雲がたれ込めてきて、白いものがチラチラ舞ったかと思っていたら、本格的な雪に。。。
幸い先行者のトレールがあったので、ラッセル泥棒させてもらい、歩きやすく迷うこともなかったのですが、先行者がいなかったらもっと時間がかかったし体力もかなり消耗していたと思います。山頂は積雪30cm以上。広い山頂はモノクロームの世界…雪原となっていて、雪が降っていなければきっとスノーシューが楽しめたことでしょう(笑)。
山頂の荒れた感じの休憩舎がありがたく、降雪を避けて昼食にありつけましたが、風も出てきて、あっという間に手がかじかんできたため、そそくさとおにぎりを食べてすぐに下山開始。
使わないだろうと思ってザックに入れたはずの冬山用のグローブをはめて、トレールのない切差への登山道に踏み込みます。大事をとって林道をたどってもよかったのですが、並んで歩けるほどのしっかりした道だったため、行けるだろうと判断。
ズボズボとふくらはぎまで雪にもぐりますが、下りなので快調に歩けます。最後まで道幅は広く、無事戸市の集落に到着。
バス停もあるのでここで待とうかとも思ったのですが、時間もあるし、なにより降りしきる雪を避ける場所もないので、切差まで歩くことにしました。切差までは15分ほどでしょうか。こんな雪道、バスが上がってこられるのかな、と考えながら下って行ったのですが、この懸念はあながち考えすぎではありませんでした。
切差でも雪を避ける場所はなかったのですが、バスを待っていたら、「切差」の方向巻きをつけたバス!がやってきました。「戸市」ではなく「切差」と書いてあります。どうやら、この天候&道路状況から切差折り返しに変更になってしまったようです。
あのまま戸市で待っていたら、、、と思うとちょっとぞっとしますが、運賃100円の市営バスでは、こういうこともあるのでしょう。
とにかく無事帰ることができてよかった、そう思いながら山梨市駅までバスに揺られると、薄日が差してきて、山梨市の駅で電車を待っている頃は、ぽかぽかと陽差しが眩しいぐらいになっておりました♪
最後にもひとつオマケ山バス情報。
山梨市駅で電車待ちの時間があったので、バス停を見学に行ったら、こんなお知らせが…
山梨市駅から、この時期、西沢渓谷方面にバスで行かれる方はご注意を。
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コメント
ゴン太師匠、こんにちは。
今回は帯那山でしたか。群馬の山へ出掛けたのかなぁ、なんて話をしていたんですよ。
本当にまるで豪雪地帯のようですね。かなり寒かったのではないでしょうか。しかし、バス停で待たなくて良かったですね。この天気で置いて行かれたら、悲しいじゃ済まないですから。
ゴン太さんの情報を元に時刻表を調べてみたら、朝一番電車に乗れば切差(きっさしだとばかり思ってました)行きに間に合うようです。いつもながら行くときの参考にさせてもらいます。青春18切符は20日までですね。私も来週は少し遠くに行きたいなぁと思ってます。
投稿: リブル | 2007.01.09 23:30
ゴン太さん、こんばんわ。
そちらにいらっしゃったことは扇山の下りしなにかずさんから聞いていたのですが・・・
> 大月 15:36 - 17:05 新宿 (中央線快速)
これ実際の時刻ですよね?鳥沢駅で実は遅れていることも知らずに帰りの準備をしていたら、突然この電車が入線してちょっとムッとしていたのですが、まさかゴン太さんが乗られていたとは。。。
投稿: komado | 2007.01.09 23:52
リブルさん、こんばんは。
切差の読み方は、ガイドブックによってもまちまちで、私も「きりさつ」で良いのかどうか、まったく自信がありません。地元の人がいたら聞いてみよう、なんて思っていたのですが、あの雪では外に出ている人なんてもちろんいなくて…(笑)。
きっさつ、きりさす、きりさし、など諸説あるようですが、「静かなる尾根歩き」では切差の由来として「霧が深く差す=霧差」からの転訛という説が紹介されていますね。
ところで、朝の切差方面の戸市行きバスには、私も北多摩の実家から乗りたいと考えています。戸市に朝07:30に入れれば、たぶん時間的には、タクシーを使わなくても帯那山の東方尾根をたどることが可能なんじゃないかと思っています。
投稿: ゴン太 | 2007.01.10 20:09
komadoさん、こんばんは。
えー? あの電車だったのですか? で、みなさん、そのあとおそろいで、どこか楽しそうなところ(笑)に行かれたのー? いいなぁ…(笑)。
いや、もしかしたら帰りの電車で会っちゃうかなー、なんて考えながら、登っているとも知らない百蔵&扇を車窓からぼんやり眺めていたんですよ。
最初の予定は聞いていたけれど、変更してどこになったのかは全然わからなかったから、鳥沢はノーマークでした。知っていたらきょろきょろ探して(笑)絶対見逃さなかったんですけど…。
やっぱり10両も連結しているとバッティングしにくいですね。富士急や、大月までの3両編成の中央線ならかなりの確率でバッタリになるんでしょうけどね。
うーむ、残念でしたぁ〜。
投稿: ゴン太 | 2007.01.10 20:22
あぁぁ~そっかぁ。
東京行きの~オレンジ色の電車に乗ってたんですか。
合流できたかもしれなかったのか~それは残念だったな。
かずさんからのメールはクイズだったでしょ~(爆)下山途中の~あの写真じゃ何処に行ったか判んないよねぇ^^;
百蔵~扇へ変更になったのは前日の22時。全部決まって落ち着いたのは22時半だったのよ^^;
そうそう。当日の朝~色々あったのですよぉ(⌒▽⌒;
私が寝る直前に、モーニングコールを頼んできた誰かさんと(笑)
拿捕する為にコール何回もしたのに携帯offにしてた誰かさんと(笑)
今日は携帯onしてますと言ってたのに、実際は…?の誰かさ~ん(笑)
問題児3名もいて~(笑)
朝っぱらからの~皆の言い訳聞かせてあげたかったわ~^^;
18切符~今日使い切ったかな?
来週、また寒波がくるみたいね。
投稿: れれちゃん | 2007.01.13 22:55
はい~、やっと使い切りました18きっぷ。11500円で24000円分ぐらい乗ったみたいなので、今回は大活躍(笑)でしたぁ。
美女の誘惑に屈せず頑張った(笑)甲斐がありました。でも、そうかぁ~、誘惑に屈していたら、れれちゃん、問題児を4人も抱えての引率になっていたわけだから、よかったのかもね(笑)。
>来週、また寒波がくるみたいね。
私の懐にはもう既に来てます~(笑)
あ、そうだ、冗談じゃなくて、火曜日の15時にココログに大寒波(24時間メンテ)が来るそうで、その間は書き込み不能だそうです。出来の悪い問題児生徒=ゴン太のせいではありませんからヨロシクね~(大笑)
投稿: ゴン太 | 2007.01.14 22:34