【西湖周遊バス発見】山バス情報7
富士吉田発西湖民宿村行きバスは9時台のバスが廃止されて07:30の次が11時台と、山ヤには非情なダイヤです。
今回、7時台のバスを捕まえられたのも、某北多摩の実家に宿泊してのことであり、都内某23区内の現住所からでは、富士吉田駅発07:30のバスなどとても乗れません。なんてったって大月発の富士急の初電に乗らないことには、このバス、乗れないのですから。
しかし、今回の訪問で、盲点ともいえるレトロバス(富士急)が西湖を周回していることを発見しました。
↓
http://www.fujikyu.co.jp/ag07.htm
このダイヤをみるとわかるように、河口湖駅からであれば、9時台のバスで西湖周辺の登山口にアプローチが可能です。また、帰りのバスも13時から17時に1時間に1本の割合で確保でき、冬期も減便があるものの、まあまあ使えそうです。
今回の訪問では下記の通り、帰りのバスも富士急の路線バス利用でしたので、実車はしていませんが、減便で閉ざされつつあったかに見えた西湖周辺の山々のバスの便も少し希望がつながりました。
9時の便ですと、あまり派手な縦走などはできませんが、毛無山ハイキングぐらいなら十分実用になりそうです。ヤマケイの新しいバス時刻表にも掲載されていませんが、上記HPなど参照してぜひ御利用を検討いただけたらと思います。
【山行日】 2005年6月26日(日)
【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
北多摩地区某駅 - 05:34 高尾 (JR 中央線)
高尾 05:43 - 06:19 大月 (JR 中央線)
大月 06:22 - 07:07 富士吉田(富士急行)
「バス」
富士吉田 07:30 - 08:10 魚眠荘前 (富士急バス)
「徒歩」
魚眠荘前 08:20 - 10:15 鍵掛峠
鍵掛峠 10:25 - 11:20 王岳
王岳 12:30 - 13:20 鍵掛峠
鍵掛峠 13:30 - 14:45 魚眠荘前
「バス」
魚眠荘前 14:58 - 15:25 河口湖駅(富士急バス)
「鉄道」
河口湖駅 15:38 - 18:04 新宿 (ホリデー快速河口湖2号)
今回は久々に山梨百名山(王岳)をハントしてまいりました。行きのバスで魚眠荘前バス停を過ぎてから魚眠荘のアナウンスという、ローカルバス特有の「遅れアナウンス」で少し行き過ぎたところで降ろしてもらったら、目の前に「西湖いやしの里根場」なんていう変な名前のバス停を発見。「遅れアナウンス」がなかったらこの「西湖周遊バス」の存在には気がつかなかったかもしれません。怪我の功名ってやつですかね。
最初は、頑張って精進まで縦走を考えていたのですが、精進からの帰りのバスが13時の次が17時という苛酷なダイヤなのと、実はひどい風邪をひいて病み上がりだったので、このバスダイヤをみて、ピストンにあっけなく心が傾きました。
おかげで、帰りは河口湖駅から乗り換えゼロで新宿までぐっすり。山中では見事な自然林とハルゼミの大合唱で大満足。身体の調子もすっかり良くなった感じです。
登山道は迷うようなところはありません。ただし、鍵掛峠への最初のとっつきだけ注意。初めての人はわかりにくいかもしれませんが、雪頭ヶ岳・十二ヶ岳方面への道を右にわけて舗装道路を直進すると、右手にお宮が見えてきますから、そこを右折して登っていきます。地形図が読めれば、登山道は本沢の右岸なので本沢橋(小さな小さな橋)を渡ってすぐの右手の登りと簡単にわかるかもしれませんけれど...
雪頭ヶ岳へのダイレクトルートへの道標には鍵掛峠方面のことは全く記されていないので、そっちにひきずり込まれないように。注意点はそれだけ。鍵掛峠への峠道は歩き易く下り易い「芸術品」。ブナがとてもすてきなお奨めの道です。
☆この山行記(レポ)を読みたい方はこちら。(今回もまた長文:3500字程度)
※追記:「西湖周遊バス発見!」なんて大袈裟なタイトルつけてしまいましたが、こちらの方(当ブログとの唯一のリンクページ)でkomadoさんがすでに一年以上前にお気づきになって報告してくださってます。(全然気づいてなかった:はずかしぃ~!)
