【林道地獄… 稲含山】 山バス情報48
【山行日】2006年12月10日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:19 - 05:28 池袋 (山手線)
池袋 05:30 - 05:40 赤羽 (埼京線)
赤羽 05:54 - 07:27 高崎 (高崎線)
高崎 07:33 - 08:13 上州富岡 (上信電鉄:770円)
「バス(乗り合いタクシー)」
上州富岡 08:25 - 09:02 那須 (上信ハイヤー:650円)
「歩行」
那須 09:10 - 10:05 登山口
登山口 10:10 - (黒内山経由)- 11:15 鳥居
鳥居 11:20 - 12:00 稲含山
稲含山 12:55 - 16:25 下仁田駅
「鉄道」
下仁田駅 16:45 - 17:44 高崎 (上信電鉄:1080円)
高崎 18:15 - 20:03 新宿 (湘南新宿ライン)
どこの山に行ってもそれなりに満足して、帰途、「あぁ、今日も早起きして山に来てよかった」と大抵の場合思うのですが、今回の西上州の稲含山だけは残念ながら「うーん、ちょっとなぁ」という感じでした。
那須バス停から登山口まで1時間ほどの林道歩きは最初からわかっていたので、なんということもなかったのですが、登山口と称される地点から先も延々と林道歩き。。。
たまりかねて林道が尾根に一番近づいたと思われる地点で、尾根にあがれそうな(朽ち果てそうな:笑)ハシゴを発見。尾根にあがってエアリアにも記載されている黒内山(1112m峰)経由で尾根伝いに歩いてみました。
しかし、尾根と送電線の巡視路らしき快適な山の道を歩けたのはホンノ30分ほど。再び林道に降り立ち、鞍部(鳥居)からは過剰整備とも言える登山道。。。
山頂の展望は確かに360度。晴れてさえいれば申し分ありません。しかし、下山に使うつもりだった茂垣への登山道は、私の見落としかも知れませんが、どうも茂垣から鳥居までの林道が開通したことで壊滅的に潰されてしまっている??ような... 茂垣の集落(牛舎があるあたり?)で登山口を探しても見つかりませんでしたので、マイカー登山が盛んな上州の山でついに行き着くところまで行ってしまったような気がしてなりません。
この日は山歩きではなく林道歩きだったなぁ、というのが正直な感想。ちょうどこの日から18きっぷの解禁だったため、安く済んだので、まあ許せるのですが、これが正規料金だった日には、もしかするとあばれていたかも(笑)しれません。
しかし、悪いことばかりではありませんでした。山頂からの展望はどんより曇って浅間が隠れてしまっていたことを除けば、近くの白髪山や赤久縄山・西御荷鉾山を始め、荒船山・物見山など西上州の奥の山、そしてこの秋登った浅間隠や鼻曲山、さらに遠く谷川岳も見えていました。
山頂で見えなかった浅間山も下りの長い長い林道歩きですっかり雲を取り払ってトップ写真のような綺麗な姿を見せてくれましたし、下りの林道歩きの最中も、右手の尾根の大山や御岳山の鋭い岩峰を見て、西上州の安易に取り付けない岩尾根の姿を直に確認することができたということも大きな収穫でした。
そして、下の写真のように「入らないで欲しい」と注意書された稲含山から杖植峠(つえたてとうげ)・白髪山方面への道を実は少しだけ偵察してきたのですが、これが結構しっかりした踏み跡で、赤久縄山からの尾根伝いの縦走に少々興味が湧きました。
そして、今回のスペシャルスクープ?は新たな山バスの情報♪
下仁田駅で時間があったので何気なくバス停など観察に行ったら、思わぬ収穫が…。
ナント、写真のように下仁田駅から上野村へバス(というか乗り合いタクシー)がいつのまにか運行されていて、これを利用すれば上野村に9:30に入れるのです。
上野村へはJRの新町駅から日本中央バスが走っていますが、早朝の6時台のバスを利用できる人はほとんどいないため、上野村の砥根平へは10:40着ということで、ちょっと山には利用しにくい状況でした。
なんでも総工費数百億円とからしい湯の沢トンネル開通によりこのバスが走るようになったみたいですが、そのダイヤを仔細に観察してみると、上野村のお年寄りが下仁田や富岡の病院に通う為にできたバス路線のようです。
おそらくバスといっても乗り合いタクシーと書かれているように、私がこの日乗った上州富岡~那須(下の写真参照)のような感じかと思いますが、しかし、この新路線バスを使っても諏訪山(カミヤツウチグラ)の日帰りはチョトきびしいなぁ、と頭を悩ませています(笑)。
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コメント
ゴン太さん、こんにちは。
西上州、私はずいぶんとごぶさたしています。稲含山は下仁田の手前の駅で降りてアプローチするので、取っ付きやすい山なのかな、と思っていましたが。
真っ白な浅間山の眺めは素晴らしいですね。それに荒船山があれほど端正な長方形で見れるのも貴重だと思います。春の天気のいい日に登ってみたいものです。林道は花や樹林が楽しめそうな道でしたか?
それとバス情報。こんなバスが通っていたとは全然知りませんでした。ありがとうございます。もしかしたら、このバスは天狗岩登山口付近で下りられそうですか?
西上州も「陸の孤島」のイメージから少しずつ脱皮しつつあるのでしょうね。
投稿: 金森 | 2006.12.16 21:13
金森さん、こんにちは。
私はまたも土曜出勤で今週は山はおやすみです(笑)。
林道は、たぶん、樹林はあまり楽しめないと思います。植林が多かったですね。それになにしろ長すぎて嫌になります(笑)。輪行とかバイクツーリングなら楽しめるかな、と言う感じです。
で、上野村行きのバスですけれど、私も同じような疑問を持って問い合わせてみたのですが、途中下車は上野村に入ってからなら可能だそうで、天狗岩入口は無理ですが、塩の沢峠からの道と湯の沢トンネルの合流点(国民宿舎やまびこ荘の南1kmぐらい)あたりで降車は可能だと思います。
南牧村でも降車可能なら、桧沢岳に行く林道歩きをかなり短縮できて好いのですが。。。
私もこのバス、てっきりスクープだと思っていたのですが、最新の06エアリアには、この乗り合いタクシーのことが掲載されていました。で、湯の沢トンネルも記載された新しいエアリアを衝動買いしたのですが、やはり、稲含山から茂垣を経て下仁田駅への赤実線はあとかたもなく消滅してました(笑)。
投稿: ゴン太 | 2006.12.17 10:21