2016.11.14

【御坂の未踏区間を歩いて笹一へ…御坂峠から清八峠】 山バス情報150

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(紅葉はいまいち)

【山行日】2016年11月12日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅    - 06:19 大月   (JR中央線快速)
大月     06:22 - 07:14 河口湖 (富士急行)

「バス」
河口湖駅  07:18 - 07:36 三つ峠入口 (富士急山梨バス 370円)

「歩行」
三つ峠入口  07:50 - 09:05 御坂峠
御坂峠    09:20 - 09:50 御坂山
御坂山    10:00 - 11:00 八丁峠
八丁峠    11:10 - 11:25 八丁山
八丁山    11:55 - 12:20 清八峠
清八峠    12:30 - 13:35 駐車場(舗装道路開始点)
駐車場    13:45 - 14:55 笹一酒造
笹一     15:10 - 15:20 笹子駅

「鉄道」
笹子  15:35 - 16:35 高尾 (中央線各駅停車 遅延)
高尾  16:36 - 中央線某駅  (中央特快東京行き 遅延)


【地形図】 「河口湖西部」 「笹子」


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(あとで振り返ってみると、結局、登山口のあたりが一番鮮やかだったりします:笑)

 次の週から四週連続で土曜日に予定が入ってしまったため、12日は、できることなら土曜にしか行けないコースを、とも思ったのですが、やはり笹一の誘惑には勝てず(笑)、笹子に降りるプランで、何度もプランしながら実行に移せなかったコースを歩いてきました。

 とはいえ、せっかく多摩方面へ引っ越してきたのですから、今まで乗りたくても乗れなかった富士急行の始発列車を使うことにしました。この列車に乗れれば、バスの乗り継ぎも好く、8時前に三つ峠入口を出発できるので、日の短くなったこの季節でも、御坂主稜線で未踏だった御坂峠~清八峠のコースものんびり歩けそうです。

 さすがにこの時間帯の電車ですと、車内もガラガラで、中央線、富士急共にゆったり座れるのが好いですね。河口湖でのバス待ちも私一人だけ。今日はバスも貸し切りかと思ったのですが、富士山駅から乗ってきたハイカーの方がいらして、同じ三つ峠入口で下車。足ごしらえを見るに、相当健脚の方のようなので、スパッツを着けて時間稼ぎをしたりして、先に行ってもらうことに。。。

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 御坂峠までの道のりは、最初は植林帯がずっと続きますが、意外にカラマツの紅葉↑が綺麗なところがあったりして、その先の広葉樹は…と見てみると、やはりというか、あまりぱっとしません。紅葉は、字義通り、赤の鮮やかさがないと、どうしても画竜点睛を欠くという感じですね。

 高度を上げていけば少しは好くなるかというと、そういうわけでもなく、峠が近づくと今度はほとんど落葉してしまっています。下の方も、葉の様子からして、これ以上よくなることもなく落ち葉となってしまいそうな印象でした。

 そして、峠近くなると、それまで小枝越しに見えていた富士山に雲がかかってきたりして、確か御坂峠は展望なかったよなぁ…せっかくお膝元まで来たのに…と、少々残念な気分。1時間15分ほどで到着した御坂峠はやはり展望はないものの、陽当たり好く暖かなので、とりあえず、お茶で一服することに…。すると、大きなザックを背負った学生さんたちが御坂山の方からやってきて、少しお話すると、今日は三つ峠からで、これから大石峠まで行ってもう一泊テント泊する予定とのこと。楽しそうな様子に思わず笑みがこぼれます。

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(営業中止からだいぶ経つと思いますが、御坂茶屋、まだ建物は残っています)


 休憩後、御坂山の方へ向かうと、枝越しの富士山は雲がとれた様子。御坂山に展望はあるのかな…とあまり期待はせずに稜線を進んでいくと、葉を落とした雑木の森の先に送電鉄塔が…。いつもなら、こんな無粋なものを…と思うところですが、ここなら富士山が綺麗に撮れるのでは…と進んでいけば、やはり送電鉄塔のところからは富士山が綺麗に眺められて、ばっちり写真に収めることが出来ました。

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 その先、御坂山の前後はブナなどもある林相の好い稜線ですが、ほぼ落葉してしまっており、ブナも茶色い枯れ葉が残っている程度。ただ、ちょっと意外だったのは、行きかう登山者が結構多いこと。天下茶屋の一番バスからの縦走にしては時間が早すぎるので、みなさん、先ほどの学生さんたち同様、三つ峠前泊なのでしょうか。前日は雨でしたし、ちょっと不思議な感じでした。天下茶屋に車を置いてピストン?なのでしょうか。

 今日は暑いぐらいで、喉も渇いてしまい、展望のない御坂山でもテルモスのお茶で水分補給。小休止してから天下茶屋分岐へと進みます。途中、もう1カ所富士山が望める場所がありましたが、再び雲に覆われてしまいそうな雰囲気…。実際その先の天下茶屋分岐から先では、とうとう富士山はその姿を見せてはくれませんでした。


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(30分前には綺麗に見えていた富士山が、雲に覆われているのがわかるでしょうか)


 八丁峠への道は、途中少し薄暗い感じのところもありますが、基本的に尾根通しの広葉樹の稜線です。1498ピークの少し手前で尾根がグイッと左に曲がるのが実感できて、八丁峠とされる地点の目印=送電鉄塔も見えてきます。八丁峠は送電鉄塔があり、見廻り道とエアリアに表記されている踏み跡も上がってきていますが、鞍部より結構上がってきたところなので、あまり峠という感じの場所ではありません。御坂山からちょうど1時間ほど経過していたので、八丁山を前にここで水分を再補給してひと息。

 八丁山への登りは、思ったほどは時間がかからずに着いてしまいましたが、朝早かったせいもあって、おなかはぺこぺこ。時間も11時半近かったこともあって、ちょっとお昼休憩にはどうかなという感じの狭い寂峰で、おにぎりタイムにしました。

 八丁山は大きな岩のある山頂で、岩に座ってお昼を食べていると、ふと見た西の方に冠雪した山塊が雲の上にちょこんと顔を見せているのに気づきました。ちょうど黒岳と釈迦ヶ岳の尖峰の間なのですが、方角と形からしておそらくは南アの悪沢赤石~聖岳ではないかと思います。この時点で黒岳にもべっとりと黒っぽい雲がかかっていて、この日はこちら側に来て正解だったのかも知れないな~などと慰めにもならないようなことを考えていました。

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(黒岳と釈迦ヶ岳の間に南ア南部が顔を見せてくれた)


 お昼を済ませたら、清八山へ。初めて訪れたわけですが、山頂は電波塔があるわけではなく、結構広々していて、お昼を食べるならこちらの方が好かったかな~と。眺めも結構好かったのですが、お食事中のハイカーさんが数人いらっしゃったので、ちょっと立ち止まっただけで素通りに近い形でした。

 女坂峠方面への分岐を左に分けて、清八峠。数回来たことがあるはずなのですが、調べてみたら十数年ぶり。さすがにあまり記憶に残っていませんでした。本社ヶ丸40分と指導標にあり、エアリアのコースタイムなど眺めて、寄って寄れないことはないけれど、そのあと角研まで一時間弱歩いて、そこから2時間弱下るのはいかにも億劫でしたし、展望も紅葉も期待できないと思うと、やっぱり予定通り長い舗装道路歩きの方を選んでしまいました。

 しかし、この道はおそらく三度目だと思うのですが、あまりお奨めできる道ではないですね。最後林道に出るまでの道がかなりヤブっぽい上に、滑りやすい土質です。そして、この道は最初小尾根を下るわけですが、ただでさえ悪い今年の紅葉の一番悪い見本を見てしまったような感じでした。北斜面でかつ周りに大きな尾根があるせいで、陽当たりが悪いせいもあるのでしょう、言い方は悪いですが、枝に枯葉がついているだけという感じでした。小尾根につけられた径は結構傾斜も急ですから決して下りやすい道とは言えません。

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(こうやってみると眺めの好い道に見えますが、実際はカヤトとヒノキの幼木がヤブのようになっています)


 そして舗装道路に降り立ったところにある変電所が何ともいやな感じで、ああ、もうこの道は二度と使うまいと心に決めてしまったほどでした。

 その後の長い舗装道歩きはそれほど苦になりませんでした。最初からそのつもりでしたし、車の通りも少ないため、静かなものです。トンネルを抜けて甲州街道に出ると途端にうるさくなりますが。。。

 甲州街道に出たのが14時15分過ぎ頃。そういえば、追分はこのぐらいの時間にバスが通っていなかったっけ?と道路を渡ったところにあるバス停の時刻表を見てみると、やっぱりあった!14:18大月行き!と小躍りしかけたのですが、よく見ると時刻の上に白い四角マーク(□印…土休日は運休)。次は15:50ということで、笹一まではやっぱり徒歩。

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(あうっ、惜しい…)

 ま、ここは笹一まで右側にちゃんと歩行者通行帯が確保されているので、それほどいやじゃないんですけど、とにかくでかいダンプがうなりを上げて走っているのでうるさいです。

 で、お楽しみの笹一ですが、今年は試飲が千円ということなので、さすがの私も試飲を断って、商品(しぼりたて生原酒:新酒)だけ買って帰りました。知った顔がいないかな、とちょっと見回してはみたのですけれど、笹子発の高尾行きが15時半過ぎにあるとの掲示を見て、そそくさと帰ることに。

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 帰りの電車は笹子から乗る人が結構多かったせいもあって、大月で立ち客が出る始末。予想通り相模湖で特急待ちをしている頃にはかなりの混雑となって高尾駅へと向かい、高尾で接続の中央特快は座れず。しかし、世田谷時代とちがってたいした時間乗るわけでもなく、アルコールも入っていないので、苦ではありませんでした。

 これで、主だった御坂稜線は、一番奥の王岳~三方分山が残ったわけなのですが、朝7時台の西湖民宿行きバスが捉まえられるようになったのだし、是非とも歩いてみて、河口湖から三つ峠経由で四尾連湖まで繋げてみたいものです。
 

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2016.11.07

【秋色には染まれず…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報149

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(源次郎岳山頂付近にて)

【山行日】 2016年11月03日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (中央線各駅停車)

「バス」
甲斐大和駅  07:45 - 08:30 上日川峠 (栄和交通:臨時便 1000円)

「歩行」
上日川峠   08:40 - 09:30 192鉄塔入口
鉄塔入口   09:40 - 10:20 NTT日川無線中継所 
無線中継所  10:35 - 11:35 源次郎岳
源次郎岳   12:10 - 13:21 嵯峨塩鉱泉バス停 

