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2005.09.12

【トリカブト咲く黒岳から釈迦ヶ岳】 山バス情報13

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水曜日に早々と期日前投票をすませて、山行には万全の体制を整えましたが、今回も結局日帰り。コースタイムの見積もり間違い、それに午後になってにわかに怪しくなってきたお天気で、山中では今回もあまりのんびりとはできませんでした。

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それでも、お花、きのこ、そしてフィナーレは芦川村の好ましい山村風景でかなり満足の山旅でした。

【山行日】2005年9月11日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿 06:00 - 06:38 立川  (JR中央線)
立川 06:43 - 07:39 大月  (JR中央線)
大月 07:51 - 08:40 河口湖 (富士急行)

「バス」
河口湖駅 08:50 - 09:06 三ツ峠入口

「徒歩」
三ツ峠入口バス停 09:10 - 10:40 御坂峠
御坂峠 10:50 - 11:45 黒岳
黒岳 12:20 - 13:00 どんべえ峠(日向坂峠)
どんべえ峠 13:10 - 14:00 釈迦ヶ岳
釈迦ヶ岳 14:01 - 14:15 ジョーリヌギデーラ
ジョーリヌギデーラ 14:25 - 14:40 舗装道路
舗装道路 14:40 - 15:00 釈迦ヶ岳登山口
釈迦ヶ岳登山口 15:00 - 15:47 上芦川バス停
上芦川バス停 15:55 - 16:10 新井原

「バス」
新井原 17:04 - 18:00 石和温泉駅 (富士急平和観光)

「鉄道」
石和温泉 18:15 - 19:41 高尾 (JR中央線)
高尾 19:46 - 20:30 新宿 (JR中央特快)


登山道は、初っぱなの取り付きだけ注意すれば、迷うようなところはないと思います。御坂峠までは途中下草がうるさいところなどもありますが、おおむね明瞭な登山道です。

黒岳~釈迦ヶ岳は迷いようがないほど明瞭です。黒岳から10~15分ほど降りたところにある「→上芦川」の表示は、表示方向へ進めばOK。上芦川(すずらん畑)に実際に降りる分岐はさらにこの先を10分ほど行ったところにあります。

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(御坂側から湧き上がる雲、釈迦ヶ岳山頂直下にて)

そして、最後、釈迦ヶ岳から降りきった鞍部=ジョーリヌギデーラにある上芦川分岐の表示に書かれた15分の文字は「何これ?ありえな~い!」と反応してしまいますが、15分ほどで「簡易舗装道」に降りられます。そういう意味でこの道はエスケープとしてお勧めかも。ただしかなりの急傾斜なので、天候急変の時などは十分注意。

私の持っている99のエアリア『富士・富士五湖』には釈迦ヶ岳から車道に降りるまで1時間20分と記載されていますが、途中休憩をはさんでも1時間ほどで着きました。そのあとの上芦川バス停までの車道歩きも相当ノンビリ歩いても50分かかりません。ゆっくり芦川村の集落の美しさを堪能しながら歩くことをお勧めします。

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最後の最後、新井原の酒屋さんまで足を伸ばし、ビールを買って飲んだくれていると、それまでポツポツだった雨が本降りに。幸い店内で雨宿りさせていただいたおかげで、帰りのバスまで濡れずに時間がつぶせました。おやっさん、ホンマにありがとうございましたっ <(_ _)>

芦川村のバス、日曜もしっかり走ってました! でも、また実質私一人の貸切。 行きの天下茶屋行きのバスもがらがらだったし、これからの季節、空いたバスで紅葉狩りを、とお考えの方にはお勧めのコースかも。

☆☆☆ この山行のレポートはこちら ☆☆☆


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2005.09.07

【富士急バス 甲府駅〜富士吉田駅 路線 の悲しいダイヤ変更】 山バス情報12

当ブログの唯一のリンク先であるkomadoさんのページ「花のひかり」をチェックしている方は、すでにご存知かと思いますが、富士急バスの甲府〜富士吉田のバスダイヤが改正されてしまいました。

これにより、土日祝祭日の朝一番のバスは、甲府発06:55(石和温泉駅入口発07:10)がなくなって、甲府発08:10(石和温泉駅入口08:29)になってしまいました。(甲府駅発07:30は土日休日運休であることに注意!)

本情報は、komadoさんが、9月3日に河口湖からバスに乗車された際に発見された情報で、お忙しい中、重要な情報だからということで、情報転載を快諾いただきました次第です。

毎度のことながら、komadoさんには貴重なバス情報をいただいてばかりで頭が下がりますです。


komadoさんのブログの記事
でも触れられておりますように、芦川村行きのバスへの早朝の乗り継ぎ便が消滅してしまったのがなにより残念なことでして、もう少し肌寒くなったら北多摩の実家から早朝芦川村へ入って行こうと思っていた山行計画のいくつかが実現不能となってしまい、ちょっぴりしょげております。

