2017.05.03

【山に行き損なって…平山城址公園から野猿峠】

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(平山城址公園)


【歩行日】 2017年4月30日(日)

【歩行過程】
  自宅    - 10:20 季重神社
季重神社 10:25 - 11:45 鎌田鳥山の先のベンチ
ベンチ  12:00 - 12:30 北野駅
北野駅  13:00 - 自宅

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(野猿の尾根道)


 今回は雨に降られないようにと、29日の不安定な天気を見送って、翌日の日曜日にアカヤシオを見に行くことにして、朝も早起きして出掛けたのですが…。

 この日のプランは帰りの下車駅が同じ駅になるかどうか微妙でしたので、某JRの駅までは自転車ではなくテクテクと徒歩で歩いて行ったのです。で、駅近くのコンビニで朝御飯とお昼ご飯を仕入れようとしたのですが、何と!財布がありません。歩いてきたので落としたのなら気づくはずで、ほぼ間違いなく家に置き忘れたのでしょうが、家に戻る途中、もしや落としたのではないかと来た道を地面ばかり見ながら忠実に戻って行きました。この間のロスタイムおよそ1時間。

 帰ってみるとやはり置き忘れていて、今から戻って出直しでは、バスには間に合わないし…、しかし大丈夫か自分?財布忘れて出掛けたりして…と、気分も落ち込んでしまいました。
 仕方ない、今日は衣替えでもやるか…と朝っぱらから洗濯機を回しながら、のんびり朝食をとっていたのですが、洗濯物を干しながら、外の景色を見ていると…やっぱり天気が好すぎる(笑)、これは出掛けないのはもったいないと。。。

 連続で高尾も何だし、以前から気になっていたベランダから南東に見えている丘陵地帯を散歩がてら歩くことにしました。幸い手持ちの『東京日曜散歩』というガイドブック(25年前の購入)に「平山城址公園から野猿峠(やえんとうげ)」というのがあって、たぶん見えているのはそのあたりだろうということで、グーグルマップで調べてみると、自宅から平山城址公園は電車やバスを使ってもそれほど早くは到達できないし、歩いても1時間ほどで行けそうとわかり、徒歩でアプローチすることに(笑)。

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 グーグルマップで示されたルートは、人か自転車以外渡れない踏切を通ったり、トマトを直販している畑↑の前を通ったりで、これまで知らなかった発見があって楽しい道のりでした。小一時間ほどで平山城址公園駅に至り、ガイドブックに従って取り付こうとしましたが、さすがに25年前のガイドブックでは異同がたくさんあり、自動車整備工場などどこにもなく、地図に示されたルートを上がって行くも看板もなく、いきなり唐突に日野市の標柱が現れます。

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 平山城址公園と記された方向に上がっていくと、自然林100%で、もう新緑ではなく濃緑ですが、なかなか好い雰囲気です。すぐに尾根上に到達して、そこからは今日行くはずだった(?)山々と思われる場所も見えています。しかし尾根上まで住宅地となっていて、少しの間ですが車道と遊歩道が並行します。

 七生丘陵散策コースと記された指導標に従って平山城址公園方向に進むと平山季重神社に到達します。ガイドブックには祠があるだけのように記されていますが、今や立派な社殿が建ち、シイの木の巨木は今もしっかり残っています。ちなみに平山季重(ひらやますえしげ)とは源平合戦「一ノ谷の合戦」で名を馳せた人とのことで、その平山氏の館があったことから、平山城址公園はじめこの一帯が平山と呼ばれるゆえんとなったのだそうです。

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(平山季重神社)

 平山城址公園は神社からすぐですが、中に入って行くと野猿峠への尾根径から遠ざかるばかりなので、中はちょこっと見学するだけ。それでもツツジが咲き誇っていて、公園内も植林無しの自然林ばかりですので、結構目を楽しませてくれました。

 城址公園から外に一旦出るような感じで、一目で尾根径とわかる道を西進します。植林もなく雑木の森で歩いていて楽しい道です。アップダウンもほとんど無く、自宅から一時間ほどで来られるのだし、また季節を替えてお散歩に来てみたいと思いました。

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 しばらくで六国台という藤棚のある場所↑に着きます。昔は展望地だったらしく、見える山の展望図が石に彫ってありますが、現在は木々が育ってしまったせいでしょう、山はほとんど見えない状態です。皮肉にもこの日行くつもりだった山の方角だけは、わずかながら山塊が見えていたりしましたが(笑)。

 尾根径に戻ってなおも西進しようとすると、「この先車は通り抜けできません 日野警察署」と書かれた古い錆びた看板があり、赤のカラーコーン(日野警察署)が道の真ん中にあって、「ここから先というか、ここまでだって車は来られないでしょ…」とつぶやきながら歩いて行くと道が妙にヤブっぽくなってきて、あれ~変だな…と思っていると「私有地に付き進入することをおことわりします 地主」と書かれた看板に行く手を遮られました。

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 ええ~そんな~ここからが楽しみなハイキングコースとガイドブックには載っているのに…。最近こういう看板をよく見かけるようになりましたが、やはりこの場所もハイカーの方に目に余る問題行動があったのでしょうか。残念なことですが、ここは通行を諦めるしかありません。すぐ隣に東京農工大の遊歩道も通っていますがそちらに行く扉には鍵がかかっていて通れないようですし、諦めて戻ることに。

 戻って地図で見てみると、しばらく尾根と平行に住宅地の舗装道路を歩けば、長沼公園からはまた野猿の尾根径を歩けるらしいとわかったため、一旦下山(笑)。ヒルサイドテラスという遠くから見ても目立つマンションのすぐ前を通って南陽台方面へと登り返す車道を歩けば、ちょうど峠に相当するあたりの信号から「81段の階段」が上がっています。

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(81段の階段:ここから尾根歩きが再開できる)

 ちなみに車道を上がってくるとき、左手に往時の尾根径の名残と思われる箇所を見つけましたが、今やもうほとんど廃道化していると言ってもいい状態で、ヤブ山を歩き慣れている人間が注意して見ていない限りは気がつかないと思います。ですので、あの看板を無視して強引に尾根通しに進んでも相当難儀する(看板のある地点ではまだ道が続いているように見えますが実際はそうではない)ことになります。

 長沼公園の81段の階段を上がりきると、そこは野猿の尾根道と栃本尾根(長沼駅方面)との合流地点↓で、ベンチがあって、すぐそばには「現在尾根道づたいに平山城址公園へは行けません」の注意書きもありますが、迂回路を具体的に示しているわけではありません。

