2017.01.08

【醍醐山で山遊び…】 山バス情報153

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(下部温泉駅へ向かうと五老峯が実に魅惑的だった)

【山行日】2017年01月04日(水)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅     - 06:19 大月  (JR中央線各駅停車)
大月     06:23 - 07:12 甲府  (JR中央線各駅停車)
甲府     07:16 - 08:25 甲斐常葉(JR身延線各駅停車)

「歩行」
甲斐常葉駅  08:35 - 09:05 鳩打峠
鳩打峠    09:10 - 10:15 醍醐山 (展望台に寄って戻る)
醍醐山    10:30 - 11:10 西山(487.1三角点)
西山     11:20 - 11:50 下部温泉駅

「鉄道」
下部温泉   12:03 - 13:17 甲府 (JR身延線各駅停車)
甲府     13:52 - 15:24 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾     15:31 - 中央線某駅  (JR中央線 中央特快)

【地形図】 「切石」

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(醍醐山から展望台へ向かう…美しい自然林の頂上だった)

 三が日は、のんべんだらりと過ごしてしまって、5日が仕事始めということもあり、4日は18きっぷを使って軽い山行。身延山にでも行って山梨百名山をひとつハントするというのも考えたのですが、仏教徒でもないのに混雑した身延山で初詣もないか…と。

 そこで、またまた、AKIOさんからいただいたコメントをそっくり拝借して、下部温泉近くの醍醐山を訪れてみることにしました。

 さすがに一番電車でなくてもいいだろうと思いましたが、二番電車:甲斐常葉8:25の次(三番電車)は二時間後の10:25。今日から仕事始めの人も多いので、甲府近くで通勤ラッシュと重なりそう…と、06:19大月着の直通中央線に乗り込みました。この日はわりと暖かでしたが、この季節って大月でもまだ夜が明けないのですね。明るくなり始めたのは甲斐大和あたり。朝靄に煙る勝沼ぶどう郷から南アを眺めることができました。

 甲府で乗り換えて、身延線へ。席が埋まって立っている人もいましたが、南甲府を過ぎると車内は閑散。車窓から富士見山など眺めつつ、甲斐常葉(かいときわ)駅で下車。駅を出て右手にトイレもあります。駅前で身体をほぐし、駅前を通過するバス停の写真を撮ったりしてから、ネットで仕入れたガイドマップを片手に歩き始めます。

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 良く注意してみれば、甲斐常葉の駅にも、ネットで見たものと同じガイドマップ↑が見つかります。甲府方面に戻るように歩いてから、踏切を渡って、舗装道を道しるべに従って上がって行きます。廃屋の先の常光院霊園管理事務所の札がある建物の脇から山道になって、かなり深く剔れた径をのんびりと上がって行きました。

 木々に樹の名前のプレートがずっと付けられていて、樹の名前を覚えるのにも好い道かも知れません。樹名の標識や山頂までのkm表示がこのあとも間断なく続きますし、要所には道しるべが設置されているので迷うこともありません。

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(深く剔れた径に落ち葉が積もっている)

 植林帯もありますが、自然林の多い径も多く、樹名標もあって飽きることがありません。駅から30分ほどで鳩打峠という場所に着きました。およそ峠といった感じの場所ではなく、おそらくですがマイカーで来る人たちのために新たに付けたと思われる径(隧道入口と繋がる)が分岐しています。しかし、あまり歩きやすそうには見えませんでした。
 ガイドマップによれば、この峠から山頂まで一時間強ということですので、テルモスのお茶でひと息入れることにしました。

 休憩後、道しるべに留意しつつ、深く剔れた径をゆるゆると進んで行くと、20分ほどで陽当たり好く眺めのよい場所に出ます。丸太でこしらえたベンチもあり、駅から1時間ほどのところなので、甲斐常葉駅から歩く方は、ここでひと休みすると佳いかもしれません。富士も南アも見えないのですが、おそらく毛無山方面(というか、実際に見えているピークは手前の五老峰=1618.8三角点)から伸びてくる尾根が実に魅惑的です。これは時間のあるときにぜひたどってみたいと思わせるものがありました。

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(五老峯、それに左手に見える1469.8三角点への尾根もとても魅力的です)

 この展望地点からさらに10分ほどのところにまたお手製の丸太ベンチがある場所があり、その先、獣除けのネットをくぐるとアンテナのある開けた場所に出ます。南アが少し顔を覗かせてはいますが、展望を楽しむという雰囲気ではありません。

 そのまま進んでいくと、自然林が多くなり、土留めの階段が現れて、少しの急登をこなせば、NHKの下部テレビ中継所の建物が見えてきて、右手に行けば、休憩舎もある山頂です。

 休憩舎には記念スタンプセットがありましたが、残念ながらスタンプインクがインク切れの状態で、楽しそうな記念品が作成できなかったのが、少々残念でした。

 山頂から、展望台へ向かいます。ガイドマップには15分と書かれていますが、おそらく往復のタイムでしょう。5分ほどで展望台に着きました。展望台からは富士山は見えず、安倍奥の山々やこのあいだ登ったばかりの三石山、それに先ほど目にした五老峯、ギリギリ南ア(?)の笊が岳が見えるのですが、この日は、空気の鮮明度が今ひとつで、とりわけ安倍奥の奥の方の山々が霞んでいたのが残念でした。

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(展望台から安倍奥方面の山々を望む…下を流れるのは富士川)

 展望台の先は尾根なのですが、「この先危険立入り禁止」の標識があり、丸太で何重にも通せんぼしていて、座って食事をするベンチもないため、戻って山頂でひと息入れることにしました。

 山頂は展望は無いものの、自然林百パーセントの明るい木立に囲まれた場所で、時間はまだ10時なのですが、少し小腹を満たそうと、醍醐山の山頂で大休止としました。

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(醍醐山山頂三角点…自然林百パーセントの静かな山頂)

 これだと、午前中に終わっちゃうなぁ…と贅沢な悩みを抱えながらも、じっとしているとさすがに身体も冷えきってしまうので、十時半過ぎにはもう下山開始。ガイドマップで西山と書かれた487.1三角点に寄るときに、登山者とすれ違いましたが、結局この日山中で会ったのはこの男性のみ。西山の先には尾根通しに踏み跡もありましたが、ここをたどって富士川に出る意味はほとんど無いですから、戻って大子集落の神社へ。

 地形図「切石」で見たとき、鳥居のマークが大子集落の一番上にあったので、ここで遅まきながら初詣にすればいいかな、などと考えていたのですが、神社といっても鳥居もなくそれらしき建物があるのみ。お賽銭箱はアルミサッシの向こうにあって、サッシの戸が開かないため、手前に置いて今年一年の無事幸運を祈りました。

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(大子集落 左の建物が登山者用トイレ)

 すぐ下の大子集落は、一軒は廃屋、もう一軒も人が住んでいるのかどうか…という感じでしたが、登山者用トイレを外の建物で提供して下さっています。深く剔れた径を下っていくとハート型のかわいらしい祠が見つかったので、ここでもお参りして、沢沿いに降りる明瞭な登山道を下っていきます。

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(ハート型のかわいらしい祠 クリック拡大可)


 大子集落と下の上之平の集落との標高差は約150m。これだけの高度差があり、車では上がれないとなると、こうした集落が廃村となってしまうのは時間の問題かも知れません。現存する山上集落のほとんどは車で上がれるところばかりというのが私の個人的な印象で、廃村にしないことがいいのか、廃村にしないために林道を無理にでも通す方がいいのか、判断も難しいところです。

 上之平の集落に降りれば、国道は目の前。この集落からも、下の国道からも、五老峯の姿が実に見事で、あのピークに立ちたいというより、あの尾根をたどってみたい…との思いに強くかられてしまいました。

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(上之平集落から五老峯を望む)

 下部温泉の駅に着いたのは、お昼前。ちょうど奈良田の温泉に行くバス(ヤマセミ号)が発車するところでした。12時3分の列車にちょうど良く、下部ホテルでの入浴は次回に譲ることにして、駅前のお土産屋さんでビールを仕入れ、駅で電車を待ちました。

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(奈良田温泉へ向かうバスは冬でも走っている)

 下部温泉の駅はさすがに有人改札だろうと思っていたのですが、駅員の姿は見当たらず、乗車も一カ所のみと、他の身延線のローカル駅と変わらない状況。昔、毛無山からこちらに下山したときもそんなだったっけ…?と思いながら、ポカポカの身延線に揺られて、車内で残りのおにぎりを平らげながら帰途につきました。

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2016.12.20

【18きっぷで塩之沢駅から三石山へ】 

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(久々に大沢崩れを目にした)

【山行日】 2016年12月17日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 05:00 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 05:14 - 05:50 大月 (中央線各駅停車)
大月 05:53 - 06:41 甲府 (中央線各駅停車)
甲府 06:44 - 07:56 塩之沢 (身延線)

「歩行」
塩之沢駅 08:05 - 08:55   420m付近小平地
420m 09:05 - 10:10   819.2三角点
三角点  10:20 - 11:10  980m付近
980m 11:15 - 12:15  三石山
三石山  12:45 - 15:03  身延駅

「鉄道」
身延駅 15:45 - 17:15 甲府 (身延線)
甲府  17:30 - 19:07 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  19:11 - 中央線某駅

【地形図】 「身延」

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 12月10日の土曜で、だいたい用事が片付きそう、というメドがたったため、11日から使おうと18きっぷを久々に購入して準備していたのですが、11日の朝起きてみるとどうも体調がよくない…、軽いとはいえ風邪をひいてしまい、17日の土曜日から使用開始となってしまいました。

 引っ越し後、最初の18きっぷ山行は、年初にAKIOさんからコメントいただいた情報を元に塩之沢駅から山梨百名山の三石山に登ってみようというというもの。
当初は塩之沢08:37着でもいいかな、と思っていたのですが、せっかく最初の18きっぷ山行ですし、接続の確認もしておきたかったこともあって、朝一番の中央線の下り列車に乗車してみることにしました。

 で、中央線の接続ですが、やはり、05:00高尾着でなくとも、次の05:13高尾着でも1分降り換えは可能ですね。今の時期は特に寒いので、階段渡って十数分待つよりも、向かいホームの1分乗り換えの方が賢明でしょう。大月、甲府ともに3分乗り換えですが、ホームが変わる分、3分乗り換えの方が慌ただしい感じです。

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(塩之沢駅)

 無事乗り継げて、8時前に塩ノ沢駅に到着。塩之沢駅には、ホント何もありません。トイレもないようでした。身延線はどうやら全車両が新型に移行したようですので、小さな駅で降車予定の方は特に車内のトイレで用を足しておいてからスタートが賢明かと思います。

 2万5千分の1地形図「身延」を見ながら、まずは285.9の三角点がある桜井の集落を目指します。身延方面へ降りてすぐに左折。塩之沢温泉が見えてきますが、その先の小さな橋「おほかうちはし」を渡ってすぐに左折すると生ゆばの店が見えてきます。道なりに舗装道を上がって行けば桜井の集落で、地形図通り、電波塔と神社(神明社)があり、道中の無事を祈ってから、集落奥にある墓地の先の山道を進みます。