「バス」
嵯峨塩鉱泉  13:22 - 13:31 やまと天目山温泉 (栄和交通 600円)

「温泉」
やまと天目山温泉 13:32 - 14:20 (割引券使用 310円)

「バス」
やまと天目山温泉 14:31 - 14:45 甲斐大和駅 (栄和交通 300円)

「鉄道」
甲斐大和   15:30 - 16:37 高尾  (中央線各駅電車 遅延)
高尾     16:38 - 中央線某駅   (中央特快 遅延)

【地形図】 「大菩薩峠」

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(1530m圏峰近く…三年前に比べ弱々しい感じ)


 せっかく越してきたのだから…と、この日は奥多摩の早いバスに乗って、某尾根を歩くつもりでいたんですけれど、寝過ごしてしまい、ええ、また山中止?と一瞬思ったのですが、天気予報を見るととても好い予想。

 ちょっと距離があるのだけれど、歩いて行ける某バス停から八王子駅へ行くバスがあって、その一番便なら、なんと、06:35発の八王子始発松本行きに余裕で間に合ってしまうということを思い出し、確か甲斐大和発上日川峠の臨時バスにちょうどいい接続と思い当たり、三年前に歩いたお気軽源次郎コースに行くことにしました。

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 八王子駅では結構時間があったのですが、この電車はハイシーズンはいつも混雑するので、早くからホームで並んで待っていたものの、乗ってみれば、空席を残して出発。甲斐大和駅では予想通りすごい人出。臨時便が待機。「はい、終点まで行く人は奥に乗ってー、小屋平で降りる人は前の方で…」と職員がてきぱきと仕事をしてくれています。
 
 07:45を少しまわって補助席まで出したところで出発。ちょいと荒い運転で(笑)、ぐんぐん高度を上げていくうちに、今日はとんでもなく展望が良さそうだとわかって、これは小屋平で降りて石丸峠から牛ノ寝に変更しちゃおうか…と一瞬思いましたが、いちおう、家を出るとき残してきたメモに上日川峠から源次郎・嵯峨塩鉱泉と書いてきてしまった手前、予定通り終点の上日川峠まで乗車。
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 降りた上日川峠は、陽差しが燦々で、標高の割にはあまり寒さも感じません。雲海の向こうに南アの雪化粧した山塊が見え、これから歩く展望無しの予定コースを少し後悔。でも目の前の紅葉が意外にも鮮やかで、これはもしや…と少々期待を胸に駐車場方面へと歩きます。

 前回もそうでしたが、この時間に駐車場の方へ向かって歩いて行くと、駐車場から歩き始めた人とスライドするので、「道間違ってますよ」と言いたげな、「でも忘れ物取りに戻ってるのかナ」といった感じの目線にあって、少々小っ恥ずかしい感じです。

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(右の駐車場ではなく左奥の道を行きます)

 駐車場を右手に見て、砥山の指導標に従って明瞭な径をのんびり歩いていきます。すぐに砥山に上がる踏み跡が見つかりますが、前回来て面白味もない山頂と判っていたため、あっさり巻きます(笑)。

 カラマツ主体ですが、時折交じる雑木の紅葉が青空に映えるとやはり美しい。紅葉は青空あってのものだな、と思いますが、径が稜線に近くなると風が冷たいです。上着を脱いでシャツだけで歩いているとけっこうな寒さを感じてしまいます。

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 径は舗装道路のすぐ脇を通るようになり、大菩薩湖など見えてきますが、前回同様、この辺りはプーさんの痕跡がかなり見受けられ、こんな唐松林なのに何故?とは思いつつも、登山道の真ん真ん中に大きな落とし物を見かけたりすると、どこかで見られているのかも…ばったり遭わなきゃいいのだけれど…とちょっぴり不安になります。

 林道に出ると、前回未舗装だった林道も綺麗に舗装され、すぐ近くでなおも道路工事が続いているようで、工事車両を何台かみかけます。舗装道路を歩いて行くと送電鉄塔の巡視路入口が見つかります。ここを入ってはダメなのは判っていますが、この先適当な休憩場所もないことも判っているので、鉄塔の入口でティータイムにしました。

 舗装道を歩き、送電線をくぐったすぐ先右手に、中日川峠・1627.1三角点への登山道があります。判読不能な古い指導標があるだけなので、注意が必要です。登山道に入ってすぐ、大久保平からの径との分岐があるのですが、こちらはほとんど笹藪に覆われてしまっており、気づかない人がほとんどではないかと思います。2013のエアリアにはこの径に赤破線が入っていますが、ここはもう赤破線未満なのではないでしょうか。三年前分岐点にあったお手製の指導標も無くなっていました。

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(大久保平分岐地点 中日川峠)

 中日川峠から先もカラマツが主体ですが、ここら辺になると熊棚らしきものも見かけますし、径の中央に立入禁止とでも言いたげな多量のフンもあるし、で、ちょっとあまりいい気はしませんが、1627.1手前のピークあたりはブナや雑木の黄葉が結構綺麗で、ああ、なるほど、このあたりに食糧を求めてやってくるのかもな、と納得します。

 三角点は、前回確認していますし、面白味のないところと判っているので、砥山同様、あっさり巻いてしまいました。三角点へ上がる踏み跡も三年前より薄くなっているような気がします。巻いてからしばらくでNTT日川無線中継所のでかいアンテナ施設が見えてきます。このコースはベンチもなく、腰を下ろすのに最適な場所もなく、また人工物のそばで小休止とします。

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 無線施設からは荒れた感じの林道を歩き、エアリアにある「不明瞭な」峠への近道(実際はものすごく明瞭)を今回は見送ってゲートを経由して大回りで行って見ることに。。。たいして時間は違わないと思うので近道と言うほどではないですけれど、あれだけ明瞭な径なんだから、こちらの大回りなゲート経由の径にある「源次郎岳」の指導標を近道の方へ設置しても好いと思います(近道の入口には赤テープがあるだけです)。

 下日川峠からは、唐松林の小径をゆるゆると行く感じで、唐松林がブナをはじめとする広葉樹に変わってくると、いよいよ源次郎の分岐です。分岐には下日川峠と源次郎岳を示す指導標だけが残され、嵯峨塩鉱泉方面を示す表示は撤去されていました。今はちょっと判りにくいマーキングがあるだけです。

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 で、ここからがハイライトのはずの三年前秋色に染まった径なのですが、今年の紅葉は覚悟していたとおり残念ながらあまり芳しいものではありませんでした。例年だとおもわず「わぁ」と声が出てしまうのですが、今年は、ややため息まじりです。赤が弱いせいもあるのでしょうが、色に張りがないというか、弱いというか…。

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(いまひとつ、いまふたつみっつ…)

 冷え込みが弱いせいもあるだろうし、夏場の天候不順の影響もあるのでしょう。どうもぱっとしないという印象がぬぐえません。いつもだとなかなか進まない足ですが、今日はわりとすいすい進んでしまって、源次郎岳に到着。

 三年前に来て唖然とした山頂ですが、今もあまり変わることがなく、展望が良くなったとは言っても、見えるのは奥秩父と八ヶ岳ぐらいのもの。南アも木々に隠されてしまっているし、富士山はまるで山頂からは見えません。1530m圏峰近くでよく見える場所がありますので、富士山が見えるようにする必要も無いでしょうけれど…。

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(源次郎の山頂では見えないが1530m圏峰近くに展望地点がある)

 誰もいない源次郎の山頂でお昼を食べ終わったら、先ほどの分岐点まで戻って嵯峨塩鉱泉へ下ります。この径、緩斜面で落ち葉が多いせいか、ミスコースする人が多いためでしょうか、嵯峨塩鉱泉への指導標がなくなってしまったのは少し寂しいことです。

 確かに間違えやすいところもあるのですが、間違いやすいポイントには必ず「こっち行っちゃダメよ」のしるし=枝が何本も並べておいてある、がありますし、青とピンクのビニールヒモのマーキングがあるので、注意して下っていけばそれほど難しくもないと思うのですが、実際には「そっちじゃないでしょ」という方向にクッキリしたミストレースもあったりしますので、結構道間違いをしてしまう人が多いのかも知れません。

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(直進は× 左折です)

 この嵯峨塩鉱泉への径も、例年だと、結構うっとりしてしまう箇所が何カ所かあるのですが、今年はやはりダメ。いつもの年のを見ている目には、不満の残る色づき具合でした。

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 最後の皆さん間違えてしまい易い左手に折れるべきポイントの手前あたりに、以前は上の林道との交差点にあった指導標が移植されています。「←嵯峨塩 25分」となって25分のところを削っていますが、しっかり見えてしまっていて、ここから25分かかった人はこの先で間違えて更に左に折れる点を見逃してしまったということになります(正しく進むことができれば、ここから10分もかからずに嵯峨塩鉱泉のバス停に着きます)。

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(上の林道との交差点から移植された)

 最後にまたもう一度富士山の見えるポイントを通過して、バス通りに降り立つと、ドンピシャでバスがやってきたので、今回は嵯峨塩鉱泉ではなく下の「やまと天目山温泉」へ。。。バスの運転手さんにもらった割引券でなんと310円で入浴出来、缶チューハイで〆。そういえば、今日は上日川峠から嵯峨塩のバス停まで山中では誰にも会わなかったなぁ…とバス停に向かいながら思い返していました。

 一時間後のバスで、14:45に甲斐大和駅に到着したものの、上り電車は15:30高尾行きまでなく、なんと45分待ち(笑)。幸いこの日は風もなく暖かな日だったので、駅前のベンチのある広場でコンビニで買ったビールなど飲みながら時間つぶしできましたけれど、もう少し寒い日とか逆に真夏とか、この45分待ちは結構ツラいかも知れません。

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2016.07.08

【11年ぶりに黒川鶏冠山へ…】 山バス情報147

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【山行日】 2016年7月3日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 06:08 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 06:18 - 06:56 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  07:06 - 08:12 塩山 (JR中央線各駅停車)

「バス」
塩山駅南口 08:30 - 09:20 柳沢峠 (山梨交通 800円)

「歩行」
柳沢峠  09:25 - 09:55 展望地点 
展望地点 10:00 - 10:45 横手山峠
横手山峠 10:50 - 11:20 見晴台
見晴台  11:40 - 12:00 鶏冠山
鶏冠山  12:05 - 12:55 六本木峠
六本木峠 13:05 - 14:10 丸川峠
丸川峠  14:20 - 15:40 大菩薩峠登山口バス停(裂石)

