2018.11.11

【三ツ星からボッコノ頭・大沢山】 山バス情報174

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(ボッコノ頭への登りで…今年は見ずに終わると思っていた雲海が見えた)


【山行日】 2018年11月10日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 06:19 大月  (中央線各駅停車)
大月 06:23 - 07:05 石和温泉 (中央線各駅停車)

「バス」
石和温泉駅 07:35 - 08:06 三ツ星 (富士急バス 730円)

「歩行」
三ツ星バス停 08:10 - 09:15 1190m(?)地点
1190m  09:25 - 10:10 ボッコノ頭
ボッコの頭  10:20 - 11:05 大沢山
大沢山    11:30 - 12:20 1059
1059   12:30 - 13:35 奥野稲村神社
奥野稲村神社 13:40 - 14:15 笹一
笹一     15:10 - 15:15 笹子駅

「鉄道」
笹子 15:35 - 16:33 高尾(中央線各駅停車)
高尾 16:34 - 中央線某駅 (中央特快東京行き)

【地形図】 「笹子」


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(大沢山北東尾根1059付近にて…この辺りが紅葉の見頃だった)


 もう随分前のことになりますが、笹子駅~大沢山~ボッコノ頭~大洞山~笹子峠と歩いたことがありまして、その時気になったのが、当時できたてのホヤホヤだった指導標でボッコノ頭にあった藤野木を指す道標でした。当時はこの辺りに赤破線さえ入っておらず、赤破線が入ったあともエアリアには「藤野木方面を指す道標があるがルート判断を要するので不用意に入らないこと」との注意書きがあります(藤野木方面には赤破線は記されていません)。

 当時あった記録ではkomadoさんがボッコノ頭の西尾根を下りに取ったものぐらいしかなく、例によってさらりと(笑)書かれているため、登りにとるにもどこから取り付いたら好いものか皆目見当が付かないまま、十数年の歳月が経過してしまいました。

 しかし、平成28年に出た松浦本『新バリエーションハイキング』では、この三ツ星からのルートが図入りで紹介されています。登りなら何とかなるのでは…と、笹一のこのシーズンに挑戦してみることにしました。

 引っ越してから、富士吉田~河口湖~石和温泉~甲府のバスも、かなり早い時間帯のものを利用できるようになったのですが、列車との接続が、どうも微妙なダイヤになっていて、河口湖駅07:08発は07:06着の列車で間に合うのかどうか…。

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(新しくなった石和温泉駅)

 そして、以前は石和温泉駅入口という駅から結構離れたバス停まで歩いて行かないといけなかったのですが、石和温泉の駅前まで入ってきてくれるようになったのは好いものの、07:35発は07:35着の列車乗客を待っていてくれたりするのか…。ということで、石和温泉駅着7時過ぎの電車で行って、朝御飯でも食べながら07:35発のバスをのんびり待つことにしました。

 久しぶりに降りた石和温泉駅は、上野原駅同様、駅前ロータリーが整備された関係で以前のようにホームからすぐ出口ではなく、一度階段を登って改札を出て、階段(右)かエスカレーター(左)で地上に降りる形に変わっていました。これだと35分着で35分発は無理かなぁ…という感じです。
 
 なお、この07:35発のバスですが、35分発の富士山駅行きの前に31分発の甲府行きのバスが入ってきますので、間違えてそちらに乗り込まないように注意が必要なのと、この便は途中バイパスを通る関係で桧峯神社入口や十郎橋・上黒駒などの停留所では下車できないことに注意して下さい。

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(バイパス経由だと8つもバス停を通過してしまうので注意)


 石和温泉駅の「あしゆ」の前にあるバス停留所に富士山駅行きのバスがやって来たのは07:34頃。すぐに発車するかと思ったら、やはり、電車の到着を待ってからの発車で、この日、実際に発車したのは07:37頃でした。駅に着いたらダッシュして右側の階段を降りれば、間に合うかな…といったところでしょうか。しかしいつもどの運転手も待ってくれるのかどうか…まではわかりません。乗れなければ駅前にわんさかいるタクシーを使うつもりで試してみるのも一案かも(?)知れません。

 三ツ星バス停で降車したのは、もちろん私ひとり。運転手さんの「お気をつけて」の言葉を胸に出発です。少し河口湖方面に進んだ横断歩道のところに左手に下っていく舗装道路がありますが、ここが三ツ星集落に行く道になります。ちょうど対面に甲府行きのバスが停まるバス停があるのが目印になります。

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 左手に矢ノ沢山(1248.2三角点)から続く1290m圏峰ピークらしき山↑を眺めながら金川に架かる橋を渡り進んでいくと、背後にスキー場も見えてきます。なおも舗装道を進んでいけば、小さな橋が見えて、右手を見ると目印の電柱があって、取り付きは簡単にわかりました。鈴を付けてから登り始めます。

 尾根らしい地形となって間もなくで傾斜はほとんど壁のようになり、直登は出来ないので、歩きやすいところを自分なりにジグザグを切って歩くしかなくなります。標高1050m~1190mあたりは、このようにして高みを目指すしか無く、ここを尾根をはずさずに下ったkomadoさんの力量には脱帽するしかありません。

 1190m付近で、やっと何とか直登可能な傾斜になってくれて、時間もバス停から1時間ほど経過していたので、水分補給をかねてひと息入れます。

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(ひと息入れたところ)

 1190m付近から1270m付近まではそれでもまだ急登の部類で、なかなか前へ進ませてもらえません。尾根が分岐している1270m付近は、尾根が分岐しているとは気づかない人も多いかと思います。下りにとった場合、ここで多くの人は左手に伸びる南西尾根に引き込まれて、すぐ先でとんでもない急傾斜に難渋することになってしまうのではないかと感じました。
 
 1270m付近からは、今までの急登のご褒美のように歩きやすく明るい雑木の尾根道となります。松浦本では「防火帯のような」とありましたが、15年も経つと随分変化してしまったのでしょうか、防火帯のような尾根とは感じませんでした。

 紅葉はこの高度でもう既に終わっていて、残った葉も茶色の枯葉ばかり。しかし、右手には御坂黒岳とその左にちょこんと頭を覗かせた富士が見え、背後を振り返ると甲府盆地のあたりでしょうか…雲海が広がっていたりして、これはこれで満足のいく尾根歩きとなりました。

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 四等三角点が見つかるとその先に見覚えのある指導標が見え、来た方角を「御坂町藤野木」としていますが、登ってきた尾根の方角より随分左(南?南西?)に外れたところに点々とピンクテープが付けられています。道標に書かれているのは三ツ星ではなく藤野木ですから、方角としては合っていますが、南尾根は急傾斜なんて言うレベルではないほどですし、一体どのように径がつけられているのか、というか、径があると言えるレベルなのか…。三ツ星からのボッコノ頭西尾根ルートを歩けば、この指導標の意味がわかるとばかり思っていたのですが、そういうことではないようです。

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(尾根を南に外れて付けられている感じのピンクテープ)

 ボッコの頭はそれほど展望が開けているわけではないのですが、今度はちょうど塩山・勝沼の盆地あたりでしょうか、北方向に雲海が見えていて、12年前同様このピークは気分が良いものでした。

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(勝沼・塩山方面にも雲海が…)

 ひと休みしたら、大沢山へ向かいます。ところどころ、このあいだの台風24号によると思われる倒木がありますが、跨いだりくぐり抜けたりで通過可能です。この稜線は250mほど下って同じぐらい登り返すのですが、それほどきつく感じませんでした。と言うのも、↓ご覧の通りのイワカガミの葉っぱの大群落に出逢えたからでした。ここは是非5月半ばあたりに再訪したいですね。「これが全部咲きそろったら、スッゴいだろうな~♪」と呟きながら歩いていました。

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 大沢山が近づき、振り返ると、あんなに下ってこんなに登り返したのか…という感じ。大沢山山頂は明るい雑木の山頂。ベンチが二つあり、ベンチの方角には富士山も見えていますが、もうこの頃(11時過ぎ)には、だいぶ雲に覆われていて、富士山に背を向けながら(笑)のランチタイムにします。  

 ここに10時頃に着けたら、本社ヶ丸にも足を伸ばしてみようかな…と考えていたのですが、11時を過ぎていますし、このところロングは全然歩いていないので、このまま北東に伸びる緩やかな尾根を下って、追分から笹一酒造へ20号線を歩くことにしました。  

 松浦本には「大沢山(女坂山)の山名標と並んで『笹子駅(道跡不明瞭)約2時間』の道標がある」と記載されていますが、実際は「エアリア大菩薩」に記載のようにこの道標(分岐点)は、山名標のある場所から東に約30m下ったところにあります。しかも、ここにある指導標には1分もかからない大沢山を指して5分とあったりして、指導標の材質が古く、ここまで見てきたものとは違っているので、ちょっとまごつくかも知れません。

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 2013年のエアリアでは赤実線に昇格している大沢山北東尾根ですが、今回下りにとって歩いてみて、やはり赤破線のままの方が好いような気がしました。途中、地形図とコンパスがないと少々まごつくところもあり、おまけに1059の手前には、ご覧のような尾根上を通せんぼするかに見える黄色テープが張られていたりして…

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 ここは通せんぼの先の尾根に直進しないとかえって危険ですから、当然のようにくぐり抜けました。

 で、紅葉ですが、1059近辺が見頃と言えば見頃でした。が、やはり台風とその後の昇温の影響でしょうか、今年の紅葉はやはり「いまひとつ」。。。台風などで傷んだ葉っぱが色づいたという感じです。12年前にも登りでここで休憩を取ったような気がする木の切り株に腰掛けて、ティータイムにします。「境界見出標」のある地点です。

 その先は送電鉄塔を過ぎると、徐々に緑色も混じるようになってきますが、色づいている葉を見る限りでは、このあとグンと冷え込んだとしても、この緑色が鮮やかに色づいて錦繍になることはまずないだろうと容易にわかります。

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(いまひとつ鮮やかさに欠ける紅葉)

 やがて周囲が植林に変わり、問題の899m地点。ここには私がかつて誤って登りにとってしまった尾根方向(北)には数十本の枝が並べられて、通せんぼされており、右手の急下降方向には赤テープもあるので、注意していれば間違うこともないでしょう(間違って入ったとしても、たぶん送電線の巡視路で降りられると思いますが…)。

 「小さなアンテナ」や52号鉄塔を見て、持ってきた松浦本のコピー通りと一安心。最後の方で鮮やかな赤の紅葉を見つけたのですが、残念、陽の光が足りず、いい写真は撮れませんでした。

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 奥野稲村神社で、無事下山の感謝と、12年前の正月にお詣りし損ねたことを詫びてから、笹一へ。

 試飲は今回も見送って、自分の分と友人の分を購入して発送手続きをしたら、すぐに帰るつもりだったのですが、ヤマトの送り状を書き終えて、電車の時刻が書かれた貼り紙を見に行くと、なんと現在時刻14:35の次は一時間後の15:35まで上り電車は無い!と判明。試飲は出来ないので、ワンカップをひとつ買ってゆっくりと飲んだり、構内をゆっくり見て回ったりして、時間を潰してから笹子駅へ向かいました。

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2018.10.13

【夕焼小焼から小下沢経由で景信山】 山バス情報173

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(景信山山頂より都心方面を望む)

【山行日】 2018年10月09日(火曜日)

【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
中央線某駅 - 11:28 高尾 (JR中央線各駅停車)

「バス」
高尾駅北口 11:34 - 11:59 夕焼小焼 (西東京バス 500円)

「歩行」
夕焼小焼バス停 12:10 - 13:20 黒ドッケ
黒ドッケ    13:25 - 14:05 小下沢(こげさわ)
小下沢     14:10 - 15:10 景信山(かげのぶやま)
景信山     15:30 - 16:10 小仏バス停