 深くえぐれた尾根径をしばらく進んで行くと、350m付近で径が尾根を外れるので、私は、もうこの時点で尾根通しとしました。帰りはともかく行きは大崩の集落に寄るつもりはないからです。420m付近で落ち葉ふかふかの陽当たりの好い小平地に出たので、テルモスのお茶で一服とします。

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(420m付近休憩地点)

 この先はすぐに植林となって、地形図通り、一旦合流した巻き道も496の手前で二手に分かれますので、ここで左上の尾根に上がるのがポイントです。尾根上はAKIOさんのコメント通りで、深く剔れた径となっていて、819.2三角点まではヤブもありません。但し、600m近辺で、妙な人工物があるな~と左手から回り込むように上がってみると、そこは地形図には載っていない立派な舗装林道で、対岸の身延山やその向こうの南アがすっきり見渡せます。下山の時にわかったのですが、わりと最近出来た椿草里-大崩-垈の集落を結ぶその名も「林道三石山線」だそうです。

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(600m付近でこんな立派な林道に出る)

 林道からは、ま、ここしかないわな、という踏み跡を上がって行くと、やはりそれまで同様の剔れた尾根径です。植林の中ヌタ場のような水溜もあったりして、なおも尾根上の踏み跡をたどっていくと、踏み跡は819.2三角点を右から巻く形についているので、三角点が近づいてきたら左手に留意していないと見逃してしまいます。

 819.2三角点は近くの樹にピンクのテープが巻かれていました。ここで前休憩地点から1時間ほど経過していたので、またもテルモスのお茶で休憩を取ります。

 819.2三角点の先はヤブっぽいと、これまたAKIOさんから情報を頂いていたのですが、一部はかなり背丈の高い笹藪で、随分久しぶりにヤブを漕ぎました(笑)。実際の距離は短いのですが、しばらくヤブ道から離れているとヤブを抜けるまでは随分長く感じるものです。とりあえず夏場はよしておきたい径というのが感想でした(笑)。  

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                     (ヤブに突入)


 そのヤブと格闘してから五分ほどで、いきなりゴツンという感じで、大崩からの一般登山道にぶつかります。しばらく高度がなかなか上がらず、時間だけ経過していく感じ。標高差から駅から3時間ちょっとで登れるのでは…という当初の見積もりはここら辺で完全に破綻(笑)。塩之沢8時前の列車にしてよかったと呟きながら歩いて行くとやっと勾配のある径に…。

 もうすぐ1000mの稜線という手前で、この日初めてハイカーとスライド。三角点から1時間ぐらい経過して疲れてしまったこともあり、稜線手前で休憩。この時点で11時過ぎ。3時間で登頂は無理というのはもちろん覚悟していましたが、それでもまだ、山頂お昼前は大丈夫だろうなんて甘い考えでいたのです(笑)。

 南に伸びる稜線に乗ってしまえば、あとはツツツィーと稜線をたどればいいだけ、なんて思っていたのですが、ここからが結構時間がかかるのです。1100.6の三角点の先で展望地点があり、「展望台:山頂まで約30分」と書かれているのを見ても、「そんなにゃ、かからんでしょ、いくらなんでも」などと呟いていたのですが、実際きっかり30分かかってしまいました。

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(展望地点は富士山だけでなく反対側に身延や南アが望める)

 地形図をちゃんと見ていればわかることですが、1139のピークへ登ったあともずっと奥に山頂が控えているわけなのに、鎖場を登っている最中、ここを上がりきれば山頂なんだろう、などと勝手に決めつけてしまったりで、一般登山道に入ると途端に地形図から目を離してしまうのはホント悪い癖ですね(笑)。

 鎖場を登り切ったところでちょうど正午。そのあと山頂までは15分かかって到着。「三石山本堂 ご参拝ご苦労様です 大崩区」の水色の看板があって、とにかく無事ついたと、ホッとひと息。いちおう本堂にお参りして、山梨百名山の標柱を撮影後、誰もいない本堂の前でお昼ご飯としました。

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            (山頂にあったこの岩、三石山の山名の謂われでしょうか?)

 お昼を食べながら、下山を思案。18きっぷが使える身延線の普通列車甲府行きは15:45発を逃すと、次は2時間以上あとの17:53。もちろん、18時前の列車でも帰宅可能ではありますが、かなり遅い時間になってしまいます。ここまで登りで4時間と言うことは、下りは3時間近く見ておくべきかも…と山頂の奥にあると言われている展望地点を探すのはやめて、ちょうど発車時刻の3時間前に山頂をあとにしました。

 帰りは来た道を戻って、そのまま一般登山道を進んで大崩の集落経由で、林道を延々と歩いて身延駅へ向かいます。ちょうど朝ゴツンとぶつかる感じで一般登山道に出た地点の手前で、この日二人目のハイカーに遭遇。そのあと来るときには見逃していた炭焼き窯の跡が目に入ります。

 一般登山道と尾根径の交差点は注意していないとわかりにくいかも知れません。そしてそのすぐ先に「椿草里」の指導標。これにはちょっとびっくりして、え?そんな道があるの???という感じでしたが、時間も無く、偵察は見送り。やや足早に大崩の集落へと下っていきます。

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 大崩の上の集落↑は、そこから数分。言い方は悪いですが、よくこんなところに住む決心をしたものだと思ってしまいます。茶畑の下に大きなお屋敷があって、犬に盛んに吠えられたので住んでいる人はいるはずですが、人の姿は見当たらず、本当にひっそりとした感じの集落です。

 大崩の上の集落から林道を歩いて行って、すぐ、大きく林道が屈曲する地点があります。ここに朝たどった尾根径から分かれている地形図の破線路が交差する地点があるはずで、十分注意して見て行ったのですが、コレと思われる地点はとても道があるようには見えず、かろうじてカヤトのヤブがなぎ倒されているのが確認できた程度でした。

 おそらくですが、ここから林道を下っていった先、大崩の下の集落で交差している、例の「林道三石山線」で破線路は分断され、分断された上部の破線路は歩かれなくなって、ヤブに埋もれてしまっているのではないかと推測しています。もしそうだとすると、やはり塩之沢駅から歩いて三石山を目指す場合は、496の手前で尾根に乗る踏み跡を選択することが肝要ではないかと思います。

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 大崩の下の集落↑は、犬にも吠えられず、谷間で14時過ぎだというのにもう陽が陰り始めており、慌てて上着を羽織り長い林道歩きにかかりました。林道は本当に長いです。特に下部は荒れた感じで、身延の駅が近づくまで途中人家は一軒もありません。ただただひたすら下るという感じです。

 身延の駅が近づくと、巨大な建設現場が姿↓を現します。単なる林道工事ではなくて、これは中部横断自動車道の建設なのですね。付近は民家もある小集落なのですが、こんな自動車道が出来たらとてもここには住んでいられなくなるのでは…と思うほどでした。

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 かなり急いで歩いたおかげで、コンビニでビールを仕入れてから身延駅に向かったのに15:07の富士行き普通列車にも間に合ってしまいました。世田谷時代なら、富士周りで帰ってもそう違わないのでしょうが、多摩に引っ越した現在は半時間後の甲府周りで帰った方が遥かに早いので、ビールを飲みながら身延駅でのんびりと時間を潰しました。

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2016.11.14

【御坂の未踏区間を歩いて笹一へ…御坂峠から清八峠】 山バス情報150

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(紅葉はいまいち)

【山行日】2016年11月12日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅    - 06:19 大月   (JR中央線快速)
大月     06:22 - 07:14 河口湖 (富士急行)

「バス」
河口湖駅  07:18 - 07:36 三つ峠入口 (富士急山梨バス 370円)

「歩行」
三つ峠入口  07:50 - 09:05 御坂峠
御坂峠    09:20 - 09:50 御坂山
御坂山    10:00 - 11:00 八丁峠
八丁峠    11:10 - 11:25 八丁山
八丁山    11:55 - 12:20 清八峠
清八峠    12:30 - 13:35 駐車場(舗装道路開始点)
駐車場    13:45 - 14:55 笹一酒造
笹一     15:10 - 15:20 笹子駅

「鉄道」
笹子  15:35 - 16:35 高尾 (中央線各駅停車 遅延)
高尾  16:36 - 中央線某駅  (中央特快東京行き 遅延)


【地形図】 「河口湖西部」 「笹子」


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(あとで振り返ってみると、結局、登山口のあたりが一番鮮やかだったりします:笑)

 次の週から四週連続で土曜日に予定が入ってしまったため、12日は、できることなら土曜にしか行けないコースを、とも思ったのですが、やはり笹一の誘惑には勝てず(笑)、笹子に降りるプランで、何度もプランしながら実行に移せなかったコースを歩いてきました。

 とはいえ、せっかく多摩方面へ引っ越してきたのですから、今まで乗りたくても乗れなかった富士急行の始発列車を使うことにしました。この列車に乗れれば、バスの乗り継ぎも好く、8時前に三つ峠入口を出発できるので、日の短くなったこの季節でも、御坂主稜線で未踏だった御坂峠~清八峠のコースものんびり歩けそうです。

 さすがにこの時間帯の電車ですと、車内もガラガラで、中央線、富士急共にゆったり座れるのが好いですね。河口湖でのバス待ちも私一人だけ。今日はバスも貸し切りかと思ったのですが、富士山駅から乗ってきたハイカーの方がいらして、同じ三つ峠入口で下車。足ごしらえを見るに、相当健脚の方のようなので、スパッツを着けて時間稼ぎをしたりして、先に行ってもらうことに。。。

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 御坂峠までの道のりは、最初は植林帯がずっと続きますが、意外にカラマツの紅葉↑が綺麗なところがあったりして、その先の広葉樹は…と見てみると、やはりというか、あまりぱっとしません。紅葉は、字義通り、赤の鮮やかさがないと、どうしても画竜点睛を欠くという感じですね。

 高度を上げていけば少しは好くなるかというと、そういうわけでもなく、峠が近づくと今度はほとんど落葉してしまっています。下の方も、葉の様子からして、これ以上よくなることもなく落ち葉となってしまいそうな印象でした。

 そして、峠近くなると、それまで小枝越しに見えていた富士山に雲がかかってきたりして、確か御坂峠は展望なかったよなぁ…せっかくお膝元まで来たのに…と、少々残念な気分。1時間15分ほどで到着した御坂峠はやはり展望はないものの、陽当たり好く暖かなので、とりあえず、お茶で一服することに…。すると、大きなザックを背負った学生さんたちが御坂山の方からやってきて、少しお話すると、今日は三つ峠からで、これから大石峠まで行ってもう一泊テント泊する予定とのこと。楽しそうな様子に思わず笑みがこぼれます。

