2026.01.18

消えゆく路線バスに乗って…小仏城山ひだまりハイク】 山バス情報218

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(小仏城山山頂より富士山を望む)

 

【山行日】 2026年01月12日 (祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「バス」
八王子駅北口 09:57 - 10:36 大垂水 (神奈中バス 610円)

「歩行」
大垂水峠 10:40 - 11:50 小仏城山
小仏城山 12:40 - 13:50 日影バス停

「バス」
日影 14:03 - 14:21 高尾駅北口 (京王バス 280円)

「鉄道」
高尾 14:23 - 中央線某駅  (JR中央線快速東京行き)

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(もうこの行き先表示を八王子で見ることはなくなってしまう…)


 またまたサボり病悪化で12月は山行も更新も無しになってしまいました。

 新年のご挨拶もろくにできず申し訳ございません。。。遅くなりましたが、今年も皆様が楽しく安全に山を歩かれることを願っております。

 買物から帰るときに自転車でスッ転んでしまって、膝をすりむき、足首も少しひねってしまったこともあって、初歩きは、ごくごく軽めでということで、今年三月末で廃止になる八王子~大垂水~相模湖行のバスを使って、小仏城山だけというプラン。

 このバス、八王子発は10時前と遅出ですが、城山だけなら明るいうちに帰ってこられます。

 前日の強風とは違いこの日は雲ひとつない快晴。八王子駅北口でバスを待つ間も穏やかな表情でのんびりです。北口のバス乗り場には、廃止の旨の表示は何もなかったのですが、やってきた大型の立派な新品バス(笑)に乗り込んでからは、走行中何度も繰り返し「3月29日をもって廃止になります」というアナウンスが流れていました。

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(バスのりばにて…相模湖駅も同じように青く塗りつぶされるのか…)

 

 前回乗ったときは、高尾山口駅でわんさか乗ってぎゅうぎゅう詰めになりましたが、今回はそれほど乗ってくる人も多くなく、降りるときもスムーズに降車。

 さすがに大垂水峠では上りの停留所にも下りの停留所にも、廃止になる旨表示した大きなプレートがあります。

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 取り付きは、すぐに土の登山道を歩けるのがいいですね。バス利用でバス停からすぐに土の道というのはなかなかなくて、降車後けっこう舗装路を歩かされたりもするので、そういう意味でも、このバスがなくなってしまうのは残念です。

 バスを降りた登山者のうち、城山へ向かったのは私だけだったようで、前回ここを歩いたときに、どうもプーさんの落とし物みたいなものを見つけたことが記憶に残っていたため、一人だけのようだしと念の為に鈴をつけて出発したのですが、あとからも向かいからもトレランの人たちが走ってきて、鈴は全く無意味かも(笑)と思いながら歩いていきます。

 最初は沢沿いを進み、尾根に乗れば、「水源の森林 神奈川県」の標柱が見られ、ああ、そういえばこんな道だったな〜と思い出しながら登っていきますが、久しぶりの山行きで、こんな楽ちんコースでも息が上がってしまったりで、このサボり病を今年はなんとか治したいものだとしみじみ思います。

 どうにかコースタイムの70分ほどで小仏城山山頂着。営業中の幟を尻目にテーブルベンチのある界隈を通り抜け、きれいに見えている富士山の写真を撮ったら、芝生のようなお気に入りの広場で、お昼ご飯にします。前回はこちらもけっこうな人が思い思いに寛いでいましたが、流石に今回は冬で、クマの騒ぎなどもあったせいでしょうか、大きな樹の切り株を陣取って、ゆったり座っておにぎりタイムです。

 こちらの広場では前回はそのまままるごと富士山が見えていた気がするのですが、考えてみれば8年以上経過していて、その間に立木が少し育って、枝越しに見る感じ↓になっていました。

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 風もなく穏やかな小春日和。こんな低山で一般登山道だけれど、ともかく今日は出掛けてきてよかった。。。山頂でこの時期としては珍しく一時間近くもぼんやりしていました。

