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2006.08.20

【タクシー相乗りで小金沢連嶺】 タクシー情報5 山バス情報40

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【山行日】2006年8月19日(土)

【使用公共交通機関等の詳細】

「鉄道」
新宿  05:18 - 06:13 高尾   (中央線各駅停車)
高尾  06:14 - 07:12 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「タクシー」
甲斐大和駅 07:20 - 07:40 湯ノ沢峠入口 (3450円:相乗り→1150円/一人)

「歩行」
湯ノ沢峠入口 07:40 - 08:35 湯ノ沢峠 
湯ノ沢峠   08:45 - 09:00 お花畑
お花畑    09:00 - 09:10 湯ノ沢峠
湯ノ沢峠   09:10 - 10:00 黒岳
黒岳     10:07 - 11:05 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
牛奥の    11:15 - 11:50 小金沢山
小金沢山   12:20 - 13:20 石丸峠
石丸峠    13:30 - 14:45 上日川峠
上日川峠   14:55 - 15:55 千石茶屋
千石茶屋   16:00 - 16:30 大菩薩峠登山口(裂石)

「バス」
大菩薩峠登山口 17:10 - 17:37 塩山駅 (山梨貸切自動車 100円!)

「鉄道」
塩山  17:53 - 19:07 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  19:15 - 京王線某駅 (京王線準特急)

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掲示板 の方に遊びに来てくださったhillwalkerさんへのレスに「よかったら今度タクシー相乗り誘ってください」なんて図々しいことを書いてしまったら、さっそく8/19予定で甲斐大和→湯ノ沢峠入口という企画をかずさんとhillwalkerさんが立ててくださいました。

こんなおいしい話に乗らないわけがありません(笑)。タクシーの予約など面倒なことをすべてやっていただいた かずさん は、お会いしてみるとやっぱりというかんじの、優しいお人柄で、タクシーを降りたらそれぞれ自由行動、ということだったのですが、ついつい一緒についていってしまい、湯ノ沢峠までの径に咲いているお花の名前をひとつひとつ教えて頂きました。

私の小さな脳のメモリーにはとても入りきらないほど、かずさん、hillwalkerさんの口から次々に花の名前が出てきます。湯ノ沢峠でお別れして私だけ北上の予定だったのですが、かずさん、hillwalkerさんに「大蔵高丸までは行かなくていいからその手前のお花畑だけでも見ていった方がいいですよ」とのお誘いに乗って、行ってみたお花畑は本当に素晴らしいところでした。

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かずさんは、「マツムシソウが少ないな~」と多少がっかりしていましたが、でもこんな天気の好い日だったら、毎日でも来たいなぁという感想は同じ。タクシーを使わないと来るのは大変な場所ですが、こうして相乗りすればヒトリアタマは新松田~西丹沢のバス料金と変わりません。また機会があれば是非という感じで、名残惜しいですが、お花畑でお二人とお別れしました。

白谷丸への登りはお花畑でかずさんに「あの急斜面を登るんだよ」と脅されて(笑)いたので、気合いを入れて登ります。確かに急斜面ではありますが、登り始めが1400m以上で、ここまでは登りらしい登りもなかったので、体力的には問題ありません。白谷丸まで登ってしまえば、あとはそう険しい登りはないと地形図からも判断。汗がバカみたいに噴き出しますが、お花の写真など撮りながら、高度を上げていきます。振り返ってかずさんたちが見えたら手を振ろうと考えていたのですが、やはり姿は見えません。

白谷丸を越えると、雰囲気ががらっと変わって、ガスも湧いてきて、しっとりとした樹林帯をゆるゆると登っていくと黒岳です。かなり汗をかいたので水分補給がてら、少し休憩。

黒岳から軽いアップダウンで川胡桃沢ノ頭。川胡桃沢の頭から稜線を右にはずれるような感じで下りますが、実際は主稜線上を辿っています。登り返すと牛奥の雁ガ腹摺山。これでやっと雁が腹摺山3つを制覇できました。