「バス」
小仏 16:40 - 16:57 高尾駅北口 (京王バス 227円:ICカード)

「鉄道」
高尾 17:03 - 中央線某駅 (JR中央線 快速東京行き)

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(夕やけ小やけふれあいの里には懐かしのボンネットバスの展示も)

 三連休はどこへ出掛けたのか…と、更新を楽しみにしていた(?)皆さん、すみません。遠出をするとしたら今年最後の連休は山に行かず、連休後の平日に昼から高尾という…、そんなもん、読みたくないわい!とお叱りを受けることは覚悟の上での更新です(苦笑)。

 言い訳になりますが、これでも、私にしては珍しく、ムーンライトの指定券とか購入してはいたのです。天気もありますけれど、やはりテントを担いで歩くだけの身体が出来ていないことは明白で、1からやり直ししかないなと。

 で、連休に続けてとったお休みなんですが、これがマンションの防火設備点検というのが実情。幸い私の部屋は11時前に終わってくれたので、すぐに駅まで自転車に乗って出掛けました。

 行き先は、点検の人が来るまで部屋の中でエアリア「高尾・陣馬」を見ながら、高尾駅北口発毎時34分の陣馬高原下行きのバスに乗れるようだったら、ココと決めていた、夕焼け小焼けバス停からのルート。中央線が線路立入の影響で遅れていたものの、なんとか間に合って乗車。平日の昼前ですから、乗客で山の格好していたのはもちろん私だけです(笑)。

 陣馬高原下行きのバスは、昔は八王子駅から出ていましたが、今は高尾駅北口からだけになっているのですね。そして、霊園前でほとんどの乗客が降りてしまうと、車内はがらんとして、私が夕焼小焼のバス停で降りると、ついに空気輸送になってしまいました。 

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                  (夕焼け小焼けバス停)

 夕焼小焼のバス停は、たぶん降りるのは初めて。昔のエアリア(登山地図)には「夕やけ小こやけ文化農園」とだけ記されていて赤線表示もなかったのですが、最近のものには北高尾山稜まで赤実線が引かれていて、麓の施設名も「夕やけ小やけふれあいの里」となっていてます。

 バスを降りてみると、立派な広い駐車場があってまずそれにびっくり。そのうえ、近くには日帰り入浴「おおるりの家」もありますので、こちらへ降りてきて、バス待ちで時間があれば、一浴びして帰るのも好い案かも知れません。

 エアリアにも記載の通り、ハイカーは「夕やけ小やけふれあいの里」を入場料を払わずに通行することが出来ますが、受付の人の話では、「こちらに戻ってくるようなら、入園料(200円)を払う必要がある」とのことです。園内にはレトロなバスの展示や山羊さんやポニーちゃんもいるので、ここは、お子様連れで遊びに来るのも良いかも知れません。

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(ポニーちゃんたち)

 さて、キャンプ場の裏に伸びるハイキングコースから地形図で言うと「与瀬」の478の標高表示がある尾根に乗って、北高尾山稜612ピークの西(左)の620m圏峰へと続く登山道ですが、エアリア赤実線で問題ない道形です。ただ、林相は植林一色といった感じで、北高尾山稜が今ひとつ人気が出ない要因はここら辺にあるのかも知れないな、という感想で歩いていきました。

 それでも花が全く無いかというとそうでもなくて、この季節お約束のツリフネソウとかアキノキリンソウなど、見つかりました。

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(ツリフネソウ)

 スタートが遅かったので、それなりにとばして、やっと登り着いた620m圏峰には指導標があって、「黒ドッケ」との表示もあります。この日は結構暑くて、ここで水分補給をかねて、ひと息入れました。 
 コンビニでちょっと迷って1Lサイズのアクエリアスにしたのは正解で、ここまでで、ほとんど飲み干してしまいました。ザックにはまだ家から持参の水1Lがそっくり残っているので心配要りません。


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(黒ドッケ)

 稜線を「景信山」と示された方向とは反対に「富士見台・八王子城山」と示された方向へ進みます。北高尾山稜の稜線づたいに堂所山経由で行くのではなく、狐塚峠から一旦小下沢の旧野営場に降りて、登り返すのです。300m以上下って400m近く登り返すのですから、肉体的には厳しいものの、時間的には短く済みますし、この辺りの歩いていない赤実線ルートを歩いておきたいというのもありました。

 狐塚峠までの北高尾山稜は、やはり植林主体。 ですが、ここでもアキノキリンソウやシラヤマギク、ヤクシソウなど、よく見れば、そこそこいろいろな種類の花が咲いていました。ただ、台風24号によると思われる倒木がこの短い区間でも結構ありました。

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(ヤクシソウ…だと思う)

 峠から小下沢までは急な下りですが、道形はしっかりしており、途中、やはりまた倒木があるものの、黒ドッケからの所要時間は40分ほどですみ、小下沢に到着。旧野営場だけあって、広々とした場所はキャンプをしたくなりますが、現在はこの場所でのキャンプは禁止されているようで、その表示もありました。

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(テントを張りたくなる場所だが、現在は禁止されている)

 キャンプ禁止の表示のすぐそばには景信山を示す道しるべもあり、1時間とあります。標高差が400mあるので、ちょっと難しいかなと思っていたのですが、なんとか1時間ほどで行けました。

 木の橋を渡ったところに水場もあって、先ほど空にしたペットボトルに念のため水を補給してから沢沿いの径を上っていきます。シシウドなど咲いていますが、それよりもこの付近に何体もあった小さな「ぬいぐるみ」に目がいってしまいました。可愛らしかったし、あまりうるさいことはいいたくありませんが、おそらくこの辺りに故意に置いていかれたもののようです。
 
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 少々滑りやすい径をえっちらおっちら上っていきます。途中で降りてくるパーティに「これからどこまでですか?」と少々驚かれましたが、「景信(かげのぶ)に登ったらすぐ降ります」と返答して安心してもらいます。時刻は14時を回ったところ。確かに日の短い季節になりましたから、これはあまり褒められた山行きではないことは自分でもわかっています。

 登っていくとやがて径が平らになってきたため、すぐだと思っていたのですが、なかなか東尾根を乗っ越す地点に着かなくて、気づかずに通り過ぎたかと思ってしまいました。が、しかし、東尾根の地点には間違って東尾根に入り込まないように新しく建てた指導標もあって、結構濃い踏み跡が東尾根の方向に付いていました。東尾根を過ぎてしばらくで小仏バス停との分岐に到着。この時点で15時近くになっていました。

 分岐から山頂までは15分ほどでしたでしょうか。平日のこんな時間帯ですから、お店には誰もいませんし、ハイカーもパーティーがひと組の他は、人気(ひとけ)が無い、がらんとした山頂。三角点前のベンチを独り占めにして、ゆっくりお湯を沸かしてティータイムにしました。

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(がらんとした山頂の茶屋)

 山頂にいたパーティーはすぐに下山してしまい、その後やって来た単独行の男性もさっさと山頂を後にしてしまい、「あれ、小仏のバスは平日は毎時40分発だけではなかったっけ…? バス停まではコースタイム40分なので、今すぐ降りても15:40には間に合いっこないのでは…」と思ったのですが、景信山の山頂で只ひとりなんていう状態にはさすがに慣れていなくて(笑)、お茶を飲んだらそそくさと下山準備。

 でも早々に腰を上げてある意味正解だったかも知れません。ほぼコースタイム通りに下れたものの、日の短いこの季節はさすがに東方向へ下山となると登山道も少々薄暗く、高尾と言っても、日の短い季節はナメたらアカンよな~と思いながら下っていきました。そう言えば、この3連休の直前になって、長いこと使っていなかったヘッドランプの電池が液漏れで切れていたのに気づいたばかりだったのでした。

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(小仏バス停)


 無事明るいうちにバス停に着き、30分ほどバスを待って家路につき、4時間ほどと短い山歩きだったけれど、今回は、まあそこそこ山の筋肉が使えたかなぁ…との感想で帰り着きました。

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2018.09.24

【乗りバス?…松姫峠~鶴寝山~小菅の湯】 山バス情報172

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(大ダワから小菅へ向かう径…広葉樹の森は本当に美しい)

【山行日】 2018年09月23日(日)

【使用公共交通機関の詳細】
「鉄道」
中央線某駅 - 07:31 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 07:47 - 08:08 上野原 (JR中央線各駅停車)

「バス」
上野原駅南口 08:32 - 10:19 松姫峠 (富士急山梨バス 1430円)

「歩行」
松姫峠バス停 10:25 - 10:50 鶴寝山
鶴寝山    11:00 - 12:05 大ダワ
大ダワ    12:25 - 13:10 モロクボ平
モロクボ平  13:15 - 14:10 小菅の湯

「温泉」
小菅の湯 14:10 - 14:40 (570円:割引券提示)

「バス」
小菅の湯 14:41 - 15:33 猿橋駅 (富士急山梨バス 1030円)

「鉄道」
猿橋 15:51 - 16:30 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 16:31 - 中央線某駅  (JR中央特快東京行き)

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(大マテイへの登りで…栽培地かと思うほどのトリカブト群生)

 18きっぷも使い切れず、うわごとのように口にしていた北アルプス行きも敢行できず、いつの間にか短い夏は終わってしまいました(笑)が、気がつけば前回山行からひと月以上経過していて、まだ左足の脹ら脛に違和感が残るものの、どこか軽く歩いておきたい、ということで、ひねり出したのが、まだ乗ったのことのない松姫峠の上まで行くバスの完全乗車で軽い山行というもの。

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(上野原発のバスは南口からになった…エレベーターで3階から降りる)

 9月なので、まだバスは混まないだろう(貸し切りかも?)という予想は外れて、なんと08:14発の鶴峠行きのバスは2台目の増便も満員御礼の盛況ぶり。32分発の松姫峠行きも座席はほぼ埋まっての出発でした。

 大勢いた乗客も鶴峠を過ぎれば私を含め3名だけ。小菅の湯で一人降りて、終点まで乗車は2名。その1人も奈良倉山方面へと歩いて行ったので、これは静かな山歩きかと鈴をつけてのスタートでしたが、駐車場にたくさん停まっていたマイカーが示すごとく、ここはこのシーズンちょうどキノコ取りの人たちの人気スポットらしく、ビニール袋にたくさん収穫物を詰め込んだ人たちに結構会いました。

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(松姫峠:転回場所確保のため、右手にロープを張って一般車の駐車スペースにされないようにしている)

 標高1250mからのスタートですから1368mの鶴寝山までは登りと言うほどのこともない、緩やかな道のり。しかし林相はとても良く、もう少ししたら紅葉が結構綺麗なのではないでしょうか。栗がたくさん落ちていたので、プーさんとの遭遇も心配になりますが、この日はこれだけ人が入っていればまず大丈夫というぐらいの人出でした。

 鶴寝山山頂には「関東の富士見百景」の表示がありますが、この日はすぐ近くの小金沢連嶺に部厚い雲がかかっていて、富士山の手前に見えるであろう雁ヶ腹摺山の楢の木尾根もガスがかかり、富士山は待っていても望めない様子。しかし、このあと、大マテイまでの1時間弱に都合の好さそうな休憩場所もありそうにないと判断して、誰もいないのを幸いにベンチで水分補給がてら休憩を取りました。

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(鶴寝山山頂より…大菩薩方面は部厚い雲に覆われていた)

 鶴寝山をあとにしばらくで「日向みち」と「巨樹のみち」の分岐がありますが、ここはどちらをとっても同じようなものです。実際二つの登山道は近接していて、ところどころで出会う登山者と違う径を歩いているのに挨拶を交わせるぐらいです。
私は途中の派生する尾根の様子を知りたかったので日向みちを選びましたが、尾根筋の巨樹の径の方が展望が良いと言うわけでは少なくともなさそうでした。

 あまりお花はなかったのですが、この径、キノコだけでなく木の実が結構見つかりました。この大きなやつはホオノキの実でしょうか。何度も見かけました。

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 こっちはヤマボウシ?