 で、ぼんやりしていたのは家を出るときもそうだったようで(苦笑)、なんとエアリアも2万5千の地形図「与瀬」も家においてきてしまったことに気づく大ボケぶり。。。このあと降りる予定のエアリア(山と高原地図)にも赤破線が通っていてバリエーションコースと記されている日影への北東尾根はやめて小仏峠から小仏に変更しようかと歩いていったのですが、時間もあるから入口だけでも確認しておこうと戻って、日影への林道へと足を踏み入れてみると。。。

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(実に明瞭な踏み跡が続いています)

 

 すぐにそれとわかるピンクテープとそれに続く、実にはっきりした踏み跡があり、これなら大丈夫だろう、いちおう、スマホに入っているアプリで現在地は逐一わかるし、地形図も表示される。コンパスは持ってきているし…と予定通りこの尾根を降りてみることにしました。

 で、この径、結論から言うと、指導標が全くないということを除けば、エアリア赤実線でも問題のない、実に明瞭な踏み跡が続く、しっかりした径というのが、個人的な感想です。下りにとってもまったく問題のないルートではないでしょうか。踏み跡の濃い方に素直に進んでいけばいいだけの径です。

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 621手前の少ピークにはベンチもありますし、昔懐かしいリスさんの「火気に注意・東京都」丸プレート↑も見かけました。割と最近建立されたと思われる「東京農工大同窓会・八王子市 記念林」の標柱もあって、ここって昔は正規の登山道だったのでは?という印象すら受けました。

 一旦下って登り返した621ピーク(地形図「与瀬」では620.9三角点)の少し先には三角点がありました。すぐ先の送電線をくぐる直前では笹の生い茂るところがあり、ココらへんがバリエーションぽいといえば言えるかもしれません。しかし踏み跡は非常に明瞭で道をロストすることはないでしょう。

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(笹の生い茂る径)

 前日に地形図を見ていたとき、520m付近で北の尾根に入らないように注意しないといけないな、、と考えていたのですが、当該地点では、そのようなミスコースをする心配は全く不要なほど明瞭な踏み跡が東に続いていました。

 下るに従って、笹の丈も足首ほどの低さになって、明るい尾根道を軽快に下っていくと、446m御料局三角點手前では、この暖かさでもシモバシラを発見できて、これだから高尾も捨てたもんじゃないよ、とつぶやきながら、446m地点に到着。

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(シモバシラ…ですよね)

 ここは御料局三角點だけでなくベンチもあって、腰掛けて、お茶の残りを一服。

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 最後はひと組登ってくるハイカーにあっただけで、無事尾根をきれいに外れる道に入って小さな小川を渡って林道へ。なかなか好いコースじゃないの…と林道を歩いていけば、ちょうど小仏へ向かうバスが二台見え、あれが戻ってくるのに乗るのだろうから、そう待たされることもあるまいと、バス停の時刻表を見れば10分ほどでやってくるとわかり、下山届を出して、「山旅ロガー」アプリの測定終了ボタンを長押しして、ほっとひといき。

 やってきたバスはやはり二台で、一台目でも席は確保でき、高尾駅北口へ。改札をくぐるとちょうど快速東京行きが発車する一分前。余裕で座って帰途についたのでした。

 

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2025.11.16

【大月市堺尾根歩き完成…奈良倉山から鶴寝山北尾根】 山バス情報217

 

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(未踏部分の林道は防火帯のようなところもあり悪くなかった…)

 

【山行日】 2025年11月15日 (土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 07:20 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 07:24 - 07:41 上野原(JR中央線各駅停車)

「バス」
上野原駅 08:35 - 10:05 鶴峠 (富士急バス 1200円 遅延)