「バス」
裂石  16:03 - 16:30 塩山駅南口 (山梨交通 300円)

「鉄道」
塩山  17:05 - 中央線某駅 (ホリデー快速ビューやまなし号)

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 土曜の夕方ぐらいまで、御坂の未踏地帯(御坂峠~清八峠)を歩くつもりでいたのですが、最高気温38度の予報にびっくりして、急遽行き先を1000m以上から歩き始められる柳沢峠~黒川鶏冠山~丸川峠~裂石に変更。11年前とまったく同じ行程を歩いてきました。

 11年前は、18きっぷ1回分を友人に安く譲ってもらい、タクシー代5000円以上を払って行ったのでした。当時はこの峠をバスが越えてくれるようになるとは、とても考えられず、その昔、横山厚夫さんが若き頃には柳沢峠を越えて丹波までバスが通っていたという話を本で読んで、自分もそんな時代に山歩きを始めていたら…などと夢のようなことを考えていたのでした。

 しかし、いざ、夢が現実となって、手軽に(800円ですよ八百円!)柳沢峠へ行けるようになっても、すぐに行動には移せませんでした。二度も単独でタクシーで上がり、一度は相乗りとはいえ、峠を越えて作場平まで行ったこともあるから、逆にかえって悔しいとか、そういういうことではないのですが、柳沢峠の右側(東)も左側(西)も歩いたことがある自分としては、「さて、それでは乗ってみましょうか」という気になかなかならなかったのでした。

 久しぶりの塩山駅南口。ここからバスに乗るのは2013年に山を再開してからは、初めてだと思います。自分と同じようなことを考える人がたくさんいて、結構混むかな、と少し心配していたものの、やはり今でも西沢渓谷行きのバスの方が圧倒的に乗客は多くて、落合行きは空席も見つかるくらい。20人ほどの乗車でした。そして、皆さん当然、柳沢峠までと思っていたのですが、裂石(大菩薩峠登山口)で半分ほど降車。がらんとした状態で柳沢峠に到着です。

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 3度目の柳沢峠。バス停の写真を撮りながら、本当にバスが通っているのだな、などと今更のように思います。このままバスが存続してくれることを願いつつ、軽くストレッチをしてから登山道へ。

 二度目ですが、この径はスギやヒノキの植林がなく、柳沢峠を後にするとすぐに自然林の森を歩けるのがいいですね。 ブナ、ウラジロモミ、イタヤカエデ、リョウブ…樹に名札が付いているので、樹を覚えるのに好い道かも知れません。

 傾斜も緩やかであまり登っているという感覚はありません。梅の木尾根の表示から、前回も寄った「多摩川源流を望む」展望地へ寄り道します。ベンチもあって、ここは甲武信ヶ岳から飛龍の稜線が綺麗に見えるのがイイです。こうしてみると笠取山がショボく(笑)見えてしまうのが面白いというか意外なのですけど、標高を見れば、なるほどその通りで、無名な両脇の燕山や黒槐(くろえんじゅ)の方が標高自体高いのですね。そして、ここから見るとやっぱり飛龍ってかっこいい!こちらは前世紀に行ったきりなので、そろそろ再訪したいなぁ。。。

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(飛龍がかっこいい)

 展望地点から戻って六本木峠へ。苔むした岩が多くなり、そうそうこの感じこの感じ…と昔来たときのことを思い出します。シカの食害が目立つ樹が多く、そういえば、11年前に比べて笹の立ち枯れも目に付きます。六本木峠から先は、ほとんど記憶が消し飛んでいて、途中の林道横断に、こんな箇所があったっけ?と、首をひねりながら進み、前回間違えた黒川金山跡への径を見送って、横手山峠でポカリスエットで一服してから、鶏冠山方面へと進みます。

 前回のような道間違いはしない代わりに、今回はスタートが一時間以上遅いので、黒川山の三角点に行った後は、鶏冠山ではなく、展望地点に寄って、幸い誰もいないのを好いことに11時半前ですがお昼ご飯にします。

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 しかし今日は陽差しがまともに当たるところはさすがに暑くて、木陰を選んでのランチタイムとなりました。出来れば16時台のバスで帰りたい事情があったので、お昼を済ませたら、ちょっとだけ大久保尾根方面を偵察してから、鶏冠山(鶏冠神社)へ。この辺りも記憶からまったく消去されていて、祠を見るまで、ココってこんな径だったっけ?という感じでした。山梨百名山の標柱にタッチしたのがちょうど12時。この分では、16:40発も難しいかな~。ブランク1ヶ月以上だし、無理して膝に来たりしたらヤだし…、でもあまり遅くなるとちょいとマズイ…。

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(大久保尾根方面偵察:それなりに踏み跡は付いていた)

 ということで、鶏冠山から六本木峠に戻って、丸川峠までは、自分でもよく歩けたな、と思うほどのハイペースでした。前回11年前のペースだと、16:40のバスもアウトなわけですが、結果的に16時03分のバスに余裕で間に合いました。しかし年寄りがこんな無理をすると、やっぱりその後がイケません。筋肉痛がひどくて、木曜あたりまで痛みました(笑)。

 急ぐと言っても、さすがに鶏冠神社から岩場の下りだけは慎重に行きます。そのあとの平坦歩きは、六本木峠までは来た道を戻るだけですから、ビュンビュンに飛ばします。といっても走ったりはしないで、黙々と来た道を戻る感じ。

 六本木峠で一息ついたら、記憶を頼りに、苔むした径を進みます。ここら辺はゆっくりのんびり歩いた方が味わい深いのでしょうけれど、花もほとんど無いですし、ハイペースで歩いて行きます。幸い天気は崩れそうで崩れないし、ガスはこちらの稜線にはかかってこないので、明るい尾根歩き。それでいて樹林があるので直射日光は受けませんし、この高度ですから、風もあって爽快そのもの。おまけに人に全然会いません(柳沢峠で降りた皆さんは、六本木峠から北へは行かずに、ほとんどそのまま大菩薩嶺の方へ行かれたのですね)。

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 天庭峠へ尾根を乗っ越す際に、少し登りがありますが、他はほぼ平坦。その先寺尾峠は左手に道形がありますが、これはどこへ繋がっているのでしょうか。。。1696.9の三角点はもちろん立ち寄る余裕なし。しかし、苔むした径が明るくなってきて、その先に尾根が落ち込んだ形が見えてくると間もなくで、ぽっかりと開けた明るい丸川峠です。

 ココは何度来ても好いところですね。ロープで植生保護をしているものの、お花はほとんどシカさんに食べられてしまっているらしく、草原といった雰囲気ですが、この青空とグリーンの絨毯の色合いがたまりませんです。

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 丸川峠には14時過ぎの到着。急坂の下りで膝が悲鳴を上げない限り、16:03のバスに間に合いそうです。余ったおにぎりを食べて水筒の水を飲んで一息ついたら、名残惜しい気がしますが、下山開始です。

 丸川峠から裂石の下りはもう何度も経験しているので、急坂でも要所を押さえれば、それほど苦ではありません。

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 とはいえ、やはり一ヶ月以上のブランクを空けて、こんなことをすると、この歳では、それなりに無理がたたります。膝にこそ来ないものの、足のあちこちが痛み、やはりというか、下りきって舗装路にかかったあたりで、そこらじゅう筋肉痛が始まってしまいました(笑)。 

 舗装路は陽差しを遮るものがなく、さすがに標高を落としてきたため900mあってもじりじりと灼かれるように暑く、「現在の気温31度」の表示を見るとよけい暑い。そのうえバス停直前が道路工事で土埃をあげていたりすると精神的にやられますね(笑)。

 バス停前のお店で缶ビールを買い求め、ベンチで一気に飲み干して、あとはバスが来るのをぼんやり待つだけ。とりあえず、今日はこの暑さの中、久々に山を歩けたことに感謝して、塩山駅までバスに揺られたのでした。

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2014.11.18

【笹一へ…滝子山 寂ショウ尾根】

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(すみません、今回はほとんど写真がありません…)

【山行日】2014年11月15日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 05:35 - 06:13 高尾 (中央線各駅停車)
高尾  06:14 - 07:06 笹子 (中央線各駅停車)

「歩行」
笹子駅  07:20 - 07:55 寂惝苑
寂ショウ苑  08:20 - 09:25 大ブナ
大ブナ  09:35 - 10:55 滝子山
滝子山  11:25 - 12:20 曲沢峠分岐下
分岐下  12:25 - 13:05 道証地蔵
道証地蔵 13:10 - 14:00 笹一
笹一   14:35 - 14:45 笹子駅

「鉄道」
笹子駅  15:02 - 15:14 大月 (中央線各駅停車)
大月   15:21 - 中央線某駅  (中央線快速東京行き)

【地形図】 「笹子」

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 滝子山の南尾根、遠くから見るとダイナミックな感じで、一度は歩いてみたいと思っておりました。ただ以前には何度も事故が起きている尾根ですから、臆病者の私は先に東尾根を歩いてしまったりで、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、今回笹一の新酒フェアということで、思い切ってチャレンジしてみることにしました。

 寂ショウ尾根にしても、通常のスミ沢沿いルートにしても、笹子駅から初狩に戻るように国道を歩くのは面倒なので、行くのなら高速バスを利用して、中央道笹子バス停からスタートとも考えていたのですが、渋滞による遅延がネックで、相変わらず早めに下山しないといけない事情もある為、結局は自宅から一番朝早い列車で笹子駅というアプローチに落ち着きました。

 久しぶりに乗った06:14発の松本行き普通列車ですが、いつの間にか新型車両になっていました。ドアは青梅線のように自分でボタンを押して開けないと自動では開いてくれません。これで、まぁ冬場の寒さが結構緩和されるのではないでしょうか。

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 笹子駅から国道を歩いて吉久保入口で左折して稲村神社を経由して寂ショウ苑へ。寂ショウ苑には「←滝子山」の標識もあり、寂ショウ苑の写真を撮ろうとしたところで、なんとデジカメの電池切れ。用意しておいたスペアの電池もなんと放電してしまったらしく、登山道に入ってからの写真は結局一枚もナシということに。。。大変申し訳ありませんが、ここから先は、想像をたくましくしてお読みくださいませ(笑)。

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(しっかり充電してから出かけましょう:笑)

 そんなわけで出鼻をくじかれ、がっくり。電車で居眠りして食べ損ねた朝御飯を寂ショウ苑の前で食べて腹ごしらえだけでもすることにしました。腹ごしらえが済んだら、「ま、こんなこともたまにはあるさ」と尾根へ上がる急坂を登っていきます。10分ほどで鉄塔に着き、ここで尾根に乗った形になりますが、ここは南尾根の支尾根です。それが証拠に峰の山が遠く谷を隔てた向こう側にあります。南尾根に乗るのは大鹿林道を渡った先を登り切ったところ。大鹿林道まで短い区間ですが左手にモノレールがあります。
 