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 ダイキリ尾根を乗っ越してしばらくで右手に上がる大マテイへの径が分岐しています。指導標もありますので見逃すこともないと思いますが、トリカブトの大群落を過ぎたあたりから少しずつ径が不明瞭になる感じでした。
 人もいないだろうから大マテイでお昼にしようかな…と考えていたのですが、時間がちょうどお昼時ということもあって、団体さんが先客。そのまま山頂は通過して大ダワへと降りていきます。

 大ダワまでは未踏区域だったのですが、大ダワ(棚倉小屋跡)は、もう何度も訪れており、休憩するにはそちらの方がむしろ好ましいことを知っていました。

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(大ダワ:棚倉小屋跡)

 着いた大ダワには若い感じの良いカップルがひと組だけでしたので、こちらでお昼ごはんにします。

 昼食中に、ああ、テントで出掛けなくて良かったと気づいたことがありました。テントや寝袋のチェックはしておいたのですが、なんとガスコンロに不具合が…。しばらく暑い日が続いたので気づかなかったのですが、カセットにコンロがねじ込めなくなっていました。これでは、お湯を沸かすことも出来ず、キャンプ場で冷たいごはんを水で流し込むしかありませんでした(苦笑)。
 
 この日は暑いぐらいでしたので支障なくお昼ごはんを済ませることが出来、小菅の湯へと向かいます。ところどころ、気の早い葉っぱがうっすら色づいていたりしましたが、全体としては緑色のままで、紅葉はまだ先といった印象。それにしてもこの径はずっと広葉樹が続くせいか、いつも歩いていて気分が好くなります。

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(ほんのり色づいたところもあったが…)

 大ダワから30分もかからずに右手に小菅の湯へと降りる分岐が現れますが、こちらは前回下っているので、今回はモロクボ平の分岐で田元方面へ行って、その先の分岐で小菅の湯に降りることにします。

 モロクボ平でこの先の急坂下りに備えて、少し足休めをしてから、田元方面へと下っていきます。田元と小菅の湯の分岐で右折、その後はエアリアに書かれている通り、ジグザグにどんどん高度を落とす下りです。モロクボ平以降はずっと樹の名前が書かれたプレートが散見されますので、これを見ながら樹の名前と姿を少しずつ覚えていくのも好いかも知れません。いずれにせよ、12年前に歩いているのですが、ほとんど記憶に残っていませんでした。


 かなり下ったところで、結構な倒木があり、そのすぐ先で林業用と思われる小屋を見て、この辺りからはほとんど植林帯となります。下りきれば、やや薮っぽい感じの草地に降り立ち、美味しそうな野いちごがみつかり、カワラノギク(?)、ツリフネソウ、それに登山口でも見かけたゲンノショウコが咲いていました。

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(ゲンノショウコ)

 小菅の湯に着いたのは、14時過ぎ。奥多摩行きのバスも大月行きのバスも30分以上あとなので、行きのバスでもらった温泉の割引券を使って少しだけ割安に汗を流してから帰ることに。

 お風呂から上がって乗ったのは、奥多摩行きではなく大月行きのバス。松姫トンネルや深城ダムのあたりを見てみたかったので、あえて数分だけ先に発車するこちらに乗ってみたのですが、やはりというか、予想通り、猿橋からの上り列車は激混み。久々に高尾まで立たされました(笑)。

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2018.06.10

【神楽山から九鬼山へ】 山バス情報169

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(御前山から富士山がとても綺麗に見えていた)

【山行日】 2018年06月03日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 07:44 猿橋 (JR中央線 各駅停車大月行き)

「歩行」
猿橋駅 08:00 - 09:05 神楽山
神楽山 09:15 - 10:20 馬立山
馬立山 10:25 - 11:55 九鬼山
九鬼山 12:25 - 13:40 田野倉駅

「鉄道」
田野倉 14:04 - 14:10 大月 (富士急行線)
大月  14:15 - 14:51 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  14:53 - 中央線某駅  (JR中央線快速東京行き)

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(自然林の多い尾根歩きだった)

 実は前回山行きで、ズボンのお尻に穴が空いてしまった(笑)うえに、登山靴のソールがかなり磨り減っていることに気づきまして、山行翌日の5月6日に某登山用品店に行き、登山靴を修理に出して、新しく夏用の登山ズボンを購入しました。ちょうど、その時点でこの先3週連続で週末に用事が入ってしまっていたこともあり、この際一気にやってしまおうと思ったのです。

 こんな時のためにとネットで購入したタウンユースにも使える感じのトレッキング風シューズがありましたので、ソールの張り替えが出来上がってくるまでは、それで間に合うぐらいのところに行けば好いかな…と。が、なんとそのシューズを家の周りで試し履きしてみると、右側のベロのところだけ少し当たる感じがします。

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(ネットで購入したトレッキング風シューズ)

 こうも週末の天気が好いと、さすがに6月の第一週は出掛けたくなりますが、土曜日には直前になって用事が入ってしまい、日曜日しかない。。。しかも靴が当たる…ということで、最悪すぐに引き返して来られるところ&エスケープがたくさんあるところ…と探すと、猿橋から神楽山、その先は…できたら九鬼山かその手前、行けるところまで…ということになりました。

 猿橋へは立川始発の大月行きがちょうどあったので、うまいこと席を見つけて、乗換無しで目的駅へ。確かこの立川始発は昔は甲府まで行っていたと記憶していますが、いつから大月止まりになってしまったのか、山を一時やめていた間かも知れない、などと、とりとめのないことを考えていると、あっという間に猿橋駅着いてしまいました。

 南口に降りるのはたぶん初めて。 エアリアを見ながら、取り付きの登山口に向かいます。よく注意していれば、要所に大月市独特のあの指導標が見つかりますので、「九鬼山→」を追っていく形で好いと思います。短いトンネルを抜けて、アスファルトの陽差しの強い照り返しを受けて進んでいくと、エアリアに図示された通り、車道が屈曲する地点の右側に登山道と指導標が見つかります。 

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(いきなり暑苦しそうな登山口…)

 しかし暑そうです。登山口付近は夏草が伸び放題で、完全に歩く時期を間違ったな(笑)という感じで、日焼け止めを塗り、防虫スプレーをかけ、熊鈴をつけて、Tシャツ1枚になって登っていきます。

 登り始めから結構な傾斜です。猿橋駅の標高が320mほどで、すぐ近くにある673.9mの神楽山まで一直線に登っていくわけですから、当たり前なのですが、汗が噴き出してきます。植林帯も束の間、また自然林の尾根径となって、緑が目に心地好い。。。遠くでホトトギスが啼いているのが聞こえます。岩場の急傾斜を登り切ると展望が開ける地点があり、あまりに暑いので、立ち止まって水分補給。展望といっても遠くに見えるあれが九鬼山なのかな…という程度のものです。

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(眺望…中央が九鬼山?)

 モンシロチョウ?、それにしては随分たくさん飛び交っているし、近くで見れば蝶じゃないみたいな姿…という感じで歩いて行くと、今度は白い綺麗な花を見て間もなく、神楽山の分岐点に出ました。せっかくなので、山頂に寄ることにします。三角点とアンテナ、それに山名標があるだけの狭い山頂でしたが、歩き始めて1時間ほど経過していたので、座って休憩することにします。

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(白い綺麗な花…テリハノイバラ?)

 ひと息入れたら、元の分岐に戻って御前山方面へ。マルバウツギを見て間もなくで、御前山の分岐。分岐点からすぐのところに「秀麗富嶽十二景 御前山」の標識があり、実際ここからはとても綺麗に富士山が見えます。自分の住まいのベランダからも見える富士山ですが、さすがにここまで近くに来て、山から望む富士山というのは、艶があり、山の息づかいが聞こえてくるような生き生きした感じがあって、好いものですね。 先ほど休憩を取ったばかりだったのですが、あまりに綺麗に富士山が見えていたので、御前山には10分ほど滞在してしまいました。

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(御前山の眺望: 中央奥、鹿留山の右に富士山、左に大きく九鬼山、右手前は馬立山か?)

 御前山をあとに尾根径を歩いていくと、大月駅への分岐。幸い靴擦れなどもないようなので、このまま尾根歩きを継続します。今度は右側に黒岳~大峠~雁ヶ腹摺山~楢の木尾根も見えてきて、暑くなってきたし、今後はタクシー奮発してでもあっちかな…と。しかし、意外やこの日は700mくらいの標高でも稜線を抜ける風は爽快で、湿度も少ないせいでしょうか、結構快適な尾根歩きです。

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(中央たわみが大峠、左:黒岳 右:雁ヶ腹摺山~楢の木尾根)

 マルバウツギを再び目にして、菊花山の分岐点…そう言えば、昨年高川山からの下山途中に見た菊花山は綺麗な形をしていて、少し惹かれるものがありましたが、今日はこのまま稜線づたいに九鬼山方面へと進むことにします。

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 すぐに沢井沢ノ頭。そしてその先に咲いていた↑これは、シモツケでしょうか。。。結構この稜線は自然林が多くて、お花もいろいろ咲いているのですね。。。なんの根拠も無く植林が大勢を占めているものとばかり思っていたので、このコースは今後も季節を変えて歩いてみたい…と思いを新たにする発見でした。

 快適な尾根歩きが続き、大岩を左に巻いて間もなくで馬立山(またてやま)。797m。あまり山頂らしい雰囲気ではありませんが、神楽山から1時間ほど経過していたので、座って水分補給がてら休憩とします。 ここで少しだけ思案。。。馬立山から1時間ほどで田野倉の駅に降りてしまうことも出来ます。しかし時刻はまだ10:20。。。 ただ、九鬼山へ行くには、ここからせっかく稼いだ高度を200mも手放して、最低鞍部の札金峠から350m以上も登り返さなければいけないのです(笑)。

 九鬼山に登ったのは、山を始めたばかりの20年前の秋。もう随分ご無沙汰しているので、久々に行ってみるか…正午過ぎぐらいには着けそうだし…という感じで、スポーツドリンクを一本飲み干してから腰を上げます。田野倉の分岐を見送り、九鬼山と示された方向へぐんぐん下っていきます。ハルゼミが鳴き出すのですが、大コーラスにはならず、すぐにやんでしまい、それがちょっと物寂しい感じ。うるさいぐらい喚いてくれるのが個人的には好きなのですが…。

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 ヤマホタルブクロを見て、一旦少し登り返しますが、すぐまた下り。ぐんぐんぐんぐん…。まるで下山するみたいに下ります。最低鞍部の札金峠。かつての峠道(朝日小沢へ行く径と札金鉱泉方面)を指す道しるべもありますが、エアリアにもあるとおり、もう少し先が札金鉱泉(既に廃業らしい)・田野倉駅方面への登山道分岐になっています。

 分岐に上がってみると、20年前の記憶が甦りました(笑)。見覚えある鉄製の背の高い指導標があって、思わず「ああ、そういえば、あったあった、これ」と口に出してしまったのですが、ここに来るまで、その指導標のことは全く忘れていました。当時ははっきり見えていたと思うのですが、指導標が示す白い字が薄くなってしまい、消えかかっています。すぐ隣に例の大月市の指導標がありますので、問題はありませんが。。。

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(左手の黒いのが鉄製の指導標)