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(営業中止からだいぶ経つと思いますが、御坂茶屋、まだ建物は残っています)


 休憩後、御坂山の方へ向かうと、枝越しの富士山は雲がとれた様子。御坂山に展望はあるのかな…とあまり期待はせずに稜線を進んでいくと、葉を落とした雑木の森の先に送電鉄塔が…。いつもなら、こんな無粋なものを…と思うところですが、ここなら富士山が綺麗に撮れるのでは…と進んでいけば、やはり送電鉄塔のところからは富士山が綺麗に眺められて、ばっちり写真に収めることが出来ました。

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 その先、御坂山の前後はブナなどもある林相の好い稜線ですが、ほぼ落葉してしまっており、ブナも茶色い枯れ葉が残っている程度。ただ、ちょっと意外だったのは、行きかう登山者が結構多いこと。天下茶屋の一番バスからの縦走にしては時間が早すぎるので、みなさん、先ほどの学生さんたち同様、三つ峠前泊なのでしょうか。前日は雨でしたし、ちょっと不思議な感じでした。天下茶屋に車を置いてピストン?なのでしょうか。

 今日は暑いぐらいで、喉も渇いてしまい、展望のない御坂山でもテルモスのお茶で水分補給。小休止してから天下茶屋分岐へと進みます。途中、もう1カ所富士山が望める場所がありましたが、再び雲に覆われてしまいそうな雰囲気…。実際その先の天下茶屋分岐から先では、とうとう富士山はその姿を見せてはくれませんでした。


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(30分前には綺麗に見えていた富士山が、雲に覆われているのがわかるでしょうか)


 八丁峠への道は、途中少し薄暗い感じのところもありますが、基本的に尾根通しの広葉樹の稜線です。1498ピークの少し手前で尾根がグイッと左に曲がるのが実感できて、八丁峠とされる地点の目印=送電鉄塔も見えてきます。八丁峠は送電鉄塔があり、見廻り道とエアリアに表記されている踏み跡も上がってきていますが、鞍部より結構上がってきたところなので、あまり峠という感じの場所ではありません。御坂山からちょうど1時間ほど経過していたので、八丁山を前にここで水分を再補給してひと息。

 八丁山への登りは、思ったほどは時間がかからずに着いてしまいましたが、朝早かったせいもあって、おなかはぺこぺこ。時間も11時半近かったこともあって、ちょっとお昼休憩にはどうかなという感じの狭い寂峰で、おにぎりタイムにしました。

 八丁山は大きな岩のある山頂で、岩に座ってお昼を食べていると、ふと見た西の方に冠雪した山塊が雲の上にちょこんと顔を見せているのに気づきました。ちょうど黒岳と釈迦ヶ岳の尖峰の間なのですが、方角と形からしておそらくは南アの悪沢赤石~聖岳ではないかと思います。この時点で黒岳にもべっとりと黒っぽい雲がかかっていて、この日はこちら側に来て正解だったのかも知れないな~などと慰めにもならないようなことを考えていました。

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(黒岳と釈迦ヶ岳の間に南ア南部が顔を見せてくれた)


 お昼を済ませたら、清八山へ。初めて訪れたわけですが、山頂は電波塔があるわけではなく、結構広々していて、お昼を食べるならこちらの方が好かったかな~と。眺めも結構好かったのですが、お食事中のハイカーさんが数人いらっしゃったので、ちょっと立ち止まっただけで素通りに近い形でした。

 女坂峠方面への分岐を左に分けて、清八峠。数回来たことがあるはずなのですが、調べてみたら十数年ぶり。さすがにあまり記憶に残っていませんでした。本社ヶ丸40分と指導標にあり、エアリアのコースタイムなど眺めて、寄って寄れないことはないけれど、そのあと角研まで一時間弱歩いて、そこから2時間弱下るのはいかにも億劫でしたし、展望も紅葉も期待できないと思うと、やっぱり予定通り長い舗装道路歩きの方を選んでしまいました。

 しかし、この道はおそらく三度目だと思うのですが、あまりお奨めできる道ではないですね。最後林道に出るまでの道がかなりヤブっぽい上に、滑りやすい土質です。そして、この道は最初小尾根を下るわけですが、ただでさえ悪い今年の紅葉の一番悪い見本を見てしまったような感じでした。北斜面でかつ周りに大きな尾根があるせいで、陽当たりが悪いせいもあるのでしょう、言い方は悪いですが、枝に枯葉がついているだけという感じでした。小尾根につけられた径は結構傾斜も急ですから決して下りやすい道とは言えません。

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(こうやってみると眺めの好い道に見えますが、実際はカヤトとヒノキの幼木がヤブのようになっています)


 そして舗装道路に降り立ったところにある変電所が何ともいやな感じで、ああ、もうこの道は二度と使うまいと心に決めてしまったほどでした。

 その後の長い舗装道歩きはそれほど苦になりませんでした。最初からそのつもりでしたし、車の通りも少ないため、静かなものです。トンネルを抜けて甲州街道に出ると途端にうるさくなりますが。。。

 甲州街道に出たのが14時15分過ぎ頃。そういえば、追分はこのぐらいの時間にバスが通っていなかったっけ?と道路を渡ったところにあるバス停の時刻表を見てみると、やっぱりあった!14:18大月行き!と小躍りしかけたのですが、よく見ると時刻の上に白い四角マーク(□印…土休日は運休)。次は15:50ということで、笹一まではやっぱり徒歩。

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(あうっ、惜しい…)

 ま、ここは笹一まで右側にちゃんと歩行者通行帯が確保されているので、それほどいやじゃないんですけど、とにかくでかいダンプがうなりを上げて走っているのでうるさいです。

 で、お楽しみの笹一ですが、今年は試飲が千円ということなので、さすがの私も試飲を断って、商品(しぼりたて生原酒:新酒)だけ買って帰りました。知った顔がいないかな、とちょっと見回してはみたのですけれど、笹子発の高尾行きが15時半過ぎにあるとの掲示を見て、そそくさと帰ることに。

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 帰りの電車は笹子から乗る人が結構多かったせいもあって、大月で立ち客が出る始末。予想通り相模湖で特急待ちをしている頃にはかなりの混雑となって高尾駅へと向かい、高尾で接続の中央特快は座れず。しかし、世田谷時代とちがってたいした時間乗るわけでもなく、アルコールも入っていないので、苦ではありませんでした。

 これで、主だった御坂稜線は、一番奥の王岳~三方分山が残ったわけなのですが、朝7時台の西湖民宿行きバスが捉まえられるようになったのだし、是非とも歩いてみて、河口湖から三つ峠経由で四尾連湖まで繋げてみたいものです。
 

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2014.10.27

【道志側に降りてバスで帰京♪…朝日山から菜畑山】 山バス情報136

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(朝日山への登りで…紅葉が予想以上に美しかった)

【山行日】 2014年10月25日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:33 町田(小田急線)
町田  05:46 - 06:00 橋本(JR横浜線)

「バス」
橋本駅北口 06:20 - 06:53 三ヶ木(神奈中バス 430円)
三ヶ木   06:55 - 07:38 月夜野(神奈中バス 556円)
月夜野   07:50 - 08:11 竹の夲(富士急山梨バス 600円)

「歩行」
竹の本  08:20 - 09:30 切り株
切り株  09:40 - 10:25 朝日山(赤鞍ヶ岳の表示)
朝日山  10:35 - 11:35 ブドウ岩の頭
ブドー岩 12:00 - 12:53 菜畑山(なばたけうら)
菜畑山  13:20 - 14:35 和出村

「バス」
和出村  15:12 - 15:50 旭日丘 (富士急山梨バス 980円)
旭日丘  16:17 - 17:15 富士山駅 (ふじっ湖2号の遅延 640円)

「鉄道」
富士山駅 17:35 - 19:51 新宿(富士急行快速山梨富士4号)

【地形図】 「大室山」

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(朝日山から岩戸ノ峰の稜線で…稜線も紅葉がそこそこ楽しめた)

 私の住んでいるところから橋本駅へは、これまで長いこと06:19にしか行けないというダイヤが続いていて、道志村へはなかなか足が向きませんでした。ところがつい最近横浜線のダイヤが変わってくれたらしく、頑張って早起きをすれば、6時ジャストに橋本駅に着いて、そこからバスを三本乗り継いで奥道志に入ることが出来るようになりました。

 そしてさらになんと、いつの間にか、奥道志から帰京可能な15時発のバスが運行されていることに気づき、これは是非ともまだ歩いていない朝日山~菜畑山を歩いてみようと、給料も入り好天予報の土曜日にさっそくチャレンジしてきました。

 予定通り6時に橋本着。とここで、意外な事態が…。橋本駅で下車する登山客が結構います(笑)。そして三ヶ木行きのバス停には長蛇の列。で、バスはなんと立ち客がでる大盛況。これにはびっくりすると同時に月夜野行きのバスは座れないだろうな、と覚悟を決めます。。。ところが、相模湖からのバスはいつものようにがらがらで、運良く、なんとか最後の一席にありつくことが出来ました(それでも月夜野行きも立ち客が出る始末)。

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(久々に乗った…月夜野発長又行きバス)

 焼山登山口で8割方の登山客が下車。平丸・東野でぱらぱらと降りて、結局、長又行きの富士急バスに乗り継いだのは4人だけでした。長又行きの土曜のバスは今は臨時運行という形だそうで、案内放送は無し、乗客が降車地を申告して発車となります。バスはシートがかなり傷んだ旧型ですが、パスモなどのICカードも使えます。

 竹之夲で下車。柔軟運動をして、登山口を探しますがよくわかりません。地元の人に尋ねると、バス停から向かって右の細い小道を指して、そこをあがって農道を右に行ってくださいとのこと。あ、、よく見ればこんな道標がちゃんとありました。。。

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 農道に出ると左手には冠雪した富士山がでーんと見えて、ああ、もうここらへんはエアリアでは高尾だけれど、富士山のすぐ近くなんだよなぁ…と改めて思います。登山道は、地形図とはちょっと違っていて、この農道=林道をエッチラ登っていったかなり先で、尾根を乗っ越すかなり手前の左手に登山口の表示が見つかります。

 道形はしっかりしていて、急傾斜はきれいにジグザグを切ってくれており、歩きやすい径です。ただ、植林が多く、右手が自然林なものの、やや暗い雰囲気の径が続きます。979ピーク(エアリアの入道山)はエアリア記載通り右手を巻いてしまい、これも地形図とはかなり違っています。巻いた先、960m付近から始まる急登の直前に切り株が2つあり、登り始めて一時間ほど経過していたこともあり、ティータイムにします。

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(お誂え向きに切り株ベンチがありました)

 休憩後、急傾斜に取りかかります。これは、地形図で見るよりかなりきつい感じの傾斜で、両手両足を使って登る感じです。しかししかし、この急登が始まると周囲は自然林が優勢となっておまけに紅葉が予想以上にきれい。今回は未踏区間を歩くことが目的で、紅葉はほとんど期待していなかっただけに、これは思わぬご褒美をもらった感じでした。急登は稜線直下まで続きましたが、紅葉だけでなく、足下にはリンドウも咲き並んで、この急傾斜は苦になりませんでした。

