【西へ西へ 鳥坂峠から春日山・滝戸山】 山バス情報20
昭文社の山と高原地図(エアリア)31『富士山 御坂・愛鷹』2005を見ると、釈迦ヶ岳から神座山、鳥坂峠と春日山を越えて黒坂峠の先まで赤実線が引いてあって、もうここまできたら、大栃山や達沢山、大沢山、それに蛾ヶ岳などを含めたエアリア『御坂・天子』を新規に作ってほしい!とひそかに願っているのですが、今回は『中央線の山を歩く』(藤井寿夫著)(新ハイキング社)、それにkomadoさんのレポも参考にして、鳥坂峠から滝戸山まで歩いてみました。
【山行日】2005年11月26日(土)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
新宿 06:22 - 07:05 高尾 (中央特快)
高尾 07:25 - 09:11 石和温泉 (中央線)
「バス」
石和温泉 09:25 - 10:11 鳥坂トンネル (富士急平和観光)
「徒歩」
鳥坂トンネルバス停 10:15 - 10:30 鳥坂峠
鳥坂峠 10:30 - 11:10 春日沢の頭
春日沢の頭 11:20 - 11:50 黒坂峠
黒坂峠 11:52 - 12:08 地形図の名所山(春日山最高点の看板 1236ピーク)
地形図の名所山(春日山最高点の看板)12: 38 - 13:12 鶯宿峠(なんじゃもんじゃ)
鴬宿峠(なんじゃもんじゃ) 13:35 - 14:15 滝戸山
滝戸山 14:45 - 15:10 林道ベンチ
林道ベンチ 15:20 - 16:45 芦川村役場
「バス」
芦川村役場 17:01 - 18:01 石和温泉駅 (富士急平和観光)
「鉄道」
石和温泉 18:15 - 19:41 高尾 (中央線)
高尾 19:46 - 20:30 新宿 (中央特快)
鴬宿峠(なんじゃもんじゃのリョウメンヒノキ)での停滞は、ここで「まごついた」ことを示しています。ここは地形図と若干異なっておりまして、↓のような「名所山林道」なるもの(未舗装)が黒坂峠まで走っているのです。
おまけにこのなんじゃもんじゃのある場所に設置された芦川村の指導標に「←黒坂峠・春日山 ● 鴬宿峠・滝戸山→」などと書かれており、混乱してしまいました。(「なんじゃもんじゃ」のあるところが、馬頭観音もある本来の鶯宿峠なんですが、現代のクルマ社会の鴬宿峠は車道が乗越している方ということなんですかね)
結論から先に言うと、黒坂峠から山道をたどってこの「なんじゃもんじゃ」まで来たら、未舗装の林道を(芦川村側だけ)舗装された大窪鴬宿林道に出るまで歩くと、簡単に滝戸山へ上がる山道の入口が見つかります。
他は春日沢の頭(アンテナが何本も立っている)で「稲山」と記された方に直進しないように注意する以外、とりたてて難しいところはないです。ただ、黒坂峠から鴬宿峠までは夏場などは藪っぽくてかなり歩きにくいかも知れません(道自体は明瞭ですので道をロストすることはないと思います)。
今回、滝戸山に14時前に到着できれば、中道町が新しく開いたという甲陽学園への道を降りて、右左口(うばぐち)からの町営バスに乗ろうと考えていたのですが、鴬宿峠でのロスタイムなどもあり、実現しませんでした。
滝戸山から更に西(南西)へ向かうのは地形判断できないと苦しいかもしれません。少し偵察してきたのですが、滝戸山から日陰山・右左口峠方面は降り積もった落ち葉で踏み跡がかなり薄くなっており、よっぽど注意していないと、稜線をはずして甲陽学園へと降りる道に引き込まれてしまうのではないかと思います。
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紅葉は稜線ではほとんど終わっており、冬枯れの落ち葉道の風情↑でした。代わりに帰りの大窪鴬宿林道ではきれいな紅葉を見ることができ、なごり雪ならぬナゴリモミジ↓を堪能できました。
あと、気になっていた地形図の鶯宿峠からの昔ながらの峠道。鶯宿峠から林道に最初にクロスするまでは難なくたどれましたが、そのあとはもう私の力量ではとても無理。陽の短い季節を考慮するまでもなく、おとなしく立派に舗装された林道を伝って車道へ降り、中芦川まで歩きました。
最後に... このあたり、地形図、標識、指導標どれをとってもむちゃくちゃで、山梨百名山の春日山の標柱には1235mと書かれているし、地形図の名所山には「春日山最高点」の標識があり、滝戸山のすぐ手前のピークには名所山(1205m)と書かれた芦川村の指導標があったりしますので、くれぐれも混乱なさらないようにご注意くださいませ。
☆ この山行のレポはこちらです。
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FYAMA時代の強力なメンバお二人のサイトが新たに相互リンクとなりました。
リブルさんとba_sobuさんです。
リブルさんは、そのレポート数ではおそらくFYAMAナンバーワン。FYAMA時代は大先輩として、私の稚拙なレポに貴重なレスをたくさんいただきました。ホームページは 山と温泉の風 です。
ba_sobuさんは、komadoさんのレポや記事によく登場するのでおなじみの方も多いかと思います。お花を愛する繊細なセンスとヤブルートを走破する大胆さがスゴイ。私と同じココログで、HPは 青空に雲が光る です。
最近では「切通峠から織戸峠経由で菰釣山」なんてスゴ過ぎます!
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