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2005.12.25

【榛名山でホワイト・クリスマス?】 山バス情報22

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せっかく雪の多い冬なんだからと、進路を思い切り北にとることに。
当初は上州子持山を予定していたのですが、前日のピンポイント予報で子持村は雪、榛名町は晴れと出ていたので、榛名山へ。子持、赤城とも終日雲に覆われていたようなので、結果的に正解でした。
天候は「晴れときどき曇ると粉雪」というスノーハイクとしては最高のコンディションでした。

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(榛名湖畔より掃部ヶ岳を望む)

【山行日】2005年12月24日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿   06:14 - 06:23 池袋 (山手線)
池袋   06:27 - 06:36 赤羽 (赤羽線)
赤羽   06:39 - 08:12 高崎 (高崎線)

「バス」
高崎   08:30 - 10:10 榛名湖 (群馬バス)

「歩行」
榛名湖バス停 10:23 - 11:50 掃部ヶ岳 (硯岩経由)
掃部ヶ岳   12:40 - 13:40 榛名湖バス停 (尾根経由)

「バス」
榛名湖  14:30 - 15:55 高崎 (群馬バス)

「鉄道」
高崎   16:14 - 18:02 新宿 (湘南新宿ライン)

3年ぶりに乗った高崎線が高崎駅に着くと、ものすごい量の雪をつけた牽引車が何台もあって、いまさらながら今冬の雪量の多さに驚いていると、上越線は水上から先は豪雪のため運転を見合わせているとのアナウンス。すっかりビビリながら高崎発榛名湖行きのバスを探しに西口に降りました。

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☆☆☆

高崎発榛名湖行きのバスには初めて乗りましたが、このバス、途中の室田営業所で20分の停車があり、この間の時間つぶしになるようなところも周辺にはないようです。さらに、そのあと、「山の神」のバス停を過ぎたあたりで、チェーンを装着する作業のため10数分の停車。榛名湖バス停に着いたのは10時10分頃。

帰りのバスは室田営業所でもう一つのバスに乗り換え。やはり、10分ほどの停車時間がありました。
(高崎駅~榛名湖間 バス代金=片道1270円)

☆☆☆

で、肝心の積雪状況ですが、予想以上の多さでした。硯岩経由の道はトレースもあって、急な斜面でたまにキックステップを使えば、軽アイゼンとスパッツで難なく登れますが、予定していた掃部ヶ岳(かもんがたけ)から西はトレースがなく、ツボ足状態で膝までもぐり、下りだけならともかく、コブを3つも越えてラッセルする気力はさすがになく、時間的にも杏ヶ岳(すもんがたけ)は無理と判断。引き返してエアリアに載っている(急坂と表示のある)尾根道を下りました。

尾根道自体はそれほど難しくはありませんが、指導標はなく、赤ペンキ・ピンクテープが目印。トレースは消え、ときにツボ足で膝までもぐりますが、尾根自体は明瞭で迷うこともなく、まっさらな雪に自分だけの足跡を残すのはむしろ快感!でした。

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(こういうまっさらな雪の尾根に...)

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(自分だけの足跡を残して...)

昨冬はすっかり山から離れていたこともあり、実に久しぶりに雪と戯れた山行でしたが、晴れていれば、雪山ってものすごく楽しっ!とあらためて実感できたのがとても大きな収穫でした。山頂で飲んだク○ールカップスープのそれはそれはおいしかったこと。やみつきになりそうです。

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そして、杏ヶ岳(すもんがたけ)へのルートをあきらめながら、さっさとスノーシューを買って持ってきていればなあ、としみじみと思ったのでした。

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2005.12.19

【さらに西(南西)へ... 思親山】 タクシー情報3 山バス情報21

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四十肩の激痛も去って、3週間ぶりにやっと山へ。18きっぷが使えて、軽く歩けそうな山と言うことで選んだのがこの思親山。山旅と言うよりは身延線を全線乗り倒すという、どちらかといえば「鉄な」旅になりました。


【山行日】2005年12月18日(日)