お得な切符のご案内までしてくださっていて、「山とバス」なんてタイトルのブログより「花のひかり」の方がずっといい情報がみつかります♪ (切腹ぅ~)
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コメント
ゴン太さん、こんばんわ。
日曜のバッティング、ほんとうに驚きました。
お二方は吉田で降りられたので平野の方??と思っていたんですけど、吉田からバスに乗られたのですね。
ちなみに私はいつも河口湖から乗っています。特に根場の時は時間が余っているので駅東のコンビニ(7/11)で買い物ができる。そうすると5分だけでも朝寝坊できるのでかなり貴重です(笑)。
鍵掛峠の道もいいですね。
私も鴬宿へ抜ける道は歩いたことがないので、今夏は歩いてみようかと思っています。あと鴬宿自体もおそらく芦川で一番兜造りの家が残っているとおもわれる集落ですので、一度は山の行きしな帰りしなに見てみるのもいいかも知れませんよ。
またどこかの人気ないバスや電車内で会えたら、その時はどうぞ宜しくお願いしますです。
投稿: komado | 2005.06.30 23:07
komadoさん、こんにちは。
そうですか〜、芦川村、行ってみたくなっちゃいました。鴬宿、名前だけでもかなり惹かれるのですが、兜造りなんて聞くと、なおさらです。
やっとデジカメ買えたので、出かけたくてしょうがないのですけれど、今週末はちょいと雨模様で無理そうですね。
komadoさんのブログ、お花のページなのに、関係ない話題でお騒がせしちゃってゴメンナサイ。私のばあい、朝一番の富士急に乗るなんてこと、滅多にできないもので、その電車でのバッティングでしたので、今回ばかりは本当に物凄い偶然だったのです。
今度は山の帰りのバスででもお逢いしたいですね。お逢いできたら、そのときは缶ビールでカンパイしましょう。私もエビスの黒、大好きですから(笑)。
それにしてもkomadoさん、長身でとても爽やかな感じの方だったです〜。想像していたより実物の方がずうっとカッコよかったですよぉ〜。
投稿: ゴン太 | 2005.07.01 19:44
> 長身でとても爽やかな感じの方だったです
ひゃ~、そりだけはかんべんしてくださーい。
明日は野暮用でヱビスの黒じゃなくて、さっぱり系なギネスが待ってます(笑)。
うまいの撮れたらたまには見せてくださいね。(^^)
投稿: komado | 2005.07.01 23:00
ありゃ、なんか天気それほどわるくなさそう。でかけりゃよかったか〜(笑)
今までイチガン背負ってたんですけど、現像15回ぐらいすると買えちゃう値段ですし、なにしろ軽くてちっちゃいのでこれがラク。120グラムぐらいのを買いました。これで、バスのへんてこ写真やなんか、フィルム代を気にせず撮れそうです。
> ひゃ~、そりだけはかんべんしてくださーい。
じつは、原マスミ、ズットジット系のやや屈折した感じの方を想像しちゃってた(スミマセン!)ものですから...少なくとも「チョイといらついてたかも」というふうには全然みえませんでしたヨ♪
レポのほうも読ませていただき、ますます芦川へのあこがれが強くなりました。
またいつかどこかであえるといいですね。
(確かにギネスも捨て難い!)
投稿: ゴン太 | 2005.07.02 11:45
> ズットジット系のやや屈折した感じの方を想像しちゃってた
あららゴン太さん、原マスミをご存じでしたか。
ずっとじっと・・・とおっしゃる所が吉本ばななから入ったのではない??感じですね。
私は屈折とかそんないいものじゃなくて、もう完全に折れてます(笑)。それも何箇所も(笑)。
土曜はギネス2パイント1/2で沈没。日曜も野暮用ができてお山は久しぶりにお休みでした。
投稿: komado | 2005.07.04 20:14
>吉本ばななから入ったのではない??感じ
あはは、ずっとむかし、’70プログレとか、’80New Waveとか狂っていた時期がありまして、そのころ読んでたFool's Mateなんていう変なロック雑誌で知り合いました。
なんで、私の場合はもう青春時代に「ねじまがりきって」しまったクチです。それでもマスミさんのレコードはホントはほとんど聞いてなくて、あのジャケットだけが妙に印象に残ってるというのが正直なところなんです。
お山、久々におやすみされたのですね。その方がいいですよ。たまには足にお休みをあげないと...