 指導標から先は、それまでの尾根通しの径とは違い、トラバースで小さなコブをうまく巻いた道が続くようになります。紺場休場は、標識が見つからなかったので、よくわからなかったのですが、周囲が開けた広場のような、この場所のことでしょうか。

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 その先は尾根を左に外れるようにトラバース道になったので、たぶんここだろうとは思うのですが、日射しが強く暑苦しそうだったので、休憩を取らずにそのままトラバース道を行きました。

 登りに転じてガクウツギを見ながら九鬼山の肩のようなところに出ると朝日小沢へ下る赤破線路を示す古い道しるべ。ご丁寧に朝日小沢上発の富士急バス時刻も書かれていますが、さすがに現行とは違っています。平成30年4月改正の時刻表によれば、土日休日は07:40 13:46 17:48 の三本だけです。

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(今は昔の道しるべ)

 肩から尾根につけられたしっかりした径を上がっていきます。ヤマツツジが見つかりましたが、さすがにこの標高で今年の花の進み具合ですから、もう萎れてしまってみる影もありません。エッチラ登っていって、コアジサイを見て、すぐ先の平地が山頂でした。なんとちょうどお昼前だというのに、誰もいません。 大菩薩方面の展望がぱっと開けて、あれぇ?富士山はと見回すと、あまり開けていない方角に見えたには見えたのですが、さすがにもうこの時間だと雲がかかっていて、早い時間帯に御前山で堪能しておいて良かったです。

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(九鬼山山頂…誰もいない…)

 丸太ベンチに座り込み、お湯を沸かしながら、二本目のスポーツドリンクを飲み干し、おにぎりタイム。誰もいないので、のんびりして、久しぶりに無線でもやってみようかな…と考えていたのですが、昼食を食べ終えようか、と言うところで、次々に団体さんが上がってきて、お茶を飲み終えたら、そそくさと撤収(笑)、下山にかかります。

 ルートはまだ歩いたことのない池ノ山コースを選択。すぐに現れる分岐を右に行けば好いのですが、ここにある大月市の指導標には行く先を指して「落合橋」の表示。更にマジック書きで大きく「都留市」と書かれています。エアリアを見ても、地形図を見ても落合橋なんて見つかりませんし、都留市なんて都留市駅に行く径か?と勘違いしてしまいますよね。禾生(かせい)駅とか田野倉駅とか、池ノ山でもいい、誰にでもわかる地名を書いて欲しいものです。

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(落合橋は禾生方面に下るとある、水路に架かる橋=史跡らしいが…)

 7,8分で「←眺めよし 天狗岩」の標識があり、寄ってみました。なるほど、確かに中央自動車道を挟んだ両側が一望でき、富士山も左手奥に見えています。3分ほどと標識に追記されていましたが、往復で3分かからないぐらいすぐのところにあります。

 植林の急坂が続きますが、田野倉と禾生の分岐から先はまた自然林が多い楽しい道のり。途中の池ノ山は登り返しが無く、ここに三角点を置いた意図がよくわかりませんが(笑)、展望ももちろん無くて、ただの通過点のような、この日三つ目の三角点にタッチしただけで、通過。

 池ノ山と言うからには周囲に池の跡のようなものがあるのかと探してみましたが、見当たらず、更に下っていけば、左手が唐突に開けて、リニアモーターカー実験線路と中央自動車道の交差点が目に飛び込んできます。遠くに富士山も見えるのですが、もうほとんど雲に覆われている状態。

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 高川山も九鬼山も、歩いているときは、この下をリニアの線路が走っていて土手っ腹に穴が空いているなんてことは忘れているのですが、こうして目にすると、どちらもせっかく駅から近くて佳い山なのに…といささか複雑な心境になります。

 山頂からちょうど1時間ほどで、登山口に着地。ここから富士急行線の田野倉駅までは15分ほどとエアリアにあります。時刻は13時半前。さすがにこの時間帯の舗装道歩きは暑さが厳しい。。。

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(田野倉駅へ向かう途中…線路手前の田んぼで苗を植えていた)

 20年前の記憶では田野倉の駅前はコンビニなど無い小さな田舎の駅で、チューインガムみたいな硬い紙の切符を窓口で買ったことが今でも思い出されます。もう今は富士急行線もICカードが使えるようになったので、あの切符は無いだろうな…と思いながら歩いて行くと、左手の大通り(139号線)の向こう側にローソンが見えてきて、その先の田野倉駅で大月行きの列車の発車時刻まで20分以上あることを確認してから、戻って(笑)ローソンでビールを購入。

 14時台の大月行きはその後の中央線の接続があまり良くなかったように記憶していたのですが、14:04発は大月での乗換も数分で連絡良く、例によって、帰ってからシャワーを浴びて、そのあとで買い物に出掛けて、夕食をゆっくり作る時間がありました。     


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2018.04.15

【冬眠からやっと目覚めて…日連アルプス】

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(金剛山から峰山へ…新緑がきれいだった)

【山行日】 2018年04月08日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 07:31 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 07:47 - 08:05 藤野 (JR中央線各駅停車)

「歩行」
藤野駅 08:15 - 09:10 金剛山
金剛山 09:20 - 10:10 鉢岡山
鉢岡山 10:15 - 11:10 宝山
宝山  11:30 - 13:05 藤野駅

「鉄道」
藤野 13:36 - 13:49 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 13:54 - 中央線某駅 (JR中央特快東京行)

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(スミレ群落…花も豊富な佳い山)


 もう常習犯のようになってしまった長期更新無し放置。大変申し訳ございませんでした。結構キツイ理由もあったのですが、言い訳しても、山に行かなかった二ヶ月余りという時間が取り戻せるわけでもありません。せっかく山の近くに越してきたのですから、今後の山行きを少しでも増やすことでお詫びにできたら…と考えております。

 行き先に選んだのは、バスの時間も気にすることもなく、早起きのプレッシャーも無く、軽く歩ける山ということで、komadoさんの歩かれたコースをそっくりそのままパクってしまうことにしました。

 ただ、私は年寄りなもんですから(笑)、朝は平日と同じくらいの時間に目が覚めてしまい、いつも会社に行くよりは早いぐらいの時間に家を出ました。が、時計を忘れて戻ったりとか、とんでもないポカをやってしまい、高尾駅での連絡もあまりよくなく、藤野の駅に着いたのは8時過ぎ。やはり、長いこと山に行かないと、こういうところでスンナリと行かないのですね(笑)。

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(日連大橋を渡りながら、目指す山並みを望む)

 ま、相当ノンビリ歩いても昼過ぎぐらいには戻って来られるんだし、と、ゆっくり身体をほぐしてから、歩き始めます。奥牧野・やまなみ温泉方面へ行くバス通りを歩くのは初めてのこと。こうやって、うららかな春の陽気のもと歩くと、車道脇の新緑でさえ美しく、花粉症の私でも、春っていいものだな、と思ってしまいます。

 日連大橋を渡れば、右手には三年前に歩いた高倉山が見えて遠目にも新緑が好さそうなのが解り、これから歩く日連山も…と期待してしまいます。


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(高倉山方面を望む)


 金剛山バス停の手前で、久しぶりの山歩きに備えて、じっくり柔軟運動。ちょうど神社の鳥居のところにひと組ハイカーさんがいらしたので、お参りは省略して、マスクをはずして先に出発。

 土の径になると、すぐにお花に目が行きます。ヤマブキ、スミレ(名前不詳)、そして、たぶんこれは、イカリソウだと思うのですが、咲き始めだとレンゲショウマのような色合いをしているのですね。 いつも見つけていたのは、この花の後期の姿だったのか…と、同じ花でもいろいろな表情を見せるものですね。

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(イカリソウ…ピンぼけごめんなさい)

 ヒトリシズカもそこら中に咲いていて、やはりこの時期はマスクをしてでも山に出掛けないとなぁ…と思い直しながら進んでいくと、今度はチゴユリ。ああ、この感じこの感じ…と楽しい気分で、足取りも軽く登っていきます。

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(チゴユリ)

 急登前にベンチもありましたが、長いブランクの割りには身体も重くないので、そのまま花を見ながらゆっくりとしたペースで登っていきます。急な箇所をこなしてしまえば、奥宮のある金剛山。 お詣りをしたら、奥にあるベンチでひと息入れます。ちょうど藤野駅から一時間ほどでした。

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 エアリア2013年版には載っていないのですが、この金剛山山頂から(おそらく)尾根通しで赤沢バス停に降りるしっかりした道があるのですね。実際山頂にいたお二人は、この道を下っていきました。

 金剛山から、すぐお隣の423ピーク(峰)へ行ってみましたが、先客さんがちょうどおくつろぎだったこともあり、眺めのよいところであることだけ確認して、杉峠へと下っていきます。

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(杉峠)

 杉峠は大きな杉の樹でもあるのかと思ったら、そうではなくて、杉という名の集落がこの峠の北側にあるからこんな名前なのですね。峠にはクマ目撃情報などの注意書きがありますが、これだけ雑木が豊かで植林も少ないと、この辺りにも出没するのかもしれません。

 峠から鉢岡山の標識に従って南進します。すぐに新和田の集落へ降りる舗装道と交差するのですが、ここがなかなかいい感じの場所で、奥には大室山とおぼしき山が綺麗に見えていて、この時期ばかりは、この辺りに住まう人たちを本当に羨ましく感じてしまいます。

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(春、山間の集落は本当に美しい…)

 鉢岡山への道のりは、山頂の電波施設よりも、わたしはこちらの方が気になりました。

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 こんなところまで、どうやってこの車を運んだのか(運転してきたのか)、何の為に?という素朴な疑問の他に、こんな場所では除去するのも大変だろうに、しばらくはこのままの状態が続くのか…と少々悲しい気分になります。

 そして、山頂手前の椎茸栽培地あたりは、栽培地を囲うネットがこのところの強風で倒れて、登山道に覆い被さり、径も若干薮っぽくなっており、おまけに山頂は趣の無い場所。次回からは鉢岡山のピストンは見送りかな…というのが感想です。
ただ、ウグイスが綺麗にさえずってくれて、春の山に来ているのだなぁ…という気持ちを再び強めてくれて、それが救いでした。

 鉢岡山の山頂では金剛山からちょうど1時間ほどだったため、テルモスのお茶でひと息だけ入れましたが、長居はせず、来た径を杉峠へ戻ります。峠には「宝ノ峰へ」と記された古い道標と祠も見つかり、この日唯一の三角点峰へと向かいます。

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 この小さな木の花↑はなんだろう? ツクバネウツギやクサボケらしき花も見つかり、日連山までの径は雑木も新緑が丁度見頃といった感じで、とても楽しい道のりでした。日連山にもベンチがあったのですが、先客さんがいらしたので、そのまま宝山へ。

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(ツクバネウツギ)

 宝山への径では、それまで蕾しか見掛けなかったヤマツツジが早咲きしていて、新緑の向こうに山桜も綺麗で、やっぱり来て好かったと頬も緩みます。


 宝山山頂にはベンチがあり、誰もいなかったので、ここで早めのお昼にしました。山頂は20分ほどの滞在でしたが、誰もやってこないし、静かな山歩きには うってつけ だと思います。さてそろそろ山を下りるとするかと、片付けを始めたところで、この山の三角点が、なんと今まで座っていたベンチのテーブルの下にあることに気づきました。


 小さなコケリンドウ(?)やヤマツツジ咲く稜線を進んでいくと、山桜の向こうに相模湖が見え、そこからは「下山注意」の標識通り、結構急なロープのある坂を下ります。

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(ヤマツツジ一部は既に開花♪)


 下りきったところには右手を指して行き止まりとありますが、少しイタズラ心で覗いてみると、道祖神のようなものが見つかりました。その先も道が続いているように見えましたが、、行けたとしても駅とは全く逆の方向ですし、戻って藤野駅方面へと向かいます。