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 稜線直下はヤブが濃く、登り着いた稜線には「←赤鞍ヶ岳」の指導標があるものの、来た道を指す道標は判読不能な状態。おまけにこちらから見るとヤブが濃くて竹之本へ下る径はどこなのか、ヤブ径になれていない一般登山者がここが秋山峠であることに果たして気づくかどうか、ちょっと心配になります。

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 「←赤鞍ヶ岳」と記された朝日山方面へ向かうとすぐに、カヤトの向こうに富士山が望める場所↑があります。稜線上の紅葉も先ほどに比べれば落ちるものの、結構な色合いで悪くない道のり。ほとんど登りというほどでもない道を進むと地形図で赤鞍ヶ岳と表示され山頂の表示も「赤鞍ヶ岳」な朝日山に到着です。ここを訪れるのは実に14年ぶりのことですが、山頂の様子はよく覚えていて、14年前とほぼ同じ。樹林に覆われた静かな山頂です。

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(稜線の紅葉も悪くない…)


 朝日山で休憩後、西進します。前回は朝日山からサンショ平・日向舟を経て雛鶴峠へ降りたのですが、今回は岩戸の峰・ブドウ岩の頭の未踏地帯へ突入です。稜線は自然林100%、ブナなども結構多く、立ち枯れも見かけません。エアリアで岩殿山と書かれている1280m圏峰からは大きく下って、岩戸ノ峰(高丸)1288ピークへの登り返しは結構大変。 幸いここもなかなかの紅葉で、登り着いたピークには「岩戸ノ峰 ヒッチ」の表示。

 岩戸ノ峰からはさらに大きく下って、足下にトリカブトの咲き残りを見ると、ボトムは本坂峠(道志口峠)ですが、ここは、「菜畑山←登山道→赤鞍ヶ岳」の表示だけ。最近のエアリアでは戸渡への峠道が赤実線で記されていますが、慣れていないと、ここが本坂峠であるという判断も出来ないでしょうし、戸渡への径も見逃してしまいかねないだろうな、という印象です。地形図には道志口沢に沿って曽雌の方へも破線が引かれていますが、こちらはヤブに埋もれていて、経験者でもその出だしをつかむのが難しそうな感じでした。

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 ブドウ岩ノ頭。ブドウの名がつくピークは、なんだか郷愁を誘う感じがありますね。特にこれと言って特徴のある岩も見つからない分岐点のような場所です。ここで、朝日山から一時間ほど経過していたのと、お腹が減ってしまったのとで、11:30と少し早いですがお昼ご飯にしました。
 
 腹ごしらえが済んで、お茶で一服したら、お昼のチャイムを合図に菜畑山へ向かいます。これがまたものすごい下りです。なにしろ1050mあたりまで170m下ってから230m登り返すのですから、最初はもう下山するみたいな感じです。目の前に立ちはだかるようにそびえる菜畑山。こちらから見ると結構どっしりとボリュームある感じに見えます。しかし、実際は最低鞍部からの登り返しは見た目ほど厳しくもなく、時間も十分あるので、ここでも素敵な紅葉を楽しみながら高度を上げていきます。

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(ブドウ岩・菜畑の最低鞍部付近にて)

 右手に今倉山からの稜線が見えて、やはり前回14年前に今倉山から稜線伝いに菜畑山へと歩いたことを懐かしく思い出すとまもなくであの東屋のある山頂です。ここまで誰にも会わなかったので、今日は最後まで一人旅と思っていたのですが、意外にも東屋には先客のパーティーがいて、昼食を始めたところでした。

 東屋で無線でもやって時間つぶししてから、下山しようと思っていたのですが、さすがに気が引けて、紅茶をゆっくり煎れながら長めのティータイムとしました。残念ながら、もう富士山は雲に隠れてしまっていたのですが、大室山の雄姿が素晴らしく、やっぱ道志は好いところだよなぁ…と思いながらのんびりしました。

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(菜畑山より大室山を望む)

 下山は前回和出村の方へ降りたので、今回は養豚場を見学がてら(笑)曙橋と考えていたのですが、確か和出村には酒を商う店があったような記憶があって、結局和出村(大久保)の方へ降りてしまいました。和出村への径は余り歩かれていないようで、カヤトのヤブがきついところや、沢沿いは苔で滑りやすいところなど多く、少し注意が必要かも知れません。

 和出村では記憶通り酒を置いている商店があって、ヱビスビールを飲みながら帰りのバスを待ちました。帰りのバスは15:00道志小学校発。道志の湯経由ですので、健脚で時間が余った場合は道志の湯でこのバスを待つのも手です。

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 やってきたバスはきれいな最新型。加速もなめらかで道志みちをひた走り、山伏峠を越えて平野・旭日丘へと向かいます。平野着15:43ですから、平野発16時の新宿行き高速バスが予約できれば、平野で乗り換えても好いでしょう(この日は満席でした)。私は旭日丘で16:22発の富士山駅行きに乗り換えるつもりでいたのですが、ワインなど買ってチビチビやっているところへ、ノーマークだった「ふじっ湖号:富士山駅行」がやってきたので飛び乗りました。どうやら16:06発が遅れてやってきたようでした。

 しかし、レトロバスは忍野八海などしっかり経由するうえ、途中渋滞にも巻き込まれて、富士山駅には約一時間後の17:15頃到着。帰りは何時になるんだろ、と見ると、なんと20分後に直通の新宿行き臨時快速電車があって、首尾良く乗り換えなしで新宿まで帰ることが出来たのでした(6両編成:前3両自由席:リクライニングが快適です)。

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(富士山駅にて)

 実は帰ってから気がついたんですけど、私のように小田急線沿線(?)な人なら、旭日丘から16:13発の御殿場行きに乗って、御殿場線+新松田経由で帰る方が早いし、ずっと安く帰れるみたい(笑)。 今度また行く機会があれば、御殿場回りで帰宅してみます。

 最後に重要な注意事項です。この道志小学校~旭日丘のバスは、11月30日までです。12月以降は走っていませんので、冬枯れの道志を歩いたあとで間違っても道志側に降りないように注意してください。ただ、11月30日までは土日祝日だけでなく毎日走ってくれています。平日のご利用も含めご利用をご検討くださ~い。 
 

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2014.04.15

【久しぶりに桃の花見をかねて…達沢山】 山バス情報132

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【山行日】 2014年04月12日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 08:02 石和温泉 (JR中央線)

「バス」
石和温泉駅入口 08:25 - 09:00 立沢 (富士急バス)

「歩行」
立沢バス停 09:05 - 10:10 林道終点
林道終点  10:20 - 10:55 達沢山
達沢山   11:25 - 12:30 950m付近
950m付近  12:40 - 13:40 蚕影山
蚕影山   13:50 - 14:05 桃の里温泉

「温泉」
ももの里温泉  14:05 - 14:45 (620円/3時間)

「歩行」
桃の里温泉 14:50 - 15:10 下黒駒バス停

「バス」
下黒駒  15:37 - 15:55 石和温泉駅入口 (富士急バス 遅延 420円)

「鉄道」
石和温泉 16:54 - 18:25 立川 (ホリデー快速ビューやまなし号)
立川  18:47 - 中央線某駅

【地形図】 「石和」

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 土曜日の都合がなかなかつかなかったため、またまた一ヶ月ほど間が開いてしまいました。リンク先の皆さんからは春の便りが続々聞こえてきて、私も春らしい雰囲気を感じたいなぁ…などと思いまして、昨年は行けなかった桃の花見に五年ぶりに行くことにしました。

 コース取りは5年前と全く同じ。帰りのバスが高速バスではない点を除けば、行きの電車やバス、温泉まで変わりなし。ホント芸がないです(笑)。

 今回も五年前同様、行きの電車は拍子抜けするほど空いており、勝沼ぶどう郷の駅で車窓越しに南アの雄姿をうっとり眺め、石和温泉駅からバス停までの間も南アの眺めを楽しみながら歩けてすべり出しは上々です。

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 石和温泉駅入口バス停では、ももの里温泉と石和温泉駅を結ぶ土曜運行バスも見つけましたが、これは、ももの里温泉→石和温泉駅13時台一本のみということで、ちょっと山には使えませんね。しかも日曜祝日は運休です。
 
 富士山駅行きのバスは、いつもながら、遅れてやってきましたが、乗り込んだハイカーは私一人だけ。バスは車窓からも桃の花が楽しめるのですが、途中リニア新幹線の路線と交差します。あの様子だとリニア新幹線からは桃の花を眺めることはできないようです、というか、車窓風景を楽しむなんていうノンキな旅情を求めるお客さんは相手にしていないようですね。しかし、のぞみより早く大阪に着きたい人ってどういう人たちなんでしょう。あんまりお友達にはなりたくないですね。

 立沢バス停で下りて、指導標に従い、採石場の脇を通って長い林道歩きです。このルートさすがに近年エアリアでも赤実線が入りましたが、退屈な林道歩きが一時間強あるとはいえ、標高700m以上からスタートできて、しかも迷う心配もほとんどない、達沢山お手軽ルートと言って良いでしょう。

 林道歩きが退屈なのは前回の時よく身に沁みているため、よっぽど、すぐ左手の980.7三角点のある尾根に這い上がってしまおうかと考えましたが、今日のところは、下りのバリハイルートに余力を残しておくべく、アブラチャン等眺めながらのんびり林道を歩くことに覚悟を決めます。

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 林道終点手前でわずかに残雪を認めますが、さすがに林道では雪が歩行の邪魔になるような箇所は皆無です。終点で一息入れてから、土径を歩き始めます。土径になると残雪が目立ち始めますが、念のため用意していたアイゼンも使う必要がない程度。ただ、登山道というか踏み跡が残雪に隠されて一部ルートがわかりにくい箇所があることは否めません。

 少し強くなった傾斜をこなして京戸山と達沢山の鞍部に出ますが、ここには、↓こんなヘンテコな標識があるだけで、稜線を歩いてきた人たちには、ここが立沢地区への下り口だとはわかりにくいと思います。この先、達沢山に向かうと途中に「←達沢山 林道(立沢地区)→」という指導標が現れるだけに、この鞍部の指導標の不備は早く改善してもらいたいものです。

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 稜線からひと登りで達沢山。11時前とはいえ誰もいません。山梨百名山の標柱は新しいものに建て代わっていました。無線を聞きながら早めのお昼にしましたが、30分ほどのお昼休憩中、誰も登ってきませんでした。南アがきれいに見えていましたが、交信相手も見つからないので、早々と下山にかかります。久しぶりの下りバリハイルート尾根下り。しかし、この西尾根はこれで五度目。なめてかかってはいけませんが、それほど不安になることはありません。そろそろ勝手知ったるという形容詞をつけてもよさそうな尾根になってきました。