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 しかし、こちらの長沼公園の方も雰囲気の良い雑木の尾根道で、ツルニンジン(ジイソブ)の保護地があったり、ヤマツツジが咲き誇っていたりで楽しい道のりです。時折右手に視界が開けて奥多摩の山々が眺められます。

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 南陽台方面へ降りる道を左に分けてなおも尾根上を進んでいけば、ブルーベリーの農園が左手に現れ、右手には子供たちが遊ぶ公園があって、そろそろフィナーレかなと思っていると、「峠の小さな美術館」というかわいらしい建物が見つかりました。

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(峠の小さな美術館)

 あとはガイドブックにもあった鎌田鳥山のお店があったのですが、値段を見てびっくり(笑)。とても入れないなと、少し歩いた先にある無料のベンチでテルモスのお茶で小休止してから、道なりに下っていけば野猿峠からは随分八王子方面へ下ったところに出ました。

 せっかくなので、野猿街道を下柚木・国立方面(南)へ登り返してバス停を撮影。かたくら書店という廃業した地方出版社の『峠と路』に掲載されていたバス停の写真とはちがって、屋根付きのベンチもある立派な停留所になっていました。

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(現在の野猿峠バス停)

 バスは今行ってしまったばかりのようだし、まだ歩き足りないので、とりあえず北野駅まで野猿街道を下ってぶらぶら歩くことに。。。15分も歩くと北野駅に着いてしまったので、駅前の松屋でお昼ごはんを食べて腹拵えをし、地図を見ながら自宅までさらに一時間ほど歩いてしまい、結局この日は交通費は1円も使わずに終わりました。

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2017.02.01

『右足ふくらはぎの肉離れ』

 二月最初の更新がこんなことになろうとは…orz

 前二回の山行きで、どうも右足の脹ら脛が変なつり方をするな…とは気になっていたものの、まさかそれが肉離れに至る下地だったとは思いつきもしませんでした。

 そして、1月最後の週末=日曜日に山へ出掛けようとしたときも、すっきり目が覚めたのに、身体のどこかからどうもイヤな感じが湧いてくる気がして、インフルエンザの前触れか何かかな…と思って山行きを中止してしまったのですが、結局何も起きずに夕刻を迎え、あまり神経質にならずに出掛けるだけ出掛けてしまえば良かったかな…とも思っていたのですけれど。。。

 発症したのは月曜夜。仕事帰りの電車は結局座れずに一時間立ちっぱなし。で、電車を降りてみると、昼間の暖かさとは打って変わってすごい冷え込みよう…。早いとこ帰ってメシ作らないと、と、見ると目の前の信号が青の点滅…ダッシュ!と坂を駆け上がり始めたその瞬間でした。

 またあの変なつり方で右足膨ら脛の筋肉が収縮したかと思ったら、次の瞬間、ブチッと音がしたような感じが脹ら脛に走りました。「痛っ!」と思わず叫んでしまったので、近くに居た人が振り返ったほど。痛くてすぐには信号を渡ることが出来ませんでした。

 足を引き摺りながらなら、歩ける状態だったので、次の信号で渡って何とか自宅へ帰りましたが、玄関で右足の靴を脱ぐのも座らないと出来ない始末。この時点では、アキレス腱の断裂の方が心配で、うつぶせに寝て膝を立て脹ら脛をつまんでみるテストをしたところ、どうやらアキレス腱の断裂ではない模様。しかし、肉離れの経験がなかった私は、その時点では肉離れでは…とは思いつきもせず、寒いから「こむら返り」の痛みがなかなか治まらないのかな~などとノンキに考えていました。

 しかし、それにしても右足にちょっとでも体重をかけたりすると、とんでもなく痛いので、お風呂に入って食事を済ませたら、湿布をして早めの就寝としました。

 これってもしかしたら、職場の人もなった、あの肉離れというやつでは?と気づいたのは、朝起きてトイレに行くときにうっかり右足に体重をかけてしまって、とんでもなく痛かったときのことでした。 肉離れということばから連想するイメージとしては筋肉が骨から離れてしまったような状態だったのですが、確か職場の人は、そうではなくて筋肉が断裂した状態のことを肉離れというのだと話してくれたのをふと思い出したのです。

 ネットで調べてみると、足がつったような状態から痛みが全くひかず、重傷の場合は自力歩行も困難…ということで、どうやら、私のは、比較的軽傷ながらも、正真正銘の肉離れというのだけは間違いの無さそうな感触でした。

 翌日、整形外科を訪ねてみると、診断はやはり「肉離れ」で、全治一ヶ月半。一ヶ月半の間は山は絶対ダメ…だそうです。

 とても残念です。せっかく今年は足繁く山へ通う癖をつけられそうだ…と思っていた矢先だっただけに、なおのこと。。。

 まぁ、そろそろ花粉シーズンですし、今はお正月休みの影響でアルバイトの私はとても懐が寂しい状態。一ヶ月半後と言うことなら、ハイシーズンまでには何とか復帰できそうなので、考えようによっては悪運があるのかも知れません。

 ただ、一番思ったのは、山で発症しなくて良かったと言うことです。山でやっていたとしたらもっと重傷だったでしょうし、発症時刻や場所によっては自力下山が出来なかったかも知れません。

 というわけで、しばらくは更新が途絶えてしまうと思いますが、どうかご容赦下さい。

 そして、皆様方もこの寒い時期は、入念に柔軟体操をして身体をほぐしてから歩き始めて、安全で楽しい山行をされるよう、十分ご注意下さいませ。

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2016.09.25

『引越しました♪』

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(ベランダからの眺め:プライバシー保護のため写真の上下をカットしています)

 すみません、また二ヶ月近く更新してませんでした。

 今回の言い訳は「引越で忙しかったから」ということなのですが、このタイミングで転居した理由はふたつあります。

 ひとつめは、前住地、世田谷に住むメリットはほとんど無いことです。世田谷に引っ越してきたのは、約25年前。その頃はまだ若くて(笑)、下北沢や三軒茶屋に歩いて行けたり、渋谷や新宿に出るのも短時間ですむなど、当時は山を始めることになろうとは思ってもいなかったですし、あの場所はとても便利で魅力的でした。しかし、もういいかげん年をとってしまって、老後のことも考えるようになると、都心に住む意味はほとんど無くなってしまったということです。

