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2006.10.11

【仙丈ヶ岳 二泊三日 その1】 山バス情報44

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【山行日】 2006年10月8日(日)
      2006年10月9日(祝)
      2006年10月10日(火)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿    06:30 - 08:08 甲府 (あずさ71号)

「バス」
甲府    09:00 - 11:12 広河原 (山梨交通 1900円)
広河原   12:20 - 12:35 野呂川出合 (南アルプス市営バス 580円)

「歩行」
☆ 一日目 ☆
野呂川出合 12:40 - 15:00 両俣小屋(テント泊 500円)

☆ 二日目 ☆
両俣小屋  05:35 - 06:25 野呂川越 
野呂川越  06:35 - 07:05 横川岳
横川岳   07:10 - 07:40 独標
独標    07:50 - 08:20 高望池
高望池   08:30 - 08:40 伊那荒倉岳
伊那荒倉岳 08:40 - 10:20 2755付近
2755  10:30 - 11:25 大仙丈ヶ岳
大仙丈ヶ岳 11:35 - 12:10 仙丈岳
仙丈岳   12:30 - 12:50 仙丈小屋(寝具無し素泊 3500円)

☆ 三日目 ☆
仙丈小屋 06:10 -(山頂経由)- 06:45 松峰分岐
松峰分岐 06:55 - 07:50 2422手前小平地
小平地  07:55 - 08:40 地蔵岳手前2400m圏峰(展望地点)
展望地点 08:50 - 09:45 松峰小屋分岐(松峰小屋往復)
松峰小屋分岐 10:10 - 11:15 松峰を巻ききったあたりの小平地
小平地  11:25 - 11:50 1900m付近
1900m付近 12:30 - 13:55 孝行猿
孝行猿  13:58 - 14:55 入野谷(入浴のみ500円)=伊那里バス停

「高速バス」
伊那里 15:50 - 19:55 新宿南口BT (南アルプス号 3600円)

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秋のスペシャル、当初の予定は東北狙いでした。しかし、ご存知の通り北日本は荒天で、代案の白山縦走も室堂平の予約をキャンセル。日曜日から天気は安定に向かい、南アルプスなら絶好の秋山日和に恵まれそうです。そこで、今夏アサヨ峰から一目惚れしてしまった仙丈ヶ岳に行くことに決めました。

仙丈ヶ岳(仙丈岳)は深田百名山で、おそらく登山者の90%以上は北沢峠からのアプローチになると思いますが、本気で惚れた女性にそんな安易なアプローチでは思いが届かないだろう(笑)と、敢えて北沢峠を登りにも下りにも通らないコース取りを考えていました。

一日目に両俣小屋に入り、翌日仙塩尾根をたどって仙丈ヶ岳頂上直下の仙丈小屋(旧避難小屋)に泊まり、翌日は信州の伊那里へ向かって地蔵尾根を辿るという二泊三日の行程です。

頼りは1/25000地形図「仙丈ヶ岳」、エアリアマップ、それにヤマケイアルペンガイド『北岳・甲斐駒・仙丈』だけです。

日曜日の朝、06:46立川発に間に合うように新宿駅には6時前の到着。少し時間があったので、指定券の自動券売機をいじくってみると、06:30発の臨時の特急列車あずさ71号の指定席がまだかなり空いています。06:43立川発の各駅停車は途中でこの71号とそのあとのスーパーあずさ1号にも抜かされるのです。甲府からまた広河原行きのバスで座れないなんてことにならないようにと、あずさ71号の指定席を奮発してしまいました。

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あずさ71号は全車禁煙車両で、たばこが苦手な方や吸わない人にはうれしい車両編成です。旧型の特急車両ですが、いちおう車内販売などもあり、普段鈍行に乗り慣れている私には快適で、うとうとしているとあっというまに甲府です。

甲府駅でゆっくり用を足してから、バス停に行っても登山者はまだ10人ほど。この日は結局臨時が3台か4台出たようで全員座れたようですが、係員のお話では土曜は道路状況確認に手間取り、4時発のバスが出られず、9時のバスはぎゅうぎゅう詰めの大混雑だったそうです。

甲府でも少し肌寒い風が吹いていましたが、広河原に着いて日が高くなってもまだ冷たい風が吹いていて、レインウエアをウインドブレーカー代わりに着て北沢峠行きのバスを待機。お昼御飯をゆっくりとってから定刻通りの北沢峠行きバスに乗り込み、途中の野呂川出合で下車。私の他にはアベック(ご夫婦?)だけ。長い林道歩きでしたが、途中紅葉も少し楽しめて、少し睡眠不足の身体にはちょうどいいぐらいの歩きで両俣小屋に到着。テントを張りたい旨、小屋の女将さんに申し出ます。

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(両俣小屋への林道途中にて)


両俣小屋の女将さんはほんとに気さくな感じの好い方でした。連休中とはいえそれほど混雑していない様子を見て、やっぱり小屋泊まりにすればよかったかと少し後悔。次回再訪のおりは是非小屋の方にご厄介になりたいと思いました。明日仙塩尾根を辿って仙丈ヶ岳に登るというと「それが仙丈に行く正しいコースよ」と言われうれしくなります。

女将さんの話では、前日北岳から両俣への道は増水で通行不可だったそうで、土曜に無理して出発して、北岳からつなげるコースをとったりしなくてよかったと胸をなで下ろしました。

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(両俣小屋テント場)


テントを張り、ビールを飲んで食事をすませ、歯を磨くと夕暮れで、テントに入って横になると、すぐに眠くなってしまいました。近くを流れる沢の音がゴーッっと結構すごいのですが、おしゃべりも鼾も聞こえないので、6時半頃には眠りに入ってしまったようです。さすがにこの時期、標高2000mのテント泊では寒さで時々目が覚めましたが、凍えたり震えたりするわけではなく、4時前ぐらいまで10時間近く眠りました。


☆☆☆


その2に続く

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コメント

土曜日は4時のバスで広河原に向かうつもりでした。
タクシーで夜叉神峠に着いて7時頃にバス会社に電話したときには
10時半にバスが出ると言ってたのに・・・。
もう少しバス会社にはしっかりしてほしかったです。

投稿: T@ka | 2006.10.11 19:58

T@kaさん、初めまして。

土曜早朝発(金曜夜発)だったのですね。私は夜行がとても苦手なのですが、T@kaさんは、お若いだけあってこういうことできちゃうのですね〜。

広河原線はですね、とある方のお話によりますと、バス会社というよりは、お役所関係の問題でしばしば道路状況の点検&開通許可が遅れに遅れて、あのような事態になるそうなんです。

8月の初旬も、そうなんですけど、土砂を除去でき次第開通許可となるとは限らないみたいです。

なので、私は今回も八ヶ岳のエアリアを念のためザックに入れての出発でした。

HP拝見いたしました。それにしても鳳凰山での御来光の写真、美しいですね〜。

投稿: ゴン太 | 2006.10.11 21:41

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