「歩行」
鶴峠   10:12 - 11:17 奈良倉山
奈良倉山 11:30 - 12:30 鶴寝山
鶴寝山  12:50 - 14:00 小菅の湯

「温泉」 小菅の湯 14:05 - 14:40 (900円)

「バス」
小菅の湯 14:43 - 15:38 猿橋駅 (富士急バス 1190円)

「鉄道」
猿橋 15:46 - 16:32 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 16:36 - 中央線某駅  (JR中央線快速東京行き)

【地形図】 「七保」

【参考図書】 『バリエーションハイキング』 (新ハイキング社 松浦隆康著)

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(鶴寝山北尾根の紅葉も悪くなかったが光量不足)

 

 11月の連休はマヌケな風邪でダウン。またまた前回の山行きからひと月近くになって、そういえばずっとやり残していた宿題、大月市の主たる市堺尾根部分(沢や細かいところは除く)でほぼ最後に残ったのが松姫峠から奈良倉山の林道部分。林道部分だけにあまり気が進みませんでしたが、松浦本に載っている鶴寝山の北尾根も小菅の湯へ降りるダイレクトルートだけに興味があり、実行してみることにしました。

 ただ、松姫峠へ上がる便は廃止されてしまいましたし、鶴峠行きのバスはご存知のとおり、ハイシーズンは大混雑です。そこで、上野原駅にはバス発車時刻の一時間近く前に到着。いくらなんでも早すぎかなと思いつつ、バス乗り場に行ってみると、すでに15人ほどの列。ハイカー同士がこれ鶴峠行きの列ですか?と確認し合う始末(笑)。

 そしてこのバス、定刻発車にも関わらず、鶴峠到着は10時を過ぎてしまいました。立ち客が多かったので運転手さんもゆっくりしたハンドル操作だったためと途中降車ボタンの誤作動が何度もあったためでしょう。結局10分後の鶴峠止まり便もバス停で身支度をしている間にやってきてしまいました。

 鶴峠のバス停があるところがちょうど奈良倉山の登山口。みなさん、奈良倉山の方へ向かっていきましたが、三頭山はバス停の対面でバス停側には特に標識もないようですから、結構間違えてしまう人が多いのではないでしょうか。。。

 鶴峠から奈良倉山は今では一般登山道でもあり、ほぼ松浦本通りですので、特筆することはありませんが、トレランコースになっているのですね。20年前にここを下った当時はもちろんそんな標識もなかったと思いますが、昔は比較的マイナールートで訪れる人も少なかったところが今では次々にトレランコースに整備されていて、少々複雑な気分です。

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 ところどころ、ここは尾根を直接行ったほうが↑、紅葉もきれいで楽しそうだな、という箇所がありましたが、あまりの人出にそんなことをする勇気も出ず、黙々と登山道を上がっていき、きれいな紅葉を切り取るようにして写真に収めます。

 一時間ほどで奈良倉山到着。鶴峠からの標高差は500mあり、コースタイムも約一時間半ですから、私にしては上出来(?)でしょうか。まだ11時過ぎでそれほどおなかも減っていなかったので、エアリア(山と高原地図)を見て、少し遅くなるけれど鶴寝山でお昼ご飯にしようかなと。。。

 富士山のビューポイントがありましたが、もうこの時間では、ああ、あれがそうだね、という程度で写真にはうまく写らないようなレベル。一息入れたら、いよいよ市堺尾根の未踏部分(笑)へ進みます。

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 この尾根部分は大部分が林道歩きですが、荒れた感じもなく、ブナや広葉樹の樹々が多く↑、いや、これは悪くありませんよ。今まで放置していたことを少し申し訳なく思いました。

 ただ、ブナの実もどんぐりも見当たらず、食べ尽くされたというより、凶作だったというのは東北だけではなさそうな印象で、鶴寝山の北尾根はよして、一般登山道で降りたほうがいいかな、と少し気持ちがぐらつきました。