 ふたつめ、これが実は大きな要因だったのですが、勤務先の経営状態が悪化して、ついに私のような末端のアルバイトにも賃金カットのメスが入ってしまい、更に今年は賃金カット幅が増大、約2割の減収となってしまったことが、この決断に至ったというわけです。

 私ぐらいのレベル(笑)で20%も収入が減りますと、いわゆる可処分所得というものがゼロになるだけでなく、毎月の収支が必要最低限の支出だけで赤字になってしまいます。節約なんてものだけでは、ほとんど対処のしようがなくて、もうこれは、住居費用を減らす以外に方法はない、と、物件探しを始めました。

 最初は山にも便利だし、去年その土地の良さを再認識した実家の近くで探していたのですが、あそこらへんて、今じゃ結構高いのですね(笑)。それで、実家よりも西へ西へ、駅から遠く離れ、と探していくと、あらら、結構ここ好いじゃないの、通勤にはひどく不便だけど、眺めも好いし、陽当たりも好い♪ というわけで、中央線の某駅まで歩くと30分近くかかる(笑)この地に決定いたしました。

 まぁ、これで山には近くなったので、今までよりは少しは足繁く通いたいものですけれど、収入は減ったままですからね~。あと引っ越しに伴っていろいろ諸手続や荷物の片付けがまだ完了していないので、それも頭の痛いところです。

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(早く片付けないとなぁ…)

 ともあれ、調べてみたら、奥多摩発の一番バスも、早起きさえ出来れば捉まえられるみたいですので、何とかやりくりして山に出掛ける回数を増やしたいと、希望だけは高く掲げています(笑)。


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2015.11.08

『テルモスの寿命』

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 今年は整理の年と決めていたので、なるべくモノを買わないように心懸け、身の回りの不要品をネットオークションで売りまくっていたのですが、こいつが壊れてしまう(機能を果たさなくなる)と、さすがに買い換えないわけにいかないですね。

 テルモス…正確にはテルモス社製ではないので、保温機能のある水筒とかステンレス製ボトルとか言うべきなのでしょうが、今度の新しいので三代目です。

 初代(一代目)は登山開始当初の1998年に某登山用品店のバーゲンセールで購入した、まさにテルモス社製のもので、これは今となっては重さが判らないのですが、かなり重く、本体が400gはあったのではないかと思います。つまり500mlのお湯を入れると1kg近くなっていたワケです。

 最初のテルモスが壊れてしまったのは購入から約9年後の2007年3月。会社にも持って行っていたので、ほとんど毎日使っていたのですが、ある日突然という感じで保温機能がゼロになってしまい、本当にびっくりしました。中の真空部分にサビや衝撃などで穴があくと、ただの水筒になってしまうという理屈は判っても、初めての経験だった為、「あぁ、こいつにも寿命があるんだな」と今更のように気づいたものでした。

 私は当時アマゾンというのがどうも好きになれなかったので、ずっと利用しないようにしていたのですが、1500円以上なら送料無料というのが決め手で、初めての買い物=アマゾンデビューがこのステンレスボトル(二代目:象印)になりました。当時の価格が今でも購入履歴に残っており、税込み1780円でした。

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                  (二代目 象印製 261g)

 届いたものを開ける前、絶対に品違いだと確信してしまったほど、商品が軽く小さなものだったことを今でもよく覚えています。こんなんでホントに500mlも入るんだと素直に驚きました。

 で、それから月日の経つのは早いもので(笑)、二代目も8年半を過ぎた先日、これまた会社に持って行ったお茶が、ある日突然、思いっきりぬるくなっていて、ああ、二代目もついに…と。

 で、今回新しく買うにあたって、どうせ買うのなら、とことん軽いものを…ということで選んだのが、タイガーのその名も「夢重力ボトル」MMZ-A050。公称:約190gですが、手元のはかりで計測したところ、198gと表示されていて、それでも200gを切っています。

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                (三代目 タイガー製 198g)

 二代目の亡骸を計測したところ261g。軽すぎて間違いだと思い込んだ二代目よりも、三代目はなんと60g以上も軽くなっていることになります。

 それにしても、扱い方が悪いのか、ほぼ毎日のように使用しているからか、私の場合、二本ともだいたい9年の寿命でした。これって、短い方なのでしょうかね? みなさんのテルモスもだいたいそんなもんなのでしょうか。。。

 今回の製品は軽いぶん、薄くて弱いのかも知れず、扱い方に気をつけないと短命になってしまうのかなぁ…とそこがちょっと心配ではありますが、特にこれからの季節、お世話になることが多く、ありがたい存在なので、十分頼りつつも丁寧に扱うように心懸けないと、と思っております。

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2015.10.25

【玉川上水をたどる(3)…下高井戸駅~千駄ヶ谷駅】

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(代田橋駅手前で唐突に現れた水流というか水溜:笑)

【歩行日】 2015年10月25日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
東急世田谷線某駅  - 10:11 下高井戸 (東急世田谷線)

「歩行」
下高井戸駅 10:11 - 10:20 下高井戸橋
下高井戸橋 10:20 - 11:25 笹塚橋の先のベンチ
笹塚橋   11:35 - 12:00 新台橋手前のベンチ
新台橋   12:15 - 13:37 千駄ヶ谷駅

「鉄道」
千駄ヶ谷  13:39 - 13:42 新宿  (JR総武線各駅停車)

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(稲荷橋の先にて…こちらは玉川上水らしい水流)


 先々週の続きで、玉川上水を下高井戸駅から終点の四ッ谷大木戸跡までたどってみました。

 先週末は久々の歌舞伎見物で、今週こそは山に向かおうと、あれこれプランを練ってはいたのですが、土曜の夜からかなりの強風。朝も目覚ましをかけておいた四時半過ぎでも吹き荒れているので、二度寝をした後(笑)、ごそごそと起き出して、玉川上水の残りを歩いてしまおうと決めました。

 今日の行程は10kmほど、スタート地点の下高井戸駅まで歩いて行っても良かったのですが、ちょっとした野暮用を片付けておきたかったので、東急世田谷線の某駅まで遠征。久しぶりに世田谷線に乗車して下高井戸駅に出ることにしました。

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 世田谷線は二両編成のチンチン電車ですが、それでも単線ではなく複線なんですね(笑)。料金は隣駅でも全線乗っても150円(ICなら144円)。乗るときだけICカード読み取り機にタッチ、降りるときはタッチしません。間違って二度タッチして料金を二重取りしないようにするため、タッチしたあと20分以内は世田谷線内ではICカード利用出来ない仕組みになっているそうです。

