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2006.09.06

【鳥海山 東北ずっこけデビュー その1】 タクシー情報6 山バス情報41

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【山行日】2006年9月2日(土)
     2006年9月3日(日)
     2006年9月4日(月)

【使用公共交通機関等の詳細】

「鉄道」
東京   07:36 - 11:32 秋田     (こまち3号)
秋田   12:12 - 12:55 羽後本荘   (JR羽越本線)
羽後本荘 13:00 - 13:38 矢島     (由利高原鉄道鳥海山ろく線)

「タクシー」
矢島   13:45 - 14:25 祓川(矢島口)(タクシー6850円)  

「歩行」
☆ 一日目 ☆
祓川 14:30 - 15:35 七ツ釜避難小屋 (泊)

☆ 二日目 ☆
七ツ釜避難小屋 05:25 - 07:30 七高山
七高山     07:40 - 08:15 新山
新山      08:30 - 08:45 頂上小屋
頂上小屋    08:55 - 10:00 御田ヶ原分岐
御田ヶ原分岐  10:10 - 10:50 御浜小屋
御浜小屋    11:30 - 12:55 ドッタリ
ドッタリ    13:05 - 13:45 万助小舎 (泊)

☆ 三日目 ☆
万助小舎  05:20 - 05:55 分岐
分岐    06:00 - 06:35 渡戸
渡戸    06:45 - 07:40 一ノ坂
一ノ坂   07:45 - 08:25 中村バス停

「バス」
中村  09:08 - 09:30 遊佐駅 (遊佐町営バス 250円)

「鉄道」 
遊佐  09:51 - 09:57 吹浦

「温泉」
あぽん西浜 10:15 - 11:10 

「鉄道」
吹浦 11:27 - 11:49 酒田  (JR羽越本線)
酒田 14:22 - 16:32 新潟  (いなほ10号)
新潟 17:11 - 19:20 東京  (Maxとき340号)

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実はワタクシ、海外は北極圏の北緯70度まで行ったことがあるのですが、国内となると、最北が会津若松。しかも、このときは山に登っていないので、登った山の最北は那須の茶臼岳というほど、これまで東北の山には縁がなかったのです。

月曜日に休みをとって、最初は先日のアサヨ峰で惹かれた仙丈ヶ岳を考えていたのですが、天気図を見て前線がちょっと気になり、思い切って前々から行きたかった鳥海山に行くことに決めました。

どうせ、大枚をはたいて行くのだからと、当初の予定は、百宅口から登って万助道を降りるという、とても東北初心者がとるとは思えないコース取りだったのですが、矢島から乗ったタクシーの運ちゃんの話す言葉は、東京生まれで東京育ちの私にはとても日本語には聞こえない(笑)ほどの究極の秋田弁、というかたぶん矢島方言。タクシーの中での会話もなんだかうまくかみ合ってない感じです。

そのせいかどうか、矢島駅で「百宅の登山口、大清水までお願いします」と言ったはずなのに、連れて行かれたのは何と祓川の矢島口(笑)。
百宅(ももやけ)も大清水(おしず)も間違えないで読んだのに。。。たぶん私の発音が悪かったのだと思います(苦笑)。

それでも、エアリアを見れば、1時間半ほどで七ツ釜の避難小屋に行けそうとわかり、これも何かの縁と予定変更。祓川ヒュッテで水を補給してから、避難小屋目指して登ります。賽の河原付近や御田あたりは雪の上を歩いたりしますが、まだ凍結などはしていないのでアイゼンなしで登れました。

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途中、降りてくる人たちに「これから山頂ですか?」と何度も心配され、ああ、この分だと土曜の夜でも小屋は貸し切りだろうな、との予想は的中。小さな避難小屋で備品のたぐいはほとんどありませんでしたが、一人だけの静かな夜を過ごせました。

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☆☆☆

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翌朝は晴れていますが、足下の雲海の様子が気がかりです。雲海の雲が積雲で突起しているのです。直進する道をとらず、康新道をとったのは、大雪路は歩きづらそうだという推測と、ガスが湧いてくる可能性があるので朝のうちに展望を楽しんでおこうと考えたからです。