 大鹿林道にはsanpoさんのレポにもあったように、大月市の指導標「寂ショウ尾根 (足場危険のため注意)」があり、ちょっとびっくりです。 

 寂ショウ尾根に乗ると風が強く日射しがあるものの少し寒く感じます。林道から私の足で約45分ほどのところ、標高にして1160mあたりでしょうか、大きなブナの木があり、寂ショウ苑から一時間強経過していたので、風をよけるのにも好都合とここでティータイムにしました。この先から急登となるので、このあたりで一服するとちょうどいい感じです。

 ただ、下から見てもうわかっていたのですが、1200mから上はもう既に紅葉は終了していて、ほとんど冬枯れ道です。ここから、1450mあたりまではただひたすら急登。特に1400mあたりの急登は岩場でしかも垂直に登ると言ったら大げさですが、まぁかなりの急傾斜ですから、少し慎重さが必要で、間違っても下りにはとるべきではないと思います。急登を登り切ったあたりには「寂ショウ尾根 滑落多発」の大月市の指導標が立っています。

 急登を終え、浜立尾根まではイワカガミの葉っぱがたくさん。ここはやっぱり5月の花の時期の方が良さそうですね。浜立尾根に上がる直前、後ろから男性に追い抜かれました。尾根上には左を指して「浜立山」の大月市の指導標。右の滝子山方面には何の表示もありません。浜立尾根に上がってから約20分もかかってやっと滝子山の山頂(1610m圏峰)に到着。

 時刻は11時5分前。でもさすがにお腹もすいてしまって、迷うことなく山頂でおにぎりをいただくことにしました。山頂からは富士山もすっきりと見えましたし、反対側の南大菩薩連嶺がよく見えていました。やっぱり黒岳から雁ヶ腹摺山のラインはダイナミックで好きです。

 下山はスミ沢の一般登山道を下ります。このコース、下部の曲沢峠分岐から下は最近でも何回か歩いていますが、上部は13年ぶりでしかもそのときは登りにとったのでした。鎮西ヶ池の先が防火帯の広々とした道になっていましたがこれって昔からこうでしたっけ???木の切り株など見てみると結構昔からのようにも見えましたが、登りにとったときの記憶は池まで暗い感じの道のりだったような気が…単なる記憶違いでしょうか。。。

 傾斜もほどよく、広々とした道を気持ちよく下っていき、沢沿いの道となるとせせらぎがまた心地好い…。この径は結構気に入ってしまい、次回は浜立尾根を登って、再びここを下りにとってみたくなりました。少しだけ遠回りになりますが迂回路と記された高巻き道を選び曲沢峠の分岐からジグザグに降りたあたりがもうほぼ落葉しきってはいるものの、素晴らしい雑木林で、日当たりも良いので少し足休め。

 のどを潤して一息ついたら、通い慣れた道を道証地蔵までのんびり下ります。笹一の頃決まって紅葉がきれいな場所があるのですが、今年はやはり今ひとつという感じ。写真には撮れないので心にしっかり焼き付けて無事下山。

 道証地蔵からは笹一酒造まで、途中稲村神社で無事下山のお参りをしても、一時間弱。笹一はこの週末は骨董市で、人出も少なく、酔っ払いもいないし(笑)、静かなものです。友人に生搾り原酒を送るべく宅配便の伝票に住所を書いていたら、おもしろい格好をしたオーナー様(笑)が寄ってきて、あれこれ話すと、そこにあるお酒すべての試飲を勧められて、これだけで結構いい気分になってしまいました。

 もちろん自分用にも買って帰り、さっそくおいしくいただきました。やっぱり搾りたては美味しいです。これだけは毎年飲まないと生きている意味がありません(笑)。

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2014.06.17

【大弛峠バスで国師ヶ岳・北奥千丈岳 漫遊】 山バス情報134

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(北奥千丈岳にて)

【山行日】 2014年6月15日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 05:25 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺  05:35 - 06:13 高尾  (中央線各駅停車)
高尾   06:14 - 07:22 塩山  (中央線各駅停車)

「バス?」
塩山駅 07:35 - 08:45 大弛峠 (乗合タクシー 1800円)

「歩行」
大弛峠 08:55 - 09:35 北奥千丈岳

「無線」
09:50 - 10:15 

「歩行」
北奥千丈岳 10:15 - 10:30 国師ヶ岳
国師ヶ岳  10;50 - 11:30 2511
2511  11:30 - 12:20 北奥千丈岳

「無線」
12:30 - 13:50

「歩行」
北奥千丈岳 14:00 - 14:30 大弛峠

「乗合タクシー」
大弛峠 14:50 - 15:23 柳平 (栄和交通 800円)

「バス」
柳平  15:30 - 16:12 塩山駅北口 (栄和交通 1000円)


「鉄道」
塩山 16:31 - 17:42 高尾 (中央線各駅停車)
高尾 17:50 - 中央線某駅  (中央線快速)

【地形図】 「金峰山」

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(夢の庭園より…朝日岳北尾根?)


 またまた一ヶ月以上のブランクが…。山へ行きたい気持ちはあるものの、無線の方もおもしろくて仕方ない、いろいろ言い訳ばかり言ってますが(笑)、いい加減歩いておかないと身体がなまってしまって、悪循環でますます山から足が遠ざかってしまいます…。

 この週末は珍しく土日ともに予定なし、しかも願ってもない梅雨の晴れ間の晴天が期待できそう…。ということで、さっそく乗ってみました大弛線。

 金曜日、昼休みにネットで栄和交通のHPを見てみると、なんと14日,15日ともにネット予約はできない様子。しかし、年を取ると考え方が図々しくなって、ダメ元で電話して聞いてみよう、日曜はワールドカップの日本戦があるのだから出足は減るはず、頼み込めばどうにかなるんじゃ…との推測は的中。電話に出てくださった方に丁寧な言葉遣いで(笑)、「一人なんですけど…何とかなりませんでしょうか~」との問いに答えは「土曜はいっぱいですけど、日曜の7時半の便でよければお一人様大丈夫ですよ」でした!

 土曜日に家事・野暮用を片付け、早めの就寝。朝一番の電車なので、少し不安もありましたが、寝坊もせず、すっきりお目覚め(笑)、電車も遅延なく予定通り七時半前に塩山駅に到着。大菩薩線や西沢渓谷線が出る南口ではなく北口に降りて、少し甲府方面へ歩いて行けば、右手に栄和交通の焼山峠・大弛峠行きバス乗り場が見つかります。

 たぶん、7時半の一番バスの十数人限定なんでしょうけれど、この日私が塩山駅北口から乗ったのは、焼山峠行きのバスではなく、直通のワゴンタクシーでした。

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 これはおそらく、柳平で待機するワゴンタクシーを空で走らせて待機させるのはもったいないので、直通で大弛峠まで運んだ後に、柳平に下って二番バス以降の乗合タクシーとして待機させる、ということなのではないかと思います。

 私が乗ったワゴンタクシーは二台目のワゴンだったため、結局柳平で後から来た焼山峠行きのバスを待った関係で、それほど早くは着けませんでした(08:45ぐらい)が、一台目は8時半頃着けたのではないでしょうか。

 で、大弛峠到着後の私の行動ですが、恥ずかしくなるほど歩いていません(笑)。久々の山なので、お散歩程度とは思っていたのですが、これほど簡単に国師ヶ岳や北奥千丈岳に歩いて行けるとは…。あまりにあっさりとその頂を明け渡されてしまい、これは本当に何というか申し訳ないと言った気分でした。たぶん、木暮さんや原さんに見られたら「おい、コラ、ふざけんなよ」と怒られてしまいそう(笑)です。

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 快晴で展望は素晴らしかったです。南ア↑は本当にきれいに見えていましたし、よく見れば中央アルプスも金峰山の左奥に見えていました。そして、金峯の右手奥に見えていたのは、あとでカシミールで見てわかったのですが、八ヶ岳だったのですね。前国師岳手前では富士山もクッキリ。本当にこの日の展望は申し分のないものでした。梅雨の晴れ間って結構展望好いことあるんですよね~。

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 この日の私的な目的は、無線だったのですが、当初電波を出そうと思っていた国師ヶ岳はすでに先客さんがいらっしゃって、同じ430MHzで電波を出されている模様なので、再び北奥千丈岳へ行き、昼過ぎまでは皆さんサッカー観戦で出てきてくれないだろうと、奥千丈岳方面を将来の為に(笑)少し偵察がてら歩いてみました。

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(奥千丈岳へ向かうと奥秩父らしい好い雰囲気)

 さすがに、北奥千丈岳から南へ向かうと、人の気配が全くなくなって、静かで奥秩父らしい山深い雰囲気を感じることができます。古い指導標なんかもいくつか見つかって、ああ、今回はこんなふざけた山散歩だけれど、いつか、ゴトメキ~烏ノ尾根の縦走を本当にやってみたいなぁと思いながら北奥千丈岳へと戻ってきました。

 お花は結局この日はこれだけ。

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 ハクサンシャクナゲ(キバナシャクナゲ)は、こんな↓感じで開花まではまだひと月近くかもしれませんね。でも、今年はツツジの当たり年のようだし、花期は混雑覚悟で行く価値あるかもしれません。
(ご指摘感謝!)