 私が世田谷に越してきた頃は、まだ床が板張りの車両が走っていて、冷房車がなかったと記憶していますが、いまはスタイリッシュな車両になっていて、冷暖房完備になっています。でも、昔の車両の方が味があって好かったなぁ…。

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 終点の下高井戸駅で下車。二週間前に歩いてきた道を逆にたどって、下高井戸橋からスタートです。最初は公園の中を行きますが、すぐに甲州街道に引っ張り出されます。明治大学まで甲州街道を歩かされますが、明治大学の校門のところで左に入る小径があり、すぐに玉川上水跡の公園になります。

 実は私、30年以上前(笑)この明大の和泉校舎に二年ほど通ったことがあるのですが、ここを玉川上水が通っているなんて全然知りませんでした。私が学生だった頃も、この遊歩道はあったと思うのですが、おそらくこんな近くにありながら一度も歩いたことは無かったと思います。

  遊歩道をたどっていくと、まもなく井の頭通りにぶつかり、「まごころを水に託して届けます」と大書された、東京都水道局の施設、和泉給水所が現れます。玉川上水はまさにこの水道局の施設の中を通っているらしいのですが、さすがにこの施設の中には立ち入れないので、甲州街道の歩道を歩くことになります。なお、大地震の際はここで水を配給してくれるそうです。

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 和泉給水所の先も、ここが玉川上水跡なのだろうな、という形跡が認められるのですが、なんとこのあたりで玉川上水は甲州街道を横切ることになります。今ほどの道幅ではないにせよ、江戸時代にも甲州街道は道として存在していたでしょうから、このあたりには大きな橋が架けられていたのでしょうか。とりあえず、現代人の私は歩道橋で甲州街道の右側に移ります。

 歩道橋を渡った後、右側に注意して歩いて行くと、かなり唐突に水流(というか水溜)が現れ、甲州街道から離れていきます。世田谷区が北沢公園として管理していて、入口には玉川上水の由来というか説明が書いてあったりします。まもなく代田橋の駅のすぐ真下を通り抜けます。

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(唐突に現れた水流、このすぐ先で代田橋駅の下をくぐる)

 実を言いますと、私、この世田谷に引っ越してくる前、短期間ですが杉並の和泉に住んでいたことがありまして、酔っ払って終電がなくなって代田橋の駅から帰るときなど、この道を通っていたりしたのでした(笑)。当時はまったく玉川上水のことなど考えてもみませんでした、というか、玉川上水がこんな所を通っているなんて夢にも思いませんでした。

 線路を越えると今度はすぐに環七と交差しますが、ここも地下道を通って行けます。代田橋のこちら側には来たことがなかったので、こんな抜け道(笑)があることは今回初めて知りました。

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(環七下を通る秘密の抜け道:笑)

 地下道を抜けると世田谷区によくある緑道の道になります。その名も玉川上水緑道。公園のような所もあってそこでは近所のお父さんお母さんが子供を遊ばせています。緑道が途切れると、また唐突に水流が現れます。道は細くなりますが、どこか小金井あたりの玉川上水に似た雰囲気もあって、今日の行程ではろくな水流が見られないと思っていたこともあり、それだけに、この辺りの佇まいには少々感激してしまいました。

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 しかしその素敵な空間もじきに終わってしまい、道は笹塚駅の真ん前を通り右折、また遊歩道か…と思うと、いきなり水流が現れます。渋谷区による玉川上水の案内板があり、しばらく水流が続きますが、これも笹塚橋まで。笹塚橋の先からは再び世田谷区の緑道になります。

 歩き始めてから一時間ほど経過、笹塚橋の先で藤棚の下に空いたベンチが見つかったので、テルモスのお茶でひと休み。ここは甲州街道からも京王線からも離れたところにあるので、本当に静かな住宅街といった場所です。

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(世田谷区の緑道)

 休憩後、世田谷区の緑道を歩いて行くとバスも通る大きな通りに当たり、横断歩道で渡ると、そこから先は渋谷区の遊歩道となります。その名も「渋谷区立玉川上水旧水路緑道」。 ここから玉川上水は大きく蛇行して再び甲州街道へと近づいていきます。

 消防庁の施設を通り過ぎ、小さな橋をいくつも通り過ぎて行くと、車の騒音が聞こえてきて、この先はロクにのんびり休めそうな所もないだろうと考え、時刻もちょうど12時。新台橋手前の日当たりの良いベンチが空いていたので、腰掛けておにぎりとテルモスのお茶で簡単な昼食をとります。

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(これは西代々木橋 この先に新台橋)

 腹ごしらえが済んだら、また歩き始めます。予想通り騒がしいのですが、それでも、遊歩道が甲州街道から一本だけ南側を通っているので、まともに甲州街道を歩くよりはマシです。ときどき水流を模したようなタイルの溝があったりしますが、やはり意識していないと、それが玉川上水の名残として作られたものとは気づかないでしょう。

 何度か訪れたことのある新国立劇場のそばを通り、自分が観たオペラが玉川上水のほとりで演奏されていたなんて、なんだか悪い冗談のようにも思えてきます。きっと日本人のオペラ歌手だって、玉川上水のことなんてこれっぽっちも考えずにあの劇場で歌っているのだし、まぁ、どうでもいいことなのですが…(笑)。

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 初台を過ぎても、しつこく遊歩道は続いていくのですが、さすがに文化女子大のあたりになると、遊歩道と言うよりただの歩道となってしまって、甲州街道の一本南の通りを歩いて行くと、ついに新宿駅の手前でビルに突き当たって、玉川上水跡をたどることは不可能になってしまいます。

 仕方がありませんから、ここからはしばらく新宿駅の南口と新南口に架かる大ガードを甲州街道沿いに歩いて行き、線路を渡った後もなおも甲州街道沿いに歩いて、新宿高校の前を通り、新宿御苑の入口に到達します。ここから玉川上水跡を再びたどることになるのですが、入場料を払って新宿御苑内に入る必要はありません。

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(新宿御苑散策路)

 月曜を除く09:00~16:30であれば、新宿御苑散策路が無料開放されていて、ここが玉川上水の跡地になります。ちょうど天気の好い日曜のお昼過ぎで散策路にはカップルの姿も目立ち、一人歩きの私は少し気恥ずかしいですが(笑)、散策路には水流もあり、フシグロセンノウやニリンソウなど山でもおなじみの植物も植栽されているようで、この日はホトトギスが結構綺麗に咲き残っていました。