最近、komadoさん、もう何十連ちゃん?ってぐらい毎週で、若いとはいえよく身体もつな〜、と老婆心ながら心配しておりましたんですよ。
追記に書いたように一年前にkomadoさんがお気づきになっていた西湖バスですが、おトクな切符もあるそうで、次回訪問時にはこいつを活用したいと思っております。
またよろしくです〜♪
投稿: ゴン太 | 2005.07.04 22:06
> Fool's Mateなんていう変なロック雑誌で知り合いました。
えーっっ!となるとゴン太さんはうすうすお気づきのことでしょうけど、小さい頃のフールズメイトには私も多大な影響を受けています!まぁ私はインディーズブーム以降・・・羽積さんがFM番組やられていた頃ですので中後期といった所でしょうが・・・。
「知り合いました」ということは、もしや演奏の方もされていたでのしょうか??
関係ないコメントを続けて申し訳ありません。
追記の方、恐縮です<(_ _)>。
投稿: komado | 2005.07.05 21:00
>「知り合いました」ということは、もしや演奏の方もされていたでのしょうか??
いえいえ。ばななさんでマスミさんを知ったのではなくて、Fool's Mateを読んで彼の存在を知った、という意味です。マスミさんは私のことなんてもちろん知りませんです。誤解を招くような表現でごめんなさい。ちなみに私、楽器ぜんぜえーんダメなんですよ。レコードは数百枚買いましたが、楽器はひとつも買ってない「オンチくん」です。komadoさんは楽器もやられるのでしょうか?
北多摩の実家には昔買ったレコードやFool's Mateが眠っています。Fool's Mateは確か、ヒトケタ号が一冊ぐらいあったような気がします。買い続けたのは5、60号ぐらいまでだったでしょうか。あ、違ったかな? とにかくあの月刊のくせに月刊で出なくて、よく合併号にして誤魔化していた、そんなしょうもない頃に一番熱心に読んでおりましたです。
ウツミくん、キタムラくん、アキタくんたちが、「タンパク質だ」とか書いていた頃。
よくおぼえていませんが、大きくなったFool's MateはずいぶんあとになってCDやさんでみつけて、「ああ、まだこの雑誌生きてたんだ〜」と手にとったような。
むぅ〜、しかし、このブログでFool's Mateの話をすることになるとは思わなかった〜(でも正直うれしい♪)
いまでもときどき、実家から厳選してもってきたレコード、聞いたりするんですよ(たまにですけどネ)。
投稿: ゴン太 | 2005.07.05 22:59
いえいえ、私も聞き手いっぽんでした。(^^ゞ
最初は怖いオニーサン達にビビりながらライブハウスへよく行ったものです。
北村さんに秋田さん、懐かしいというか秋田さんは相変わらず精力的に活動されているようですね。私がFool's Mateを読み出した時、北村さんはもうミュージシャン&レーベル運営者でした(ちなみにトランス系にはかなりはまりました・笑)。北村さんは数年前に病気になって以降音沙汰がないようですけど。。。
おそらくゴン太さんと重なっていたのは一年もなさそうですね。ゴン太さんは洋の比重が大きそうですけど、私は圧倒的に邦の方。なので大きくなった今でも立ち読みはしてるんですよ。とはいえコレも石井さんがまだいらっしゃるから。
> このブログでFool's Mateの話をすることになるとは思わなかった
いやー、ホントですね!まさか山の知り合いの方とこんな話をすることができるなんて思ってもいませんでした。長々とおついきあい頂きありがとうございましたです。
投稿: komado | 2005.07.06 21:50
いやいや、車中バッティングがきっかけとはいえ、思わぬ方向に話がはずんで楽しかったです。山もなかなか同好の士がまわりにいないし、音楽も、こんなシュミ(笑)じゃ波長あうひと、お互い少ないですもねぇ〜。
邦はあまりのめり込まなかったです。レコードもナゴムとかクリチャンとかへんなの少しもってますけど、数は1:100ぐらいで洋が多い。
...って、これ以上やると、山のサイトから変態音楽サイトに鞍替えしないといけないので、もし続編があればダイレクトメイルででもしましょう(笑)。
土曜日はわりと天気よさそうなのですが、会社は出ろとかヘンなこと言ってますんで、まだちょっと未定です。
でも梅雨が明けたら、夏山は誰がなんと言おうと泊りがけでいくつもりですっ。
投稿: ゴン太 | 2005.07.07 19:55