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 帰りの便は、14時50分を予約していたのですけど、体制としては、人数が集まり次第、時間前でもワゴンタクシーに乗せてどんどん下へ運ぶようです。この日は出発時刻まで一台目がなかなか埋まらなかったので定時より少し遅れての発車。柳平からの乗り継ぎバスも一台で収まっていました。

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(柳平で焼山峠からのバスに乗り換え)

 それで、少し気になっていた大弛峠での転回場所ですが、バス停付近にしっかりスペースが確保されていて、ワゴンタクシーであれば問題なく余裕で転回できます。運転手さんの雑談によれば、この転回場所の確保に文句を言ってくるドライバーが結構いるそうです。たぶん、乗合タクシー路線開通の情報自体、マイカーの人たちは知らないのでしょうね。

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(転回場所は確保されているようです)

 片道1800円は、本当に安いです。乗る価値アリの素晴らしい路線です。タクシーだと一万四千円とかでしょうから、一度乗ってみる価値はあります。私も、次回こそは真面目な山歩きに(笑)この路線を利用したいと思っています。

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2014.04.30

【アカヤシオ花盛り…熊倉山】

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【山行日】 2014年4月27日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿  05:18 - 05:28 池袋   (JR山手線)
池袋  05:39 - 06:32 飯能   (西武池袋線 準急)
飯能  06:34 - 07:19 西武秩父 (西武秩父線)
御花畑 07:25 - 07:43 白久   (秩父鉄道)

「歩行」
白久駅 07:50 - 08:50 城山コース登山口
登山口 09:00 - 09:55 指導標No.8
指導標 10:10 - 11:50 熊倉山
熊倉山 12:30 - 15:15 武州日野駅(日野コース)

「鉄道」
武州日野 15:32 - 17:10 所沢(西武線直通電車 遅延
所沢   17:20 - 17:23 東村山 (西武新宿線)
東村山  17:26 - 西武国分寺線某駅


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 里に咲いている花(藤・躑躅・シャガ)など見ていますと、もうアカヤシオの季節だなぁ…と。それで熊倉山とすぐに思い浮かんだのですが、ここのところ、まともな山歩きをしていない身には、今年こそ行こうと思っていた宗屋敷尾根はちょっと厳しすぎるし、小持山にしようかなぁ…なんてことも考えたのですが、一般コースでも熊倉はアカヤシオが楽しめるのですから、何もリキんでバリハイルートを歩かなくてもいいわけです。

 前の日の土曜日が昼行灯だったので、日曜の朝は早くに目が覚めて、私のところから一番早い電車に乗り込み、西武秩父の駅から急いで乗り換えて、窓口でチューインガムみたいな切符を買って御花畑07:25発の三峰口行きに乗車成功。白久の駅を8時前にスタートできました。

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 熊倉自体が5年ぶり。そのときは聖尾根を登り城山コースを降りました。城山コースを登りに採ったのは、実はこのブログを始めたばかりの9年前に歩いたことがあるのですが、10年近く経過するとさすがに記憶は曖昧で、林道歩きが長いのは強く印象に残っていたものの、覚えているようで覚えていないものですね。谷津川館が見えてくると「あちゃ、間違って(登山道が閉鎖されている)谷津川林道コースへ向かってしまったかな?」と不安になり、慌ててエアリアを開いてみる始末(笑)。

 谷津川館のずっと先で谷津川林道コースと城山コースの分岐があるので、道間違いではないのですね。しばらく歩くと閉鎖中の谷津川林道コース(白久林道コースとの表示)を右に分けて更に舗装道路を歩きます。コースタイムを少々オーバーして駅から約一時間ほどで城山コースの登山口に到着。二台ほど駐めてある車を見て、そうだよなぁ、この林道歩きは車持ってたらしないよなぁ…うらやましい、などと思いながら、アクエリアスを飲み干して尾根道に入ります。

 この城山コースを登るのは三度目。地形図を見るまでもなく、最初の650mあたりから始まる急登は厳しい登りです。しかし、我慢して登っていけば周囲が植林から自然林へと変わる760m(?)あたりからカタクリが咲いているのに気づきます。「好かった間に合った間に合った」と機嫌良く登っていくと、あれあれ、以前よりカタクリの花増えているんですね。

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 以前はよく気をつけていないと見逃してしまうこのコースのカタクリでしたが、現在は登山道脇にもぽつぽつと咲いていて見逃しようがないほどの個体数になってきています。花をつけるまで七年はかかると言われていますが、確かにあれから私の方も随分年をとりましたから不思議でも何でもないことなんですけど(笑)ちょっと感動してしまいました。

 城山コースの指導標NO.8のあたりで登山口から一時間ほど経過していたので、足休めの休憩をとります。無線を聞くと秩父高原牧場から呼んでいる局がいたのでちょこっと交信。お茶を飲んだら、また上を目指します。 
 
 指導標NO.7の先でイワウチワを発見、更にNO.6の先あたりからはいよいよアカヤシオ姫のお出ましです。リンク先の皆さんの情報では「去年よりはいいけど…」ぐらいだったので、ほとんど期待していなかったんですけど、去年の凶作に目が慣れている私には「あれれ、随分咲いているじゃないの」という感想です。もちろん大豊作とか、アカヤシオの海で泳ぐとか、そんな爆咲きではありませんが、これだけ咲いていれば十分でしょ、というくらいは咲いていました。

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 城山コースの場合、標高1000~1100mあたりがアカヤシオのプロムナードになっていて、しかも途中でまた足下にイワウチワが見つかったりして、ホント天気も良く、歩いてて楽しかったです。ただ、以前はいらっしゃったはずのヒカゲさんが見当たらず、それがとても残念でした。

 うれしくてあちこち写真を撮りまくっていたら、後ろから人の声が。。。たぶんひとつ後の電車で来た人たちに追いつかれてしまったようです。少し名残惜しい気もしましたけれど、そろそろ最後の胸突き八丁の登りに向かわないといけません。

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(アセビもまだ咲いてました)

 日野コースの旧分岐は通行止めになっていて、「え?」と思ったんですけど、去年歩かれたリブルさんやkomadoさんのレポで新しく付け替えられた日野コースを歩かれたことが書かれたいたことを思い出し、胸突き八丁の急登をがんばって登っていくと、やっぱり新しい指導標があって、日野コースが分岐していました。

 新しい分岐からひと登りで熊倉山山頂。懐かしい鉄板の山名表示。12時10分前だというのに誰もおらず、三角点にタッチして祠にお参りしたら、通行止めのロープが張ってある谷津川林道コースに侵入して(笑)ランチタイムにしました。 

 昼食後、もう一局だけと無線で交信。しかし、なんとすぐそばの大平山から呼んでいる局長さんもいたので、これは特別!とばかり、更にもう一局声をかけてしまいました。聞いてみると、大日堂まで車で入って、峠の尾根経由で登ってきたのだそうです。無線家にも結構バリルートやる方いらっしゃるんですね~。

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 さて時間もだいぶ経過してしまったので、下山です。日野コースを降りたのはこのブログを始める前の2003年:なんと11年も前のことです。日野コースには↑ミツバはいてもアカヤシオはいないのはわかっているので、他の花を撮影しながらのんびり下ることにします。

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(この花の名前がわかりません、どなたかご教示くださいまし)


 新しく付け加えられた道はしばらく植林の暗い雰囲気の道ですが、まもなく昔の日野コースと合流するのですね。明るい雰囲気になってくるとまもなくで笹平。しかし笹平とは名ばかりで、笹は一本もなく、代わりにバイケイソウとハシリドコロの大群落になっています。現在はさしずめ毒草平といったところでしょうか。

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 笹平の先は尾根を乗っ越すような形で沢沿いの道に変わるわけですけれど、さすがに今年の大雪はすさまじいものだったのでしょう、まだ残雪が融けきれず、登山道はところどころ荒れて歩きにくくなっています。アイゼンはもちろん不要(というか装着するとかえって歩きにくいと思います)なんですけど、下部に行けば行くほど歩きにくい箇所が増えて、一番歩きにくかったのが林道に上がる直前という状態でした。

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 途中の水場あたりからは沢沿いのお花(ネコノメやニリンソウ、それにカタクリも!)が楽しめて好かったのですが、なにしろ沢を渡る橋はそこらじゅう壊れているわ、生意気に(笑)スノーブリッジになっているところなんかもあって、ちょっと神経を使いました。

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(沢沿いはかなり標高の低いところでも残雪がある)

 しかしお花もいいんですけど、この時期はやっぱり新緑が素敵ですね。特に熊倉周辺て新緑の美しさが格別な気がします。アカヤシオを愛でた後って、実にこのライトグリーンが心を和ませてくれます。

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 ああ、今日は早起きして好かったと、長い舗装道路歩きも全く苦にならず、笑顔で武州日野駅へ向かいました。途中で地元のおばあさんに「今日はホント好かったね」と声かけられて「最高でした!」と満面の笑みで返したとき、やっぱり山っていいよなぁ…との思いをぎゅっとかみしめ帰途についたのでした。

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2014.04.15

【久しぶりに桃の花見をかねて…達沢山】 山バス情報132

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【山行日】 2014年04月12日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 08:02 石和温泉 (JR中央線)

「バス」
石和温泉駅入口 08:25 - 09:00 立沢 (富士急バス)

「歩行」
立沢バス停 09:05 - 10:10 林道終点
林道終点  10:20 - 10:55 達沢山
達沢山   11:25 - 12:30 950m付近
950m付近  12:40 - 13:40 蚕影山
蚕影山   13:50 - 14:05 桃の里温泉

「温泉」
ももの里温泉  14:05 - 14:45 (620円/3時間)

「歩行」
桃の里温泉 14:50 - 15:10 下黒駒バス停

「バス」
下黒駒  15:37 - 15:55 石和温泉駅入口 (富士急バス 遅延 420円)

「鉄道」
石和温泉 16:54 - 18:25 立川 (ホリデー快速ビューやまなし号)
立川  18:47 - 中央線某駅

【地形図】 「石和」

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 土曜日の都合がなかなかつかなかったため、またまた一ヶ月ほど間が開いてしまいました。リンク先の皆さんからは春の便りが続々聞こえてきて、私も春らしい雰囲気を感じたいなぁ…などと思いまして、昨年は行けなかった桃の花見に五年ぶりに行くことにしました。

 コース取りは5年前と全く同じ。帰りのバスが高速バスではない点を除けば、行きの電車やバス、温泉まで変わりなし。ホント芸がないです(笑)。

 今回も五年前同様、行きの電車は拍子抜けするほど空いており、勝沼ぶどう郷の駅で車窓越しに南アの雄姿をうっとり眺め、石和温泉駅からバス停までの間も南アの眺めを楽しみながら歩けてすべり出しは上々です。

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 石和温泉駅入口バス停では、ももの里温泉と石和温泉駅を結ぶ土曜運行バスも見つけましたが、これは、ももの里温泉→石和温泉駅13時台一本のみということで、ちょっと山には使えませんね。しかも日曜祝日は運休です。
 
 富士山駅行きのバスは、いつもながら、遅れてやってきましたが、乗り込んだハイカーは私一人だけ。バスは車窓からも桃の花が楽しめるのですが、途中リニア新幹線の路線と交差します。あの様子だとリニア新幹線からは桃の花を眺めることはできないようです、というか、車窓風景を楽しむなんていうノンキな旅情を求めるお客さんは相手にしていないようですね。しかし、のぞみより早く大阪に着きたい人ってどういう人たちなんでしょう。あんまりお友達にはなりたくないですね。