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 この散策路を歩ききると、いよいよ終点の四谷大木戸跡。水道碑記も写真におさめて、無事、羽村から始めた玉川上水をたどる行程も全行程が完結。ここから新宿駅に戻るのも野暮なので、そのまま歩いて定期券のきく千駄ヶ谷駅に向かいました。

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          (今回の旅の終点 四谷大木戸跡)

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2015.10.12

【玉川上水をたどる(2)…鷹の台駅~下高井戸駅】

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【歩行日】 2015年10月10日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
京王線某駅  - 09:02 吉祥寺 (京王井の頭線)
吉祥寺 09:09 - 09:24 国分寺 (中央線快速)
国分寺 09:29 - 09:34 鷹の台 (西武国分寺線)

「歩行」
鷹の台駅  09:40 - 11:00 茜屋橋の先のベンチ
茜屋橋   11:15 - 12:35 桜橋の先のベンチ
桜橋    12:50 - 14:05 若草橋の先のベンチ
若草橋   14:15 - 15:40 上北沢駅入口の先のベンチ
上北沢入口 15:45 - 16:10 下高井戸橋
下高井戸橋 16:10 - 16:15 下高井戸駅
下高井戸駅 16:15 - 自宅

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 先週の続きで、玉川上水を鷹の台駅から下高井戸駅までたどってみました。

 今回も会社に行くぐらいの時間帯に家を出ましたが、鷹の台までは西武線一本ではなく、今回たどる道が井の頭線の近くを通ることもあって、井の頭線を使って吉祥寺まで出て、吉祥寺からJR中央線で国分寺へ行き、国分寺から西武国分寺線に乗ってみました。

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 鷹の台の駅に着いたのは9時半過ぎ、小平市立中央公園で身支度をしてからスタートです。遊歩道は上水の両側にあるようですが、私は左(北側)を選択。左手の道は左に用水路、右手に玉川上水と、両側に流れがあり、スタート地点では左側の用水路に降りられるようになっています。

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 道はやはり雑木林が美しく、広々として気持ちの好い道なのですが、JR武蔵野線が地下を通る、玉川上水坑を過ぎたあたりからでしょうか、しばらくずっと五日市街道がすぐ脇を通るため、車の騒音が絶えず、そこが玉に瑕。

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 西武多摩湖線(これも単線)を渡る桜橋から先は、その名の通り桜並木となり、雑木林は姿を消してしまいます。喜平橋で五日市街道が右手から左手にシフトするのにあわせ、歩行者の私は右手の遊歩道に移ります。

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     (右側の遊歩道に移るが、右側も狭い車道が通っている)

 小桜橋で水流を橋から覗き込むと、そこには鯉の群れが…。前回も気づきましたが、時折橋のすぐ下で流れに逆らうように鯉が停留しているのを目にします。どうやら、鯉にえさをやる人がいるようで、定位置で待機しているようです。橋によっては人の気配があると水面に口を突き出してパクパクしていたりしました。

 茜屋橋を過ぎたあたりでベンチを発見。歩き始めて一時間以上経過したのと、早くもお腹がすいてきたので、おにぎりをふたつお腹に入れ、家から持ってきたテルモスのお茶で喉を潤します。ちょうどそのベンチの前に柿の無人販売があり、見てみると五個一袋が二百円と超お得なお値段で、迷わず購入(笑)。家に持ち帰って美味しくいただきました。

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 貫井橋や小金井橋のあたりはその名も小金井市桜町。桜の季節はこのあたりは賑わうのでしょう。実際私も随分前になりますが、小金井公園にお花見に行ったことがあります。今は桜の代わりにムラサキシキブやツリガネニンジンなど山でも見かける植物が楽しめたりします。

 小金井橋は2008年までレンガ橋だったそうですが、今はもうその面影もなく、ただ交通量の多い交差点といった感じで残念です。小金井橋を過ぎても小金井公園のある左側の交通量は多く、少しでも騒音を避けようと右手の遊歩道を歩きます。

 新小金井橋を過ぎ、以前小金井公園の入口に行く歩道橋があった場所には、できたてのホヤホヤという感じの橋が設えられていて、その名も「平右衛門橋」というのだそうです。

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(平右衛門橋)

 関野橋を過ぎたあたりで、またまた農家の無人販売を発見。「栗あります」というので覗いてみると、二十個は入った栗が一袋五百円。買って帰って栗ご飯…とも思ったのですが、柿を入れたザックは結構重くなっていましたし、一人分としては多すぎる量。栗をむくのに時間もかかるし…と後ろ髪引かれつつも購入を断念しました。

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(購入断念)

 鯉の待機する小さな橋をいくつか過ぎ、境橋を過ぎると境水衛所跡。説明板によれば、水衛所とは水番人をしていた人が常駐していた場所のことで、水量の確認や周辺の周回、流れてくる落ち葉の掃除などをしていたそうです。

 この境水衛所を過ぎると、道は五日市街道から離れ、途端に静かになります。独歩橋は国木田独歩にちなむ橋なのでしょうか、その先の桜橋には国木田独歩と桜橋のことが書かれた説明板がありました。桜橋の先にベンチがあり、静かですし、前回の休憩から一時間あまり経過していたので、ひと休みすることにします。目の前は境浄水場。当然玉川上水からの水を浄化しているのかと思ったのですが、帰ってから調べてみると、多摩湖と狭山湖の水が原水とのことです。

 この境浄水場の専用鉄道跡というのが大橋の近くにあるはずなのですが、見つからず、その先のぎんなん橋に残されていた「三鷹駅から旧中島飛行機武蔵製作所を結ぶ引込線跡」とされるものだけ写真に収めました。

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(ちょうどシーズンで、実際ギンナン臭かった:笑)

 竹林やタケノコ直売所(4~5月)を過ぎ、なおも玉川上水をたどると、ついに三鷹駅にぶつかります。なんと暗渠となって三鷹駅の下を玉川上水が通っているのですね。これはかつて中央線沿線住民だった私もまったく知りませんでした。駅の構内を抜けて左手に注意しながら進むと、わりと簡単に続きが見つかります。  

 その名も三鷹橋には井戸がありますが、「ここの水は飲めません」という井戸跡によくある表示。バスも通る交通量の多い道が続き、「エサやり禁止」の表示がある むらさき橋 で、やっぱりそういうことか、と鯉の姿を再確認後、山本有三記念館を右手に見てしばらくで井の頭公園内に突入です。静かになりましたが、陽差しの少ないこの日はやや薄暗い道となりました。