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牛奥ノ雁ヶ腹摺山から小金沢山(雨沢の頭)は笹藪が被っていて、濡れた笹でズボンはびしょびしょ。ここは綿のパンツだったら大変だろうと思います。笹をかき分けるほどの径なので面白くもなく、小金沢山まで全く写真も撮らずにさっさと歩いたせいか、ここだけコースタイムよりずっと早く歩けています。

小金沢山で昼食。南の方でゴロゴロと不気味な音が聞こえてきたので、あまりノンビリもせず、石丸峠方面へ。最初は笹藪径ですが、すぐに狼平~熊沢山方面の眺めの良い気持ちの良い笹の草原となります。ここが、この風景が見たくてこちらを目指したのですが、運良く天気がもってくれて、青空も見え、気分上々でした。来し方を見ればガスだらけ。自分の上と行く先は巧い具合に晴れてくれて、今日はツイていました。

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牛の寝通りの分岐を過ぎ、石丸峠でかたちの佳い熊沢山を目の前にして少し登ってみたくなりましたが、裂石まではまだ結構な道のりです。花の写真など撮りながら、予定通りノンビリと上日川峠へ下ることにしました。

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上日川峠のロッヂ長兵衛でスポーツドリンクを補給し、疲れた足で休み休み裂石に下る途中、若い単独の女性にバスの時間を訊かれ、得意気に「17時10分」と答えたのですが、実際は16:48もその前にあったりして、どこのブログの管理者だよ!?と言う感じ(笑)ですが、裂石では我慢できずにバス停前の茶屋で生ビールを注文してしまい、結局16:48のバスを見送って、17:10のバスで帰りました。

帰りのバスといい行きのタクシーといい、今日はコストパフォーマンスよかったよなあ、と思いつつ、帰途につきました。

hillwalkerさん、かずさん、お誘い頂いて本当にありがとうございました。また機会があれば是非ご一緒させてくださ~い! 

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2006.08.08

【アサヨ峰で夏山ごっこ】 山バス情報39

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【山行日】2006年8月5日(土)
     2006年8月6日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  06:03 - 06:42 立川 (中央線各駅停車)
立川  06:46 - 08:37 甲府 (中央線各駅停車)

「バス」
甲府駅 09:00 - 11:12 広河原 (山梨交通 1900円)

「歩行」

☆一日目☆

広河原  11:40 - 12:00 登山口
登山口  12:05 - 12:35 小尾根に乗る
小尾根  12:45 - 13:30 2130m付近
2130m   13:40 - 14:10 広河原峠
広河原峠 14:20 - 15:00 早川小屋(テント泊)

☆二日目☆

早川小屋 05:35 - 06:15 最初の展望地点
展望地点 06:25 - 07:05 ミヨシの頭
ミヨシの頭 07:15 - 07:55 アサヨ峰
アサヨ峰 08:25 - 09:15 栗沢山
栗沢山  09:30 - 10:55 北沢駒仙小屋
北沢駒仙小屋 11:45 - 11:55 北沢峠

「バス」
北沢峠 11:58 - 12:25 広河原 (南アルプス市営バス「臨時便」750円)
広河原 13:25 - 15:25 甲府駅 (山梨交通 1900円)

「鉄道」
甲府  15:33 - 17:03 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  17:11 - 18:02 新宿 (中央線各駅停車)

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(アサヨ峰より甲斐駒ヶ岳)

太平洋高気圧がぐぐっとせりだして、ぎらぎらと夏の陽差しが照りつけると、私みたいなのでも夏山に向かいたくなります。というより、34℃とかそういう気温で1000m以下から低山に登るのははっきり言って身体に毒(笑)です。

でも混んだバスはやだな~、ということで、出発する前もよっぽど奥秩父にでも予定変更しようか、と悩みました。

結局、とりあえず甲府駅に行ってみて、とてもバスに乗れないようだったら、奥秩父か八ヶ岳に変更することにして、都合みっつもエアリアをザックに入れての出発となりました。

