
(大室山茅ノ尾根上部のブナ林)
次の週末は用事があって、22日は天気が良くても山には行けないので、この週末は少々天気が悪くても出掛けようと思っていたところ、土曜の朝04:30、道志・山北の天気予報が曇りから晴れに転換。
以前から歩きたかった大室山の道志側尾根(茅の尾根)を登り、下りは県境尾根を降りてみました。
【山行日】2006年4月15日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
小田急線某駅 - 05:40 新百合ヶ丘 (小田急線)
新百合ヶ丘 05:45 - 05:57 小田急多摩センター (小田急線)
京王多摩センター 06:01 - 06:10 橋本 (京王線)
「バス」
橋本 06:20 - 06:57 三ヶ木 (神奈中バス)
三ヶ木 07:00 - 07:35 月夜野 (神奈中バス)
月夜野 07:50 - 08:00 久保小学校 (富士急バス)
「徒歩」
久保吊り橋 08:10 - 09:00 久保分岐
久保分岐 09:10 - 10:05 1230m付近緩斜面
1230m付近 10:15 - 11:00 大室山
大室山 11:35 - 12:05 神の川ヒュッテ分岐
分岐 12:15 - 13:10 鐘撞山
鐘撞山 13:40 - 14:55 神の川キャンプ場
キャンプ場 15:00 - 15:55 神の川入口バス停
「バス」
神の川入口 16:16 - 16:58 三ヶ木 (神奈中バス)
三ヶ木 17:00 - 17:53 橋本 (神奈中バス)
「鉄道」
橋本 18:01 - 京王線某駅 (京王線)
(注意)上記掲載のバス時刻は、渋滞などのため、公表されているバスダイヤの時刻とは異なっています。

昨年のちょうど今頃乗った道志方面の月夜野発長又行きバスは健在で、祝日でない土曜であれば、現在も三ヶ木からの朝一本の月夜野行きと好い連絡をしてくれています。この日の長又行きは私の他にもう一人登山者が乗車していました。
バスに乗るときに、行き先を聞かれて答えておいたので、実際は久保小学校バス停ではなく、久保吊り橋のすぐ前で降ろしてもらえました。
帰りのバスは、これも夕方一本だけの月夜野発三ヶ木行き。こちらはkomadoさんのところで情報をいただきまして、4月1日よりダイヤが改正され、月夜野16:15発と以前より一時間繰り下がってくれているおかげで、山中では結構ノンビリ歩くことができました。ありがたいダイヤ変更です。

(月夜野バス停 神奈中バス時刻表)

(月夜野バス停 富士急バス時刻表)
登山道ですが、茅の尾根は踏み跡もかなり明瞭で、歩きやすい佳い径だと思います。山慣れた人であれば下りに使ってもほとんど問題ないと思います。
しかし、県境尾根は1200mあたりから、934小ピークへ向かう下りはかなりの悪路。道形が消えるわけではないのですが、なにしろ、急斜面なので、ザレがひどく、かなりの神経を使います。エアリア「丹沢」で見ても判りませんが、1/25000「大室山」で見れば一目瞭然で、ものすごい等高線の混み具合です。ここをほぼ一直線に下るのですから歩きやすいはずもなく、神の川ヒュッテ分岐から鐘撞山までコースタイムの40分で下れる人はよっぽど下りが得意な人でしょう(笑)。
そして、この県境尾根、キャンプ場に降りる最後の最後に登山道がものすごい崩壊をおこしていて、ゴール寸前で気が緩んだせいでしょうか、アホな私は足を滑らせてしまい、そのとき手にかなりの怪我を負ってしまいました。

(県境尾根下部 新緑とミツバツツジ)
茅の尾根道、県境尾根道とも、赤破線のマイナールートだけあって、結局誰にも会わない静かな尾根歩きができましたが、県境尾根は途中、折花橋分岐の前で尾根をはずれてトラバース道になるなどわかりにくい点が多いことなどもあって、個人的にはお奨めはしません。ただ鐘撞山は本当に鐘があって撞くことができます。これがなんともいい音を出してくれるので、興味のある方はどうぞ(笑)。

逆に茅の尾根は下部(900m以下)が植林ばかりという点を除けば、歩きやすくわかりやすいし、なにより上部のブナ林は秀逸です。新緑のころはさぞかし素晴らしいのではないかと思いました。もっと歩かれてよいコースです。
大室山山頂で会った方の話では、大室指からの道も結構しっかりしているとのことで、次回は大室指からの道に挑戦したいと思いました。大室山は西丹沢からのコースばかりガイドブックに載っていますが、道志側からのアプローチももっと紹介されていいと思います。

(大室山山頂直下の樹氷)
ところで、この日、かなり冷え込んだようで、富士急バスに乗っているときから大室山の山頂に樹氷(霧氷?)が見えていたのですが、登り着いた11時でもまだ樹氷が残っていました。
☆ この山行のレポは こちら です。
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