 山頂もそうでしたが、この西尾根も雑木がかなり伐採されていました。ひょっとして、達沢山西尾根を地元が整備する気になったのかな~なんて思いながら最初は歩いていたんです。木が刈り取られているのは、南側=富士山が御坂山塊からちょこんと顔をのぞかせている方面。黒岳や御坂山あたりはこちらから見ると北面に当たるせいかもしれませんが、まだだいぶ残雪があるように見えます。1300mと1500~1800mではやはり雪の残り方も随分と違うみたいです。

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(富士山よりも手前の御坂山塊の残雪に目が行きます)

 西尾根は上部は雑木ばかりで日当たりも良く残雪はゼロ。毎回思うのですが、出だしは本当に歩きやすい尾根という第一印象です。そして、この日1145ピーク手前で、このブログを始めるよりずっと以前に訪れたときにあったピークを左に巻く(?)ような径が整備されているのに気づきました。

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(巻き道か?と思ってたどってみると…)

 試しにたどってみると…、なんとこれは巻き道でも何でもなくて単なる仕事道のようで、ピークを巻ききらずに南へと伸びる尾根の方へ踏み跡が続いていました。元の尾根に戻るのは藪をかき分け一苦労。やっぱり楽をしようなんて考えると罰が当たります(笑)。基本に忠実に尾根通し!で行きましょう。

 そして、1145のピークを越えたあたりから、やはりというか、いつも通り藪っぽくなってきました。西尾根を整備する気など行政側にはないようです。ちょっぴり期待した私が馬鹿でした。980.8三角点への尾根を左に分けて右折、ピークらしさのない1016を過ぎて西進。ああ、もう全然変わってないや…という感じで、この先大きく下りって登り返す手前=950m付近で達沢山から一時間ほど経過していたので足休めの休憩を取ります。

 休憩しながら地形図を参照。この先で前々回道間違いをしそうになった箇所をチェック。休憩地点から数えて二つ目のピークの先=旭山へ向かうのに、北への尾根に入らず左手(西)に進むべき地点です。

 一つ目、二つ目…歩いて行くと、ありました。ここは以前より間違いやすくなっている気がします。入ってはいけない北尾根の方には青いひものマーキングがあって、おいでおいでをしていると言ってもいいぐらい。しかしよく見ると左手(西)に赤テープと黄色テープのマーキングが有り、直進よりやや藪っぽい感じではありますが、左手の尾根筋が正解です。左手には旭山と一目でわかる高い尾根があり、直進方向は尾根がそのまま扇状地へ落ち込んでいるのを見ればコンパスで確認するまでもないのですが、ここらへんが踏み跡を追うだけか地形判断ができるか、違いが出るところでしょう。

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(藪っぽいけど、こっちが正解)

 旭山で一休みしていると、人の気配。今日はもう誰にも会わないものと思っていたのですが、やってきた登山者と先ほどの間違いやすい地点のことで言葉を交わしました。

 旭山から下りてゆくと、ミツバツツジが明日にも開花しそうな蕾をつけていました。そして、その先の旭山の標識がある809.5mの三角点では、三人のパーティーも休憩中で、これだけ藪っぽいこの尾根も、さすがに桃の季節だと人が結構入るものなのだなぁと感心。三角点の先ではわずかながら開花したミツバツツジに出会い、さらに蚕影山へと下ったその先ではヤマツツジが開花していて、そういえば、2007年に来たときもこのあたりで咲いていましたから、もしかすると同じ個体かもしれません。

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 最後は毎度のことながら、疲れた足で藪っぽい道を下りつつけ、桃の里温泉手前の桃園に無事着地。今回も時期的にはほぼ満開といった咲き具合で、この桃の花だけは、自生ではないものの何度見てもいい花の色だとニンマリしてしまいます。

 ももの里温泉でも南アがまだしっかり見えていて、南アをバックに桃の花を愛で、温泉で打ち上げというほぼ百点満点のフィナーレを迎えることができました。

 いつもだと帰りの高速バスを予約して、温泉でのんびりまったりするところですけど、ちょいと用事のある身のため、15時の路線バスで帰ることに。。。

 しかし、せっかく10分前にバス停に着いたにもかかわらず、路線バスは遅れに遅れて20分ほどの遅延。石和温泉駅では16時8分の各駅停車を逃すと、そのあとはホリデー快速まで45分待ち。もちろんお金があれば、あずさだかかいじだかに乗っかって帰ればいいのですけど、行きならともかく帰りに特急料金を払うのはあまりに馬鹿馬鹿しい…。ホリデー快速は普通列車(各駅停車)よりは時間短縮だし…とまたまた友人に宛ててメールを打ったりして時間を潰しながら、びゅうやまなし号を待ちました。

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2013.07.02

【二週連続で御坂へ…大石峠から黒岳】 山バス情報122

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【山行日】 2013年06月30日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅    - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺   05:35 - 06:13 高尾  (中央線各駅停車)
高尾    06:14 - 06:51 大月  (中央線各駅停車)
大月    06:53 - 07:44 河口湖 (富士急行線)

「バス」
河口湖駅 07:58 - 08:21 プチペンション村 (富士急バス 530円)

「歩行」
プチペンション 08:25 - 09:25 1200m付近の岩のベンチ
岩のベンチ   09:35 - 10:10 大石峠
大石峠     10:20 - 11:45 新道峠手前の展望地
展望地     12:10 - 13:40 御坂黒岳
黒岳      13:50 - 14:25 御坂峠
御坂峠     14:30 - 15:35 藤の木バス停

「バス」
藤野木  15:58 - 16:26 石和温泉駅入口 (富士急バス 760円)

「鉄道」
石和温泉 17:00 - 18:44 高尾 (中央線各駅停車)
高尾   18:54 - 京王線某駅  (京王線準特急)

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「2013/4/8~11/30の間の土・日・祝日のみ運行。ただし、2013/7/20~9/1の間は毎日運行」というプチペンション村&上芦川行きのバス。河口湖駅07:58発は登山者向けに走らせているのでしょうが、12:03発はどういう客層なのでしょう(笑)。

 ともかく、このバスのお陰で大石峠から御坂黒岳というガイドブックと逆コースを歩くことが出来そうです。AKIOさんの情報で、この稜線でヤマオダマキとグンナイフウロが見られるということで、出掛けてみることにしました。

 で、せっかく登山者向けに走ってくれている上芦川行きのバスですが、この日の登山者は何と私一人だけ。。。結構大型のバスを使ってくれていますので、皆さん是非ご利用を。

 この日私はプチペンション村のアナウンスで降車ボタンを押したのですが、以前だと何も言わなくてもプチペンション村に入る直前の大石峠の道標のところで降ろしてくれたので、今回もそのつもりでいたら、プチペンションバス停まで連れて行かれ、まぁ、たいした差じゃないからいいか…という感じで歩き始めたのですが…。

 しばらく舗装道路歩きをしていると、あっ!と思い当たりました。右手に若彦トンネルの入口。上芦川まで延伸したのだから、このトンネル入口付近で降ろしてもらえば、20分ほどの車道歩きをカットできる…。しばらく山を歩いていないと上芦川まで延伸は頭にあってもこういうのが思いつかない。。。実際にそういう利用のされ方をした方っていらっしゃるでしょうか…というかそんなのもうすでに常識なのでしょうか…?

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(ここらで降ろしてもらえれば…)


 まぁ、舗装道路歩き中もお花や野鳥の囀りなんかが結構楽しめたのでそれほど後悔していないのですが、これが朝から晴れて気温も高く焼け付くような陽差しだったりしたら20分ほどでもかなりの体力消耗になりますので、次回は(可能かどうかはともかく)頼むだけ頼んでみようと思っています(上芦川の方から大石峠に登るのも途中下車が上手くいけばこのバス結構効率的に使えそうですね)。

 それからもうひとつ山バス情報…先週もご紹介した新宿発06:00の河口湖行きハイウエイバスですが、この日はこの上芦川行きのバスに十分間に合っていました。途中渋滞などなく定刻通りに着ければ乗り継ぎ可能です。遅延した際の策(08:28発で三ツ峠入口とか)を用意して、Bus to Bus 乗り継ぎに挑戦するのも手かも。。。

 さて、話を山歩きに戻して…「ハイキングコース案内図」を見たら土道を歩き始めますが、最初のところがチョット間違いやすいかも知れません。指導標に気をつけてジグザグの登山道を上がっていきます。最初は植林帯。花もなくつまらないのですが、植林が途切れヒメウツギが見えてくるとしばらくで、確か前回もお世話になった岩のベンチで休憩します。だいたい歩き始めてから1時間ほどのところなので、腰を下ろして水分補給。

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(石のベンチ)

 休憩後、更に植林帯を登っていくと、水場がありますが、この季節でさえ、ここは水量が少ないです。ここの水に限らず御坂の水場はあまりアテに出来ないので、水は十分用意しておいた方が好いでしょう。ときどき陽が差してきたかな、と思うとすぐに曇るという感じで、今日は電車の窓からも富士は拝めなかったし、降られちゃうかも知れないなと思いながらジグザグを繰り返していけば、やがて大石峠に辿り着きます。

 大石峠は天気が好ければ本当に富士山が美しい場所なのですが、今日は真っ白け。富士山どころか景色は全くナシです。それに六年前に来た時には、ロープが張られてその向こうはアヤメ咲くお花畑だったのが、ロープもなくなってアヤメもひとつふたつみみっつ…と数えるほどしか咲いていません。あとはニガナとキンポウゲぐらい…う~む、花が減ったとは聞いていましたけど、これほどとは…。

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(展望がないせいか、なんとなく寂しい雰囲気の大石峠)

 峠からは稜線歩き、気を取り直して、東進します。不逢山(あわずやま)を越え、アップダウンもあまりない径を、お花、お花と探しながら進みますが、これが全く見付かりません(笑)。悪い夢でも見てるんじゃないだろうかと思うぐらい花が見付からず、中藤山(なかっとうやま)の少し手前までで出会えたのは、ノアザミ(?)とキンポウゲぐらい。ヤマオダマキもグンナイフウロも見あたらず、稜線は植林ゼロの純自然林なので、ええ?本当に?とガックリと言うより不思議な気分で歩きました。

 中藤山の少し手前でやっとヤマオダマキを見付け、もしかしたらもう逢えないかもと焦って(笑)何枚も写真を撮ります。中藤山でこの日初めて人とすれ違いました。時刻は11:20。お腹も空いてきましたけれど、どうもこの山頂は落ち着かない感じなので、新道峠あたりでかナ…と咲き残りのヤマツツジなど撮りながら先に進みます。新道峠の少し手前で右手に踏み跡があり、ちょうど展望地のようになっていたので(富士山は全く見えませんが)こちらでお昼ごはん。

 お昼を終えて新道峠へ向かうと、ba_sobuさんに教えていただいたばかりのカラマツソウが群落のように咲いている所があり、こうやって咲いていると結構イイものだな…と写真に収めます。

Oishitouge209


 お昼を過ぎると少し天気も回復してきて、陽が差してハルゼミも合唱を始め、お花の方も今度はクサタチバナがたくさん見られ、更に進むとお目当てのグンナイフウロも結構目にすることが出来ました。シロバナニガナやアヤメ、そしてギボウシらしきものも…。

 新道峠のあたりからは、それまで花があまり無かったのがウソのように、次々とお花が現れます。峠ではヤマオダマキを撮っているご夫婦と少しお話。アヤメは大石峠よりこちらの方が咲いています。ギンリョウソウもいて、花を撮りながら歩いていくと破風山。このあたりもアヤメ、グンナイフウロ、ヤマオダマキが咲いていて、更に緑溢れる稜線を歩いていくと、これはたぶんニシキウツギ…。

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 スズラン峠の先でまたヤマオダマキ。そして黒岳への登りではシロバナヘビイチゴ? それに(まだこれからの)オカトラノオ? 稜線を歩き始めた最初はどうなることかと思っていましたが、やっぱり今日も歩きに来て好かった!