【使用交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:46 - 06:05 品川 (山手線)
品川  06:16 - 07:59 熱海 (東海道線)
熱海  08:05 - 08:44 富士 (東海道線)
富士  08:52 - 09:48 内船 (身延線)

「タクシー」
内船 09:50 - 10:10 佐野峠
(タクシー代金=2170円)

「徒歩」
佐野峠 10:20 - 11:00 思親山
思親山 12:15 - 13:08 寄畑分岐(?)
寄畑分岐(?) 13:15 - 14:00 源立寺バス停(八木沢)
源立寺バス停 14:05 - 14:40 井出駅

「鉄道」
井出  15:12 - 17:21 甲府  (身延線)
甲府  17:30 - 19:04 高尾  (中央線)
高尾  19:10 - 20:00 新宿  (中央線)

行きは、長者ヶ岳・天子ヶ岳に行った2003年以来乗っていなかった東海道線。電車の窓から久々に宝永火口を見ることができました。そして、思親山からは2年半ぶりの大沢崩。富士をいろいろな角度から見ることができたのは楽しかったです。

うーむ、それにしても身延線、井出~甲府の2時間超には参りました(笑)。なんと途中の身延駅で30分近い停車。運転手さんに発車時刻を再確認して、改札を出て駅前のみやげもの屋さんでゆっくりとお酒&ビールをセレクトしてしまいました。

井出駅の時刻表をよーく見ると、10時と14時は上り下りとも一本も電車がないのです。
あわてて下山せず、のんびり歩いて本当に良かった(笑)です。

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ガイドブックの記述によれば、内船駅前にはタクシーが常駐とのことですが、実際には電車の到着にあわせてタクシーがやってくるという感じでした。

運転手さんのお話では、予約は必要ないけれど、できれば富士駅から電話をくれると大変助かるし、そうしていただければほぼ確実に乗れますよ、ということでした。 
☆南部交通 0556(66)2125 (営業時間 07:00~22:30)

登山道はガイドブック通りの登山道を辿る限り迷いようがないと思うのですが、このへんはエアリアにも記載されていないためか、地図無しで登ってくる方も結構多いそうで、分岐で勘違いして変な方向へ降りてしまうことが結構多いと、これもタクシーの運転手さんのお話でした。

あまりに整備されすぎた登山道で面白味に欠けるので、途中、地形図「南部」の寄畑駅へ降りる破線をたどろうかとも考えたのですが、地形図を見ながらそろそろこのへんでは?というあたりで見つかった右に行く分岐には「内船→」の表示。車道にぶつかったところで道が途絶えるということかな、というのと、そのあとの尾根の太ったところが(もし踏み跡が薄い場合)厄介そうなので、おとなしく井出への道を降りました。

あと、984のピークを過ぎて、次のピークを西に巻くところで、内船駅へ降りる道(道標には悪路と表示されています)があるようです。

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【ちょこっと山バス情報】

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超おんぼろの待合所にぴっかぴかのバス停のアンバランスがなんとも言えない源立寺バス停で町営バスが今も健在なのを確認してきました。ダイヤはヤマケイの『登山・ハイキングバス時刻表』どおりのようです。土曜なら強引に14:40の内船駅行きに乗ることもできたのですが、あいにく日曜だったので、井出駅まで歩きました。

南部町営バスダイヤは こちら

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思親山じたいは、富士の眺めが良く駿河湾も見渡せる以外、はっきりいって、それほど面白みのない山、というのが正直な感想。

でも、山頂でお会いした静岡の方と、富士の反対側に見える安倍奥の山々の話をしたことで、安倍奥の山々に対する気持ちがそれまでの漠然とした興味から、かなり深い関心へと変わったのは大きな収穫だったかも知れません。

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思親山は積雪は全くのゼロでしたが、富士川の向こうにそびえる、薄く雪化粧を始めた安倍奥の山々は本当に貫禄があり、帰りの身延線では左側の席に座ってずっとその山脈を眺め続けていたのでした。

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