石和温泉駅に7時前に到着できる方は、そう多くないと思いますが、今週末にこちら方面を計画されている方はご注意くださいませ。

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2005.09.04

【あくせく 日帰り乾徳山】 山バス情報11、タクシー情報2

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乾徳山はたいていのガイドブックに日帰りで紹介されていますが、実際に休憩などいれた時間を見積もってみると、一番のバス(塩山発08:08)で行って最終のバス(乾徳山登山口発16:17)で帰ってくるのは難しそうなので、これまで訪れたことはありませんでした。

登山口からの高度差は1200m。登り4時間・下り2時間半の見積もりで6時間半。休憩をいれても案外ゆっくり日帰りできるのかもと挑戦してみましたが、実際のところは山中ではほとんどのんびりすることはできず、「はい登りました、メシ食いました、下山しました」という感じで、道中は帰りのバスの時間をずっと気にしながらの「せわしい」山行。

しかも、帰りは結局10分ほど前にバス停に到着できたものの、ビールの酔いが回ったところでタクシーの運ちゃんに声かけられて5人相乗りのタクシーにふらふらと同乗。塩山駅までお一人様700円ほどでカッ飛びとなってしまいました。

最終バスを逃してもうまくタクシーに相乗りできたかどうか、というと話は別ですが、これならもう少し山中でのんびりしてくれば良かったと後悔。

これからの季節、日が短くなりますし、鎖場での渋滞など考慮すると、この山の場合、行きをタクシー相乗りにして先回りしてノンビリ歩くのがお勧めです。こんな記事を書くと、乾徳山登山口を経由するバスがなくなってしまうかもしれませんが、現在のバスダイヤでは乾徳山という山を「歩く」ことはできても「味わう」ことは難しい、といわざるをえないでしょう。山梨貸切自動車さんには西沢渓谷発塩山行き最終バスの乾徳乗り入れか、7時半塩山発のバス便を是非いちどご検討いただけたらと思いますです。

尚、この春から山梨市が山梨市駅~西沢渓谷間を試験運行(一日3便)していますが、このバスは朝一が山梨市駅09:06で乾徳登山口最終は15:26。乾徳山をバス利用で日帰りするのであれば間に合わない時間設定です。料金は600円と50円安いのですが、都内23区へ中央線で帰る場合、電車賃が300円以上高くついてしまいますので結局割高になります。

山梨市のバス、山梨市駅発天科行きの最終バスの時間をもう少し早くしていただいて、三富小学校あたりで西沢渓谷17:39発塩山行きの最終バスに乗り継げるようにしてくれると大変ありがたいのですが、そういうのはやっぱりちょっと無理なんですかね~?


【山行日】2005年9月3日(土)

【使用交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:51 町田  (小田急線)
町田  06:06 - 06:30 八王子 (JR横浜線) 
八王子 06:36 - 07:50 塩山  (JR中央線)

「バス」
塩山駅南口 08:10 - 08:45 乾徳山登山口 (山梨貸切自動車)    
(バス代=650円)

「徒歩」
乾徳山登山口バス停 08:50 - 09:46 銀晶水
銀晶水 09:50 - 10:36 錦晶水
錦晶水 10:45 - 11:20 月見台
月見台 11:30 - 12:30 乾徳山山頂
乾徳山山頂 12:50 - 14:15 高原ヒュッテ
高原ヒュッテ 14:20 - 15:00 道満山
道満山 15:10 - 15:40 徳和峠
徳和峠 15:45 - 16:05 乾徳山登山口バス停

「タクシー」
乾徳山登山口バス停 16:15 - 16:32 塩山駅北口
(タクシー代=約3500円:5人で割り勘)

「鉄道」
塩山 16:47 - 18:02 高尾  (JR中央線)
高尾 18:17 - 19:02 新宿  (JR中央特快)


登山道ですが、「下りやすい」と一部のガイドブックに書かれているエアリアの下山道は、お世辞にも下りやすい道とは言えません。むしろ危険な箇所も多く、高度を落としている間はまったく気が抜けず、山腹を巻くようになってからやっと普通に歩ける、という感じです。

登山口バス停~乾徳山登山口(大ダオ方面との分岐)までは手元のエアリア(2001)では20分と記載されていますが、私の足では30分ほどかかりました。この道は高度差が100mほどありますので、上り下りが同じ所要時間ということはないと思います。

高原ヒュッテ~道満山、歩きやすい道でかなりセカセカと歩いたので40分で行けましたが、50分ほどみておかれたほうがいいかも知れません。尚、高原ヒュッテですが、建物自体はしっかりしているものの、中は少々荒れた感じでした。避難小屋にはマットや毛布などが備品としておかれていることが多いのですが、ここはストーブのほかは全く何もありませんでした。

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銀晶水、錦晶水とも水は申し分なく出ています。冷たくておいしい水でした。

鎖場は、一つ目は高度感があって、高いところが苦手な人は好きにはなれないでしょう。山頂直下の最後の鎖場は、登る分には私のような高いところが苦手な人間でも恐怖感はまったくないですが、右手に巻き道もあるようなので、苦手な人や渋滞で長時間待たされそうな場合は巻き道経由で山頂に行く方がいいかもしれません。

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(オマケ:駒止でみつけた「レトロな空き缶」コレクション)

☆☆☆ この山行のレポートはこちら ☆☆☆

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