2009.01.02

【あったか♪ 元旦鋸山軽ハイキング】

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【山行日】 2009年1月1日(元旦)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:44 - 06:52 千葉 (総武線各駅停車)
千葉  06:57 - 08:25 保田 (内房線)

「歩行」
保田駅 08:40 - 09:50 林道口
林道口 09:55 - 10:40 鋸山三角点峰
三角点 10:45 - 11:05 鋸山展望台
展望台 11:25 - 12:15 浜金谷駅

「鉄道」
浜金谷 12:33 - 13:52 千葉 (内房線)
千葉  13:57 - 14:35 東京 (総武線快速電車)
東京  14:40 - 15:09 新宿 (山手線)

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(展望台から海の向こうに富士山と南ア ちと苦しいが…)


謹 賀 新 年
今年も宜しくお願いいたします

元旦は、私の場合特にすることもないし…ということで、毎年体調と天気さえ好ければ山に出掛けていますが、今年は思いのほか18きっぷの消化が進まず、どこにしようか悩んでいたのですが、そういえば、このサイトを始めてから一度も行っていない房総にお散歩がてら久しぶりにでかけてみようか…ということになりまして、選んだのがこの裏鋸山コースとも言える、鋸山の三角点を踏むコース。

多くの人は知らないだろうとは思いますが、ガイドブックに載っている鋸山ハイキングコースは、展望台の東にある329.5mの三角点峰を踏まずに地獄のぞきで恐い思いをして、スリル満点だったよ!と某寺に拝観料を納めて帰ってくるように紹介されているのですが、私としては個人的に山に登るためだけにお寺さんに拝観料を徴収されるのは愉快ではありませんし、すぐそばにある三角点を踏まないで帰ってくるのも少々物足りないものがあります。


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そこで選んだのがこのコース。鋸山の林道口まで林道をえいこら登り、尾根伝いに歩いて三角点を通過。そのあと鋸山の展望台で展望を楽しんだあと、お寺と反対側の観月台へ石切場経由で降りて浜金谷駅に向かうというものです。

千葉県の山 (新・分県登山ガイド)には、私が歩いた登りのコースが「鋸山・裏鋸山」と紹介されているコースに、山慣れた人向け、という感じで紹介されていますが、特に慣れていない方でもじゅうぶん歩けるぐらい、指導標もコースも整備されており、地形判断力や読図力も要りません。ただ、人は少なく、某お寺+観月台のコースに比べたら歩く距離も時間も長くなります。ちなみにこの日は尾根に上がる林道口の登山口までは登山客には会いませんでした。

林道口の登山口までは指導標もあり、林道の一本道ですから迷うこともないでしょう。さきの分県別登山ガイドでは保田駅から林道口まで2時間見積もっていますが、ゆっくり歩いても一時間半で着くはずです。

尾根にはいるとすぐに自然林に変わりますが、常緑樹が多いせいか、この季節でも緑のトンネルを抜けるようで、いまだにここだけ冬が来ていない感じです。朝の電車は冷え込みがきつかったのですが、このあたりではもう暑さを感じるほど。

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急な登りも木の段がしっかり組まれていて、過剰整備といってもいいぐらい整備されています。三角点までは道に迷う心配はまずありません。三角点峰からは展望がありますが、富士山は見えないのが残念。

三角点以降も緑のトンネルは続き、冬枯れという感じが全くないまま電波塔などのピークに寄りますが、現在では電波塔からは樹木に遮られて富士山はよく見えません。注意点は電波塔に立ち寄った際、巡視路を降りてしまわないように気をつけることです(電波塔に行っても展望はたいして好くないので寄らない方が好いかも…)。

やがて新展望台と言うところにいくと、さすがにここは大展望が広がっています。大島、富士、南ア、丹沢山塊などなど、海越しに見る展望もたまには好いものですね。

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元旦とはいえ、さすがに観光地だけあって、お昼が近づくにつれこの展望台に上がってくる人数も増え、早めのお昼を済ませた私は、早々に下山開始。あんまり早く降りるのもなんだしと石切場にも寄ってみましたが、それでも浜金谷には12時半前の到着。

浜金谷からは、隣に麗しき女性でもいたら(笑)フェリーに乗って帰るのも好い案なのですが、やはり18きっぷシーズンですし、ここは十数分後に来る内房線で帰ることにしました。

久々に訪れた房総の山、このあいだ北関東で寒風に吹かれた身には、食事中パーカーを脱いでいてもぽかぽかと暖かなのはありがたいことでした。たまにはこういう軽ハイキングも好いものだ、そんなことを考えながら、冬の陽を浴びてきらきらと光る海を眺めながら帰途につきました。

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2007.02.04

【4年ぶりに箱根へ…】 山バス情報54

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(海ノ平より)


【山行日】2007年2月3日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 06:41 小田原 (小田急線 各駅停車)

「バス」
小田原駅東口 06:45 - 07:32 箱根町 (伊豆箱根鉄道 1150円)

「歩行」
箱根町バス停 07:40 - 08:35 海ノ平
海ノ平    08:45 - 09:35 山伏峠
山伏峠    09:40 - 10:40 三国山
三国山    10:55 - 12:25 富士見ヶ丘公園
富士見ヶ丘  12:55 - 14:05 丸岳
丸岳     14:20 - 15:20 乙女口バス停