 立沢バス停で下りて、指導標に従い、採石場の脇を通って長い林道歩きです。このルートさすがに近年エアリアでも赤実線が入りましたが、退屈な林道歩きが一時間強あるとはいえ、標高700m以上からスタートできて、しかも迷う心配もほとんどない、達沢山お手軽ルートと言って良いでしょう。

 林道歩きが退屈なのは前回の時よく身に沁みているため、よっぽど、すぐ左手の980.7三角点のある尾根に這い上がってしまおうかと考えましたが、今日のところは、下りのバリハイルートに余力を残しておくべく、アブラチャン等眺めながらのんびり林道を歩くことに覚悟を決めます。

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 林道終点手前でわずかに残雪を認めますが、さすがに林道では雪が歩行の邪魔になるような箇所は皆無です。終点で一息入れてから、土径を歩き始めます。土径になると残雪が目立ち始めますが、念のため用意していたアイゼンも使う必要がない程度。ただ、登山道というか踏み跡が残雪に隠されて一部ルートがわかりにくい箇所があることは否めません。

 少し強くなった傾斜をこなして京戸山と達沢山の鞍部に出ますが、ここには、↓こんなヘンテコな標識があるだけで、稜線を歩いてきた人たちには、ここが立沢地区への下り口だとはわかりにくいと思います。この先、達沢山に向かうと途中に「←達沢山 林道(立沢地区)→」という指導標が現れるだけに、この鞍部の指導標の不備は早く改善してもらいたいものです。

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 稜線からひと登りで達沢山。11時前とはいえ誰もいません。山梨百名山の標柱は新しいものに建て代わっていました。無線を聞きながら早めのお昼にしましたが、30分ほどのお昼休憩中、誰も登ってきませんでした。南アがきれいに見えていましたが、交信相手も見つからないので、早々と下山にかかります。久しぶりの下りバリハイルート尾根下り。しかし、この西尾根はこれで五度目。なめてかかってはいけませんが、それほど不安になることはありません。そろそろ勝手知ったるという形容詞をつけてもよさそうな尾根になってきました。

 山頂もそうでしたが、この西尾根も雑木がかなり伐採されていました。ひょっとして、達沢山西尾根を地元が整備する気になったのかな~なんて思いながら最初は歩いていたんです。木が刈り取られているのは、南側=富士山が御坂山塊からちょこんと顔をのぞかせている方面。黒岳や御坂山あたりはこちらから見ると北面に当たるせいかもしれませんが、まだだいぶ残雪があるように見えます。1300mと1500~1800mではやはり雪の残り方も随分と違うみたいです。

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(富士山よりも手前の御坂山塊の残雪に目が行きます)

 西尾根は上部は雑木ばかりで日当たりも良く残雪はゼロ。毎回思うのですが、出だしは本当に歩きやすい尾根という第一印象です。そして、この日1145ピーク手前で、このブログを始めるよりずっと以前に訪れたときにあったピークを左に巻く(?)ような径が整備されているのに気づきました。

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(巻き道か?と思ってたどってみると…)

 試しにたどってみると…、なんとこれは巻き道でも何でもなくて単なる仕事道のようで、ピークを巻ききらずに南へと伸びる尾根の方へ踏み跡が続いていました。元の尾根に戻るのは藪をかき分け一苦労。やっぱり楽をしようなんて考えると罰が当たります(笑)。基本に忠実に尾根通し!で行きましょう。

 そして、1145のピークを越えたあたりから、やはりというか、いつも通り藪っぽくなってきました。西尾根を整備する気など行政側にはないようです。ちょっぴり期待した私が馬鹿でした。980.8三角点への尾根を左に分けて右折、ピークらしさのない1016を過ぎて西進。ああ、もう全然変わってないや…という感じで、この先大きく下りって登り返す手前=950m付近で達沢山から一時間ほど経過していたので足休めの休憩を取ります。

 休憩しながら地形図を参照。この先で前々回道間違いをしそうになった箇所をチェック。休憩地点から数えて二つ目のピークの先=旭山へ向かうのに、北への尾根に入らず左手(西)に進むべき地点です。

 一つ目、二つ目…歩いて行くと、ありました。ここは以前より間違いやすくなっている気がします。入ってはいけない北尾根の方には青いひものマーキングがあって、おいでおいでをしていると言ってもいいぐらい。しかしよく見ると左手(西)に赤テープと黄色テープのマーキングが有り、直進よりやや藪っぽい感じではありますが、左手の尾根筋が正解です。左手には旭山と一目でわかる高い尾根があり、直進方向は尾根がそのまま扇状地へ落ち込んでいるのを見ればコンパスで確認するまでもないのですが、ここらへんが踏み跡を追うだけか地形判断ができるか、違いが出るところでしょう。

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(藪っぽいけど、こっちが正解)

 旭山で一休みしていると、人の気配。今日はもう誰にも会わないものと思っていたのですが、やってきた登山者と先ほどの間違いやすい地点のことで言葉を交わしました。

 旭山から下りてゆくと、ミツバツツジが明日にも開花しそうな蕾をつけていました。そして、その先の旭山の標識がある809.5mの三角点では、三人のパーティーも休憩中で、これだけ藪っぽいこの尾根も、さすがに桃の季節だと人が結構入るものなのだなぁと感心。三角点の先ではわずかながら開花したミツバツツジに出会い、さらに蚕影山へと下ったその先ではヤマツツジが開花していて、そういえば、2007年に来たときもこのあたりで咲いていましたから、もしかすると同じ個体かもしれません。

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 最後は毎度のことながら、疲れた足で藪っぽい道を下りつつけ、桃の里温泉手前の桃園に無事着地。今回も時期的にはほぼ満開といった咲き具合で、この桃の花だけは、自生ではないものの何度見てもいい花の色だとニンマリしてしまいます。

 ももの里温泉でも南アがまだしっかり見えていて、南アをバックに桃の花を愛で、温泉で打ち上げというほぼ百点満点のフィナーレを迎えることができました。

 いつもだと帰りの高速バスを予約して、温泉でのんびりまったりするところですけど、ちょいと用事のある身のため、15時の路線バスで帰ることに。。。

 しかし、せっかく10分前にバス停に着いたにもかかわらず、路線バスは遅れに遅れて20分ほどの遅延。石和温泉駅では16時8分の各駅停車を逃すと、そのあとはホリデー快速まで45分待ち。もちろんお金があれば、あずさだかかいじだかに乗っかって帰ればいいのですけど、行きならともかく帰りに特急料金を払うのはあまりに馬鹿馬鹿しい…。ホリデー快速は普通列車(各駅停車)よりは時間短縮だし…とまたまた友人に宛ててメールを打ったりして時間を潰しながら、びゅうやまなし号を待ちました。

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2013.11.10

【四年ぶりに笹一…鶴ヶ鳥屋山北東尾根】 山バス情報126

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(鶴ヶ鳥屋山北東尾根上部にて)

【山行日】 2013年11月9日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 07:33 笹子  (JR中央線)

「バス」
笹子駅前 07:51 - 07:58 白野下宿 (富士急バス 250円)

「歩行」
白野下宿  08:00 - 08:20 北東尾根取付
取り付き  08:30 - 09:30 26号27号標柱
送電標柱  09:40 - 10:50 鶴ヶ鳥屋山
鶴ヶ鳥屋山 11:20 - 12:25 角研山
角研山   12:30 - 14:10 笹一

「鉄道」
笹子  15:02 - 15:14 大月 (JR中央線)
大月  15:21 - 16:11 高尾 (JR中央線)
高尾  16:24 - 16:34 北野 (京王線)
北野  16:36 - 京王線某駅  (京王線)

【地形図】  「笹子」

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(鶴ヶ鳥屋山近くにて)

 二年半も山に行っていなかったので、笹一となると四年ぶりです。丸三年訪れていないので、そろそろ新酒フェアの案内ハガキも来なくなるかな、と思っていたのですが、今年もハガキが来ていたので、土曜日は笹子へ降りるコースをひねり出す必要がありました。

 新酒フェアの時期は紅葉の時期でもあるので、先週1400m以下が見頃だったこともあって、滝子山や本社ヶ丸のような標高が高い山に頑張って登ることもないだろうと、11年ぶりの鶴ヶ鳥屋に行き先が決定。コースは松浦本『バリエーション・ハイキング』に載っている北東尾根を登路に取ってみました。

 登路の鶴ヶ鳥屋山北東尾根は、道標だけでなく標識も一切無しの尾根歩きで一般登山道とは違います。登りでも地形図とコンパスは必携で、特に下りに使うとかなり難易度が高くなります。

 初狩駅前を07:27に出る新田行きバスは、土休日運休。次の08:47発では少し遅いかも、と考え、笹子駅前を07:51に出発する新田からの大月行きバスを待つため、三週連続で06:35発の八王子始発松本行き電車に乗り込み、笹子駅で下車。ゆっくりトイレを済ませて、バス停で柔軟をしながらバスをのんびり待ちます。滝子山に行くと思われる人たちがバスの時刻を覗きに来ますが、皆歩いてもたいして変わりないじゃん、という感じで歩いていきます。

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(笹子駅前バス停時刻表…クリック拡大可)

 バスは富士急にしては珍しく時間ぴったりに来ましたので、次の07:56着の電車では、やはりこのバスには間に合わないということのようです。バスは当然のように私一人の貸切。運転手さんは吉久保に近づくと案の定「こちらでお降りではないですか?」と尋ねてきたので、もう少し先の白野下宿で降ろしてくれるように頼みます。

 バス停から尾根取り付きまでの詳細は、松浦本通りですので、ここでは省略します。松浦本の案内がないと、取り付くのは非常に難しいでしょう。尾根に乗ると、松浦本通り、深く抉れた径で元登山道だったのでは…と思ってしまうほど。少し色づいた感じの紅葉が楽しめますが、曇っていることもあってどうもぱっとしません。

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 やがて抉れがほとんど無い尾根になって764のピークはここかなと通過していくと、あの方のサインがここかしこに見られ、ドングリもたくさんあるところなので、やや強めに鈴を鳴らしながら進んでいくと…ついに見ちゃいました。前方50mぐらいのところを横切る黒い巨体。うわ~見なかったことにしよう(笑)という感じで、「ごめんね~お食事中だった?」と冗談を口にし、左の方を見ないようにしながら尾根を登っていきます。

 後ろを振り返るのはさすがに怖くて、「わ~いつか会うとは思っていたけど、やっぱやだな~」と思いながら進むと、26号鉄塔。多分大丈夫だとは思うけれど、やはりあまりゆっくりも出来ず、滝子山にガスがかかっているのを見て、テルモスのお茶を一口飲んだらすぐに840mからの急登に取りかかります。