 青田方面との分岐を過ぎると、大きな伐採地に出て、沢沿いの径らしくなれば、ニリンソウやヤマルリソウにも出逢えて、花だくさんの小さな山の素晴らしいフィナーレとなりました。

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 舗装道に出ると、「日連アルプスハイキングコース」の看板があり、すぐ先で右折して橋を渡れば相模湖の駅にも出られるとわかったので、実際右折してしばらく歩いたのですが、ふと地図を見直すと、橋を渡ったあと、相模湖の駅までかなり長い距離を20号線沿いに歩かなければいけないことに気づき、思い直して520号線と呼ばれるこの通りを、藤野駅の方へ戻りました。

 そこそこ交通量は多いのですが、この車道沿いにはkomadoさんのレポにもある通り、なかなか魅力的なお店も多くて、綺麗な女性と一緒だったりしたら(笑)、寄ってみるのもいいかな~という感じのレストランもあり、なかなか佳い山だったとの思いを抱きつつ、春爛漫の半日コースを思い出しながら藤野駅へと向かいました。

 ※注意点がひとつだけあって、このコース、初めての方だと、逆コース(時計回り)は入口が非常に判りにくいのではないかと思います。二度目以降はともかく、初めて歩く方は金剛山バス停の方から反時計回りで歩くことをお奨めします。

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2017.11.08

【足慣らし…鍵掛峠から高川山・むすび山】

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(紅葉はいまひとつだが、黄葉はまぁまぁか… 天神峠手前)

【山行日】 2017年11月05日(日)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅  - 08:01 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  08:10 - 08:53 初狩 (JR中央線各駅停車)

「歩行」
初狩駅  09:00 - 09:45 鍵掛峠(向峠)
鍵掛峠  09:55 - 10:50 羽根子山
羽根子山 11:00 - 11:30 高川山
高川山  11:40 - 13:15 512.9三角点の少し先
三角点  13:40 - 14:25 大月駅

「鉄道」
大月  14:47 - 15:23 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾  15:28 - 中央線某駅 (JR中央線快速東京行)

【地形図】 「大月」 「都留」


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(鍵掛峠~カンバ沢ノ頭:標高750mあたりではまさに色づきはじめという感じ)

 10月は連休後、悪夢のように週末が雨に祟られてしまって、ついに山行き無しとなってしまいました。今年の夏がまたひどい冷夏だったため紅葉は期待値ゼロ、一ヶ月のブランクというのもあって、11月のスタートはとりあえずの足慣らしということで、久しぶりに高川山へ行ってみることにしました。

 前回高川山へ行ったのは、なんと17年前の春。記憶では当時はまだそれほど「人気の山」でもなくて、メモによれば、初狩駅から登り90分で山頂、下りも田野倉駅まで90分ほどとのこと。雑木も多くて紅葉も好さそうなんて書いてあります(笑)。

 朝は普段会社に行くより寝坊して6時半にごそごそ起き出して7時過ぎに家を出ました。後から考えると、もう一本あとの直通の甲府行きでもよかったのでしょうが、いちおう前回と違って今回はエアリア赤破線で鍵掛峠から羽根子山経由で登って、むすび山まで尾根歩きする予定なので、15分でも早いにこしたことはないだろうと高尾乗換でアプローチです。

 初狩駅到着は9時前。すごい人出です。この時間で初狩駅だと、みなさん行き先は高川山ですね。ガード下をくぐったら、皆さんと反対に右折してまずは736.4屏風岩・大岩方面の取り付きを確認します。よい子の高川山コースと違って、こちらは指導標のたぐいは全く無くて、屏風岩方面への取り付きも赤テープがあるのみでした。

 エアリアで見ると、鍵掛峠への道は最初実線で途中から破線になっていますが、実線部分は舗装道路・破線部分は山径ということのようです。舗装道路の末端には「お風呂 初狩駅ウラ 八幡荘」の標識があるのみで、高川山とか鍵掛峠とかの文字は全く見当たりません。

 舗装道路の先は荒れた未舗装林道といった感じの径が続き、軽トラならしばらく先まで行けそうでした。途中に1カ所だけ「蚕種石(こたねいし)」という標識がありますが、そのそばにある岩の名称らしいです。

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 蚕種石の先で左手に注意していると、赤テープがあって、未舗装林道もここらでいい加減尽きる感じなので、左折しますが、泥の沼に足を突っ込まないと向こう側へ渡れません(笑)。登山靴が思いっきり汚れます。

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(徒渉というか徒沼:笑 くるぶしまで確実に浸かります)

 渡った先でようやく登山道というか峠道らしくなって、ほどよい傾斜で高度を上げていきます。上がっていくと、しばらくで来た方角を指して「←初狩駅」の道標を初めて見ます。ここまで全く標識もありませんでしたから、バリハイコースを歩き慣れた人でないと、結構不安でしょうし、登りにとるのは少し難しいかも知れません。

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(昔ながらの峠道らしく抉れは深い)

 初狩駅の道しるべを見てから10分弱であっけなく峠に到着。向峠(鍵掛峠)の古い標識が松の木に打ち付けられています。700mと書いてあるようですが、地形図でこの峠の位置は標高670mほどだと思います。初狩駅から1時間ぐらいかなと思っていたのですが、迷うことなく来られれば45分ほどでしょう。

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(向峠:鍵掛峠の標識)

 峠の向こう側の径もかなりはっきりと道形が残っているのですが、木で通せんぼされています。よく見ると「まき道 近ヶ坂峠方面」というお手製の道しるべが見つかりますが、近ヶ坂峠の位置がわかる人は、あまりいないのではないでしょうか。近ヶ坂峠は大月市と都留市の境界線上にあって、ちょうど大幡峠と羽根子山の真ん中あたり。地形図「都留」で見ると峠道が境界に対し90度の角度で横切っているところです。

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(鍵掛峠の南側の峠道は木で通せんぼされている)

 でも、ここに「まき道」とあると、方向から言って「高川山へ向かう途中のピークを巻いていく道」と勘違いしてしまう人が多いせいで、入り込まないように木で通せんぼしているのかも知れません。。。


 峠でひと息入れてから、尾根づたいにカンバ沢ノ頭の方へ向かうと、こちらにもお手製の道しるべがあって現在地を鍵掛峠として、高川山方面を正しく指し示しています。10分も歩かないうちに南に伸びる尾根との分岐に至り、高川山から来たときにそちらへ入り込まないように、ここも木で通せんぼがしてあります。

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            (エアリア赤破線以外の径に入り込まないように通せんぼ)

 尾根づたいの道をゆっくり歩いて行くと、まだ標高にして800mにも満たないのですが、葉が黄色く色づいているのが目に付きます。今年の紅葉はやはり夏が夏だっただけに、鮮やかとは言えないのですが、ピッチはだいぶ速いようで、例年だと今の時期見頃の1400m近辺はもしかするともう終わっているのかも…などと考えながら誰にも会わない尾根道をたどっていきます。

 稜線の南側は雑木が多く、色づきはじめという感じではあるのですが、時期がまだ早いからか、夏の日照不足のせいか、鮮やかさに欠け、特に赤色が弱々しい感じ。深紅という感じの色合いは見られず、黄色も黄金色とまで行かない、控えめな印象の色づきでした。

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 だいぶ高度を上げてきたな…という感じのピークはカンバ沢ノ頭。羽根子山は一旦下った先のすぐ近くのピークなので、ほぼ素通りで羽根子山へ。左手に顕著なピークの高川山が見え始め、右手にスマートな形の富士山が見えてくると羽根子山です。「つる山友会 十周年記念」の新しい立派な山名標識があります。

 羽根子山到着は11時前で鍵掛峠から一時間弱ということで、ここでもテルモスのお茶でひと息入れます。高川山の山頂はおそらく登山者でいっぱいでゆっくり落ち着いて富士山を眺めることも出来ないだろうと、こちらで思う存分眺めておくことにします。

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(羽根子山からの富士山)

 休憩後は、高川山を目指します。エアリアで見ても判る通り、今まで来た道に対してほぼ直角に左折して尾根を下りますが、直進方向の南東尾根に入り込まないように注意が必要です。赤テープもあるので気をつけていれば間違わないと思いますが、指導標は無く、南東尾根にはミストレースと思われる踏み跡がかなり濃く残っています。

 高川山方面=北東方向への尾根は急下りで、トラロープも設置されています。下りきった先には高川山が高く聳え立ち、ここを直登するのかとばかり思って気合いを入れて進んでいくと、そうではなくて、トラバースして巻いていきながら、初狩駅からのメインコースに合流するのですね(笑)。

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(巻き道の紅葉)

 この巻き道の紅葉は、結構綺麗で、今年のような夏でなければ、きっと鮮やかでもっともっと綺麗なのだろうな、と考えながら進んでいくと、男坂と女坂のちょうど分岐のすぐ上に出て、山頂まではすぐでした。

 山頂は予想通りすごい人数の登山者。大人数のパーティーが数組いたりして、大混雑です。もたもたせずにすぐに山頂をあとにすればよかったものの、富士山など写真に撮っていたら、団体さんに写真を撮ってくださいとお願いされたりして(笑)、お腹も空いていたし、結局は、おにぎりをひとつだけお腹に入れて、テルモスのお茶を飲み干して小休止することに。。。

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(高川山からの富士山)

 まるで盛夏のように雪化粧の落ちた富士山を背に、逃げるように山頂を退散。今は大月市独特の指導標が付け加えられて、「むすび山→」に従って下山というか、もうひとつの長い尾根歩きの始まりです。今日は天気が抜群に好くて、上空は綺麗な青空。そのせいか今ひとつの印象の紅葉も青空をバックに撮影すると、そこそこ綺麗に写ったりします。

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 ほぼ尾根上を真正直に通る道のりですから、少々のアップダウンはあるものの、軽快なヒルウォークといった感じで疲れることもありません。高川山から1時間ほどで祠が現れ、大月市の指導標がある天神峠。しかし2013エアリアで破線の花咲への道は指導標もありますが、実線の田野倉方面への道は指導標がはずされてしまったようです。試しに少し偵察してみたのですが、田野倉への径は確かに荒れた感じで、すぐ先で踏み跡も不明瞭な感じになっていました。

 峠へ戻ってむすび山方面へ結構大きく登り返します。展望地点があって、この日は午後でも余裕で富士山が見えると思っていたのですが、何ともう雲の中(笑)。1時間前は高川山からあれほどすっきりと見えていたのに…です。

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(富士山が…)

 天神峠から30分ほどで、通過点としか思えないような場所に三角点が唐突に現れて、ここがどうやら512.9地点のようです。三角点のほんのすぐ先に、展望はないけれど綺麗な紅葉地点があり、お腹も空いてしまったので、1時過ぎですが、大休止にしました。ホントは むすび山で残りを平らげる予定だった おむすび はここで全部お腹に入れてしまい、お湯を沸かしてお茶を煎れ、ゆっくりしました。

 地形図を見れば判るように、この先はむすび山までほぼ真っ平ら。 ノンビリ歩いても15分ほどでしょうか。公園にあるようなベンチが並んだむすび山:大月防空監視哨跡です。むすび山の名前の由来は対岸にある菊花山がおむすびみたいに見えるからなんでしょうか。

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(むすび山)

 ベンチに少し座ってみましたが、あまりのんびりしたいとも思えず、そのまま下山してしまいます。数分で民家の軒先前を通って舗装道に着地。あとは指導標に従って20号線に出て大月駅へ。15:21大月始発の東京行きに間に合うと好いなと思って立てた計画だったのですが、一時間近く前に大月駅に到着してしまい、一本前の高尾乗り換えで帰宅。幸いうまいこと大月から座れて、明るいうちに自宅へ到着。入浴後買い物に行って、山行き後にしては珍しく自炊して夕食にしました。