 見覚えのある松姫峠ではトイレがあったので、トイレ休憩してから鶴寝山への登りにかかります。松姫峠から鶴寝山は数年前に歩いたことがあって、緩やかな登りで林相もそれほど悪くなかったことは記憶通りでした。

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 鶴寝山では、たくさんの人がお昼休憩しており、山頂を素通りして、北側の尾根へ進んで、倒木に腰掛けてお昼ご飯としました。山頂で休むと、騒がしいだけでなく、変な方向に進む私(笑)に、そっちはちがうよと注意する人が出てくる確率が高いので、最初から目指す尾根の方へ入り込んでおくのです。

 この方法は、ハイシーズンのバリハイルートの下りでは有効な手段だったようで、誰にも咎められずに(笑)目的のルートに進むことができました。腹ごしらえが済んだら、やはりこの北尾根を下ってみることにします。プーさんは、これまでの経験からおそらく音よりも匂いでこちらの存在に気づいている、そして、出会うときは、バリハイルートか一般登山道かはあまり関係がなかった、という印象だったので、鈴をつけるだけでなく、薄荷スプレーの残りをザックと服に吹き付けて下りにかかります。

 松浦本通り、最初は左が植林の尾根を下っていきます。かなりの急傾斜で、これが鶴寝山の巻道まで続きます。巻き道との交差点には祠があり、無事下山を祈ってから北尾根に入ります。登り返しとなってピークには小永田浅間社がありますが、かなり老朽化↓しています。この浅間社からは、それまでの北東から北へ尾根が向きを変えるわけですが、ほとんど直角に左折する感じです。平坦な尾根はこちら側(北)だけですが、念の為にコンパスで確認します。 

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 緩やかな尾根を下っていくと、すぐに道型が明瞭になって、「浅間トレイル」「MTB TRAIL」といった標識が現れ、整備に当てた(?)小型の重機がありました。その後しばらくは、この明瞭な道型に従って歩いていくほうが楽ですし、尾根を外れたと思ってもすぐに切返して尾根に復帰するので、これが小菅の湯まで続くのか?と思ってしまいますが、やはり予想通り900m地点からの急下りでは右に大きく外れてこの傾斜をMTBのジグ切りでこなして復帰するのは難しいという箇所に行き当たります。

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 その箇所は直進を阻止するべく倒木丸太で通せんぼ↑されていますが、当初の計画通りこの急下りを直進することにします。あのトレイルルートがここからどこへつながっているのか気にはなりましたが、それを知るのは今回の目的ではありませんでしたから、尾根を末端までたどるべく事故らないように慎重に下っていきます。

 北尾根では紅葉がきれいなところもありましたが(二番目の写真)、いかんせん、この時刻は北面で午後になって空を覆い始めた雲に陽も陰っているため、なかなか絵になりませんでした。

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 尾根の末端ではこんなコンクリートの建造物(水道施設?)↑があり、すぐ下は遊戯広場(「フォレストアドベンチャーこすげ」というらしい)のようになっていて、そこの従業員の方に親切に小菅の湯への道を教えていただき、目の前にある道の駅の鮮やかな紅葉に見惚れながら、小菅の湯へ。

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 小菅の湯は、ぬるつきもあるいいお湯なので、のんびりして上野原行きか奥多摩行きで帰ろうかとも思ったのですが、猿橋経由の大月行きのバスに間に合ってしまい、今回もこのバスで帰ることに。朝の混雑を考えると帰りのバスの混雑もかなりのものと予想されましたから、カラスの行水気味でしたが、ビールも飲まずに乗車。

 バスは全席埋まって大月営業所のバスにしては盛況(笑)。猿橋駅では間に合わないかと思った15:46に乗り込み、地元近くの餃子の王将で、おあずけになっていたビールで祝杯。達成感はこれっぽっちもありませんでしたが、期待していなかった紅葉もそこそこ楽しめた山行を思い起こしながら、さて次はどこへ行こうかな、と考えながら帰途に就きました。