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 公園内には野鳥観察地などもあり、このあたりは、本当に野鳥のさえずりを聞きながら、自然に浸りつつ歩けますし、公園を出た後もとても静か、というか、のどかな道ですね。若草橋あたりは畑なども見られ、ちょうどベンチも見つかったので一息入れます。

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 時刻は14時過ぎ。どうやら今日は目標地点である浅間橋までは行けそうです。腰を上げなおも玉川上水の下流へ歩いて行くと、宮下橋の先にキッチンひだまりなる看板を発見。ランチは14時までで既に終わっていましたが、出ていた看板に因ればランチのお値段870円だそうです。

 東橋、長兵衛橋、どんどん橋と静かな通りを過ぎた先で「遺構確認調査中」とのことで迂回路が設けられていました。何でも発掘調査中なのだそうです。

 兵庫橋を過ぎると今度は新しい道路の整備中ということで、またまた迂回路が…。このあたり、今は静かで閑静な住宅街といった感じなのですが、近い将来、交通量・騒音の多い場所になってしまうのでしょうか。

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(新しい道路建設中)

 周囲の騒音が激しくなって来ると、浅間橋。ここで水流を見るのはほぼ最後になると言うことです。浅間橋から先はもう判っちゃいましたけれど、中央道が真横を走る騒音地帯を我慢して歩くことになります。水流の面影もない「歴史と文化の散歩道」なるアスファルト道路を上北沢駅入口の交差点まで ずう~うっと 歩いて行くのです。途中には環八との交差点があり、その名も「中の橋交差点」ですが、もちろん橋などどこを探してもありません(笑)。

 上北沢入口交差点手前に左に入る道があり、入っていけば、そこから先は玉川上水跡に作られた杉並区の公園がずっと続きます。取りあえずこの公園に入ったところのベンチでひと休み。

 この公園は中央道&甲州街道からわずかに北にそれるので、騒音はいくらか弱まります。休憩後、歩いて行くと水流を模したタイル張りのところがあったりしますが、意識していないとここが玉川上水の跡地だとはなかなか判らないのではないでしょうか。

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 まぁ、先ほどの中央自動車道沿いを歩くよりはずっとマシなんですけど。なんというか、ここまで玉川上水をたどってきた身には、ただの都会の公園にしか感じられないというのが正直な感想で、この先なおも四ッ谷までたどる価値があるんだろうか…とふと思ってしまいました。

 曇りがちのこの日は、4時ぐらいになると少し周囲も暗くなってきて、今日のところは下高井戸橋で打ち止めにすることにしました。下高井戸橋から下高井戸駅は目の前の甲州街道を渡ればすぐです。

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 下高井戸駅から電車に乗って帰ってもいいのですが、ここはよく休日に自転車に乗って散髪に来るところ。道は判っているので、疲れてはいますが、いきおいで自宅まで歩き通してしまうことにしちゃいました(笑)。

 考えてみれば、実家のわりと近く(?)の鷹の台駅から世田谷区の自宅までこの二本の足で歩き通してしまったわけで、距離にしてみれば20kmほどとたいしたことはないのですが、まぁ、結構な距離を歩いたものだと半ばあきれつつ自宅に戻ったのでした。。。

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2015.10.05

【玉川上水をたどる…羽村駅~鷹の台駅】

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【歩行日】 2015年10月03日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
新宿 09:09 - 09:56 羽村 (青梅特快)

「歩行」
羽村駅   10:00 - 10:15 羽村取水所園地
羽村取水堰 10:25 - 11:50 水喰土公園
水喰土公園 12:05 - 13:15 一番橋の先のベンチ
一番橋   13:25 - 14:25 玉川上水駅の先のベンチ
玉川上水駅 14:35 - 15:55 鷹の台駅

「鉄道」
鷹の台  15:57 - 16:02 東村山 (西武国分寺線)
東村山  16:05 - 16:38 西武新宿(西武新宿線:急行)

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(スタート地点:羽村取水堰)


 また長期更新無しを放置してしまいました。「もう、オマエ、山のブログやめろよ」と言われても仕方ない当サイトです。今回はなんと半年あまりの無断欠勤。見捨てられて当然ですので、今回も二年半の休眠時と同じく、こっそり更新することにします。

 前回の山行も山とは言えない丘歩きのようなものだった上に、今回は半年超えのブランク…。いきなり山に行けば帰りは足を引き摺って帰るのが目に見えていますし、まだ朝早く起きられない、ということもあり、まずはウォーキングから始めてみることにしました。

 行き先は実家のわりと近くにあったのに、行こう行こうと思いながらもついに歩けなかった「玉川上水のお散歩」。手持ちの東京散歩ガイドブックにも一部が紹介されていますが、どうせ歩くのなら、端から端まで踏破してやろう、ということで、羽村駅からのスタートです。

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(羽村駅もずいぶん立派になった)


 自宅を普段会社に行くぐらいの時間に出て、新宿駅の中央線下りホームに上がったのが9時ジャスト。ちょうどホリデー快速ビューやまなし号が発車しようかというところだったので、飛び乗って立川乗り換えかと思いましたが、よく見ると7分後に青梅特快が出るのがわかり、ホームの売店でお昼のおにぎりを購入して、青梅特快に乗車。羽村には10時前の到着です。

 羽村駅は西口に降りて、西武信用金庫の通りを道なりにずっと下っていくと多摩川にぶつかり、少し右に行ったところの階段を降りれば、そこが玉川上水の出発点=羽村取水堰です。

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ここには江戸時代、玉川上水完成に貢献した玉川兄弟の銅像もあり、付近は公園のようになっていてベンチもあります。また、たまリバー50kmのスタート地点にもなっていますので、間違えて多摩川沿いの方へ行かないよう注意が必要です。多摩川から左に外れていく、ちょっと寂しい感じの歩道が、玉川上水遊歩道です。
 
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 それでも最初は結構道幅があり、羽村導水ポンプ所の施設もかなりの規模。たまリバー50kmとは打って変わって静かな人通りの少ない道となります。上水の水流では水鳥が遊んでいたりして、何とものんびりしたものです。

 新堀橋を過ぎたあたりで右側にちょっとした公園のような小道が延びていたので寄り道してみます。というか本来の遊歩道は日射しが強くて暑いので木陰のある方を選んだという感じ。