あ、そうそう、大月駅で見てちょっとびっくりしたのが、岩殿山のこと。

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なんと登山道崩落で入山禁止だそうです。 まぁ、個人的にはもう一回行きたい山ではありませんけど(笑)。


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2017.05.22

【兵どもが夢の跡…坪山から三ツ森北峰】 山バス情報157

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(イワカガミも終わっていた)

【山行日】 2017年05月20日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 07:28 上野原 (JR中央線各駅停車)

「バス」
上野原駅 08:20 - 09:20 八ツ田 (富士急山梨バス 970円) 遅延

「歩行」
八ツ田  09:30 - 10:15 小平地
小平地  10:20 - 11:00 坪山
坪山   11:15 - 12:15 西原峠
西原峠  12:35 - 13:45 三ツ森
三ツ森  14:05 - 15:55 杉平入口
杉平入口 15:55 - 16:05 冨岡

「バス」
冨岡 16:12 - 16:39 猿橋駅 (富士急山梨バス 410円)

「鉄道」
猿橋 17:09 - 17:42 高尾 (JR中央線各駅停車)
高尾 17:45 - 中央線某駅 (JR中央線快速東京行き)

【地形図】 「七保」 「大月」 「猪丸」

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(ご長寿咲き残りのヒカゲツツジ二輪)

 給料日前の週末。しかし天気は抜群によさそう。お金がなくて山へ行けないというのは結構深刻な事態ではあるけれど、行かない言い訳にはしたくない…。Suicaのチャージ残高で行けそうなところでと検討。。。

 昨年のGWに行った鋸尾根で気になる点があったので確かめたい、というのと、花期が終わった坪山の様子(実はまだ一度も坪山には登っていなかったのです)を見てみたいというのがありまして、sanpoさんが三年前に歩かれたコースをほとんどそのまま剽窃させていただいて、未踏の山と美林の尾根を繋げてみました。

 とはいえ、sanpoさんが歩かれたのはGW。2週間後となると、ヒカゲさんやウチワさんはもちろん、カガミさんもこの高度ではもう終わっているはずで、バスもそう混んではいないだろうけど、飯尾手前まで座れないのはあまりに悲惨(笑)、ということで念のため上野原駅には7時半の到着。列の最初の方に並びます。

 危惧していたことは杞憂ではなく、先週末の悪天も手伝ってか?、発車時刻前に既に70人以上の行列ができあがってしまい、おまけに発車が遅れに遅れて8時20分。増発便出るも立客が出てしまう事態に。
 
 八ツ田で降車したのは私一人だけ(皆さん鶴峠から三頭山のようでした)。降ろされたのはバス停から離れた橋のたもと。「←坪山」の表示のある場所で、バス停は遥か遠くに「あれかな」と判る程度の地点。普段だとバス停の写真を撮りに行くのですが、この日はバスが遅れたのと、降ろされた橋の向こうに見える白黒のお車が気になって(笑)バス停撮影はカット。

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 橋の向こうに見えるのはパトカーとお巡りさん。身体と足をほぐしていい加減出発しようかというところで、山梨県警の警察官がにじり寄ってきて、「登山届けは出しましたか?」「こちらのコースは初めてですか?」「登山歴は?」等と笑顔で詰問(笑)。「ここは登山道ではないことはわかっていますよね」と念を押され(?)たりで、”何これ、遅れたバスのロスタイムだけでも痛いのに…”という気持ちが顔に表れてしまったのか、警察官曰く「いや、つい先日ここで遭難がありまして…お時間とらせてしまって済みません」と。

 そんなこともあって、結局スタートは9時半。トイレを済ませて登山道を上がり始めたところで、後発の松姫峠行きのバスがやってくるのが見えました(笑)。
 
 西尾根を歩き始めてすぐ、ああこれは、ba_sobuさんのサイトで見たばかりの、ええっと、名前はなんて言うんだっけ…(帰宅後照合してササバギンランとわかる)な、お花。

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 植林の登りをこなせば、「坪山これより尾根登り」の表示が現れ、自然林の尾根歩きとなります。足もとにはヒカゲツツジの表示やイワウチワの表示が次々に出てきますが、当然どちらも終わっていて、落花した花びらも見当たりません。登っても登っても状況は同じ。「この地区はヒカゲツツジ・イワウチワの群生地です」の看板がある小平地で水分補給をします。今日は予報通り暑い!

 休憩後、トラロープの急登をこなしてもやはり状況は変わらず、「ここからイワカガミ」の表示となったので、咲き残りぐらい見つかるかなぁ…と淡い期待も裏切られ(笑)、萎れた花や落花した残骸が見つかるだけ。いちおう、シロヤシオにも注意していたつもりだったのですが、残念ながら私の目にはとまりませんでした。

 これが全部咲きそろった頃はさぞかし壮観だろうな、ということは想像に難くないのですが、やはりこれだけ緑色の葉っぱばかり見せられると、言い方悪いですが、ヒカゲさんとイワウチワ・イワカガミをとったら何も残らない山、との感も否めなくて、終わってしまえば、まさに夏草が生えただけの様にも見えてしまいます。

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 そんな心の中の悪口が聞こえてしまったのか、最後の最後でご長寿咲き残りのヒカゲツツジ二輪とイワカガミ数輪↑に出逢えたのはついていたのか、こちらの執念に向こうが負けたのか…

 最後の急登をこなすと坪山の山頂に出ます。時刻は11時。まぁまぁ予定通りに来られたのでホッとしたのですが、コンパスでこれから行く方角を探ると、同じ方角に「阿寺沢」との標識が建っていて、かなり混乱。蜂がうるさくて、地図と照合再確認する作業も捗らず、少々焦りました(笑)。

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 コンパスの方角を信じて、阿寺沢方面と書かれた方角に進むと、そこで納得。ここから左「阿寺沢・びりゅうかん」右「佐野峠・奈良倉山」と分岐するのですね。松姫鉱泉の案内は白いテープでバッテンがつけられていたのですが、日帰り入浴をやめたと言うことだけなのでしょうか…。廃業したりしてないと好いのですが。

 こちらの径はさすがに人気も少なくなって、途中でかなり大きな黒い糞を見つけてしまったので、鈴を出して歩きました。西原峠まで出会ったのは一人だけ。ヤマツツジの蕾、トウゴクミツバツツジの咲き残り、そしてヒカゲツツジの葉っぱ、チゴユリがみつかりました。植林はなくずっとミドリいっぱいの自然林なのはとても嬉しいです。

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 西原峠に着いたのは坪山を出てからちょうど一時間後の12:15。 お腹も空いてしまったので、ここでお昼ごはんにしました。それにしても西原峠は今やもう峠の標識もなくなってしまって、初めて訪れる人はここが西原峠と判断できないのではないでしょうか。。。

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 そして、西原峠から大寺山・北峰へ行くのに、こんなところ↑を上がっていくなんて、誰も想像できない様な気がします。実際4年前に私自身隣の林道に入り込んで往生しましたし、この日も右往左往している人に出会いました。

 ここは指導標どころか標識もマーキングもありませんから、エアリア赤実線どころか赤破線もいかがなものかな…と思います。私の持っているエアリア「高尾陣馬13年」ではしっかり赤実線が入っています。

 さらにこのヤブっぽい尾根を上がっていっても、上がりきったところで左に折れる感じで幅広い尾根をたどっていくというあたりも、一般登山道だけしか歩いていない人に判断できるのかどうかものすごく疑問です…。

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 しかししかし、小寺山・大寺山のあたりは、秋に来たときも素敵でしたけれど、ミドリの季節もいいものですね。もう芽吹いたばかりの若いエネルギーがみなぎる新緑というわけではなかったけれども、こういう美林の山が身近にあることにただただ感謝してしまいます。

 大寺山への急登をこなしてみると、もうあの青字の山名標だけになっていて、道しるべは姿を消していました。ここはこの状態がベストだと思います。大寺山では休まずにそのまま三ツ森北峰を目指します。もう何度もやってわかってはいるのですが、このあと大きく下って手放す高度が実に恨めしい。そしてその後の急登で登り切った先にもう二段の登りがあるのも(笑)。

 三ツ森北峰には14時の15分前に到着できて、16時のバスには余裕で間に合うと一安心。大寺山で休まずにここまで一気に来たのは、頑張ったご褒美にと朝コンビニで買っておいたバウムクーヘンを励みにしたのです。

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 富士山はほとんど霞んでしまっているけれど、何とか肉眼では見えて、富士山と目の前の楢の木尾根を眺めながらゆっくり休憩します。今年こそは今年こそはと何年も前から言いながらまだ歩いていない楢の木尾根は、もうすっかり上の方まで緑色になっていて、なんとかしたいなぁ…との思いで見つめ直してしまいました。

 2時を回ったところで腰を上げ鋸尾根へ。sanpoさんと同じ長尾根ではなく鋸尾根を下降とした理由は昨年GWに歩いたときにAKIOさんからいただいたコメント「これはトウゴクミツバツツジでは」というのと、私の目に、もしかしてこれはシロヤシオでは?と思わせた樹があったので、その樹がシロかどうか再度確認しておきたかったからなのでした。

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(トウゴクミツバツツジ おしべが10本)

 で、ミツバは、AKIOさんご指摘の通りトウゴクでしたが、シロヤシオは私の間違いのようでした。もしシロヤシオなら、いくらなんでも落花した花びらぐらいは見つかるはずですが、それすらも見つかりませんでした。 

 鋸尾根は、今回もコースタイムの1時間半を大幅にオーバーしてしまいましたが、その美林ぶりは相も変わらず健在です。 そして、GWの時期にいつも見られるヤマツツジは、この時期でも綺麗に咲いていて、今回のコース中唯一の丁度見頃のお花といった印象でした。

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 ライトグリーンの美林の中にアクセントのように朱色が交じる姿もいいものですね。ただ、この日の暑さのせいもあったのでしょうが、花の撮影のために立ち止まると、途端にブヨでしょうか、ハエのような虫が目や口や首筋にたかってきてこれには閉口しました。虫除けのスプレー(ディート不使用)を帽子やシャツにいくら振りかけてもしつこくたかってきて、いつもとちがって、この日は、ああもう早く里に下りたいと思ってしまったほど。

 杉平入口バス停に着いたのは、16時前。バス代を節約するためではなく、勿論目的はアレで(笑)、冨岡バス停までそのまま車道歩き。上和田行きのバスとすれ違いながら歩いて酒屋さんでビールを調達。バスが来るまでの時間を佳い気分で過ごしました。

 ただ、このバスなんですけど、猿橋駅で待たされます。到着は16時39分頃だったのですが、ちょうど3分前に上り電車が出たばかりというタイミングの悪さ。30分もあるので、戻ってセブンでビールの追加を購入(笑)。これじゃぁ、お金貯まらないよなぁ…と苦笑しつつ、もう一本ビールを開けてしまったのでした。。。

 

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2017.04.16

【小仏城山から高尾山】 山バス情報155

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【山行日】 2017年04月15日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「バス」
八王子駅北口 09:47 - 10:41 大垂水 (神奈中バス 500円) 遅延

「歩行」
大垂水  10:45 - 11:55 小仏城山
城山   12:20 - 13:15 高尾山
高尾山  13:20 - 14:17 高尾山口駅

「鉄道」
高尾山口 14:19 - 京王線某駅

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 肉離れの方は、3週間ほどで、ほぼ日常生活には支障が無い程度まで回復していたのですが、それでも寒い日の朝などは突っ張るような張ったような変な違和感がいつまでも残っていて、これは暖かくならないとどうにもならないのかな~、などと思っていたら、今年は彼岸を過ぎても、いつまで経っても寒い寒い(笑)。