「バス」
乙女口 15:35 - 16:01 小涌園    (箱根登山バス 580円) 
小涌園 16:17 - 17:05 小田原駅東口 (箱根登山バス 810円)

「鉄道」
小田原 17:15 - 小田急線某駅 (小田急線 急行)

上記バス時刻は実際のバスの運行時刻でダイヤ通りではありません。


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(丸岳手前より芦ノ湖と歩いてきた稜線を振り返る)


毎年2月は財政難(笑)なので、今週は山はお休みしようかと思っていたのですが、金曜日に天気予報を見ていると、どうやら土日は「家にいたら歯ぎしりしたくなるほど」好い天気になりそうな模様。

そういえば使っていないバス共通カードがあったと思い出し、コレを使ってどこか行こうと思いついたのが、2003年の3月以来行っていなかった箱根。まだ歩いていない乙女峠以南の外輪山を南端から歩いて行けるところまで行ってみようと、朝一番の電車で小田原へ駆けつけました。

で、小田原駅から06:50の箱根町行き(箱根登山バス)に乗車の予定だったのですが、5分ほど早く出る伊豆箱根鉄道のバスがエンジンをかけ始めたのを見て、あわてて飛び乗ってしまいました。 しかしコレが逆目で、ナント伊豆箱根鉄道のバスはバスカードが使えない!のです。乗ってしまって動き始めた以上降りるとも言えず、そのまま箱根町へ(笑)。。。 私と同じようにバスカードでバス代を節約している方は注意してください。

あと、バスの車内アナウンスで何度も流れていたのですが、箱根フリーパスもこの伊豆箱根鉄道バスでは使用不可とのことですので、山だけでなく観光や温泉旅行の方も伊豆箱根鉄道バスには要注意です。

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(海ノ平より南アルプス 赤石悪沢あたりか?)


朝7時半過ぎの箱根町はものすごい寒さ。バスを降りて柔軟をしたら、冬でも一枚か二枚は上着を脱いで出発するのが普通なのですが、この日は脱ぐことなどできず、手袋をはずしただけでも、手が凍りつくように痺れました。

箱根町のバス停から最初の取りつきは何の案内もないので注意が必要です。芦川入口バス停のすぐ先で車道をはずれて右の道にはいるのが第一点。もうひとつはその道がさらに右に大きくカーブする地点で左の石畳の道に入るのが第二点。第二点はよく見れば道標があるのですが見逃しやすいところに立っています。

道の駅から登山道らしくなりますが一つ尾根を乗越すのでちょっと面倒です。海ノ平の稜線に出ればドカーンと富士山の左に南アまで望める素晴らしい展望なのですが、やはり予想通りとはいえ、隣の芦ノ湖スカイラインの騒音が興醒めです。この日一日歩いてみた感想は、長尾峠以南の稜線はブナあり展望ありでとても佳い径なのですが、隣のスカイラインと称する車道がその佳さを残念ながら台無しにしているというものでした。

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展望にしても、ずっと好いわけではなくて、しかも展望のよい場所は決まって車道のすぐ近く。三国山、1018、など車道から離れた場所は樹林や背の高いハコネザサによって富士の秀麗な姿は隠されてしまうのです。1018など登山道の他に南西尾根にも防火帯があったので、もしかすると…と少し辿ってみたのですが、残念ながら富士の展望地点というものはないようでした。

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(富士見ヶ丘公園より)

芦ノ湖展望公園と1044.9の三角点の中間あたりに富士見ヶ丘公園という名前の富士の展望地点があり、ここで昼食。寝っ転がることもできる開けた場所で、すっかり寛いでしまい、金時まで頑張ってみようかという色気はここで半分以下に(笑)。

それでも、金時まで行けばすごい縦走だし、乙女峠に14時前に着ければ行こうか、などと頭の中ではいろいろ考えていたのですが、丸岳到着が14時で、もうそのころには足もかなり疲れてきたよと言い出し、乙女峠に降りると、目の前の長尾山&金時山が立ちはだかるように高く見えて、今日はここまでと乙女口に降りました。

乙女口からは新宿行きの高速バスも出ているのですが、高速バスよりも前にバスカードの使える箱根登山バス(小涌園行き)が来ることが判り、これに乗って小涌園乗り換えで小田原へ出ることにしました。

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(三国山北斜面)

なお、最後に登山道の現在の状況ですが、北側斜面は融けた雪が凍結して滑りやすく、簡単に着脱できる4本爪の軽アイゼンでいいので使うことをお奨めします。とりわけ私のようにこの稜線を北上するプランは北面を下ることになりますので。。。

私がアイゼンを実際に使用したのは山伏峠付近、三国山からの下り、1018からの下り、1044.9の三角点からの下り、丸岳からの下りで、やはり1000mを越える場所から北面を下る場合は決まってアイゼンが必要だと感じました。

箱根の山は観光客が面白半分に登ってきても迷わないようにしっかり整備されていますが、凍結した雪まで除去してくれるわけではありません。あと箱根の山中はどこもひどい泥道なのでスパッツを忘れずに♪

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