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2025.10.19

【またまた遅出で…栃穴御前山から鶴島御前山】 

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(四方津駅から舗装道歩き…前方真ん中の山が鶴島御前山)

 

【山行日】 2025年10月18日 (土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 11:04 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 11:09 - 11:29 四方津 (JR中央線各駅停車)

「歩行」
四方津駅  11:35 - 12:25 栃穴御前山登山口
登山口   12:35 - 13:05 栃穴御前山
栃穴御前山 13:25 - 14:00 鶴島御前山
鶴島御前山 14:15 - 15:07 上野原駅

「鉄道」
上野原 15:46 - 中央線某駅 (JR中央特快東京行き:12両)

【地形図】 「上野原」

【参考図書】『新バリエーションハイキング』 (新ハイキング社 松浦隆康著)

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(カニのハサミ岩は尾根の曲がり角にある)


 十月の連休も実は北アルプスの某山小屋を予約していたのですが、悪天で取り消し。。。今年は北の紅葉が当たり年と聞いていただけにガックリきてしまいました。自分は北アルプスに嫌われているのかなぁ…、低山野郎がノコノコ上がってくるんじゃねえ、みたいな感じで(笑)と考える始末。

 でも、このままだと、またまた「山に行かない言い訳病」が再発してしまいそうなヤな予感。。。この日は例によって集合住宅の理事会で10時半まで自宅で足止めを食らっていましたが、翌日は雨天予報だし、この晴天を無駄に過ごすまいと出かけることにしました。

 これまで高柄山には二度登っていますが、二度ともくたびれて登り返さなかった鶴島御前山(山と高原地図や地形図「上野原」では単に御前山とだけ表記:484.1m三角点)とすぐ隣りにある431mピーク=栃穴御前山は未踏でしたので、高柄山には行かずにこの2つだけをつなげて歩いてみることにしました。時間を見積もってみると、昼過ぎから歩き始めても、暗くなる前に降りてこられそうです。

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(四方津駅は北口しかないので南側へはこのトンネルをくぐっていきます)

 

 運良く中央線の乗り継ぎがスムーズに運んで、四方津駅には11時半の到着。駅を出て左手に降りていくと、線路下を南側に抜けるトンネル↑があり、上野原方面へと戻るように進んでいきます。この線路沿いの舗装道を延々と道なりに進んでいくと、小一時間で指導標もある登山口に着くのですが、杖突橋を渡ると結構な登りになったり、「つどいの家」の先は逆に下りに転じたりで、この日は結構な暑さでしたので、かなり汗をかかされました。

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 ただ、前方にこれから登る山を望めるのどかな田舎道という感じで、柿や柚子の実↑がたわわになる木樹や道端に咲く花々を目にしながら、いいところだなぁ…という感じで歩けました。「つどいの家」の手前で地元の方に挨拶をすると快く挨拶を返していただき、クマに気をつけてと温かい言葉までいただきました。

 登山口からすぐのところで右手に上がる踏み跡がありますので、ここを上がっていきます。奥の民家の先に登山道が続いているように見えますので要注意です。地元の方もおっしゃっていましたが、登山道はヤブっぽく、ところどころ崩落していたりしますので注意が必要です。ただ、踏み跡は明瞭で、マーキングや要所には指導標も立てられていますから、下道をロストすることはないと思います。

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(登山口には割と新しい指導標があります)

 

 尾根に乗ってからは結構な急坂で、途中、息を整えながら、30分ほどかかって栃穴御前山。時刻も13:00でおなかも減って仕方なかったので、ここで昼休みとします。北側に展望が開けていたので、上野原の街を見下ろしながらのおにぎりタイムです。

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(栃穴御前山にも指導標)

 

 二十分ほどの休憩の後は、尾根伝いに鶴島御前山を目指します。地形図で見た感じよりヤセ尾根で急傾斜。トラロープが設置されているので、補助に使いながら最低鞍部に慎重に降りて、その後の登り返しも結構細い尾根で急傾斜です。登り切ると前方にゴルフ場が見えてやや興ざめですが、右手には高柄山が見えて、まもなくでカニのハサミ岩が唐突に現れます。