 もうこうなったら、四の五の言わず歩きに行かなくては…と思っていた矢先、エイプリルフールにお腹に来る風邪を発症。高熱を出して寝込み二日間何も食べられず、大変な目に遭いました。病み上がりは会社に向かう坂道でふらふらする有様。先週末はたとえ天気が好くてもちょっと出掛けられない状態でした。

 まぁ、そんな具合ですから、せっかく天気が好く夏日並に暖かくなったこの週末は、最悪ケーブルで下山も可能な高尾山へ行くことに。それで、前々からここは歩いていないので行ってみないと…と気になっていた大垂水峠から小仏城山へ上がるお気楽ルートを選択。大垂水の峠は標高400m近くありますから、城山まで標高差は300mもありません。ここなら何とかなりそうだし、高尾山へ行くのをやめて小仏峠から下りてしまうという非常手段もありますから、何かあってもどうにかなるでしょう。

 というわけで、以前にも書いたように、八王子駅まではバスで出て、八王子駅からは一日三本しか無い相模湖行き神奈中バスでアプローチです。おそらくですが、行きだけとは言え、電車を使わずに路線バスだけで山へ向かうのは初めてのことだと思います(高速バスなら経験がありますが…)。

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 さすがにこのバスに八王子駅から乗るハイカーは少なくて、一番乗りで座ることが出来ましたが、それでも私の他にハイカーが一人とパーティと思われる数人の団体さんが乗り込んで出発。途中でハイカーだけでなく一般乗客も乗り込んできて、高尾駅の手前で立ち客がでてしまい、高尾山口の駅には長蛇の列のハイカーが(笑)。大混雑となって大垂水バス停で下車です。

 このバス停は山を始めて間もない頃に中沢山の方へ行くのに利用したことがあるはずなのですが、バス停付近の様子など全く記憶に残っていませんでした。もしかしたら相模湖駅の方から乗車したのかも知れませんが、降り立ったバス停はまるで記憶の無い場所という感じです。ちなみに大垂水のバス停は相模湖行きと八王子行きのバス停が離れたところにあって、八王子行きのバス停の方が高いところにあります。
 
 バス停の写真を撮ったり、入念に(笑)足の筋肉をほぐしたりしていたので、他のハイカーは先に行ってしまい、団体さんとは完全に別行動できたのは幸いでした。もっとも皆さん、城山の方ではなく中沢山や一丁平の方へ向かわれたのかも知れません。バス停から車道を登っていくと、左手に中沢山方面の入口らしい分岐が現れ、次に右手に一丁平方面への案内板が見つかり、更にその先に大垂水峠の表示と城山へ直登するルートの入口が見つかります。ちょうど神奈川県との県境に当たります。

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 道は尾根を直登するかと思いきや、しばらくは沢沿いの径で、ニリンソウやヨゴレネコノメがたくさん咲いています。沢から尾根に上がるところにちょっとした湿地帯があって、カエルの鳴き声も聞こえたりして、走っている人たちにはこの声も届かないのだろうなぁ…とか考えながら、尾根に乗ると、私には皆目区別のつけられないスミレさんが、これまたたくさん咲き誇っていて、人さえ多くなければほんと佳い山なんだよなぁ…などと思ってしまいます。

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 尾根径は結構植林も多いのですが、明るい雰囲気で、歩いていても気分が好いです。山頂近くなると、こんな↓標識があって、こういうのって、かえって、「この奥に希少種(?)がありますよ」と教えているようなものでは…と思ったのですが、やはりというかその奥で、ヤブの中で一心にカメラを構えている人がいました。まぁ、写真に撮っているだけなので私も黙って睨みつけてやっただけでしたけれど…。その上の登山道脇にも同じ品種と思われるのがありましたので、それほど大騒ぎするほどのものでもない気がするのですが、いずれにしても逆効果のような気がしてしまいます。

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 最後の急登をこなして一丁平からの道を併せるとまもなくで城山です。左手にお花畑のようなところがあって、ああ、ここは春に来るとこんなに色とりどりの美しい場所だったんだ、と感激してしまいます。これまで城山はいずれも真冬の寒い時期にしか訪れたことがなかったのです。

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 時刻は12時前。お花畑の向こうに芝生のような草地があって、皆さんそこに寝転がって楽しそうだったので、私もその草地に座ってお昼ご飯にしました。まるでピクニックみたいです。こうだとわかっていたら、私もおにぎりなどではなく、フランスパンのサンドイッチにミニワインでも持ってきたかった(笑)。

 のんびりとお昼をとったら、高尾山へと向かいます。一丁平の桜は、急に暖かくなったので慌てて咲きはじめた、といった感じで、木々によりけりですけれど、まだ三分咲き程度でしょうか。来週末あたりが良いかも知れません。もみじ台のツツジは丁度見頃といった感じですが、こちらも来週末でもまだ大丈夫ではないかと思います。

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 高尾山への登り返しもそれほど苦にならずにこなして上がってみると、さすがにここはすごい人出。山頂の桜↑は八分咲きのものもあって、こちらは来週だともう散ってしまっているかも知れません。それにしても人が多く、さすが高尾山。外国人もたくさんいて、いろいろな言葉が入り乱れていたりします。さすがに人が多いのと、どうもお空の様子が急に変わってきてしまったこともあって、三角点の前でアクエリアスを飲み干したらすぐに稲荷山コースへ戻るようにして下山です。それでもまだこの時点では、下山前に雨に降られるとは思っていませんでした。

 こりゃ、降られるかも知れないな、と思ったのは木道が終わって土径になったあたりからでした。前を行く親子連れを追い抜き、ペースを上げたのですが、やはりというか、黒い雲が西から忍び寄ってくるのが樹林越しにも見えて、ポツリポツリと額に水滴を感じるようになりました。

 雨脚が強くなってきたので、背後を振り返ると、ああ、もうこりゃ降られるなと覚悟。レインウエアを引っ張り出して上だけ着て先を急ぎました。レインウエアを羽織ると途端にやむというのが謎の法則ですが、このときも直後に一旦やんだものの、やはり予想したとおり、また降り出して、ウエアを着たままで脱がなかったのは正解でした。

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 何しろ滑りやすい径なので転倒しないようにとそれだけは十分注意して下っていきましたが、結局は最後ケーブルの前に降り立つ頃にはあっさり通り雨でやんでしまって(笑)、心配したカミナリサマは一度もごろごろ言わずにいてくれて、これだけは助かりました。何せ高尾山で唯一のと言っていい尾根ルートでしたから。。。

 高尾山口の駅に着くとちょうど新宿行きの各停が二分後の発車というタイミングの良さ。レインウエアを羽織ったままとりあえずガラガラの電車に乗り込んで、車内でレインウエアの水滴をぬぐって仕舞い込み、このレインウエアを前回使ったのって、何年前だったっけ…と考えながら帰途についたのでした。

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2017.01.22

【イタドリ沢ノ頭から矢ノ音・孫山】

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(奈良本峠先の一般登山道にて)

【山行日】 2017年01月21日(土)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅   - 08:33 藤野 (中央線各駅停車)

「歩行」
藤野駅  08:45 - 09:55 449ピーク点
449  10:10 - 11:15 矢ノ音
矢ノ音  11:30 - 12:05 孫山
孫山   12:25 - 13:10 相模湖駅

「鉄道」
相模湖  13:40 - 13:49 高尾  (中央線各駅停車)
高尾   13:54 - 中央線某駅   (中央特快)

【地形図】 「与瀬」

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(積雪は限りなくゼロに近かった)

 天気予想図を見る限りは、先週末のような どん曇りの空模様を予想していたのですが、土曜の朝、明るくなってきた外を見てみると、どうやら青空いっぱいの晴天の様子。慌てて準備をして家を出たのは会社に行くぐらいの時間帯でした。

 こんな日のために用意していたプランが、松浦本『静かなる尾根歩き』掲載の「イタドリ沢ノ頭から矢ノ音」(96頁)で、藤野駅から相模湖駅へ歩くバスを使わない山行き。バス待ちで寒さに震える心配もなく、交通費も安上がりで給料日前でもお財布の心配をせずにいけるので、まさにうってつけです。

 ちょうどうまいこと高尾乗換え無しの電車が捉まえられて、車内はゴルフに行く人たちも乗り合わせる時間帯で混雑したものの、短時間で藤野駅へ。駅から和田へ行くバスを利用しても好いのですが、わずか数分の乗車ですし、次のバスは9時ですから歩いた方が早い(それにバス代も助かる)ので、身体をほぐしたらさっそく高尾方面へ戻るように駅前の道を進み、すぐ左手の踏切を渡って、沢井隧道をくぐります。

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(沢井隧道)

 隧道は車も走行する中を歩くので、未だにあまり好きになれませんが、それほど長い距離でもないので、少しの辛抱です。トンネルを抜けた先の日野のバス停は、エアリアのように日野集落からの道との交差地点にあるのではなく、実際はもう少し手前にあります。歩いた感じでは、なるほどここまでならバスを利用するまでもないかな…という感想です。

 数分で姫谷の看板が見え、クリーム色の橋も見えてきます。取り付きは簡単にわかりましたが、どうも感じとしては、余り入ってきて欲しくない様子。しかし通行禁止の表示もないので、そっと山道を上がっていき、竹林のところで上着を脱いで支度します。
 
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 ただ、竹林の先は踏み跡も錯綜していて、直進は崩壊した感じ。右手の踏み跡が素直な感じがしたので、そこから取り付く形で上がっていきました。このあと、松浦本のように北東へ向けて高みを目指す作業道を忠実にたどっていったつもりなのですが、組木も黄ポールも石祠も目にすることが出来なかったので、松浦さんの歩かれた経路とはもしかすると異なっていたのかも知れません。

 コンパスで何度か確認した際、方角としては間違っていませんでしたし、何より作業道自体は基本的には一本道で、神奈川県造林公社の白ポールにごく自然に到達できたので、449ピークに着いたときもここで間違いないと確信できました。

 藤野の駅を歩き出してからちょうど一時間強経過していたので、行く手にイタドリ沢の頭が見えるところが陽当たりも好く、449のピークでテルモスのティータイムにしました。

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(449からイタドリ沢ノ頭へ向かう)

 コンパスで念のため方角を確認してからイタドリ沢ノ頭へ向けて一旦下ります。鞍部からの登り返しはバリハイらしい直登となり、息を弾ませ、ときどき左手に見える山塊を眺めながら、全く特定できないけれど、あの奥に見える白く雪を頂いた山はどこかな、と気になりながら、上がっていきます。

 登り切ると赤いテープを巻いた木はありましたが、さすがにハンカチは見当たりませんでした(笑)。 ここからは一般登山道です。イタドリ沢ノ頭への登りは先ほどの直登に比べたら楽なものです。

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(イタドリ沢ノ頭)

 イタドリ沢ノ頭にはベンチもあり、樹林越しではありますが、遠くに富士山も見えていました。休憩地点(449)から30分も経過していなかったので、三角点にタッチしただけで、矢ノ音へ向かうことにします。それこそ幅2mのしっかりした平坦な道がずっと続き、楽ではありますがやや単調です。ただ、植林も多いですが、雑木の清々しい径もあって、このエリアに多いトレランの人も見かけませんし、たまに行きかう人も単独の物静かなハイカーばかりで、その点では静かなる尾根歩きそのものです。

 矢ノ音へ登る径はエアリアには記載されていませんが、巻き道との分岐点には指導標があって「矢ノ音分岐」と書かれています。径は本当に登山道そのもので、迷いようがありません。登るにつれ林相も好くなっていきますから、時間があればぜひとも立ち寄りたい場所です。