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(26号鉄塔にて…滝子山に雲がかかっている)

 急登は巡視路の階段があるのですが、直登なのでやっぱり疲れます。急登を登り切ったところにポールと石標があり、さすがにここまで来たらもう大丈夫だろうと腰を下ろして、ゆっくりティータイムにします。ふぅ、疲れました(笑)。でも私の方がいけないのです。勝手にあの方の領域に入り込んで行ったのですから…、向こうにしたら迷惑千万な話ですよね。。。

 休憩後、先ほどよりは傾斜の緩くなった尾根を登っていくと、左側の植林は姿を消し、雑木の尾根道に…。ここら辺の紅葉も目当てでこの尾根を登路に選んだのですが、色づきは今一つでしかも陽差しがないので、どうも期待していたほどではない感じ。先週源次郎で見た紅葉が結構すごかったので、目が肥えてしまったのかも知れません(笑)。

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 時々、目にとまる紅葉を写真に収めながら登りをこなしていくと黒野田林道に出ます。目の前にすぐ階段があるのでそのまままた尾根歩きを継続できます。再び傾斜が急になったところを登り切れば、ここか、という感じの北尾根との分岐。うーむ、ちょっとここはマーキング無いと尾根の分岐とは気づきにくいだろうな…というのが感想。今日のところはさすがにちょっと北尾根を下る勇気はないなぁ(笑)、という感じで、再び雑木の尾根道を登っていくと、ガスが出てきて、尾根歩きの最後は少し幻想的な雰囲気となり、鈴を鳴らして歩くのが少々はばかられました。

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 縦走路に出るとガスは消え始めて、しっかりした踏み跡をゆっくり歩いていけば、鶴ヶ鳥屋山。あれ、ここは山梨百名山ではなかったっけ…などと大ボケをかましながら、三角点にタッチ。まだ11時前ですが、早めのお昼ごはんにします。お昼休憩中も山頂は私一人だけ。本当に静かです。

 山頂を後にして、早いですが下山にかかります。北尾根は最初から下るつもりはなく、いつもの船橋沢のコースで笹一へと思っていたのですが、アップダウンを繰り返しながら見えてきたその先の角研山の北の尾根がなんだか随分魅力的に思えてきたので、がんばって角研まで行ってみようかという気になってきました。

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(稜線の紅葉もときどき素晴らしいものが…)


 角研山の北尾根の登山道は、以前エアリアで破線扱いだった上に悪路と表示されていたため敬遠していましたが、今はその表記も取れて実線になっているので、好い機会だし下ってみることにしました。

 で、この登山道、エアリア実線ですが、何となくバリエーションルートの雰囲気がある径です。途中、ほとんど指導標が無く、たまにあってもここは不要というところに建っています。で、ここは欲しいなという場所には指導標はなく、マーキングに留意する必要があると思います。とりわけ、林道手前で尾根を直進せず左手に降りる地点、それから登りにとった時、最初のポールで右に折れる地点の二点。特に後者は直進した先にはご丁寧に左手に渡る橋が架けられているのですから、普通の人は直進してしまうのではないでしょうか。

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(角研山北尾根上部)

 ともあれ、この尾根はなかなか素敵な尾根でした。紅葉も写真には巧く収まらなかったのですが、なぜかこちらの方が魅力的な感じでしたし、傾斜が全体に緩やかであることも嬉しかったです。下っていて楽しい道のりでした。

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(下部は黄色が鮮やかでした)

 下山後は笹子駅の裏を通り、笹子駅をスルーして(笑)、笹一酒造へ。もちろん、お目当ては生搾り原酒。試飲は500円と以前より高くなってしまいましたが、まぁ、昔はタダで飲み放題と勘違いした向きが浴びるように呑んでましたから、このぐらいは取らないとやっていけないのかもしれませんね。相変わらず美味しいお酒で、やっぱり買い求めてしまいました。

 さすがに良い気分になって、帰りの電車は爆睡。来週も連チャンしちゃおうかな…なんてちょっと考えながら(笑)帰途につきました。

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2013.11.03

【秋色に染まる…上日川峠から源次郎岳】 山バス情報125

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(1530m圏峰から源次郎岳へ向かう尾根)

【山行日】2013年11月02日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (JR中央線)

「バス」
甲斐大和駅 07:45 - 08:25 上日川峠 (栄和交通 臨時 1000円)

「歩行」
上日川峠 08:35 - 09:35 大久保平分岐の先
分岐の先 09:45 - 10:40 下日川峠
下日川峠 10:50 - 11:45 源次郎岳
源次郎岳 12:15 - 13:30 嵯峨塩鉱泉

「温泉」
嵯峨塩鉱泉 13:30 - 14:10 (500円/1時間)

「バス」
嵯峨塩鉱泉 14:21 - 14:50 甲斐大和駅(栄和交通 600円)

「鉄道」
甲斐大和 14:56 - 15:14 大月  (JR中央線)
大月   15:21 - 中央線某駅  (JR中央線快速電車)

【地形図】 「大菩薩峠」

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(1530m圏峰付近にて)

 先週、車窓から眺めて狙っていた源次郎岳。今週も同じ栄和交通さんのバスで楽をして、上日川峠からのエアリア破線路をたどってみることにしました。

 源次郎岳は、五年前と、七年前の同時期にバリエーションルートで登っています。今回はエアリア破線ですが、いちおう一般ルート(?)で、恩若峰側からの厳しい登りもなく、ルートは明瞭。人は少なく静かで上日川峠から嵯峨塩鉱泉の分岐まで誰にも会いませんでした。

 さて、某掲示板でも話題になっていましたが、栄和交通さん、来夏は塩山駅から大弛峠まで登山者を運んでくれるようですネ。

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 といっても大弛までの林道をバスが通行できるわけはなくて、柳平(乙女湖北側)で乗合タクシーに乗り継ぐという形です。運転手さんのお話では2000円未満でいけそうだとのこと、これは本当に革命的なことですね。で、この案内をよく見てみると、塩山駅から焼山峠経由で乙女高原までバスが開通するわけで、大弛だけでなく、こちらの路線バス自体にもかなり興味津々です。これで大烏山など烏ノ尾根や小楢山、乙女頭から水ヶ森などのバリエーションルートもバス利用で行けそうです♪

 上日川峠行きのバス、この日も臨時が二台出て、今日は一台目に乗ったのですが、こちらは補助席が出る立派な車両。終点でバスを降り、身体をほぐしてから、出発です。 駐車場まではわんさかいた人が、砥山林道と記された山道にはいると、私一人だけとなります。

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(日川尾根 道は明瞭)

 踏み跡はとても明瞭で、エアリア赤実線並です。ですが、この明瞭な踏み跡は1/25000地形図「大菩薩峠」に描かれているように砥山を巻いてしまいます(エアリアでは通るように記されています)。よく気をつけていれば右手に紫色のマーキングと薄い踏み跡が見付かりますが、三角点ピークに上がってみても、そこは本当に何の変哲もないピークです。山名表示板もなく、三角点横の立木の切り口に「とやま」と小さく記されているだけです。

 砥山から降りると「砥山峠」と記された場所がありますが、峠らしい雰囲気は全くありません。カラマツが主体の登山道はやがて舗装道路に接近して、左手には大菩薩湖も見えてきます。ときおり雑木が混じり、陽が差すとその部分だけ紅葉が美しかったりします。

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 本当に誰にも逢わない静かな径を進んでいくと、字が消えてまるで判読できない道標が現れ、未舗装の林道にぶつかります。前方に送電線も見えてきて、中日川峠が近いことがわかります。このあたり、地形図が読めれば、送電線をくぐった先で右に1627.1の三角点に向かう登山道の入口があるとすぐにわかるのですが、気をつけていないと見逃すかもしれません。 

  登山道にはいるとすぐ、地形図にあるように大久保平からの薄い踏み跡が合流し、合流地点には左手の明瞭な登山道を指して「源次郎岳方面」とお手製の標識があります。歩き始めて約一時間ほど経ったので、この標識の少し先で腰を下ろしてティータイムにします。

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(大久保平からの破線路と思われる踏み跡。 ほとんど笹に覆われている)

 休憩後、このコース中では結構急な坂を登り、1621の小ピークへ。小ピークから先はカラマツが主体の緩いアップダウンを行くのですが、見えてきた1627.1の三角点ピークはまたもや巻いてしまいます。今度は地形図では通ることになっていますが、エアリアでは巻くように描かれており、砥山の三角点とは逆の表示間違いになっています。

 1627.1へ上がると思われるかすかな踏み跡を見付けたので登ってみると、ちょっとわかりにくいところに三角点は見つかりました。このあたりも地形図が読めないと、登山道が三角点を巻くと判断すること自体が難しいでしょうし、三角点にあがった後、戻らずにそのまま尾根通しに登山道に合流しようとすると、すぐ先で尾根が二分するため、非常に間違いやすいと思います。砥山以上に何の魅力もない三角点ピークですので、深追いせず、明瞭な登山道を通ってスルーしてしまう方が好いかも知れません。

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(1627.1の先でこのように尾根が二分してしまう 右手に入り込んでしまうと厄介…)


 予想通り、前方に巨大アンテナ施設が見えてきて、あの先でまた林道か…と思っていると、明らかに排泄後まもないとみられるあのお方の黒々としたフンが登山道上にあってびびります。周りはカラマツだらけだし、すぐそばを林道が通っているのに、こんなところをうろついていらっしゃるのですね~。鈴をつけていてよかった。

 未舗装の林道から下日川峠へ降りて、ちょうど前回休憩から一時間ほど経過したので再び腰を下ろして休憩とします。下日川峠には「←源次郎岳」の道標も建っていて、またまたカラマツ主体の笹道を歩いていきます。時折混じる雑木の紅葉がウマイ具合に太陽の光に照らされると青空をバックになかなかいい眺めになります。

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 やがて色づき始めたブナが目立つようになると、嵯峨塩鉱泉との分岐で、ここから源次郎岳までがこの日のハイライトでした。相変わらずへたっぴぃな私の写真では巧くお伝えできないのが残念ですが、この細尾根の紅葉はそれは素晴らしいものでした。

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 ちょうどお昼前で陽差しが巧いことあたっていて、色とりどりの雑木の紅葉が広がっていて、その中を歩いていると自分が秋の色に染まっていくようなそんな感じでした。もったいなくてなかなか前に進めず、人もいないこともあって、立ち止まっては撮り立ち止まっては撮りで、うっとりしながら源次郎へ向かいました。。。