甲府駅に着くと、やはり当然のごとくバス停は長蛇の列。それでも何台もの臨時便が次々にやってきては登山者を乗せ、よっしゃもう一台来れば座れる!というところで、係員の方が「座りたければ10時まで待ってください。立っていってもよければ、どのバスでも乗れます」との非情なお言葉(笑)。特急料金をケチったことを深く後悔しました。

それでも私は運が良く、すぐそばの席のひとが桃の木温泉で降りてくれたので、桃の木温泉から先は広河原まで座ることができたのです。夜叉神峠からは他のバスの乗客も含め全員座ることができ、メデタシメデタシでした。


広河原で軽くランチをとって出発。大樺沢の吊り橋まではすごい数の人でしたが、吊り橋を過ぎればうそのように静かな道路。車道歩き20分ほどで広河原峠への径が右手に見つかります。

広河原峠までの径は、ガイドブックなどにRF必要などとも書かれていますが、ルートファインディングというほどの技術は必要ない感じです。確かに慣れない人がつけたと思われるミストレースが散見されはしますが、登山道というのは基本的に歩きやすいところにつけられているものだ、という認識さえあれば間違えることのない径です。

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とにかく静かで、本当に南アルプスなの?というくらい人に会わないのでちょっとびっくりします。結局広河原峠までの登りで、降りてきた人に一名会っただけ。稜線でも誰ともすれちがわず早川小屋到着。同じ南アルプスでもこうも違うものかと、これは発見であり収穫でありました。


早川小屋は好い小屋でした。物静かだけど陰気ではない、いかにも山小屋らしいお二人の麦茶のもてなしにはただただおそれいるばかり。ビールもヱビスというのがこれまた心憎い。去年のものでよかったら400円、今年のだと600円。迷わず去年のものを二本買い求めました。うれしいことにビールがよく冷えておりました。

テントはこの日4張り。ひとつは某大学のWVのだったので大きかったですが、それでもまだ張るスペースが余っていました。小屋の方もわりと空いていたようです。


☆☆☆

ぐっすり眠った翌日は満天の星空の中、4時前の起床。朝御飯を食べて出発。すっかり晴れ渡って気分の良い稜線漫歩です。北岳の威風堂々な山容も間近で見るとなるほど素晴らしいのですが、私が最も心惹かれたのは北岳でも甲斐駒でもなく仙丈ヶ岳。

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(ミヨシの頭からアサヨ峰への稜線)

とくにアサヨ峰あたりや栗沢山などから見る仙丈は本当に惚れ惚れするぐらい。次回の南アルプスは仙丈ヶ岳にほぼ決まりです。特にいいな~と思ったのは北沢山(2435.8の三角点)に伸びる尾根のあたり。当然登山道があるに違いないと思ったのですが、ネットで検索してもこの尾根を辿った記録は見つかりませんでした。

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(アサヨ峰~栗沢山稜線より望む仙丈ヶ岳)

次の日は仕事だし、甲斐駒にも北岳にも稜線にもガスがでてきて、栗沢山から早々と下山することにしました。バスに乗り損ねて、もう一泊ではシャレになりません。

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栗沢山から尾根通しでまっすぐ北沢峠に降りる道は、結構歩きやすかったです。一箇所、岩場の急な下りで、ここは大きな岩を巻くんだろうな、というところで巻かない(笑)のはちょっと意外でしたが、それ以外は素直な径です。

北沢駒仙小屋は北沢長衛小屋が改称したのでしょうか。ここでビールを飲んでお昼御飯にしました。

御飯を食べて、早めにバス停で順番待ちでもしてよう、と北沢峠に着くと、目の前でバスに登山客が乗り込んでいます。係員の人に聞くと、臨時バスとのこと。上手く乗り込むことができて、北沢峠をあとにしました。

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(一番右のバスの後にあと3台バスがいます:笑)

広河原では待ち時間がありましたが、ご覧のように、10台以上の臨時便が出る大車輪ぶり。きっぷ係のおばちゃんも言っていましたが、この両日はこの夏一番の人出だったようで、山梨交通のみなさんには心の底から「お疲れ様でした」とその労をねぎらいたい働きぶりでした。


☆☆☆ この山行のレポは こちら です ☆☆☆

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