【鉄な山旅… 荒船山国境越え】 山バス情報49
【山行日】2006年12月23日(祝)
【使用公共交通機関等の詳細】
「鉄道」
新宿 05:56 - 06:05 池袋 (山手線)
池袋 06:11 - 06:20 赤羽 (赤羽線)
赤羽 06:26 - 08:02 高崎 (高崎線)
高崎 08:14 - 09:14 下仁田 (上信電鉄:1080円)
「バス」
下仁田駅 09:25 - 09:47 三ツ瀬 (下仁田町営バス:400円)
「歩行」
三ツ瀬バス停 09:55 - 10:25 登山口
登山口 10:35 - 11:20 中の宮
中の宮 11:30 - 12:10 艫岩(ともいわ)
艫岩 12:55 - 13:35 経塚山(荒船山最高地点)
経塚山 14:05 - 14:55 荒船不動
荒船不動 15:05 - 16:00 初谷(しょや)バス停手前
「親切な方の車」
初谷バス停手前 16:00 - 16:15 中込駅近くの交差点
「鉄道」
中込 17:01 - 17:32 小海 (小海線)
小海 17:34 - 18:40 小淵沢(小海線)
小淵沢 18:48 - 20:33 大月 (中央線)
大月 20:49 - 22:19 新宿 (中央線快速)
稲含山からどんよりした曇り空の下とはいえ、荒船山のあの雄姿を見てしまった以上、登らないわけがありません(笑)。エアリアやバス時刻表などを見ているうちに、18きっぷの時期にぜひやってみたい面白いコース取りを見つけてしまい、実行してみました。
公共交通機関を使って山を歩くとき、一番面白いのは、山越えをしてその山の向こう側に降りてしまうことだと私は思っているのですが、上州の三ツ瀬(下仁田)から荒船山を越えて信州は佐久側の初谷(しょや)=黒田へ降りてしまうというルートはその醍醐味を十分に味わえそうです(鉄道だけで考えても東京→埼玉→群馬→長野→山梨→神奈川→東京と、1都5県を通過するので、18きっぷのうまみも充分味わえます)。
この日は土曜とはいえ祝日だったので、下仁田駅から市野萱へ向かうバスが30分ほど早く出てくれますが、三ツ瀬バス停を歩き始めたのは10時前。平日や土曜の8:30発のバスは私のところからは現時点のダイヤではタッチの差で乗れないので、なんとかあと5分出発を遅らせて下仁田8:33着の乗客を拾って欲しい(笑)と思います。
三ツ瀬には荒船山山頂まで2時間との看板がありますが、よっぽどの健脚でなければ2時間は無理ではないでしょうか。
登山道はよく整備されており、西上州入門者でも問題なく危険箇所もありません。稜線上では霜柱が融けてぬかるんでいましたので、スパッツは必携。またこの日は経塚山(荒船山最高地点)への上りで積雪が見られ、少々凍結部分もありましたので、下りでは念のため軽アイゼンを使用しました。4本爪でいいので、携行しておくことをお奨めします。
展望は冬晴れということで、あわよくば北アルプスもと期待して行ったのですが、トモ岩からの展望はというと、浅間山はくっきりきれいに見えていたものの、北アルプスどころか、谷川岳も見えず、むしろ前回の稲含山の方が曇っていたけれどよっぽどよく見えた、という感じでした。
それでもやはり冠雪した浅間山はかっこいい。個人的には富士山よりも好きです。
今回の目的はもうひとつあって、それは艫岩の近くにある避難小屋の下見です。東北や東京近郊の山の避難小屋は書籍などで、現在ではかなり詳しいことがわかるのですが、この荒船山の避難小屋は情報がなく、マイカー登山が盛んな西上州となると利用者もいなくて小屋が荒廃しているのでは、と心配していたのです。。。
さすがに少し老朽化してはいますが、トイレ(女性用が閉鎖中でした)とあずまやもあり、中は、きれいに使われています。一杯水のほか、稜線上にも水場がありますし、食糧や寝具などを担ぎ上げる労を厭わなければ宿泊にも使えそうです。もちろん暖房器具などないので真冬の使用は厳しいとは思いますが…
星尾峠から荒船不動尊への道は整備され傾斜もほどよく非常に歩きやすい径でした。初谷(しょや)のバス停に早く着きすぎると寒くてつらいだろうと、意識して遅めに歩いたのですが、それでも35分ほど。急げば20分で下れるのではないでしょうか。
後方に聳える兜岩山や信州側から見ると上州側に比べて低く見える荒船山の姿を見ながら荒船不動からの車道を、これまた意識的にゆっくりのんびり歩いて初谷のバス停に向かいましたが、コースタイムを5分ほどオーバーしただけで初谷バス停がすぐそこに見え、腕時計を覗いて「ああ、バスまで1時間もある。どうやってこの寒空のなか時間を潰そうか」と頭を抱えたところで、車が停まって「どちらまで行くのですか?よかったら乗っていきませんか?」とのお言葉♪
その男性は今日は山ではなかったのですが、ときどきスニーカーでも登れるような山に登っているという方でした。その男性が一足早いクリスマスの天使様に見えてしまったことは言うまでもありません。
車に乗せて頂いたおかげで、当初予定していた小海線には1時間半以上早く乗れ、午前様の帰宅予定時間も余裕で当日中に帰宅でき、本当に感謝感激雨あられでした。
<(_ _)> <(_ _)> <(_ _)>
そんなわけで、初谷から中込駅へのバス(千曲バス)はバスの写真も停留所の写真もありません。その代わりといってはなんですが、帰りの大月駅で時間があったので、富士急山梨バス大月営業所年末年始ダイヤのお知らせをゲットしてきました↓ので、よろしければ参考にしてください。
(クリック拡大可:12/29 12/30 1/4 は休日ダイヤでの運行)
☆☆☆ 追記 ☆☆☆
あとから気付いたのですが、今回の帰りのルート、18きっぷの時期以外なら、中込駅から電車でなく高速バスを使うという手もあります。
これだと、電車より安くて、帰京時刻も(渋滞さえ無ければ:笑)ずっと早くなります。
下仁田からの帰りにも使えますネ♪
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