【冬枯れと紅葉と... お坊山のんびりハイク】
【山行日】2006年11月18日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 05:18 - 06:13 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 06:14 - 07:12 甲斐大和駅 (中央線各駅停車)
「歩行」
甲斐大和駅 07:20 - 07:50 景徳院入口
景徳院入口 08:00 - 09:30 大鹿峠
大鹿峠 09:50 - 10:30 お坊山手前ベンチ
ベンチ 10:50 - 11:05 お坊山
お坊山 11:20 - 11:35 お坊山手前ベンチ
ベンチ 12:00 - 12:57 棚洞山
棚洞山 13:15 - 14:08 林道に降りる
林道 14:10 - 15:00 笹一
笹一 16:50 - 17:00 笹子駅
「鉄道」
笹子 17:07 - 18:21 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 18:33 - 19:16 新宿 (中央特快)
一緒に山を歩きませんかっていう話になったのは、実は11月の3連休の前のことでした。私の仕事の都合(土曜出勤:笑)で3連休ではなかったり、先週末は体調を崩してしまったりで、のびのびになっていたのですが、今週やっと、れれちゃんとノンビリお山を歩いてくることができました。
行き先は私が頑迷に笹子周辺を主張(笑)し、初顔合わせで私が病み上がりということもあり、のんびり歩けそうなところ、ということで、上記のように笹子雁ヶ腹摺にも寄らないお坊山だけ、という手抜きコースです(笑)。
甲斐大和駅で待ち合わせしたれれちゃんと景徳院入口まで車道を歩き、収穫したばかりの白菜が並ぶ民家の前を通って鹿猪除けの柵をくぐると登山道になります。氷川神社の手前で振り返ると黄金色に輝く山塊がみえました。このときはどこの山か全く判らなかったのですが、帰ってから地図などで見たところ、古部山から派生した尾根の1030.8三角点峰(水野田山?)あたりのようでした。
最初は植林帯ですが、すぐに自然林の好ましい径に代わってゆきます。非常にゆっくりしたペースで登っていきますが、れれちゃんは「このペース歩きやすいよ」などと言ってくれるので、調子こいてマイペースで歩かせてもらうことに。
送電線がクロスする地点で少し休憩したあと、終わりかけた紅葉を見ながら少しずつ高度を上げていくとやがて大鹿峠に着きました。ベンチがあるのでまた休憩(笑)です。歩いている間もいろいろ話しながらですが、休憩中もおしゃべり。寒くてつらくなるころようやく腰を上げるというような感じだったので、本当にゆっくりのんびりです。
お坊山目指して再び登り始めると、周囲はもう冬枯れというかんじの木々の佇まい。途中、れれちゃんがヤマカマスの繭を見つけて教えてくれました。「カマスって知ってるよね」「うん」「繭の形がカマスに似ているからヤマカマス」「へええ」「羽化するとき繭を食い破って出てくるんだって」「食い破ってかぁ、すげー」
れれちゃんはお花だけでなく山のことをいろいろ知っているので一緒に歩いていると本当に勉強になります。この日はさらに、ワラビの見分け方を教わりました。しかし、出来の悪い生徒=ゴン太くんは、このとき、カマスをてっきり魚のカマス(梭子魚)だとばかり思い込んでいました(笑)。
お坊山手前の小ピークにベンチがあってここからは滝子山が綺麗に見えます。当然ベンチがあるのでまた休憩しておしゃべり。寒くなってきたので、とりあえず目の前のお坊山に行ってみると、ザックを置いた男性が休んでいました。その男性に近づくと,,, あれえ?リブルさんじゃない? こんなところで逢うとは!とお互いびっくりです。山頂で南アルプスの展望など少し楽しんだあと、戻ってさきほどの滝子山が見えるベンチで3人でお昼御飯にしました。
曲沢峠まで歩いてから笹子へ向かうというリブルさんと別れて、東峰への径に入ります。東峰には立派な新しい標柱が建っています。そして、ここから尾根通しにいくのだとばかり思っていたのですが、径はエアリアで微妙に表現されているように、尾根筋につけられているのではなく尾根を縫うように蛇行します。傾斜の緩い歩きやすいところにつけられた径の道形ははっきりしており、落ち葉をガサゴソいわせながら足任せに下っていきました。
棚洞山は巻くように道がつけられているのですが、薄い踏み跡をたどって登ってみました。棚洞山には東峰同様真新しい標柱が建っていますが、ここからはお坊山東峰の端正な姿が見えてなかなか気分がよいので少し休憩しました。
棚洞山から高度を下げていくとそれまでの冬枯れから徐々に紅葉の美しい落ち葉径になってきます。それまで見えていた滝子山の紅葉が恨めしいほど美しかったので、ようやくこちらも色づいた径になってくれて少し溜飲が下がりました。
このお坊山南東尾根道は予想に反して赤テープなどのマーキングの類が全くなく、落ち葉が多いとはいえ道形もはっきりしているので、すっかり気を抜いておしゃべりに夢中になりながら踏み跡を足任せに下っていくうち、入道山の手前でどうやら、エアリア赤破線からはずれたらしく(笑)「あれれ植林になっちゃったね」などと脳天気なことを言っていると道証地蔵のすぐ下の林道に降りてしまいました(大笑)。
そこからは車道を歩いて笹子駅ではなく笹一へ(笑)。1時間もコースタイムが長いリブルさんはすでに到着していて、すでにかずさんと美酒を酌み交わしています。私とれれちゃんも美酒に酔い、takigoyamaさんにもお会いして楽しいひとときを過ごしました。
帰りの電車では、私とれれちゃんとリブルさんで山の話や東北の話、タクシーの話など話が尽きることもありません。そしてカマスの勘違い(おさかなではなく塩などを入れる袋=叺:かます)に気が付いてしまったのもこの時でした(笑)。
尽きない話はついには新宿の居酒屋まで持ち越され、楽しい2次会でビールで再び盛り上がりを見せてしまう始末(笑)。帰宅は深夜になってしまいました~♪
「追記」:れれちゃん、ヤマカマスの美しい写真をお送り頂きありがとうございます! スペシャルサンクス♪です。
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