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 この公園を歩いていたあたりまでは良かったのですが、その先は、ずっと車道歩き、奥多摩街道はダンプなど交通量が多く、宮本橋から青梅橋までは日射しも強くちょっとゲンナリ。このあたりは上水を離れていくコースも紹介されているので、玉川上水を忠実にたどるのが目的でない場合、少し遠回りですが、名刹コースや多摩川へ寄り道するコースを歩いた方が精神衛生上好いかも知れません。私は意地になって山王橋や五丁橋までたどってみました。

 水喰土(みずくらいど)公園でちょうどお昼ちょっと前という時間になったので、ベンチに腰掛け、新宿駅で買ったおにぎりと家から持ってきたテルモスのお茶でお昼ご飯にします。

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 水喰土公園から拝島駅へ向かう細い遊歩道で、なんとデジカメの電池切れ、予備も放電してしまっていて、ここから先の方がいろいろと面白いものを目にしたり、味のある小径が素敵だったのですが、残念ながらここから先は画像がありません。想像をたくましくして読んでください。
 (しかし、前にもこういうのあったよなぁ…。たまに重い腰を上げて出掛けてみれば電池切れで間の抜けたレポになっちゃって…いいかげん学習しないといけませんね。:笑)

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(正面に青梅線線路高架…この後電池切れ(笑))

 中でも撮影出来ずに残念な思いをしたのが、このすぐ後にあった拝島から横田基地への引き込み線。単線の線路、しかも電化されていない線路を横断します。線路の横断後はずっと遊歩道が続き、車道歩きはありませんが、すぐ隣を車道が走っていたりもするので、静かな小径をのんびりというのとはちょっと違います。

 それでも、西武拝島線(これも単線)を渡ると、遊歩道はほぼこのローカル色豊かな西武拝島線と平行して走っているので、右手はずっとゴルフコースが続いていて興ざめだけれど左手は温泉施設やつけ麺やがあったかと思うと、どかんと だだっ広い畑 が現れたり、たまに思い出したように拝島線の列車がガタゴトと通り過ぎたりで、何とはなしに心も和みます。

 ゴルフコースが終わると右側には砂川用水など小さい頃に耳にした懐かしい地名がちらほら。一番橋を過ぎたあたりにベンチと自販機が見つかったので、水喰土公園から一時間あまり経過していたこともあり、小休止。

 その先の天王橋は五日市街道と59号線の交差点に当たる箇所で、いきなり車の音が大きくなりますが過ぎてしまえば静かなもの。まもなく残堀川と玉川上水の交差地点になりますが、残堀川のほうは水が涸れた状態。数百年を経てもなお水が涸れることなく水流が絶えない玉川上水というのは成る程たいしたものなのですね。

 武蔵砂川駅を過ぎやがて線路から離れた後、国立音大を過ぎれば、玉川上水駅。今ではモノレールまで通って、昔からはとてもじゃないけど考えられないぐらい立派な駅舎になっていて、まだ一度も乗ったことのないモノレールに初乗車して、このまま帰宅してしまうのもいいかな、と一瞬考えましたが、この先に上水に降りられる箇所があるということや、時間もまだ14時半前ということもあり、少し休憩を入れてから鷹の台まで歩くことにしました。

 休憩後、小平監視所のすぐ先で玉川上水の水面に降りられる箇所があります。ここは気のせいか水もひときわ清冽な印象で、水のもつ優しさ、ありがたみを感じる場所です。玉川上水を歩くなら、ここを外す手はないでしょう。是非立ち寄っていくことをお奨めします。 

 水面に降りた後、野火止用水を左手に分け、しっとりした上水沿いの小径を進みます。ちょうど野火止用水と同じく西武拝島線もこのあたりから併走をやめるので、ホントに静かな小径となります。そして雑木林が美しい。まだ鷹の台から先は歩いたことがありませんが、おそらく玉川上水沿道ではここから鷹の台あたりまでがハイライトなのではないかと思います。

 遊歩道沿いには、足湯や、地元の方が自宅を開放してやっているお茶飲み処、そば処などもあり、それがまた変に押しつけがましくなくて、好かったらどうぞ、という感じ。

 そして、小平市による保存がなされた雑木林。。。保存地区なので雑木林には立ち入ることは出来ませんが、私が小さかった頃に遊び回った雑木林は、まさにこういう感じ!という雑木林が今でも残っていて、これには本当にびっくりしました。

 ちょうどその素晴らしい雑木林のあたりを半時間も南下すればつい最近人手に渡してしまった実家のある場所で、つくづく、私は佳いところで少年時代を送ったのだな、と思いましたし、山を歩いていて雑木の森で心が安らぐのは、なるほどそういう少年時代があったからこそなんだと、再認識しました。

 小平西高、朝鮮大学校、創価学園が並ぶこのあたり、ちょうど、土曜の部活帰りだったのでしょうか、学生たちの姿が目に付くようになって、静かだった玉川上水が束の間の賑わいを見せたなぁ、と思っていると、西武国分寺線のこれまた単線の踏切が見えてきました。

 小平市立中央公園でトイレを済ませてから、鷹の台に向かうと、これまた綺麗で立派な駅舎にびっくり。恋ヶ窪にしろ、鷹の台にしろ、国分寺線の昔の木造の駅舎を知っているものにとっては、本当に隔世の感があります。
 ホームに上がるや東村山行きの電車が滑り込んできたので、素直に乗り込んで、東村山乗り換えで帰途についたのでした。
 

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2015.01.24

『遺品整理で…』

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(遺品整理終盤にこんなものがでてきた…)

 すみません、またずっと長いこと更新なしをホッポラカシにしてしまって…。

 おそらくほとんどの人は気づいていないと思いますが、私の山行記事、ここ一、二年ほどは、行きが新宿発や小田急線・京王線某駅で出発していても、帰り道は「中央線某駅」で終わっています。

 これ、実を申しますと、私事になりますが、一昨年夏に父が亡くなりまして、母は(元気にしているのですが)老後施設に入った関係で実家が空き家となりました。 いちおうワタクシ長男なものですから(笑)、実家の片付けを山の帰りや暇な週末にぼちぼちやっていたためなのです。

 ただ、やっぱり素人がちょこちょことやるような遺品整理では、思うようには片付かず、引き渡し前となったこの二ヶ月ほどは、週末や平日夜、実家に通い詰めとなっていました。
 当然、山に行くどころか、無線をやる暇も無く、サイトは完全ストップとなってしまったと、まぁそんなわけです。