 と、ところが、あの雑木の森の静かなピークでお昼ごはんと思って着いた山頂は…
 

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 うーむ、唖然としてしまいました。そりゃ、山梨百名山の山頂ですから、展望があって悪いはずがないというお考えはわかりますけど、私個人の感じ方としては、源次郎に展望を期待するのは何か筋違いのような気がするんです。もうこうしてしまった以上は元に戻す方が難しいでしょうから、今更どうこう言っても仕方ないのでしょうが、それにしても、ねぇ…「これじゃ、もう源次郎じゃないよ…」と思わず口にしてしまいました。

 昼食後、複雑な気持ちで山頂を後にし、再び素晴らしい紅葉の中を通って、嵯峨塩鉱泉へ。

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(嵯峨塩鉱泉への径 下部は落ち葉が積もってやや不明瞭)

 源次郎に来る度にこの嵯峨塩への径を下るのですが、傾斜もほどよく、この時期の紅葉がこれまたなかなか美しいので気に入っています。しかし、エアリア実線のこの径、とくに深沢林道と合流したその先が径がやや不明瞭で、実線と破線の区別がもしも径の明瞭さということであるとしたら、日川尾根の方を実線として、こちらの嵯峨塩への径を破線とするべきだと、個人的には思います。要所にはマーキングなどもあるので、注意していれば間違えないとは思うのですが、とりわけ紅葉の季節は落葉の季節でもあり、径が不明瞭になりがちですので、気をつけた方が良いと思います。

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 嵯峨塩鉱泉に着いたのは一時半過ぎ。ちょうど13:21のバスが行ったばかりだろうと、次の14:21のバスまで嵯峨塩鉱泉で日帰り入浴を受け付けてもらいました。お値段は七年前と同じで一時間500円♪。見た感じはもっと高そうな雰囲気ですし、実際のお湯もなかなかよいので、良心的です。ただし、日帰り入浴は15時までですので、14時前に降りてこないと入れないのでご注意を。

 二時のバスだし、もしかしたら座れるかも知れないなどと考えながら、嵯峨塩鉱泉で上日川峠からのバスを待っていると、遅れてやってきたバスは満員で、もう一台来るから後ろのに乗ってくれと言われ、来たバスに乗ってみれば、既に立ち客がいる状態(笑)。ホント、立ってでも駅まで運んでくれるのは嬉しいので、もちろん乗って帰りましたけど、五年前からずっと変わらずの人気バスなのですね~。

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2013.10.29

【のんびり紅葉狩り…牛ノ寝通り】 山バス情報124

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【山行日】2013年10月27日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
小田急線某駅 - 05:30 登戸  (小田急線)
登戸  05:34 - 06:01 立川  (JR南武線)
立川  06:04 - 06:15 八王子 (JR中央線)
八王子 06:35 - 07:38 甲斐大和 (JR中央線)

「バス」
甲斐大和駅 07:45 - 08:20 小屋平 (栄和交通 臨時 950円)

「歩行」
小屋平  08:25 - 09:30 石丸峠
石丸峠  09:40 - 10:45 巡視路手前
手前   10:55 - 11:15 榧の尾山
榧ノ尾山 11:35 - 12:35 棚倉(大ダワ)
棚倉   12:45 - 14:25 小菅の湯

「温泉」
小菅の湯 14:25 -15:10 (3時間 600円)

「バス」
小菅の湯 15:20 - 16:37 上野原駅 (富士急バス 1120円)

「鉄道」
上野原 16:40 - 16:56 高尾 (JR中央線)
高尾  17:14 - 京王線某駅 (京王線)

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(牛ノ寝通りに入ってすぐ)


 う~、また一ヶ月もブランクが空いてしまいました。このあいだまで暑かったと思ったら、あっというまに紅葉シーズンです。やっと天気と時間の都合がついたので、どこに行こうかな~と考えたのですが、まだバリエーション・ルートをやるほどの気力はないし、のんびり余裕を持って歩きたい…ということで、牛の寝通りに紅葉目当てで行ってみることにしました。

 牛ノ寝は、七年前の同時期にも行っていますが、当時はもちろん上日川峠にバスで行けるわけもなく、裂石から必死に歩き、牛ノ寝もかなりの早歩きで、なんとか日帰りをこなしました。今回は、甲斐大和発のバスを利用。ラクをして前回急ぎ足で歩いた牛ノ寝をのんびりゆったり歩いてみようというわけです。

 甲斐大和発上日川峠行きのバスは、実は朝使うのは今回が初めて。08:10発ですが、好天の場合、ひとつ前の電車で行けば臨時便で早めに着けるということをリンク先の皆さんからの情報で知っていましたから、八王子06:35発の松本行きに乗るべく八王子駅で待機。甲斐大和で下車してホームに降りると、「わ、すごっ!」というのが第一声(笑)。

 栄和交通さんのバスが走るまでは、ハイシーズンでも甲斐大和駅で下車する人って、ごく僅かなものでしたが、今や塩山駅を遙かに凌いでますね。臨時のバスが二台出ても立ち客が出る有様です。

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(小屋平にて)

 甲斐大和駅ってかなり標高が高いのですが、そこからぐんぐん高度を上げて、あっという間に曇ったガラス窓越しに嵯峨塩鉱泉あたりの紅葉が結構好い感じに見えたので、「あちゃぁ、来週行こうと思っていた源次郎は今週だったかー」なんて感じでボーっと車窓風景に見とれているとほどなく小屋平です。

 予想はしていましたけど、結構な寒さです。幸い風がないので好かったのですが、これで強風だったりしたら手袋ないと指が落ちるかも知れない(笑)ような冷たさで、ここで下車した皆さん、一様にウォームアップに時間かけていました。


 しかし、このバス、上日川峠だけではなくて、小屋平から歩き始められるというところがイイですね。嵯峨塩から歩き始めるのもよし、すずらん昆虫館の手前から中日川峠とか、下日川峠とか…。小屋平を8時半前に出発なんて、昔だったら塩山からタクシー相当奮発しないと無理なお話で、まさに夢のようです。

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(石丸峠手前より大菩薩湖 奥は南ア)

 そんなわけで、小屋平から1時間ほどで、あの何とも言えない開放感が素敵な石丸峠です。ここってホント晴天の時来るといいですよね。石丸峠の手前あたりから周囲が「ぱぁっ」と開けて山肌のうねりにうっとりとなってしまいます。そして小金沢山の横に端正な富士。眼下に大菩薩湖。湖の上に南ア。富士も南アもまだ冠雪していないのがちょっと寂しいところですが、歩いて1時間でこんなところに来られるのですから、小屋平まで950円は安いと言わざるを得ません。

 石丸峠:九時半。スカイブルーの空。快晴です。風もなく陽差しがあるので標高1900m以上あっても全く寒くありません。いきなり朝っぱらから昼寝ならぬ朝寝でもかましたいところですが(笑)、さすがに歩き始めて1時間では、小休止にとどめます。

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(石丸峠より熊沢山)

 広々とした笹原の向こうに熊沢山が素敵ですが、あそこは展望がないので登らず、休憩後は一旦牛ノ寝への分岐を見送って1957m峰(天狗棚山)へ。ここは展望が素晴らしく小金沢への稜線、殊に狼平のあたりの笹原が何とも言えない雰囲気で大好きです。これだけ天気が好いと、ずっとこのままここにいたいとさえ思ってしまいます。右を見れば大菩薩湖の上に南アが見えるし、左を見ればこれからたどる牛ノ寝のほか長峰も真下に見えます。後ろ髪引かれる思いで山頂を後にし、牛ノ寝通りに入ったのは10時前でした。ちょっと遊びすぎたかも知れません(笑)。

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(天狗棚山から狼平・小金沢山)


 牛ノ寝にはいるとさっそく黄金色に輝く黄葉がお出迎えです。全体の色づきははっきり言ってイマイチなのですが、個々の色はときどきハッとさせられるものがあります。真っ赤に色づいた葉もあれば黄色や橙色もあり、そのグラデーションを青空をバックに楽しむのはやはり気持ちのいいものです。

 長峰の分岐。この道標を見るたびに次回こそは…と思いつつまだ踏み込めずにいます。笹がかぶさったいかにも藪径という雰囲気。もう少し気力が充実してから…と今日も分岐を右に分けて、牛ノ寝への径(松姫峠方面)へ足を運びます。

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 長峰の分岐をあとにしても、葉は鮮やかな赤や黄や橙色を見せてくれてここらへんは本当にゆっくりペースで、同じ牛ノ寝を歩くハイカーに道を譲り、何人も先に行ってもらいました。

 榧ノ尾山手前の巡視路分岐は前回とても紅葉が素晴らしかった場所だったのですが、いよいよその手前、というあたりでデジカメの電池トラブル。なんと用意して置いた予備電池も放電で電池切れスレスレ状態だったのです!なんてことでしょう。これからが本番というこのときになって…とがっくり来てしまいましたが、幸いというか皮肉にもというか、巡視路分岐あたりの紅葉はぱっとせず、更にその先も紅葉にはまだ早く、色づき始めと言うよりは「まだほとんど緑色」状態でした。

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(これは玉蝶山付近 標高1400m以下の稜線の紅葉は、まだこれから…)

 やはり今秋は、十月でも30度とかいう状態だったし、「冷え込み」と呼べるほどの温度低下もなかったせいでしょうか、紅葉は全般に遅れているのかも知れませんね。特に牛ノ寝と呼ばれる榧ノ尾山から先はほとんどがまだ緑色。今度の週末でやっと色づき始め(?)ぐらいなのかも知れません。
 
 榧ノ尾山で時間はちょっと早いけれど昼食にして、誰もいなくなったので、陽差しもあるしここで少し昼寝でも…と思った矢先に団体さんがやってきてお昼休憩を宣したので退散(苦笑)。大ダワ(棚倉)まで紅葉もなくカメラのバッテリーもあまりないので、コースタイム未満で歩いてしまい、時計とメモってきたバスの時刻を見て、今日はまだ足慣らしの第二段階みたいなものだし…と高指山の手前からワサビ田経由で小菅の湯へ降りることにしました。

 膝を痛めないようにゆっくりのんびり下ったので、小菅の湯には二時半前の到着。久々に温泉に浸かって手足と身体をほぐし、缶ビールで〆て、上野原行きのバスに乗り帰宅しました。このバスに乗るたびに思うことですが、昔は飯尾や小菅から鶴峠のあの車道を顔をしかめながら歩いたり、よくやったものだと思います。甲斐大和~上日川峠のバスといい、上野原~小菅の湯のバスといい、当時から考えるとホント便利と言うよりは夢のようなお話です。

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