 黒岳では1500m付近では落花していたサラサドウダンがまだ咲いていて、展望地点はもちろん何も見えないのだけれど、さすがに1800m近いだけあってヤマツツジがちょうど見頃でした。

 展望地はさすがに人がいたので、山頂で水分補給休憩。メモしてきた帰りのバス時刻を見てどう下山するか考えます。御坂峠から三ツ峠入口だと時間が余りすぎてしまいそうなので、今日はひとつ藤野木(とうのき)へ下ってみようかナと…。時刻は13:40。14時半の河口湖行きには到底間に合わないので、藤野木に下って15:58の甲府行きで石和温泉から帰ることにします。

 で、御坂峠へ下っていく途中、見かけたのですが、これってウスユキソウでしょうか?図鑑の花期を見るとチョット早すぎるようなのですが…

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 懐かしい御坂峠には新しい指導標があって、藤野木を指して1時間とあります。エアリアのコースタイムは1:20。 時刻は2時半なので、まぁ、ちょうどいいくらいと下ってみます。

 この峠道なんですが、堰堤が現れるまでは、何コレ?めっちゃ下り易い傾斜角!というほど芸術的な角度で如何にも昔の峠道です。ずっと自然林が続くし、花こそ無いのですが、これは秋の紅葉なんかもいいんじゃないかナなんて思いながら下っていったのですが…、行者平の手前で堰堤が現れると、途端に付け替えられた径となって植林だらけになって、その先は長い林道歩き…。径は非常に明瞭なのですが、登りにはとりたくないですね。一箇所、登りにとると非常に間違えやすい箇所もあって、おまけにそこには指導標も標識もないので、この径は下りで時間が余りそうな時にどうぞ。

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(最初はこんなかんじの素敵な峠道なんですけど…)

 ちなみに藤野木から乗れば、石和温泉入口まで三ツ峠入口から乗るより200円ほどですがバス代が安くなります。

 石和温泉では駅前のイオンでビールとおつまみを仕入れて、駅に行ってみると、ちょうど17:00発の各駅停車立川行きが滑り込んでくるというタイミングの良さで、雨に降られることもなかったし、今日もなんだかんだでツイていたのかも…との思いで帰途につきました。

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2013.06.26

【十三年ぶりに三ツ峠へ…お花見山行】 山バス情報121

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【山行日】 2013年06月23日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅    - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺   05:35 - 06:13 高尾  (中央線各駅停車)
高尾    06:14 - 06:51 大月  (中央線各駅停車)
大月    06:53 - 07:44 河口湖 (富士急行線)

「歩行」
河口湖駅   07:55 - 08:10 護国神社
護国神社   08:15 - 08:45 ロープウェイ富士見台駅
ロープウェイ 08:50 - 10:00 送電鉄塔
送電鉄塔   10:15 - 11:00 1600m付近
1600   11:10 - 11:30 木無山先のベンチ
木無山    11:55 - 12:55 馬返し
馬返し    13:05 - 14:38 三つ峠駅

「鉄道」
三つ峠 14:43 - 15:14 大月 (富士急行線)
大月  15:21 - 16:10 高尾 (中央線 快速東京行き)
高尾  16:24 - 16:34 北野 (京王線)
北野  16:36 - 京王線某駅  (京王線)


【地形図】 「富士吉田」 「河口湖東部」


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 暑くなって湿度も上がってきたので、ヤブ山はいい加減やめておきたい。でも泊まりがけするには懐が寂しすぎる…毎年6月は行く先に悩むところなのですが、せっかく晴れてくれるという日曜日、もう三週間も山歩きをしていないし、どこか歩いておかないと…という感じで、そういえば、大菩薩あたりから富士の下に見えていた三ツ峠は随分ご無沙汰しているなぁ…あそこならお花も楽しめそうだし久しぶりに行ってみようか、と行き先が決定。

 このブログを始めてから御坂は結構行っているのですが、調べてみると、三ツ峠は2000年の7月以来。もう13年近くも前の話です。その時はラクをして天下茶屋の下から上がって清八峠経由で笹子駅だったのですが、それでも蒸し暑さに苦しめられた記憶があります。今回はまだ歩いていない一般コースということで、府戸尾根から登って達磨石経由で三つ峠駅に降りることにしました。

 ガイドブックではたいてい三ツ峠駅~達磨石から登って、府戸尾根で河口湖に降りるように紹介されているようですが、エアリアで見ても、三ツ峠駅からの舗装道路歩きはいかにも長くて退屈そうですし、河口湖駅からの方は舗装道歩きもごく短くて済むうえ、標高差も三ツ峠駅からに比べ200m以上少なくて、距離的にはともかくどう考えても河口湖駅から登った方が良さそうなので、早朝、河口湖へ。

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 河口湖駅に行くだけなら、電車を乗り継ぐよりも、いつの間にか走るようになった新宿06:00発の高速バスの方が安くて(1700円)ラク♪なのですが、残念ながら予約が一杯で乗れませんでした。
 で、私の家から朝一番の大月発の富士急行線に乗り込みますが、富士急行線は未だにPASMOもSuicaも使えないのですね(富士急バスは使えます)。山をお休みしている間にさすがにもう使えるようになっているとばかり思っていたのですが…切符を買わないといけません…相変わらず慌ただしい乗り換えです。

 久しぶりの富士急行線。車窓からは雲の上にぽっかりと顔を出した富士山が見え、車掌さんが、文化遺産に登録云々、今左手に見えています云々とガイドしてくれて、ゆっくりお楽しみ下さいと徐行運転までしてくれて(笑)、このときは、ああこのまま晴れて三ツ峠からでっかい富士山を拝めるとイイナなんて考えてました。。。

 ところが、ウトウトして河口湖の駅で降りてみると、先ほどまで見えていた富士山はもうぶ厚い雲の中で影も形もありません(笑)。ありゃりゃ~、こりゃもしかして今日は展望のお楽しみはナシ?という感じでスタートです。

 府戸尾根の取り付きといったら大袈裟ですけど、最初のところは駅からの指導標もほとんどないのでチョットわかりにくいかも知れません。地図(といってもエアリアでいいのですけど)を良く見て、尾根の末端を目指して歩いていけば、「天上山公園」「天上山あじさいハイキングコース」の表示で尾根末端の護国神社が見付かります。
もちろん、ロープウェイ(400円)で上がってもいいのですが、ロープウェイの始発は9時です。

 しっかりカッチリ整備された「あじさいハイキングコース」を登っていきます。指導標に見頃は7月中旬からとあるように、アジサイはほとんど咲いていません。たぬき茶屋、うさぎ神社のあるロープウェイ富士見台駅までは、アジサイはひと株のみ。ほか気になったこの花は、トリアシショウマ(?)

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 ロープウェイ駅でアクエリアスで一息ついてから、「三ツ峠方面」の大袈裟なゲートをくぐって三ツ峠を目指します。「野生の猿注意」とありますが、結局一匹も見かけませんでした。1139.9の天上山は左に巻くことも出来ますが、たいした登りじゃないだろうと寄ってみることにします。小御嶽神社の小さな祠がありました。特に指導標などありませんが、そのまま北東に降りていく尾根道を下っていけば左から巻き径が合流します。

 1151へ緩やかに登ったあと結構下ります。下りきった所が林道との交差地点。林道の対面にまたすぐ登山道が続きます。この先なんですけれど…、地形図1161と1234の間のピーク1210m圏峰がエアリアでは新倉山と記載されているようですが、松浦本では新倉御前山とされ、霜山の南東尾根の1184の下の1180m圏峰が新倉山として紹介されています。
 
 登山道は1210m圏峰も1234ピークも右側を巻いていて、私は巻き径を歩いたので、このあたりの山名表示がどうなっているのか判りませんが、1301.7三角点のある霜山は、私の見落としでなければ山名表示も指導標もなく、気をつけていないと気づかずに巻いてしまうところでした(三角点を示す白い標柱で気がつきました)。

 ロープウェイ駅からエアリアコースタイムで1時間ということで、霜山で休憩をとるつもりでいたのですが、ここじゃなぁ~(笑)という感じのホントに平凡な小ピークでしたので、地形図を取り出して、たいした登りもなく送電鉄塔まで行けそうとふんで、送電鉄塔で(少し展望も期待して:笑)休憩ということにしました。


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 送電鉄塔付近はアヤメの紫とニガナの黄色がきれいで、ナワシロイチゴのお花もたくさん見られました。これで富士山が見えてくれたら嬉しいのですが、残念ながらぶ厚い雲の中です。

 送電鉄塔の標高は1350mほどなので、次の休憩は1582.4の三角点あたりかなぁなんて感じで腰を上げます。登っていって20分ほどでしょうか。うーん、これは予想外。なんとサンショウバラです(よね?)。

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 時期的にもう終わっちゃっているお花だと思っていましたし、府戸尾根で逢えるなんて全然知らなかったので、やっぱ歩いてみるもんだな(笑)と思いました。他にこの辺でお会いしたのは、これってクサタチバナ?でいいのでしょうか。けっこう咲いていました。

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 こちらはヤグルマソウでいいのでしょうか。

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黄色いこの花はキンポウゲ?。


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ほか、フタリシズカやヤマツツジなど…と、このあたりで、標高1000mあたりから、もうやかましいほど啼いていたハルゼミがプツンと泣きやんで、ゲゲと上空を見上げると青空が消えて灰色になってます(笑)。

 別に花に夢中になっていたからとか、お天気を心配してということではないのですが、1582.4の三角点は見逃してしまって、気がついたら1600mから始まる急傾斜にさしかかっていて、、時間も前の休憩から1時間ほど経過していたので水分補給をかねた足休めをしておきます。