 そうならそうと予めお断りしておけば好かったのですが、どうも私事をサイトに書くのも気が進まず、今頃になって、こんな言い訳をしております。ご心配おかけしてしまったようで申し訳ありませんでした。ゴン太は元気にしておりますのでご安心のほどを。

 さて、遺品整理もほぼ最終局面となった数日前、なんと父の寝室から、結構新しい登山用品が出てきました。大学時代、山岳部に所属していたとのことでしたが、父は私をただの一度も山へ連れて行ってくれませんでしたし、山歩きをしたいなどとは生前まったく口にしておりませんでしたので、これはかなり意外というかびっくりしてしまいました。

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 靴こそ、一~二度履いた形跡がありますが、他の道具はおそらく一度も使っていないものと思われます。ポンチョがちょっとお粗末↓ですが(笑)、まぁ、総じて山でそこそこ使えるものばかりなので、愚息が使っていこうかと考えています。

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 ザックなど、現行のが15年以上使っていて、ぼろぼろになっていたので買い換えないといかんかな~なんて、ちょうど考えていたところだったので、私にとっては一月遅れで天国から届いたクリスマスプレゼントみたいでした。

 それにしても、亡くなる直前まで仕事ばかりしていて、ろくに趣味も持てなかった父がこんなものを購入していたとは…。私が使うことで供養になればいいのですが、ちょっとばかり複雑な気分です。。。

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2014.07.27

『新しいエアコン』

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 やっと更新したと思ったら、何だよコレは、と言われるのを覚悟で、こんなでっち上げ記事で、「なんとか最低月に一度の更新」という綱渡りをしています。

 「忙しい」という字は「心を亡くす」と書くので、個人的には、この言葉、使いたくはないのですけれど、7月の後半は、無線をやる時間もとれないほどでした。ま、ちょっといろいろありまして…。

 それでも、この7月最後の週末は、給料も入ったし、予定もなかったものですから、山に行く用意と計画はしっかりあったのです。ところがところが…、一昨年あたりから、ちょっとおかしいなぁと気づいてはいた我が家のエアコン(23年前に購入)が、ついに… 

 へぇ、さすがにエアコンは余り好きではないワタクシも、35度の猛暑にはちょっと対応できかねるわけでして、泣く泣く新しいエアコンを購入する羽目に。。。

 まぁ、昔に比べたら、性能アップして、電気使用量もかなり減らせて、お値段もだいぶ安くなっていたし、すぐ工事をしてくれるというので、ある意味、そりゃ助かりましたけど、まぁね~、私の年収はとてつもなく低いままで、今年になって、なんと賃下げのお達しがあったりして…。「ねえ、安倍さん、消費税アップして、デフレ脱却して、賃上げのはずでしたよね~、確か」と厭味のひとつも言ってみたい気分でございます。

 「今年こそ今年こそ今年こそ、ずっと行ってなかった北アルプスにぃ~」と思って貯めていたお金だったのにさぁ。。。もうっ!

 というわけで、山に行きたい気持ちは、あるんですけど、今月は山行きなしとなってしまいました。天気図見ると、梅雨明け宣言直後だというのに、この週末は前線が通過したりで、お山の方はどうだったんでしょうか、、、リンク先の皆様のサイトで楽しませていただきます~。

 身体の方は今のところ調子いいので、お金と時間の都合がつけば、山に出掛けるつもりではあるんです。

 すみません、こんなインチキ記事で…。
m(__)m

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2014.02.26

『新しいPC』

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 大雪という原因もありますが、このままだと、二月は山行きなしは確実。今度の土日もあまり天気がよくなさそうだし、好くても、奥多摩とか「登山には来ないでください」とか言っているし、次の山行はいつになるのか…。

 このサイトも、更新もないまま二月が終わってしまうのは、あまりに寂しいので、こんな記事をでっち上げています。

 そうです。XPのサポートまもなく終了なんですよね。だからといってマシンまで買い換えなくてもいいわけで、OSの換装という方法ももちろんあるのですが、ハードディスクの空きももうほとんどない状態だし、この際ハードウエアごと思い切って買い換えることにしたんです。で、OSは最新のWin8.1。

 最初は、ホント、これなに?というかんじですネ。どうして今までのようなデスクトップ画面スタートをやめてしまったのか真意がよくわかりませんが、結局、このヘンテコなタイル画面から従来通りのデスクトップ画面に移行してそこで作業するのだから、なにもあんなわかりにくいタイル画面をスタート地点に置く必要はないと思うんだけど…。まぁ、スイッチ入れてから起動までは確かに時間かからなくなったけれど、そんなのXPの時もそうだけど、電源切らずにスリープさせとけばすぐ起動できるんだし…。「わ、さすが64ビット」とか全然そんな感じはないです。

 今回はあとで後悔しないように、メモリもHDも目いっぱいというぐらい多めにして、ドライヴもブルーレイ対応にしました。そん代わり余計なソフトは一切なし。マイクロソフトオフィスも入っていません。液晶もとてもきれい。そうそう、それで、気がついたのですが、私のとこの写真、すごい画質悪いんですね(笑)。ほかのリンク先のサイトの皆さんのお写真はとてもきれいに写っていて、私こんな汚らしい写真ずっと皆さんにお見せしていたのかと思うと恥ずかしくて恥ずかしくて…。

 XPマシンが壊れたわけではないので、データの移行ものんびりやっていて、まだおニューのマシンはメインにはなっていないです。一応、この記事は新しいPCで書いてこれからアップする予定ですけど、メーカーもDELLからHPに替えちゃったし、キーボード配列も今までとかなり違う感じなので、全然慣れません。。。すごい肩こります(笑)。

 二月はそれでなくても財政難なんですけど、そんな出費もあって、最近はずっとヤフオクでお宝(?)売りまくっていたんですが。。。ふと「これも…」と思って手にしたアマチュア無線のRX(送受信機)。どうにも愛着が抜けきれずに、いじくり回しているうち、再度開局してみようか…なんて気になってきてしまいました。

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お山の上からだと、小さな出力(電力)でも、地上に比べたら、電波むちゃくちゃ飛ぶんですよ。。。あの快感思い出しちゃって…。開局費用はネットでやれば今は2900円。それほど高くはない。。。ただ、開局したらしたで、QSLカードの転送とかでJARL(アマチュア無線連盟)に加入したりすると、結構なお値段になっちゃうのがねぇ…。


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