 矢ノ音山頂は丸太を切ってこしらえたベンチもありますが、そこよりも、明王峠へと伸びる笹道にある倒木の方が陽当たりも好く雰囲気も好かったので、こちらに座ってのんびり休憩することにしました。時刻は11:15。ここから予定通り与瀬神社だと、ちょっと早すぎる帰宅になってしまうとわかったので、陣馬山まで積雪の様子見がてら往復してみたら…とも考えたのですが、やはりあちらは人も多く賑やかすぎるだろう…せっかくの静かなる尾根歩きなのだから、このまま予定通りにしよう…と。

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(こちらで休憩を取りました)

 この日は時折吹く北風が相当強くて、やんでいた風が再び吹き始めたところで腰を上げ、戻って大平小屋と書かれた方向へ下っていきます。植林の中かなりの急降下で、尾根歩きの続きの心づもりだったので、道を間違えたかな、とふと思ったのですが、降り立ったところは明王峠からの巻き道が合流して、右手に緩やかに下れば大平小屋。その後は尾根歩きらしい平坦な径となりました。

 平坦な尾根径は植林ばかりなのですが、手入れが良く行き届いているためか、あまり暗い感じではありません。道なりにずっと歩いて行けば、来た方向を明王峠、左:孫山・小原宿、道なり:与瀬としたわりと新しい相模原市の指導標があり、左手の坂を上がっていけば、孫山ノ頭です。

 孫山の頭には意外にも先客が一人。普段なら遠慮してしまうところだったのですが、ベンチはもうひとつありましたし、この先にお昼を食べる適地があるかどうか…というのもあったので、孫山でおにぎりタイムにしました。孫山は植林に囲まれた山頂なのですが、ちょうど北風もやんできてくれて、陽当たりもそこそこあったため、お湯を沸かしてのランチタイムが可能でした。

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 昼食後は、三角点にタッチしてから、与瀬の方角につけられた笹道↑を下っていきます。下ったところには先ほど同様、相模原市の指導標があります。ここから相模湖の駅までは18年ほど前に一度下ったことがあるはずなのですが、ほとんど記憶に残っていません。確か雪の高尾山からの帰りに下ったはずで、そのときはどろんこ道で歩きにくかったと記憶していたのですが、この日は全行程に渡って冬枯れの乾いた径で、歩きにくいところは全くありませんでした。

 与瀬神社も、そういえば、こんなところだったかな、という感じで、高速道路を渡るところも、もっと幅が狭かったように感じたのですが、20年近く前のこととなるとやはり記憶はアテになりません。20号線を歩き相模湖駅に着いたのは、上り電車が出た数分後。次の高尾行きまで30分近くあったので、相模湖駅の周囲を散策。すると、以前にもお酒を買ったことのある駅前の酒屋さんで、なんと笹一の本醸造生原酒というワンカップ缶を発見♪

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 ついつい我慢できずに、昼の日中からワンカップ缶を口にしてしまいましたが、これが、かなりの美味でございました。笹一のワンカップは普通の清酒もあって、そちらは正直言ってあまり好きではないのですが、こちらはさすがに生原酒だけあって、笹一の新酒祭りで売っている「しぼりたて」にはかなわないものの、生原酒のうまみだけは健在で、相模湖駅着の山行ではまた買い求めてしまいそうです(笑)。 


                            追記

 松浦本『バリエーションハイキング』91頁によれば、本コースの取り付きは地主の方が通行しないで欲しいと申し出られたとのことです。 今回、その記事を見落としていたため、入口の雰囲気は「余り入ってきて欲しくない様子」と感じたにも関わらず、通行してしまいました。

 誠に勝手ながら、本記事を削除はいたしませんが、ハイカーの皆様方は本記事や松浦本『静かなる尾根歩き』を参照してこの取り付きを使うことは中止していただきますようお願い申し上げます。

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2016.10.12

【五里霧中~霧雨の今倉山~二十六夜山】 山バス情報148

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【山行日】 2016年10月10日(祝)

【使用公共交通機関の詳細】

「鉄道」
中央線某駅 - 06:56 高尾(中央線各駅停車)
高尾 07:06 - 07:42 大月(中央線各駅停車)
大月 07:51 - 08:06 都留市 (富士急行線)

「バス」
都留市駅 08:10 - 08:40 道坂隧道入口 (富士急山梨バス 650円)

「歩行」
道坂隧道バス停 08:50 - 10:00 今倉山
今倉山     10:10 - 10:45 赤岩
赤岩      10:50 - 11:45 二十六夜山
二十六夜山   12:05 - 13:35 芭蕉月待ちの湯

「温泉」
芭蕉月待ちの湯 13:35 - 14:00 (市外者 710円)

「バス」
芭蕉月待ちの湯 14:07 - 14:22 赤坂 (富士急山梨バス 200円)

「鉄道」
赤坂  14:37 - 14:50 大月 (富士急行線)
大月  15:21 - 中央線某駅 (JR中央線 快速東京行き)


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 転居後初の山歩きは、3ヶ月も山を歩いていないゆえ、あまりハードではないところで足慣らしから始めないと…ということで、いろいろ考えたのですが、連休中唯一雨マークのない日は最終日の体育の日だけ、ということもあり、道坂隧道行きのバスに乗って今倉山から道志二十六夜山を経て芭蕉月待ちの湯、という全くもってベタなガイドブックコースを16年ぶりに歩き直してみようと思いつきました。

 朝起きてみると、ベランダからの眺めは、富士が見えないどころか、丹沢~道志の山々も雲がべったりで、雲の色も黒っぽい雨雲。こりゃ、山で降られちゃうかも知れないなとは思ったのですが、この日に行かないと、今度の土曜はまた用事が出来てしまったし、次がいつになるかまるでわからない、という事情もあって、降られても仕方ないと覚悟の上で、傘や雨具のチェックをした後、出発しました。

 都留市に8時過ぎに行くとなると、前の世田谷からは、けっこう早起きをしなければと前日から気合いが入ったものでしたが、今度の住まいだと、会社に行くよりは少し早めだけど…、ぐらいの感覚で行けるのが嬉しいところです。

 富士急行線は、ICカードのタッチを「しない」で通過ということを調べていったのですが、ついついいつもの癖でタッチしてしまいました(笑)。この日乗ったこの車両はたぶん初乗車。新型車両なのでしょうか…。

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 何故か都留市駅の手前赤坂駅で停車時間が長くて、都留市駅は8時10分を過ぎての到着。しかしバスはしっかり待っていてくれて、おまけに乗車人数分ぴったり席が埋まって発車です。16年前は紅葉が始まった10月末だったのですが、そのときの乗車人数はわずか数人。山ブームで、このバスも存続を心配する必要は当分ないのでしょうか。。。

 御正体入口で数名を降ろした後は、道坂峠までぐんぐん高度を上げてひた走り、定刻の8時40分に到着。ゆっくり柔軟運動をして身体をほぐしてから出発です。久しぶりの山なので、皆に先に行ってもらおうと、停留所近くの地震計などを見たりして時間を潰していたのですが、なかなか出発してくれないため、しびれを切らすような感じで、トンネル脇の登山道を上がって行きます。

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 何でもいいから花を見つけたら即写真撮影したりして、のんびり上がって行ったため、息が切れたりすることもなく、それほど疲れもせずに、1時間10分ほどで難なく今倉山に到着。標高1000m以上から歩き出せるので、あっけなく1500m近い山頂に着いてしまいます。大半は御正体山の方へ行ってしまったようで、今倉山は私の他に3人と静かな山頂でした(山頂到着は10時ちょうど)。

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                 (山梨百名山の標柱もだいぶ劣化した)

 山頂でテルモスのお茶で一服したら西進。ブナの多い素敵な稜線歩き…なのですが、思い切りガスってます。こんな幻想的な雰囲気もたまには好いなどと強がっていたのですが、赤岩に近づく頃には、上からポタリポタリと滴ってきます。大展望が広がるはずの赤岩では小糠雨となって、赤岩から先は髪の毛がべったりとなるぐらいの水滴が間断なく落ちてくるようになりました。

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 どうしようか迷ったのですが、こういう場合、雨具を付けると途端にやんでしまうのが相場なので、雨具は付けずに、ゴアテックスの帽子だけ被って歩くことにしました。この判断はおおむね正しかったようで、服もズボンもほとんど濡れず、冷たい思いもすることなく、霧の稜線歩きを楽しみ(?)、あれ、急に稜線をハズレるな…と思ったら、小雨に濡れた林道に降り立ちました。

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林道から登り返して登り切ったところが二十六夜山。ああ、そういえばこんなところだったという感じ。。。時間はまだお昼前。さほど飛ばしたわけでもないのに上出来の時間に到着。幸い雨もやんでくれて、ここでお昼を食べることにしました。

 おにぎりを平らげたら、お昼の鐘が鳴ったばかりだというのに、もう下山です。調べてきたバスの時刻は月待ちの湯発 14:07 15:54 18:27 14時はお風呂でのんびり出来ないし、16時前はちょっと時間が余りすぎかなぁ…。まぁ、今日は久しぶりの山だし、慌てて下って怪我もアホらしいから、のんびりゆっくり下って、16時前のバスで帰ればいいか…と考えていたのですが。

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 しかし、この下山道、結構好いですね。もちろん、紅葉はまだなんですけど、下っていく最中、ずっと自然林が続きます。たぶん、紅葉したら綺麗なんじゃないかと…。実際16年前の10月末の山行メモには、「紅葉が結構好い」とあります。
 
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(結構美林です)

 そして、途中にある「仙人水」。前来たときは確かこんなのなかったよなぁ…と思い、帰ってから調べてみたら、2001のエアリアにはこのルートは掲載されておらず、やはり当時はここを通るルートは開かれていなかったようです。今は逆に仙人水をショートカットする径は歩かれなくなって、ヤブ道とまでいかないかも知れませんが、一般登山道としては仙人水を通る方がメインルートとなっているような印象です。

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 仙人水の先で径は沢沿いの植林帯となって、最後沢を渡るところで、丸太橋が流されて崩壊している箇所がありました。幸い水量もたいしたことがなかったので、そばにある飛び石で徒渉可能でしたが、水量が多いときは、どうするのかな、とちょっと疑問符でした。

 結局芭蕉月待ちの湯に着いたのは、バス時刻の約30分前。烏の行水に710円払うのももったいない話なので、躊躇しましたが、今回入っておかないと、次はいつになるのか…。今日入らずに帰るともしかすると一生入らないかも知れない(笑)などと理由を付けて、汗をざっと流すだけでも好いか…と入浴してから帰ることにしました。

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(芭蕉月待ちの湯)


 
 お湯は少々カルキ臭がありましたが、ぬるつきもあって、もう少しのんびり出来たらなぁ、とは思いましたが、今回の入浴はとりあえず転居後初の山行祝いと言うことで、さっさと汗を流す感じで、着替えてバス停へ。

 バスはいわゆるお年寄り御用達の循環ミニバス。実際ご近所のお年寄りがこの日も利用されていました。

 しかし、結局、この2時過ぎのバスに乗りますと、富士急行線の連絡は比較的好いものの、中央線で東京方面へ向かう場合、大月で30分の足止めを食らいます(笑)。もちろん、特急列車(あずさ、かいじ)をご利用になる方なら、とても好い接続の便があるのですが…。大月駅からは15:21発の快速東京行きがありますので、乗り換え無しで便利は便利なのですけれど。。。私の場合、残っていたおにぎりと、赤坂駅前のスーパーで買った缶酎ハイがあったので、ベンチで飲み食いしながら、時間を潰しました。

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