時々背後の日本海を振り返りながら登りますが、やはり日本海の方からどんどん水蒸気が供給されているのが雲の流れでよく判り、こりゃ、山頂までもたないかも知れないという悪い予感は的中。七高山までもう200mもないというあたりで、稜線にもガスが湧き出し、一度は晴れてくれたものの、結局七高山到着時は真っ白な霧の中でした。

七高山で少し待ってみましたが、ガスは全く晴れてくれそうにありません。それどころか、気温が急激に下がって指の先が少し冷たくなってきてしまい、仕方なく御室へ向かいます。

予定では新山はパスするつもりだったのですが、昨日のアクシデントで、時間はたっぷり。半ばやけくそで新山への岩場を登り始めると、あれれ~? なんだかガスが切れて晴れてきました。御室に下るときすれ違った団体さんが七高山への登りで歓声を上げています。再び少しガスりましたが、えっちらおっちら新山の頂上へ着き、手を合わせると、まもなく周囲のガスが劇的に晴れ上がり、大展望です。海岸線もくっきり。遠く飛島も見えて、呆然と頂上からの展望に見とれてしまいました。

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「その2」に続く

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コメント

ゴン太さん、こんにちは。
おおーっと、なんと鳥海山へ行かれたのですね。しかも天気が良かったようですね。しかし、百宅口と矢島口ではずいぶん違うけど、避難小屋がそれほど遠くなくて不幸中の幸いでしたね。

東北の山は一般的な道でも人が少ないことが多いですが、マイナーコースだと誰にも会わないようなこともしばしばです。避難小屋一人は私は未だにありません。

ちなみに花はありました?

投稿: リブル | 2006.09.07 20:48

でた~~~~!
これから山頂ですか?
攻撃!

僕も13時から皇海山に登り始めた時に、すれ違う人全員に聞かれましたよ。
だんだん説明がめどくさくなって、「大丈夫です」とだけ言うようになりましたけどね。

これから山頂ですか?
の言葉の裏には、「おやめなさいな」っていう隠れキーワードがあるんですよね。
心配してくれるのはありがたいんですけどね~。
だんだん不安にならなかったですか?

雲がかかりやすいって聞いてるけど、いいお天気ですね。
遊佐の読みはユサでしたっけ?

投稿: かず | 2006.09.07 22:15

リブルさん、かずさん、コメントどうもありがとうございます。


リブルさんのあの記事とレポを読んだら、どうしても行きたくなってしまったんですよ、鳥海山(笑)。

ホント、避難小屋が近くにあって幸運でした。実はこれがまた次の幸運を呼んでくれたのですが。。。

お花は、まだたくさん咲いていましたよ。でも写真がないのは、とても表にできない希少種だからです、っていうのはもちろん冗談で、撮った花の名前全然わからない(笑)から〜。


ていうわけで、かずさーん、また花の名前教えてくださいね〜(笑)。

「これから頂上ですか」は、あんまり続くと、まあ正直ちょっと面倒くさいんだけれど、でも彼らはこちら(とりわけ単独ってことで!)のこと心配してくれてるんですから。。。これって都会だったら絶対ありえないことだし、うれしいと思わなきゃ。

一般的に深田百名山あたりだと、避難小屋泊って選択肢にはいってないみたいですね。

その名の通り「非常用」という認識みたいです。

遊佐の読みは「ゆざ YUZA」で濁ります。隣の吹浦は「ふくら」だし、このあたり地名の「読み」が難しいですよね。「ひじまがり」とか絶対読めない(笑)。

投稿: ゴン太 | 2006.09.07 23:57

そうでしたか。参考にして頂きありがとうごさいます。

何年後か分かりませんが、またいつか鳥海山に行くことがあったら、ゴン太さんのこのレポを思い出して、マイナーコースに行きたいと思います。

投稿: リブル | 2006.09.08 22:42

あはは。私のこんな記事が参考になるかどうか、ギモンですけど(笑)。

万助道上部は、段差がおおきく、足の置場が不安定なところが多いので、重い荷物で下るのがちょっとキツイかもしれません。

万助道では結局人間には一人も逢いませんでした。静かで、しかしワイルドな山路です。下りにとるときは怪我をしないように時間に余裕をみてゆっくり下った方がいいかな、というのが私からのアドバイスです。

投稿: ゴン太 | 2006.09.09 11:46

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