 休憩後、急坂をえっちらこなしていけば20分ほどで木無山。サラサドウダンだぁと写真を撮っていると、その先にある檻の中を望遠で熱心に撮影している人に気づきました。。。遠目にあの例の盗掘による絶滅危惧種なのかなぁ、なんて感じでぼんやり眺めてみましたが、近視老眼乱視のトリプル悪の私の眼では、とても確認は出来ませんでした(でもたぶんアレでしょう…)。

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(お空の色が…)

 更に歩いていくとベンチと方位盤のある広場に出たので、チョット早めのランチタイムにしました。展望はもう今日は本当にダメです、というより、この空模様ではいつ降られてもおかしくない感じ…。時間と体力に余裕があれば、本社ヶ丸経由で笹子駅も、なんて考えていたのですが、今日は三週間ぶりの山歩きですし、このお空なので、素直に三ツ峠駅へ真っ直ぐ下ることにします。

 降り始めてすぐにまたサラサドウダン。でもここら辺は花よりもやっぱり岩の方に目がいっちゃいますよね。この径は最初ロッククライミングのゲレンデみたいなところをずっとトラバースしていくわけですけど、ほとんどがクライマーだと思っていたのですが、実際はクライミング教室の初心者みたいな人が半数以上なのですね。。。

 さて…、今回近辺に行かれたリンク先のサイトなどを参照させていただいたりしながら、いろいろ頑張ってお花の名前を調べてみたのですが、これ↓がどうにもよくわかりませんでした。ご存知の方いらっしゃいましたらご教示下さりませ。。。

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 下りのコースはあまりお花は多くはありませんでしたが、それでもヒメウツギ、マルバウツギなど最近覚えたばかりのお花に出会えたりして、達磨石までの急降下も適当にベンチなどで足休めしながら下っていけばそれほどつらくもなく、雨にも幸い降られることなく、曇っていたので達磨石から先の舗装道路歩きもラクでした。

 ところで、舗装道路歩きの最初のあたりで、富士急バスのバス停(?)が見付かったので、「え?走るようになったの??? 夏の間だけかな…」と思いながら近づいてみると…

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 なんとバスではなくタクシーの案内でした。確かにバスとはどこにも書いていないけれど…ね… ただ、25分も待つなら歩いちゃうのでは?ないでしょうか。。。こんなもの置いておくより、どうせなら、3時とか4時に冷えたビールとか用意して待ち伏せした方が効果的(笑)な気がします。。。

  
※お願い…
花素人なので、お花の名前の間違いなどお気づきでしたら、お知らせくださいませ。
m(___)m
 

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2009.04.12

【3年連続で達沢山からももの里温泉へ】 山バス情報96

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【山行日】 2009年4月11日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸 (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川 (南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (中央線)
八王子 06:35 - 08:03 石和温泉 (中央線)

「バス」
石和温泉駅入口 08:29 - 08:55 立沢 (富士急バス 610円)

「歩行」
立沢バス停 09:00 - 10:05 林道終点
林道終点  10:15 - 10:50 達沢山
達沢山   11:20 - 12:50 旭山(842m峰)
旭山    13:00 - 14:10 ももの里温泉

「温泉」
ももの里温泉 14:10 - 16:10 (600円/3時間)

「歩行」
ももの里温泉 16:10 - 16:45 中央道甲斐一宮バス停

「高速バス」
中央道甲斐一宮 17:05 - 19:20 新宿 (1700円)


Momonosato105


今度ばかりは、このまま山歩きをやめてしまうのではないか、ひょっとしてこのサイトも閉鎖かも、というぐらい、山に行く気が起こらず、自分でもどうなってしまうのか些か心配になってしまいましたが、やはりこう暖かくなって桜の散るのを見ているうち、桃の花が見たい気持ちがどこからともなく湧き出でて来るのでした。

しばらく山を歩いていなかったので、達沢山のようなロングコースはやめておいた方がいいかとも考えたのですが、はじめて達沢山を訪れた立沢からの一般コースなら、標高差もずいぶん少なくなるし、ゆっくり歩けば何とかなりそうです。

そんなわけで、好天予報のもと混雑を予想して登戸から南武線回りで八王子発06:35の松本行きに乗り込んだのですが、これが拍子抜けするほど空いていて、まるで平日のようでした。勝沼ぶどう郷の駅で南アルプスの麗姿を望み、塩山から先は桃畑の中を走り抜け、石和温泉駅には8時過ぎの到着。すっかり御機嫌で久々の山旅がスタートしました。

石和温泉駅では偶然↓のような温泉送迎無料バスが走っていることを発見。これは帰りの高速バスが予約できなければ使ってみようと思っていたのですが、予約できて、温泉でのんびりしてしまったうえ、ももの里温泉には今まであった町営バスの停留所しか見当たらず、時刻表も以前のまま。ももの里温泉のどのあたりから発着しているのか未確認に終わってしまいました。ただ、このバス、日曜日は走っていないのが残念なところです。

Momonosato3


右手に南アルプスを眺めながら、石和温泉駅入口バス停までのんびり歩きます。08:29発のバスは例によって遅れてきましたが、この日は私の他に4人のハイカーがこのバスに乗り、3人が立沢で下車しました。

Momonosato10
(こちらは桜:立沢バス停近くにて)

立沢バス停から少し戻ったところに達沢山の標識があり、大きな桜の木があってちょうど満開。しばらく採石場のトラックが通る埃っぽい道を歩きますが、すぐに登山道になります。と言ってもこれが長い長い林道歩きで、林道は標高1000m以上のところまで、時間にして約一時間ほど続きます。迷う心配はありませんが、やはり退屈です。まぁ、これまで山をサボっていた罰だと観念してえっちらおっちらとゆっくり登ることにしました。

それにしても今日は暑い。陽差しは夏の陽差しのようで、舗装道路だと余計暑く感じます。以前に歩いたことがあるのでわかってはいたけれど、やっぱり長い林道歩きで疲れ、林道終点ではアクエリアスを一本飲み干してしまいました。

林道終点からようやく土の道を歩きますが、植林が多くなかなか尾根に出ないので先が見えないのが難点。とはいえ、終点から45分ほどで達沢山山頂に到着。前二回は4時間かかってますから2時間かからずに登れるこのコースは格段に楽ちんです。

山頂からは珍しく南アルプスが見えています。春霞などでこの時期この場所から南アが望めたことはこれまでありませんでした。甲斐駒から北岳農鳥岳とはっきり区別できるほどで、おにぎりを頬ばりながらゆっくり白き峰峰の展望を楽しみました。

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(達沢山山頂より南アルプス)


下山は三年連続西尾根(旭山経由)で ももの里温泉へ。去年は間違えてしまったこともあり、今年は注意深く進みましたが、やはり一年も経つと人間の記憶というのはあてにならないもので、途中こんな所があったっけ?と思う箇所も何カ所かありました。幸い今回はコースを間違えることもなく無事 ももの里温泉へ降りましたが、1145m峰から下は依然として藪っぽく、やはりコンパスと地形図を使ったRF力が必要な箇所が数ヶ所あります。達沢山の西尾根ルートは、山頂からももの里温泉まで道標のたぐいは全く無きに等しい状態ですので、一般登山道とは異なる点、ご承知おきください。

旭山(842m峰)は青いプレートに続き木製の小さな標識までなくなってしまったようで、初めてこのコースをコンパス片手に歩いたとき、旭山の山頂で青い文字のプレートを見付けてホッとしたと同時にこの上ない充実感を得た記憶があるだけに、現状は非常に残念です。注意していないと、ここが地形図の旭山とは気づかずに通り過ぎてしまいそうです。

旭山という行政の標識がある809.5mの三角点峰を過ぎ、藪っぽい径を下っていくと眼下にはっきりと桃色の絨毯が見え、これからあの中に降りていくのだと思うと毎年のことながらわくわくします。蚕影山からは立木が一部伐採されて眼下のピンクの絨毯が望めるようになっていましたが、やはり山頂付近は藪っぽく、虫も五月蠅いので長居せず下ります。

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(蚕影山からピンクの絨毯を見下ろす)

相変わらず藪だらけの登山口にある鹿柵をくぐれば、目の前には満開の桃の花畑が広がっています。ああ、今年もやっぱり来てよかったと桃の花を写真に収め、携帯で高速バスの予約をしてから、ももの里温泉へ。

明日は休みだしということで、お風呂に一時間、湯上がりビール+ソースカツ丼に一時間とゆったりしてから、桃の花を撮りながらのんびりと高速バス停へ向かいました。いつもは甲斐一宮から一人か二人ぐらいしか乗らないのですが、この日はこのバス停だけで7,8人はいたでしょうか。桃の花シーズンとはいえ、ちょっとびっくりしました。

高速バスはいつもだと小仏のあたりで多少渋滞するぐらいなのですが、この日は上野原の手前から小仏まで大渋滞。やっぱり高速料金値下げの影響なのでしょうか。到着予定時刻を30分以上超過しての新宿到着でした。

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2008.12.03

【岩崎山・雲母山から京戸山・カヤノキビラノ頭 その2】

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(カヤノキビラノ頭より望む富士山)

三角点のある雲母山には岩崎山で見たのと同じ様な山名標があって、少し薄暗い雰囲気ですが、今日の難所(?)をこなして一区切りつけるには好い場所なので、ここで休憩をとります。
時刻は11時を少し回ったところ。予定より少し早く着くことが出来ましたが、ここから尾根伝いに京戸山の稜線に上がるには、この空腹ではちょっときつそうなので、パンを少しと水分を補給しておきます。途中からは4月に歩いたコースと合流するので、勝手はわかっています。

再び肩に戻って南に延びる明瞭な踏み跡を降りていくとちょうど鞍部で林道と交差し、林道の対面に尾根の入口が見つかり、たどっていくとまもなくで左手に大きく展望がひらけ、しばらくで大きな林道と交差。4月に見た「京戸山系達沢山ナットウ箱山登山道」と表示のある登山口があります。

ここからは一般登山道らしく、尾根の痩せたところにはロープが丁寧に張られていたり、急坂は直登せずに切り返して登ったりと至れり尽くせりです。それでも毎度のことながら、稜線直下は少し絞られて、稜線に出たときには「ああ早くメシにしよう」とナットウ箱山の表示のある三角点には見向きもせず、1439のピークに直行して、シートを広げてしまいました。

1439のピークはさして展望も好くなく、今日はぱっとしないピークでばかり休憩とってるな~なんて独り言を謂いながらおにぎりを頬ばります。やはり天気の好い日にお山で食べると何でも美味しく感じてしまい、ああ今日も出掛けてきてよかったなぁ、と思います。

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昼食後、カヤノキビラノ頭へと向かいます。京戸山からカヤノキビラは初めてなのですが、これがこの日最高に好い尾根歩きでした。ブナ・ミズナラの美しい自然林で落ち葉もザクザク。あまりアップダウンもないので本当にリラックスしてのんびり歩けます。もう落葉していましたが、次回は葉のある時期に歩きたいな~とそんなことを思いながらニコニコして歩いていきました。