 ハサミ岩は離れたところに屹立しているのだとばかり思っていたのですが、尾根の曲がり角にあって容易に手で触れることができるのですね。ハサミ岩からは、高柄山の右奥に滝子山も望めましたが、富士山は(おそらく雲に隠れてだと思いますが)見ることができませんでした。

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(ハサミ岩からの展望:右奥にたぶん滝子山)

 高柄山からの登山道との合流点には指導標があり、来た方角を指して「栃穴御前山」となっていましたので、もしかすると最近の登山地図には赤の破線ぐらいは描かれているのかな、と思いつつ、アキノキリンソウなどの花々を見ながら、急登をこなせば鶴島御前山です。

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(山頂近くはほんのり色づいた木もあったが…)

 

 時刻はちょうど14時。見積もっていた時間よりは遅れてしまいましたが、15時台の下山はほぼ確実でしたので、ここでも腰を下ろしてゆっくりすることに。。。

 ボンタンアメでのんびり休憩して、まったりしていたのですが、なんと左手の甲に尺取り虫のようなやつ(笑)が動いているのに気づき、「なんだよ、ここいるのかよ! ちくしょうっ!」と大きな声を出しながら、しかしまだ噛みつかれてはいないので、先ごろ読んだ本の記述を思い出しながら爪弾きしてやるとあっさり落ちてくれ、足元や靴下など点検してみると、どうやら吸血未遂(笑)のようでしたから、登り口でも靴に吹きかけておいた虫除け(ノンディートの薄荷)を再度登山靴だけでなくズボン・ザックにもかけて、休憩を切り上げ、下山としました。

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(山頂は草ボウボウでいかにも「いそうな」雰囲気ではありましたが(笑))

 帰ってから、ネットで調べてみたのですが、鶴島御前山は数年前からヒルが出ているのですね。最近の中央線沿線はヤマビルが出るところが増えてきたとは聞いていたので、登山口で念のため薄荷スプレーを靴にかけておいたのは正解だったのかも。。。 

 ただ、降りている最中も、『ヒルは木から落ちてこない』を読んだ私には、いつの間に手の甲に乗っていたのか、それが気になっていました。靴から上がってきたのだったら、靴の中に入り込んで吸血するはずで、ザックから上がってきたのでしょうか。もしかしたら、靴の中にいるのかな?ムズムズした感じは全然ないけれど…と気にはなりましたが、エアリア(山と高原地図)赤実線の道でコースタイム20分ほどで里に降りられますから、ここは動揺せずに、安全第一で下山するように努めました。

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(降り立った登山口にも「栃穴」の文字…)

 鹿よけ柵を開閉して、舗装された里道に出てからは、なんとものどかで優雅な山里の風景を楽しみながら、ヒルに遭ったけれど、クマには遇わずに済んだから良かったよとつぶやきつつ、大橋(桂川橋)が見えてくると、あの橋を渡ったところにコンビニがあるから、あそこでビールを買おうと、すっかり今日のフィナーレに満足して、上野原駅へ。

 ところが途中でビールを仕込んだりしていたのが余計な行動だったのでしょう。上野原駅のエレベータで時間短縮できたにもかかわらず、改札の目の前で12両の東京行きが発車する始末(笑)。

 40分ほどあるので、戻って、エレベータ前のベンチでまた一人打ち上げ。時間が余っていたので靴の中を念の為に点検してみましたが、食われた形跡もなく、ビール一本ですっかりいい気分になり、まだ日のあるうちだし一本ぐらい逃しても大したダメージにもならないと時間つぶしも苦になりませんでした。

 やってきた電車は続けての12両編成で中央特快。ゆっくり座って乗り換え無しで帰途に就けました。

 

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