1487に行く前に尾根が分岐するところで南に入り込まないように注意しなきゃなぁ、と思っていたのですが、分岐点にはマーキングがしっかりあって、難なく東進できます(…でも逆に少し気になってしまいました。あの尾根を南に辿って1248.2の三角点へ行くコースって結構面白そうです。)

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美林がずっと続き、尾根が痩せて少し歩きにくいところを過ぎると、やがてカヤノキビラの頭。ここは2006年の正月に来たことがあり、立派な指導標もあります。カヤノキビラから笹子峠はそのとき歩いていますのでもうあまり心配はありません。

カヤノキビラノ頭からは逆光ですが富士山がきれいに見えていました。ベンチもあり紅茶を飲みながらのんびり休憩。

カヤノキビラの少し先で左手に今日辿ってきた尾根がずっと見えて、結構歩いたなぁと感慨を抱きつつ尾根を辿ります。一度歩いたことがある尾根でもやはり記憶があやふやなところもありますが、中尾根の頭(1278のピークに「中尾根ノ頭」という立派な標識が設置されていますが、あれはたぶん間違い:その手前の1280m圏峰が中尾根と登山地図にも記されている尾根のピークなので、こちらが中尾根の頭ではないかと思います)にある中尾根への踏み跡を分けて北進、1278のピークで北東に向かって笹子峠へと降りてゆきます。

日が傾き、北面となった斜面を降りていくと峠を吹き抜ける風がいっそう冷たく感じて、手が少しかじかみます。笹子峠で少し足を休めて、笹子隧道へ降りると車で上がってきた観光客らしき人と会い、ああ、そういえば、今日は山中では誰とも会わなかったナと気づきました(笑)。

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(笹子隧道)

笹子駅まで2時間近い車道歩きは面倒だなぁ、笹子隧道でタクシーを待たせておけるような身分になってみたいものだ、それにしても笹子隧道から笹子駅ってタクシー代いくらぐらいかかるんだろう。。。などとつまらないことを考えながら車道をとぼとぼ歩いていくと車に何台か抜かれて、とほほと思っていたところ、矢立の杉への遊歩道がみつかったので、これをたどってみることに。。。これが、結構しっかり整備されて思いのほか歩きやすく、矢立の杉の先でも遊歩道が見つかって、峠から新田下のバス停まで一時間かかりませんでした。

残念ながら新田下のバスは20分ほど前に行ったばかりでしたが、追分のコンビニでお酒を仕入れたかったし、笹子駅まではのんびり歩くことにしました。追分のコンビニでは笹一のお酒も見つかったし、暖かいカレー饅も手にしてとっぷり日の暮れた笹子駅で美酒に酔いながら上り電車を待ちました。




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2008.12.02

【岩崎山・雲母山から京戸山・カヤノキビラノ頭 その1】

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(岩崎山の先より南ア)


【山行日】 2008年11月30日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:18 - 06:13 高尾   (中央線各駅停車)
高尾  06:14 - 07:12 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「歩行」
甲斐大和駅  07:20 - 07:50 取り付き
取り付き   07:55 - 08:55 NHK中継局の上
NHK      09:05 - 10:00 岩崎山
岩崎山    10:10 - 11:05 雲母山
雲母山    11:15 - 12:25 1439mピーク
1439m  12:50 - 13:35 カヤノキビラノ頭
カヤノキビラ 13:45 - 14:55 笹子峠
笹子峠    15:05 - 16:00 新田下バス停
新田下    16:10 - 16:50 笹子駅


「鉄道」
笹子  17:06 - 18:21 高尾  (中央線各駅停車)
高尾  18:35 - 京王線某駅  (京王線)


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(石祠の手前:まだ紅葉が少し楽しめた…)

先々週の山行で、やはり気になって仕方なかった岩崎山、マイバイブル(笑)でもある『静かなる尾根歩き』ではタクシー利用で紹介されていますが、逆コースにすればタクシーを利用しなくても登れそうですし、朝早くから歩き始めてRF(ルートファインディング)さえ上手くいけば、近隣の他の山々とも繋げて歩けそうです。

そこで、とりあえず、雲母山に到着した時点で、RFが上手くいって体調もじゅうぶんであれば、京戸山からカヤノキビラの頭を経て笹子峠。  RFに手間取って、お昼を過ぎてしまった場合は、京戸山から達沢山へ行って立沢に降りるか、今年4月に歩いた二本木山~茶臼山と繋げる。  敗退や体調不良・悪天の場合は おとなしく京戸川林道を降りる、といくつかのサブプランも携えての挑戦としてみました。

岩崎山とか雲母山と言われても、「どこよそれ?」と言う方のために最初に説明しておきます。。。
地形図や登山地図にはその名称はなくて、エアリアでいいますと、「大菩薩嶺」の左下、茶臼山・大沢山・二本木山とある右(東)に1041.1の三角点と1213.7の三角点が見つかると思います。この1213.7の三角点峰が雲母山で、1041.1の三角点の南にあるなだらかな盛り上がりのようなピーク、これが岩崎山(別称:日蔭雁ヶ腹摺山)になります。天気の好い日に甲斐大和駅の改札を出ると、真っ先に目に飛び込んでくる山が岩崎山ですので、機会があれば甲斐大和駅から望んでみてください。

Iwasaki_ummo1

朝イチの電車で甲斐大和駅07:12着は先々週と同じですが、降りたのはたぶん私一人だけ。

甲斐大和駅から20号線を西へずっと歩き、鶴瀬のバス停を横目で見てさらに西進。ドッグスクールの看板が見えたらそこが鶴瀬橋です。鶴瀬橋を渡り、中央道の上り線の下の細道をずっとさらに西に行くと下り線の上を通る芝橋に突き当たるので、これを渡ると左手に取り付きである82号鉄塔への巡視路(簡易舗装)があります。この取り付きまで駅から徒歩約30分ほどでした。

なお、06:43立川始発の中央線で来れば、甲斐大和駅発塩山行きの市営バスに乗れるので車道歩きを少し減らすことができますが、鶴瀬から先は自由乗降区間ではなくなるので、鶴瀬橋で降ろしてくれと言っても断られる可能性が高いです。ちなみに鶴瀬バス停からは取り付きまで約15分ほどでした。

取り付きから簡易舗装道路をずっと辿っていけばやがて土の道になり82号鉄塔の南に出て、そこがもう岩崎山の尾根の末端部になりますから、あとはしっかりした尾根上の踏み跡を南西へと登っていきます。

1041.1の三角点まで、下りにとればそう難しくなくても、登りでは間違えやすい箇所が二つあったので先に説明しておきますと、、、石祠のあるところで左手に伸びる濃い踏み跡には入らずに、尾根通しの急坂を登ること。もうひとつは、NHKの中継アンテナを過ぎて、1041.1の三角点に向かうところで今度は右手に伸びる濃い踏み跡(マーキングもあり引きこまれやすい)にも入らず、尾根通しに登ること。この2点です。こういう指導標のない尾根歩きコースでは、歩きやすくマーキングも付いている方向にはついつい入り込みたくなりますが、いずれも尾根原理主義者(笑)のように尾根通しに行くのが基本です。

未だ紅葉の残る石祠の前で道中の無事を祈ったり、NHKとYBSの中継アンテナの少し上の尾根で雪化粧した奥秩父や目の前の棚横手~甲州高尾山を眺めながら休憩をとったりとマイペースで登ってゆき、1041.1の三角点で南に進路を変えます。1041.1から岩崎山へ向かう途中の尾根は、右手に枝越しとはいえ、真っ白な南アルプスを見ながらの歩きでこれもなかなか楽しいのですが、尾根がやや左に向きを変えると枝藪が気になるやや歩きにくい径になります。

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(岩崎山への登りで…ヤマカマス)

やがて傾斜が緩んでくると岩崎山。『静かなる尾根歩き』では山名標は見当たらなかったとのことですが、この日は「岩崎山」とそれに「日蔭雁ヶ腹摺山」の山名標も見ました。あまりぱっとしない山頂ですが、中継アンテナの休憩からちょうど一時間ほど経過していたので、ここでも水分補給休憩。

岩崎山からさらに尾根通しに南進。10分ほどで右手に南アルプスが見えたのですが、もうこの頃には南アの稜線には雲がかかっていました。スッキリとした展望ポイントではありませんが、でもこんなコースでは希少な撮影ポイントです(トップ写真)。南アの写真を撮ってからさらに南進。1090の手前で小林氏が這い登ったという地点をさがしましたが、はっきりとはわかりませんでした。ピーク直前に左手に赤のマーキングがありましたが、この斜面はかなり強引に登らないと…という感じでした。

右手に雲母山の端正な山容が見えてきます。1090を越えてまもなく右手に林道(未舗装)がある鞍部に降り立ちました。
林道を隔てた対面には雲母山へ登る踏み跡はなく、ここは難しそうだなとしばし鞍部で思案。ここから雲母山へ行くには3つの方法が考えられます。

1.松浦氏のコースを忠実に逆に辿る=林道から雲母山の東の支尾根をとらえ、直登。
2.林道をずっと辿り屈曲点で東の支尾根に乗るか、そのまま林道を辿って雲母山の南尾根から登る。
3.時間はかかっても完全尾根通し=1160m圏峰経由で逆V字型に尾根を辿る。

一番簡単なのは2番。難しいけれどやってみたいのはもちろん1番。
3番は美しいけれど、この先京戸山方面に行く際に同じところを結構無駄に往復することになります。

ここは急がば回れで2番か、と林道を上がっていくと、すぐに左手にそれっぽい踏み跡が伸びているのに気づきました。今日はここまで首尾好く来ているし、天気もこの上ないほど好いので、思い切ってこの踏み跡から尾根に取り付いてみようと入ってみました(=1番)。

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(林道がUターンする地点の展望)

これが結果的には上手くいって松浦さんの記事の逆=西に進んで尾根に乗ったあと南西に進んで「保安林改良施行地」のプレートの先で大きく展望がひらけた林道の屈曲点に登りつき、そこから東支尾根を直登して肩のようなところ(南尾根からの踏み跡と出合う)に ほぼ最短距離で到達できました。

しかしながら、これは松浦本のコピーと地形図&コンパスを総動員して、しかも登りだからできたものの、同じコースを下ってみせろと言われたら出来る自信はありません。なにしろ、この東支尾根は地形図で見るまでもなく尾根の形は遠目には明瞭ではありませんし、この東支尾根上には枝打ちされた枝が大量に放置されていて、踏み跡といったものは無きに等しいからです。

そんなわけですから、このショートカット、地形判断や地図よみに慣れていない方は、なるべく避け、林道を迂回して行く方が安全かと思います。支尾根の歩きにくさを考えると所要時間もそれほどは違わない気がします。

また、しつこいようですが、今回のこのコースも指導標のたぐいは全くなく、地形判断力必須(コンパス&地形図で進むべき方向が割り出せる)ですので、その点、どうかご留意くださいますようお願い申し上げます。


その2に続く


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